疲れを癒したい女性にオススメ。猫と暮らす魅力・猫と出会う方法
Date:2016.08.09
ここのところ、猫が人気です。ここまでの人気が今まであったでしょうか!猫動画や猫の写真集、猫グッズなど、至るところ猫で溢れかえっています。
そんな猫ブームの中、猫を見ているだけでは物足りなくなり、猫と一緒に暮らしてみたいな、と思っている人もいるのでは?
猫は外に連れ出すことが難しいため、犬のように一緒に旅行に行ったりという楽しみはありませんが、仕事で忙しい女性、家事・育児に疲れた女性などにも、猫との気まま暮らしはオススメです!
猫と一緒にまったりのんびり時間を。猫との生活おすすめポイント
仕事に家事にと、日々忙しくしている女性にこそ、猫の癒しパワーが必要!疲れた女性や忙しい女性と猫の相性の良さは抜群です。
散歩の必要がないのがうれしい!世話は比較的楽!
日々多忙な女性は疲れているのです。毎日散歩は厳しいです。猫はその点、散歩いらず!
もちろん、食事と排泄物の処理という最低限のお世話は必要です。が、それ以外に日常的に絶対にやらなければならないことはなく、それほど大変ではありません。
- 猫種によっては毛のお手入れなどに手間のかかる子もいる
- たまに毛玉を吐く
- 抜け毛が服や布団、カーペットなどあちこちにつく
などはありますが、それくらいのことはどうでもよくなるくらい、猫との生活で得られるものの方が大きいです。
猫は1日の半分以上寝て過ごす!癒しの寝顔たっぷり!
赤ちゃんでも犬でも猫でも、特に寝顔って癒されませんか?
猫はとにかくよく寝ます!大人の猫の平均睡眠時間は14時間ですが、猫は夜行性の生き物ですので、日中はゴロゴロと寝ていることが多いのです。
丸まって寝ていても、伸び~っと伸びて寝ていても、とにかく見ているだけで癒されます!
身勝手もほどほどに許される?気ままな猫と気ままな同居生活
猫は気ままな生き物なので、遊びたいとき甘えたいときだけ寄ってきて、あとは知らん顔です(個体差はありますが)。
ご飯や排せつ物などの処理は忙しくてもちゃんとしなくてはいけませんよ!
でも、遊んでほしいのに尻尾を振ってじっと横で座って待つワンちゃんのような健気さがない分、遊びタイムをお断りしやすいところはあります。
かまってほしいときは、パソコンのキーボードの上にドーンと寝そべったり、豪快に邪魔をしてくる猫ちゃんもいますから、「用事終わるまで待ってて!」「あっち行ってて~」とこちらも遠慮なく言える。そんな関係性を築きやすいです。
お留守番できる環境を整えれば働く女性も大丈夫!
猫は基本、家の中で過ごします。飼い始めたときから完全に室内で飼うようにしつければ、外に出ることはありません。
仕事で家を空けがちな人でも、室内の温度・飲み水・ご飯にさえ気をつけてあげれば、ちゃんとお留守番していてくれます。
個体差がありますので、
- 寂しがり屋な猫なら多頭飼いしてあげる
- 退屈しないようにキャットタワーを置いて遊べるようにする
- 外の景色を見られるように工夫する
など、お留守番環境を整えてあげるとよいでしょう。
赤ちゃんとの同居にも神経質にならないで!
猫を飼っていた人が妊娠を機に猫を手放す、という話をよく聞きます。猫が赤ちゃんに悪影響だという理由です。
同様の理由から、将来子供ができたときに手放すのがかわいそう、と猫との生活をあきらめている人がいるなら、そんな必要はないかと思います。
以下に、猫と赤ちゃんの同居において心配される事柄についてまとめてみました。
トキソプラズマ感染症が心配?お腹の中の赤ちゃんに影響が?
