超簡単5秒でできる!市販の香水で練り香水の作り方
Date:2016.04.18
習慣的に香水をつける女性は全体の約半数。職業や環境によっては香水が付けられない方もいると思いますが、デートやお出かけの時だけは香水をつけると言う方も多いと思います。
香水を付ける時、付ける量や付け方で悩んだことはありませんか?また、香水のボトルを持ち歩くのが面倒という悩みもありますよね。
そんな悩みを解消してくれるのが「練り香水」です。固形なので持ち歩きにも困らず、液体の香水と違ってふんわりと香りが広がるので付け方に悩むこともありません。
今回は市販の香水を簡単に練り香水に変身させる方法と、練り香水のメリットや便利な使い方をご紹介します!
練り香水と普通の香水の違いとは?
練り香水とは、ミツロウやパラフィンなどの油分を溶かして香料を混ぜ、固めたもののことです。クリームのように指先にとって手首や耳の後ろなどに付けて香りを楽しみます。
練り香水には液体の香水と比べて以下のようなメリットがあります。
持ち運びが便利
香水のボトルをカバンに入れておいて、気が付いたらキャップが外れて香水が漏れていた…なんて経験のある方も多いですよね。
また、香水の香りが持続するのはパルファム(1番香りが濃いもの)でも8時間程度。長時間のお出かけの時は香水をつけ直したいと思っても大きなボトルをカバンに入れておくのは邪魔になります。
香りが上品に広がる
液体の香水は1プッシュでもかなり強い香りを感じます。そのため、人によってはクサいと感じることも…。
また、香水の香りが最もよくなるのは付けてから40分ほどたってから。家を出る前や人と会う前に慌てて付けても香水特有のとがったキツイ香りになってしまいます。
簡単3ステップ!誰でもできる練り香水の作り方
練り香水にはこういったメリットがあり、香水から練り香水に移行する方も増えています。持ち運びが便利で香りの調整がしやすいなんて最高ですよね。
しかし、練り香水は液体の香水に比べると種類が多くなく、液体の香水は販売されていても練り香水はないというケースも珍しくありません。
お気に入りの香水を練り香水にできたら…そう思っている方のために、市販の香水をあっという間に練り香水にできる超簡単な方法をご紹介します。
練り香水の材料
練り香水を作る時に必要な材料や用具は以下の4つです。
- お気に入りの香水やエッセンシャルオイル(精油)
- 市販の香水はもちろんエッセンシャルオイルも練り香水にできます。複数のエッセンシャルオイルを組み合わせてオリジナルの練り香水を作るのも楽しそうですね!
- 白色ワセリン
- 日本薬局方などから販売されている医薬品の白色ワセリンを使用しましょう。不純物が含まれないので酸化しにくく、無臭なので香りの邪魔になりません。
よく間違われる方がいますが、ワセリンと名のついたクリームやヴァセリンは白色ワセリンをベースに様々な成分や香料を配合しているため練り香水のベースとして使うのには向いていません。
- 練り香水を入れる容器
- 100円均一で売っているクリームを入れる小さな容器か、雑貨店に置いている金属製のかわいい容器を練り香水の入れ物として使用します。
シンプルな容器にラインストーンなどでデコレーションして使っている方もいます。
- スパチュラなどの細い棒
- ワセリンと香水を混ぜ合わせる時に使用します。スパチュラ、ウッドスティックなどを使われる方が多いですが、つまようじでも代用できます。
ただ、ワセリンを容器に移す時はつまようじではちょっと難しいので、スパチュラなどがある方が便利です。
練り香水を作る手順
ワセリンをベースにした練り香水の作り方にも色々な方法や手順がありますが、今回は一番簡単な方法をご紹介します。
- 練り香水を入れる容器に8分目くらいまでワセリンを入れる
- ワセリンの上に香水やエッセンシャルオイルを10適ほど垂らす
- つまようじなどでワセリンと香水がなじむまで混ぜたら完成!
たったこれだけでお手持ちの香水を練り香水に変身させられます。
どうしてワセリンなの?
練り香水の作り方として王道なのはミツロウやシアバターにホホバオイルを加えて湯せんで溶かし、エッセンシャルオイルを加えて固めるというものです。本格的な練り香水の作り方にワセリンを使う方はあまりいないように感じます。
じゃあどうしてワセリンを使うのか?というと、ワセリンはミツロウなどと比べて柔らかいので湯せんにかけなくても液体と混じりやすく、手軽に練り香水を作れるからです。
また、用意する材料も少なく、ミツロウやホホバオイルの分量を量る手間もありません。手軽に練り香水を楽しむならワセリンをベースにするのをオススメします。
ワセリンベースの練り香水は使い道たくさん!練り香水の活用法
ワセリンをベースにした練り香水には、手首や耳の裏に付けて香りを楽しむ以外にも活用方法があります。オススメの練り香水活用法をご紹介します。
リップバームやハンドクリーム
ワセリンは保湿剤として多くの化粧品に使われ、医療機関でも乾燥した手や唇の保護に使われています。
ワセリンにエッセンシャルオイルを加えた練り香水ならリップバームやハンドクリームとしても使うことができます。ワセリンはツヤが出るのでグロス代わりにもオススメです。
市販の香水を使った練り香水でも同じように使えますが、香水はベースにアルコールを使っているため肌の刺激になる可能性があります。肌が弱い方は皮膚の薄い唇への使用は避けましょう。
ヘアワックスやヘアコロン
ワセリンはヘアケアにもぴったりのアイテムです。ワセリンベースの練り香水を毛先に軽くなじませると、髪のまとまりを良くしてツヤを出してくれます。
さらに、ワセリンは髪の表面をコーティングしてくれるので、乾燥などの外部刺激から髪を守る働きもあります。
毛先に練り香水をなじませると、髪がゆれる度にふんわり香りがただよってすごく上品な香り方をします。
ルームフレグランスやサシェ
市販の香水はアルコールをベースにしているため、フタを開けておくとアルコールが蒸発して香りが飛んでしまいます。しかし練り香水はワセリンの中に香りが閉じ込められているので長く香りを楽しめます。
フタを開けた状態で部屋の中やクローゼットに置いておくと、ルームフレグランスやサシェの代わりになり、ほのかに良い香りを漂わせてくれます。
また、カーテンのはしになじませて、風が入るたびに香りを楽しむ方法もあります。ただ、ワセリンはオイルに近いものなので布地にシミができないか確認してから使うようにしましょう。
練り香水で香りのある生活を
いかがでしょうか?練り香水はすごく簡単に作れて、香水以上に色々な楽しみ方ができるアイテムです。ふんわりとほのかに、優しく香るのが練り香水の最大の特徴でメリット。
自分が好きだと感じる香りにはリラックス効果があり、心を落ち着けてストレスを緩和する効果もあります。
香水は香りがキツすぎて敬遠していた方やアロマはなんだか難しそうと手が出なかった方も、練り香水で香りのある生活を送ってみてはどうでしょうか?
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