罪悪感のないぬいぐるみの処分方法。自分の気持ちの整理も大切!
Date:2017.03.17
部屋に置いておくと可愛らしくて癒される人形やぬいるぐみは、女性なら誰でも1度は集めたことがあるのではないでしょうか?子どもがいる家庭だと尚さらぬいぐるみの数は増えますよね。
ぬいぐるみは置いておくと確かに可愛らしいのですが、部屋の面積を大きく占拠してしまいます。
ぬいぐるみを置いておくために家具が置けないとあっては本末転倒…。何とかして処分してしまいたいものです。
しかし、ぬいぐるみには思い入れのあるものや愛着の沸いてしまったものも多くありますし、無残に捨てることで呪われるのでは?と考える人もいるでしょう。
この記事では、ぬいぐるみの処分方法についてご紹介します。
まずは気持ちの整理から。ぬいぐるみを処分する準備
ぬいぐるみを処分しようと思ってみても、いざ捨てる対象のものを見てみるとなかなか踏ん切りがつかないことはありますよね?
小さな頃からずっと持っていたものや古いものほど思い出もありますし、捨てるのが申し訳なくなってしまうことは誰にでもあります。
ぬいぐるみの処分方法はゴミに出したり売却したりと様々ありますが、まずは「ぬいぐるみを手放す」という持ち主の気持ちの整理がついていなくてはなかなか処分にまで行き着きません。
そこで、まずはぬいぐるみを処分するための準備から始めてみましょう。
「捨てたら呪われる」は気持ち次第
よく「人形には霊が宿る」というような言葉がありますよね。
オカルト的な儀式では人形が誰かの身代わりになることもあるし、映画や小説では捨てた人形が夜な夜な包丁を持って持ち主の枕元に立っている…なんて描写もあるほどです。
結論から言えば、人形やぬいぐるみを捨てたからと言って呪い(持ち主に災厄が降りかかる)がかけられるという根拠は全くありません。
もしかしたら「捨てなきゃよかった」とぬいぐるみのことを考えていた所為で不注意になって階段から落ちたのかもしれませんが、仮にそうだとしてもぬいぐるみ本体が持ち主を突き落したという事実にはなりません。
オカルト的な話は一概に「絶対に有り得ない」とは言えませんが、科学的な根拠がないのは確かです。
どんな出来事でも、理由は後からいくらでも考え付くものです。もしも人形やぬいぐるみを捨てた後に何かがあったとしても、それは本人の感じ方や気持ち次第で全く違ったものに捉えることができます。
「捨てたら呪われる」というのは本人の気持ち次第で否定も肯定もできます。もし呪いが怖くてぬいぐるみを処分できない人は、強い気持ちで処分に踏み出してみましょう。
処分の前に感謝を伝える儀式を行う
引っ越し作業や部屋の模様替えなどで邪魔になってしまいがちな人形・ぬいぐるみですが、それでも自分がお世話になったことがあるのは確かです。
例えば小さな頃に一緒に遊んでもらったものや、辛いときに抱きしめて癒してもらったものなど…。
ぬいぐるみの処分に踏み出せない人は、お世話になった感謝の気持ちをぬいぐるみに伝える儀式をしてみましょう。
- 綺麗に洗って汚れを落とす
- 糸のほつれを直したり、服を綺麗にする
- 実際に言葉にして感謝の気持ちを伝える
もちろんそのぬいぐるみと過ごしたのはあなたですから、あなたの思いつく限りの感謝を現してみましょう。
しっかり感謝を伝えてプチお別れ会をすることで、「かわいそう」「申し訳ない」という罪悪感を打ち消すことができます。
捨てた後で悔やむことのないように、出来る限りの感謝の儀式をしておきましょう。
後から見返せるように写真を撮影する
人形やぬいぐるみを手放すとき、「もうこの子に会えないんだ…」という寂しさから手放すのをやめてしまう人は多くいます。
実際、ずっと部屋に置いてあったぬいぐるみが消えてしまった光景はちょっと切ないものがありますよね。
寂しさや切なさでぬいぐるみを手放すことをためらっている人は、手放す前に思う存分写真を撮影しておきましょう。
写真を撮影するときは、最低でも
- 様々なアングルの写真
- いつもの定位置に置かれている写真
- 自分に抱かれている写真
を撮っておくと心残りが少なくて済みます。
写真を撮っておけば、処分した後でもぬいぐるみの顔を見ることができますし、未練もなくなります。
捨てるだけじゃない!人形・ぬいぐるみを処分する5つの方法
人形やぬいぐるみとお別れをする心の準備は出来ましたか?「もう大丈夫!」というバッチリお別れ会の済んだ人は、さっそく処分に取り掛かりましょう。
ぬいぐるみの処分方法は、ただゴミに出す他にもたくさんあります。思い入れのあるぬいぐるみが火にくべられているのを想像して悲しくなってしまう人は、それ以外の方法もありますから自分が一番後悔の残らない方法で処分してくださいね。
方法1.ゴミの収集日に出す
最もオーソドックスな処分方法です。ぬいぐるみに使われている素材をしっかり確認しながら、適切な収集日に家庭ゴミとして出してしまいましょう。
- 綺麗な布で丁寧に包む
- 捨てる前にお浄めの塩を振っておく
意を決してゴミ捨て場に袋を置いたら、一切振り返らず速やかにその場を立ち去りましょう。
ぬいぐるみに思い入れのある人ほど「本当に捨てちゃって良いの?」と振り返ってしまいがちですが、どんなものにも必ずお別れのときは訪れます。
せっかく「捨てる」という決断をしたのだから、潔くその場を離れてしまいましょう。物理的な距離が開くことで、心の方も次第に落ち着いてきますよ。
方法2.人形供養をして貰う
思い出のあるぬいぐるみだと、「どうしても自分の手では処分できない!」という人は多くいます。
そんなときは、神社やお寺などで受け付けている「人形供養」にぬいぐるみを出してみてはいかがでしょうか?