妊婦に感染すると危険と気われている「トキソプラズマ感染症」。
妊婦が感染すれば、生まれてくる赤ちゃんの目や耳が不自由になったり、精神的発達の遅れが見られたりすることも。
生肉や洗っていない野菜や果実を食べることで感染するほか、トキソプラズマに感染した猫の糞からも感染すると言われています。
ただ、感染して間もない猫の糞にしかウイルスは含まれないため、
- 完全室内飼い
- 餌は市販のキャットフード(生肉などを与えない)
を守れば、ほぼ心配はないとされています。
気になる人は、
- 猫のトイレ処理の際には手袋を着用
- 猫のトイレ処理後はしっかり、アルコール消毒
- ほかに世話をしてくれる人がいるなら、ほかの人に処理を頼む
など、対処すれば安心です。
猫を飼うと赤ちゃんがアレルギー体質になってしまう?
猫のいる環境で赤ちゃんを育てると、子供がアレルギー体質になるのでは?と心配される方もいます。
でも、最近では、乳児期に何かしらのペットを飼っていた方が、各種アレルギーになる確率が低くなるという研究結果が発表されたりもしています。
猫を飼っているせいでアレルギー体質になると断言はできなさそうです。
猫が赤ちゃんをひっかく?噛む?猫の赤ちゃんへの攻撃が心配?
猫はもともと単独で行動するため、焼きもちを焼くことは少ないと考えられています。
よほど攻撃的な猫でないかぎり、自ら赤ちゃんを攻撃しにいくことはないと思われます。
ただ、赤ちゃんが強い力で猫の尻尾をつかんだり、叩いたりした場合、反射的にでも反撃することはあるかもしれませんので、注意して見守る必要はあります。
- 赤ちゃんの臭いのついたものを事前に与えて臭いに慣らす
- 赤ちゃんの泣き声を事前に聞かせて、大きな泣き声に慣らす
など、事前準備をしておくのもよいでしょう。
我が家の猫(かなり巨大なメインクーン:当時まだまだヤンチャな4歳オス)の場合、赤ちゃんが初めて家に入るとき、新しい家族として紹介し、しっかりと臭いを嗅がせたところ、
- 尻尾を引っ張られても、頭や体をバンバン叩かれても、爪ひとつ立てずにじっと我慢
- 赤ちゃんが泣くと赤ちゃんのそばをウロウロしたり、知らせにくる
乱暴を働くどころか、赤ちゃんをやさしく見守る態度に(成長した今も娘が叱られて泣いているとスリスリして慰めています)。
赤ちゃんを迎え入れるときに、新しい家族として認識させることができれば、ママやパパが大切に扱っている赤ちゃんに手を出すことはあまりないと思います。
ただ、猫の性格は猫それぞれ。
特別、
- 攻撃的な猫
- 焼きもち焼きな猫
である場合は、行動スペースを分離するなど工夫が必要になります。
ペットショップに行く場合、飼う前に知っておきたい猫のこと
拾ってきた猫をそのままお家でお世話する場合は別として、ペットショップに猫との出会いを求めて行かれる方には、猫の種類によって性格や体質が違うということを、ある程度知っておいてほしいです。
猫にだって性格はある!猫種による性格・行動の傾向
猫の種類によって、性格もさまざまです。
ペルシア、ロシアンブルー、メインクーン等 … 優しくて大人しい
基本的に、短毛種は行動が活発で、長毛種はおっとり穏やかな性格が多いと言われています。
個体差もありますし、親猫からの遺伝や、育て方などで異なってはきますが、性格の傾向として参考にされると良いかと思います。
体質も猫種によって傾向がある!事前に知って予防・対策を
性格だけでなく体質も、猫種によって異なります。
スコティッシュホールド、マンチカン … 関節性疾患
シャム、メインクーン、アビシニアン、ロシアンブルー等 … 腎不全になりやすい
など、猫の種類によってかかりやすい病気も異なります。
体質によっては、食事や生活習慣などに気をつけなければならない猫もいますので、事前に知っておきたいところです。
ペットショップだけじゃない!「猫を救う」出会いの場
猫を飼うというと、ペットショップに行って猫を購入することを考える人が多いかと思いますが、猫との出会いはペットショップだけではありません。
「血統書付きの猫でなければ嫌!」というのでなければ、捨て猫・迷い猫たちと出会える場所をまずは訪ねてみてください。
猫ブーム到来で猫を愛する人たちが増えている中、捨てられたり、飼育放棄されたりした猫たちもたくさんいます。引き取り手が見つからなければ殺処分されます。
平成26年度の猫殺処分数は、79,745匹。この現実に胸を傷め、殺処分ゼロを目指して活動されている人たちがいます。
保護猫と猫を飼いたいと思っている人たちとをつなぐ、出会いの場が増えてきています。
実際会って触れて一緒に過ごして里親に!「保護猫カフェ」
猫ブームに伴い、猫カフェも随分増えましたが、多くは血統書付きのきれいな猫たちと触れあう普通の猫カフェとは異なり、保護されて里親を募集している猫たちと出会う。
それが保護猫カフェです。
実際に同じ空間で一緒に過ごしてみて「この子」と思う子がいたら、里親申請します。
猫を大切に思い、猫を飼う覚悟のある人は、ぜひ訪れてみてください。
保護猫カフェも、普通の猫カフェのように、猫を飼うつもりがない人でも利用できます。
保護猫カフェの利用料金は、猫の飼育代、病院代などに充てられるので、ただ会いに行くというだけでも、保護猫支援に携わっていることになります。
猫と一緒に過ごして自身も癒され、それが猫助けにもなる。素敵な場所だと思いませんか?
