ニキビに効く食べ物と原因となる食べ物。食品が肌荒れを左右する!
Date:2016.10.24
肌にニキビを見つけるととっても憂鬱な気分になってしまいますよね?なるべく早く治ってほしいし、むしろ出来て欲しくないのというのが多くの女性の本音です。
ニキビを始めとする肌トラブルの対策は生活習慣の見直しやスキンケアなど様々ですが、中でも食生活の改善は時間を割く必要もなく、比較的簡単に取り組むことができます。
この記事では、ニキビを予防するために摂取したい食べ物と逆にニキビを悪化させるNGな食べ物についてご紹介します。
この記事の目次
そもそもニキビは何故できる?ニキビと食生活の密接な関係性とは
ニキビを食生活から改善させるためには、ニキビが出来る原因とそれに対抗するための栄養成分について知っておいてください。
ニキビができてしまう原因
ニキビが出来る一番最初の原因は「毛穴に詰まった皮脂」です。人によっては乾燥肌だったり、逆に脂っぽくて皮脂がよく分泌される人もいます。
しかし、ニキビが出来やすいor出来にくい原因は肌質ではなく分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまうか否かなのです。
皮脂の詰まった毛穴は、そんなアクネ菌の格好の餌食になっているのです!
毛穴に皮脂が詰まってしまうのは、
- 皮脂が過剰に分泌されている
- 自律神経の乱れで睡眠不足やストレス過多が起き、ホルモンバランスが崩れている
- 便秘によって溜まった老廃物や毒素が皮膚を通じて排出されるため、肌に悪影響が出る
- 脂分の多い食事で皮脂が余計に分泌される
といった様々な原因から構成されています。
これらの原因のほとんどは、実は食生活で改善することができるのです!
ニキビの予防・改善に有効な栄養成分
ニキビの出来る原因は、食べ物に含まれている栄養成分によって予防・改善することができます。
特にニキビに対して効果のある栄養成分は次の通りです。
- ビタミンB群
- ビタミンB群は細胞の生まれ変わりを促す働きがあるため、ニキビなどで傷ついた肌を早く修復してくれます。
また、ビタミンB2には脂質を分解する働きがあるため毛穴に皮脂が詰まるのを防ぐ効果も期待できます。
- ビタミンA
- ビタミンAには、身体の粘膜や皮膚の健康を守る働きがあります。このビタミンAが不足することで肌はカサカサに乾燥しやすくなり、あらゆる肌トラブルに繋がります。
- ビタミンC
- 美容について調べると必ずと言って良いほど目にするのがビタミンC。ビタミンCにはコラーゲンの生成を助けたり、肌を構成するためのたんぱく質を生成する働きを持っています。
また、ストレスを和らげる効果もあるので自律神経を整えるためにも活躍してくれます。
- ビタミンE
- 「若返りのビタミン」とも呼ばれているビタミンEは、抗酸化作用で有名です。抗酸化作用とは、身体の細胞を酸化させて弱らせてしまう活性酸素を除去してくれる働きのことを言います。
肌の細胞を守ることでニキビなどの肌トラブルも早く修復し、また事前に肌トラブルを予防することができます。
- ミネラル類
- カルシウムや亜鉛などのミネラル類は、肌のターンオーバーを整える上でとても重要な働きをします。肌のターンオーバーが乱れることで皮脂の分泌を上手く調整できずに肌トラブルの原因になります。
また、ミネラルはホルモンバランスを調整したり、免疫力を維持する働きもあります。
- 食物繊維
- 食物繊維は腸内環境を整えて身体の中にある老廃物や毒素を排出させる働きがあります。身体の内側から調子を整えることで、肌も綺麗で健康な状態になります。
ニキビの出来やすい肌質を改革!ニキビを予防・改善する食べ物
ニキビを予防・改善するために摂りたい食べ物は次の通りです。
大豆イソフラボンと各種ビタミンが豊富な納豆
大豆を加工して出来た納豆には美肌効果がたくさんあります。そのため、肌トラブルの一種であるニキビにも有効的です。
- ビタミンEによる抗酸化作用で肌の細胞が生まれ変わるのを手助けする
- ビタミンB2が肌のターンオーバーを促進する
- リノール酸が血行を良くし、代謝を良くして肌の修復を手伝う
- 大豆イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをして皮脂の分泌を抑制する
- 発酵食品なので整腸作用がある
緑黄色野菜は抗酸化作用と整腸作用がある
ニキビを撃退するのに欠かせない大切な栄養成分が、ビタミンA&Cです。
緑黄色野菜にはこのビタミンA&Cが豊富に含まれているため、是非とも摂取したいところです。
代表的な緑黄色野菜の例は次の通りです。
- ピーマン
- トマト
- ブロッコリー
- ほうれん草
- にんじん
- かぼちゃ
β-カロテン自体には強力な抗酸化作用があって、活性酸素の除去に大きく貢献してくれます。
野菜には食物繊維もたっぷり含まれているので腸内環境を整えるためにも大変有効的です。
スープやスムージーなどでなるべく毎日緑黄色野菜を摂取するようにしましょう。
こんにゃくがセラミド効果で肌質を改善する
低カロリーで腹持ちが良いことからダイエット効果で有名になったこんにゃくですが、実は美肌効果もあるのはご存知でしょうか?
こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を改善して便通を良くして肌トラブルを防いでくれます。
しかしこんにゃくが美肌に効果的である理由は、実は食物繊維よりも「こんにゃくセラミド」と呼ばれる成分に秘められているのです!