神社やお寺でお経を唱えて貰って供養を済ませた後、お焚き上げをして貰います。
人形やぬいぐるみのためにしっかりとした儀式をしてから処分をして貰えるので、ただゴミに出すのとは違ってすこし気持ちも軽くなりますね!
人形供養を依頼するのにおすすめなのは、人形供養の光景を公開している神社やお寺です。
人形供養を依頼した人の中には「ゴミと同じような処分をされていた」という経験を持つ人もいます。
一緒に過ごしたぬいぐるみたちがきちんと供養されているかが心配な人は、あらかじめ人形供養を依頼する神社やお寺を調べておきましょう。
実際にその光景を見られなくても、HPや雑誌などで供養の写真を公開しているところもあります。
ちなみに「お気持ち」の場合、相場は大体1000円~3000円くらいです。
方法3.売却してしまう
そもそも捨てる・焼却するといったことに抵抗のある人は、売却してみるのも1つの手です。買い手によっては自分以上にそのぬいぐるみに対して価値をつけてくれることもありますし、予想以上の高額で売却できたときには寂しさも少し薄らぎます。
人形やぬいぐるみの売却を行うには次のようなものがあります。
- リサイクルショップ
- 実際に持ち込んで査定をして貰い、代金と引き換えにぬいぐるみを引き取って貰えます。ただし、お店や査定をする人によっては金額が変動しやすく、場合によっては「こんな額で引き渡せない」と思ってしまう人もいます。
また、すぐに行けるショップだと、後から店内に自分のぬいぐるみが並んでいるのを見てつい買い戻してしまう可能性もあります。「本当に今すぐ手放したい」という人向きです。
- フリーマーケット
- 地域のフリーマーケットに出店してぬいぐるみを販売する方法です。買い手を実際に見ることができますし、自分の手でお金を受け取ってぬいぐるみを手放すことで、しっかりとしたお別れを済ませることができます。
デメリットは売れ残る可能性があることです。売れ残ればせっかくの手放す決意が台無しになってしまいますから、自分から値下げして叩き売りをしてまで誰かに売る自信のある人向きです。
- ネットオークション・フリマアプリなど
- ウェブを介して誰かに買ってもらう方法で、特別どこかに出かけたり手続きも必要ないため最も手軽に行えます。オークションの場合、予想もしないような高額で取引されることもあります。
デメリットは相手の顔が見えないこと、それから売れ残る可能性があることです。売れ残りに関しては売れるような他の商品のおまけとして販売することで防げますが、もし取引相手がマナーの悪い人だと「顔も知らないこんな人に渡して大丈夫?」と心配になってしまいます。
商売上手で「どんな人の手に渡っても後悔はない」という人向きです。
方法4.施設・団体に寄付する
手放したいけれどお金が欲しいわけじゃない、という人には無償で施設に寄付するのがおすすめです。
- 幼稚園や保育園
- 小学校
- 病院(小児科など)
- 公民館
また、海外途上国への支援物資としてぬいぐるみの寄付を受け付けている団体もあります。人形やぬいぐるみを寄付することでワクチン募金に還元されることもあります。
実際に使って貰える場所に寄付することで、自分の手を離れた後もぬいぐるみ達が活躍しているので罪悪感はありませんよね。
どこかの施設に寄付する場合は、無言で送りつけるのではなくてあらかじめ電話やメールなどで相談をしておきましょう。場合によっては迷惑にとられてしまうこともあります。
寄付の方法は持ち込みや郵送など様々ですが、郵送の場合費用を負担しなければならない場合もあります。寄付するなら、相手の施設や団体をしっかり調べてから行いましょう。
- 特定非営利活動法人 国際子供友好協会
- ぬいぐるみ・人形・おもちゃの寄付でワクチンを送ろう リバティー
方法5.知人や親戚に譲る
知人や親戚に子どもができたり、ママになった人がいる場合に譲るという方法もあります。現役の子どもに譲ることで、ぬいぐるみは大人になった自分よりも遊んでもらえます。「捨てた」「売った」と罪悪感を感じることもありません。
ただし、ぬいぐるみの状態や元となったキャラクター(極端に古いものなど)などによっては受け取って貰えないことも少なくはありません。
遊ぶのはあくまでも相手の子どもですから、その子に好かれなければ結局譲ってもゴミに出されることもあります。
また、相手が本当に欲しがっていないのに無理に押し付ける形になってしまえば、今後の人間関係に溝が出来てしまいます。
思いきって処分して、新たなぬいぐるみとの出会いを楽しもう
どうしても愛着がわいて手放せなくなりがちな人形・ぬいぐるみですが、手に入れたなら手放してしまうまでがその子との付き合いになります。
しばらく触れてもいなかったぬいぐるみは手放して他の人に可愛がってもらった方がぬいぐるみにとっても良いことでしょう。
また、持っていたものを手放すことで、新たなぬいぐるみと出会ったときに迷いなく手にすることもできます。
捨てるだけが処分方法ではありませんから、自分に一番合った方法でぬいぐるみを手放す方法を考えてみてください。
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