大阪は心斎橋には、ビル丸ごと全部保護猫のための施設という「ネコビル」があります。
1階 猫カフェバー
2階 猫雑貨の蚤の市
3階 保護猫カフェ
4階 保護猫とお昼寝できるプライベートスペース
5階 保護猫がうろつくネコワーキングスペース
猫とお昼寝までできてしまう!お近くの方、猫好きの方は、一度足を運んでみては?
保護猫カフェ、譲渡型猫カフェなどの名前で、保護猫と出会えるカフェは少しずつですが増えてきています。ご近所にないか、一度探してみてくださいね。
里親を募集する側とペットを飼いたい人とを結ぶサイト「ペットのおうち」
猫や犬を保護する活動者や、事情によりペットを飼えなくなった飼い主と、ペットを飼いたい(里親になりたい)と思っている人とが出会えるサイト「ペットのおうち」。
無料の会員登録を行えば、すぐに里親申し込みも可能です。
個人が里親募集している犬猫たちもいますが、ここには全国各地の保健所にいる犬猫たちの情報も掲載されています。
一度見てみてください。その子たちのプロフィールには「期限」の日付が明記されています。命の期限です。
もらい手がつかなければ殺処分されてしまう、その期限なのです。
期限が「今日」という子もいます。あなたの1クリックで助かる命もあります。一度、覗いてみてください。
http://www.pet-home.jp/
「ねこでら」としてメディアで取り上げられた福井県「御誕生寺」
猫だらけのお寺としてメディアで取り上げられ、猫好きの人が全国から訪ねるようにまでなった「御誕生寺」。
お寺の境内にいた4匹の捨て猫に餌をあげたのが始まりで、その後、どんどん猫が集まり、噂を聞きつけた人が猫を捨てに来たりもして、猫だらけのお寺になったのだとか。
一番多いときは80匹もいたそう!去勢手術をしたり、里親募集をしたりして、今は30匹くらいまで減ったそうです。
御誕生寺では、寺猫の里親募集もしていますし、里親を募集している一般の方とのご縁も結んでくれています。
https://ja-jp.facebook.com/gotanjouji
猫ブームが終わっても猫との暮らしはずっと続く、その覚悟で
猫は特に何をしてくれるわけでもありませんが、その存在自体にとても癒されます。愛情を注ぐ相手がいるという幸せも得られます。
猫との暮らしはとても楽しいものですが、飼ったからには最後まで面倒をみるという覚悟がなければなりません。
- ブームが終わったから
- 世話が思ったより大変だから
- 生活環境が変わるから
人間側の勝手な理由で猫を放りだすことがないように。
「覚悟ならある!」という人は、ぜひペットショップ以外の場所へも足を運んでみてください。
記事中に紹介した以外にも、あちこちで里親募集猫の譲渡会が催されています。お近くで譲渡会開催や、保護猫カフェがないか、一度探してみてくださいね。
※里親になる場合の条件や費用はそれぞれに違うので、必ず事前に確認してください。
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