セラミドはターンオーバーの過程の中で作られ、肌の保湿・バリア機能を向上させる働きがあります。乾燥肌の改善などで化粧品にも多く使われています。
セラミドの効果で肌に潤いを与えることで、皮脂の分泌を抑えてニキビの予防に繋がります。
レバーで貧血からの肌荒れを防ぐ
レバーにはニキビに有効な成分がたっぷり含まれています。中でも、
- ビタミンA
- ビタミンB
- 鉄分
- 必須アミノ酸
が豊富なことで有名です。
レバーの効果として貧血対策がとても有名ですが、実は肌荒れの原因に貧血があるのは知っていますか?
肌の調子はコラーゲンやビタミンなど、様々な栄養素で保たれています。そんな栄養素が満足に運ばれなくなることで、肌にも影響が出てニキビや肌荒れなどのトラブルも招いてしまいます。
一見関係のない肌荒れと貧血ですが、実は間接的に繋がりがあったのです!
特に女性は月経などで貧血に陥りやすい身体ですから、しっかり鉄分を摂って貧血対策をしましょう。
ビタミンたっぷりの果物
果物にはたくさんのビタミンが含まれていて、美容や健康に欠かせない存在です。
中でもおすすめの果物は次の通りです。
- キウイ
- 数ある果物の中でも、ビタミンCの含有量が飛びぬけて優秀なのがキウイです。食物繊維もたっぷり含まれているため、腸内環境を整えるのにも向いています。
また、キウイに含まれている「アクチニジン」という酵素が胃腸の消化活動を手助けしてくれます。
- イチゴ
- たくさんの料理に使えるイチゴは、ビタミンC、食物繊維、ポリフェノールと美肌効果のある栄養成分をたくさん含んでいます。
イチゴには、カルシウムやマグネシウム、カリウムといったミネラル類も豊富に含まれています。ミネラル類によってホルモンバランスやストレスを調整することができます。
- バナナ
- バナナには、皮脂の分泌を調整するためのビタミンB2がたっぷり含まれています。
また、バナナの整腸作用は抜群です。食物繊維だけではなくオリゴ糖が含まれているバナナは、胃腸内の善玉菌を増やして腸内環境をしっかり整えてくれます。
- りんご
- 「1日1個のりんごが医者を遠ざける」という言葉もある通り、栄養満点なりんごは身体の調子を良くしてくれます。
カリウムが皮膚細胞の働きを活性化させることで、ニキビなどの肌トラブルが起きたときに肌の再生が促進されます。また、ポリフェノールがあるので抗酸化作用によって肌の細胞が傷つくのを防ぎます。
- みかん
- みかんにはビタミンA・C、食物繊維が含まれています。
また「ヘスペリジン」という成分が含まれています。ヘスペリジンはビタミンCの働きを手助けしたり、新陳代謝を促してターンオーバーを正常化させる働きがあります。
- マンゴー
- マンゴーにはビタミンB群とビタミンC、β-カロテンが含まれていて抗酸化作用に優れています。
マンゴーは成熟の度合によって含まれている栄養成分の量が異なっていて、まだ若く青いマンゴーにはビタミンCが、熟したマンゴーにはβ-カロテンが豊富に含まれています。
魚介類は若返り要素が抜群
魚介類は昔から老化の防止に効果があると言われ続けています。その理由は、
- タウリン(肌を含め身体全体へのダメージを軽減する)
- カルシウム(ストレスの軽減・肌のバリア機能を保つ)
- コラーゲン(細胞と細胞の結合を固めて身体の部位を強くする)
といった栄養成分が含まれているからです。
腸内から肌を綺麗にするヨーグルト
ヨーグルトと言えば整腸作用で有名ですよね。ヨーグルトに含まれているビフィズス菌が腸内環境を整えて、身体の内側から肌質の調子を良くしてくれます。
ニキビよりに有効的なヨーグルトはおやつのような甘いヨーグルトではなく、砂糖などの添加物が少なくて乳酸菌たっぷりのプレーンヨーグルトがおすすめです。
食べるとニキビが出来やすく治りにくい肌質に。ニキビを悪化させる食べ物
ニキビが食生活で改善できるということは、逆に食生活で悪化する可能性もあるということです。
ニキビを悪化させてしまう食べ物は次の通りです。
脂分の多い揚げ物やお菓子など
脂分があれば必ずと言って良いほどニキビが現れます。
脂分の多い食べ物は皮脂を多く分泌させてしまうため、ニキビの悪化に一役買ってしまいます。よく「チョコレートを食べるとニキビができる」と言われているのもこのためです。
ニキビを悪化させないために避けたいのは次の通りです。
- 揚げ物
- 照り焼き
- スナック菓子
- クリームやバターの使われたお菓子
カフェインのあるもの
カフェインは自律神経を乱して、妙な興奮や睡眠不足の原因になってしまいます。
また、自律神経はホルモンバランスを大きく崩すため男性ホルモンが優位になれば皮脂の分泌も過剰になってしまいます。
肌の調子は自律神経に大きく左右されるため、自律神経を乱す要因をつくるカフェインの摂取は避けた方が無難です。
大人になるほど飲むのが習慣化してしまうコーヒーや紅茶ですが、飲む量を減らすなどしてなるべくカフェインを摂り入れないようにしましょう。
綺麗になるにはまず食べ物から!食生活を見直してニキビを撃退しよう
テレビや雑誌などで、綺麗な女優さん・モデルさんが美容のために食べ物から気を使っているという話をよく聞きますよね。実際、食べ物の影響はとっても大きいのです。
ニキビも食べているものに影響されやすい存在です。ニキビが気になっている人は、一度食生活から見直してみてください。「お肌は内臓の鏡」という言葉通り、食べ物で内臓環境を変えることはお肌も美しくしてくれますよ!
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