気付くとベタベタなおでこのテカリの原因と抑える方法とは?
Date:2017.08.21
勉強や仕事の合間に、ふと鏡に映った自分の顔。遊びやデートの楽しい時間に撮った写真。気付けば、「やだ!私の顔テカってる!」
意外と気になる顔のテカリ。その中でも、おでこのテカリに悩んでいる女性は多いかと思います。
「さっぱり系のスキンケアをしてるのに」
「マメに油とり紙で抑えてるのに…」
それでも気になっている・なかなか改善しない人必見!おでこのテカリの意外な原因と、これまた意外な対処法を紹介しちゃいます。
乾燥しているのにテカる?まずは自分の肌の状態を知ろう
テカリの原因は、一言でいえばズバリ「過剰な皮脂」。それは、テカリに悩む皆さんもよくよくご存知のことでしょう。過剰な皮脂の原因としてよく聞くのが、
- 皮脂を洗い流し過ぎるスキンケア
- ホルモンバランスの乱れ
- 食生活の乱れなど
ですよね。10代や20代の頃は皮脂の分泌が多く、気付けばベタベタ、テカリやニキビに悩まされる、なんて人が多数。
それでも、20代後半からはおでこや鼻はテカるのに、目元や口元は乾燥…「このおでこの脂、カサつく目元や口元に行ってくれないかしら!?」そんな事を思ったことのある人も少なくないハズ。
じゃあ、自分の肌ってカサつくし乾燥肌?おでこが脂っぽいし脂性肌?それとも混合肌?自分の肌に合ったケアをしてあげるためにも、肌質のチェックをしてみましょう。
やり方は簡単!いつも通りに洗顔をして、タオルで拭いたら化粧水や美容液を塗らずにそのまま10分程度放置するだけ。
- しっとり、ツッパらずテカリや脂っぽい感じもしない→普通肌(ノーマルスキン)
- 目元、口元、ほほがカサつき、全体的につっぱる感じがする→乾燥肌(ドライスキン)※敏感肌も、大きく乾燥肌に分類されます
- 目元、口元など部分によってはカサつくが、Tゾーンやあごが脂っぽい(混合肌)
いかがでしたか?とはいえ、肌のコンディションは季節やホルモンの周期によって一定ではないので、こだわりすぎる必要もありません。あくまで参考のひとつとしてみて下さいね。
「待った待った!顔全体が脂っぽくてテカリもあるんだけど、私は脂性(オイリー)肌ってことなの?それにしてはオイリー肌用のケアしてもつっぱるし、逆に脂っぽさが悪化している気がするんだけど」
そうなんです、実は、テカリが気になるのはこのタイプが多いんです。
このタイプについては、次の項で詳しく説明しますね。
脂っぽいのに水分不足?テカリに悩む女性に多い、インナードライ肌とは
ここでは、普通肌でもなく、乾燥肌でも脂性肌でも混合肌でもない、インナードライ肌について解説していきます。
- インナードライ肌とは、
- 肌表面は皮脂が多いのに、内側は潤いが足りていない肌のことを言います。
水分が奪われ、乾燥が進めば進むほど肌を守ろうと皮脂が出る、それがテカリの原因になっているんですね。
さらに、こういったインナードライ肌の人は、「自分は脂性肌だ」と思い込んでオイリー肌用のスキンケアをするので、余計内部の乾燥が進むことになります。ですので、インナードライ肌の人に、下記のケアは注意が必要です。
- 油とり紙、ティッシュでふき取りの多用
- 刺激の強いクレンジング(オイル系)はNG、熱いお湯や、ピーリング効果・酵素洗顔なども避ける
- 収れん化粧水やふき取り系の化粧水も控える
- テカリを恐れて乳液やクリームをつけないのもNG
最近はやりのオイル美容も実は注意が必要。洗顔後などの肌にいきなりホホバオイルやオリーブオイルを薄くのばすのは、水分の蒸発は防げても、お肌内部の水分の保持はしてくれないんです。
そもそも皮脂膜は潤沢にあるインナードライ肌でオイル美容を行うと、テカリを酷くしてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
大事なのは水分の保持!アラサーからのテカリを防ぐスキンケア
20代後半からのテカリの原因は、10代や20代前半の頃とは異なり、お肌の水分と油分のバランスが崩れていたり、先ほど説明したインナードライ肌のように、肌の乾燥が原因になってテカリとなっている場合が多いようですね。
たとえば、下記のように、日々何気なくやっているスキンケアを見直してみること。
- 優しいクレンジングと洗顔を心がける。すすぎはひんやりする程度の「ぬるま湯」を必ず守ること。
- 洗顔料は酵素やピーリング効果などはNG。刺激のないものを選ぶこと。固形の洗顔石鹸は、肌に合う人ならOK。
- インナードライ肌の人は、水分の「保持」と、「蒸発を防ぐ」ことが大事。美容液やクリームの使用をオススメします。
どうしてもクリームのベタつきが苦手!なんて人は、ビタミンC誘導体が入った化粧水がオススメです。
ストレスと皮脂の深い関係。そのイライラが、テカリのモト!
これまで、過剰な皮脂は肌の乾燥が招く、と説明してきましたが、実は精神的なストレスや、ジャンクフードや菓子パン・マーガリンなどの「良くない油」を摂り過ぎることでも、皮脂が多く分泌されてしまう原因なんです。
イライラしたり緊張状態が続くと、交感神経が活発になり、男性ホルモンが多く分泌されます。過剰に分泌された男性ホルモンは皮脂の分泌を過剰にし、おでこや鼻のテカリのモトに。
イライラしたり、過度に緊張したり。派手に口論した会議のあと、鏡を見ると顔テッカテカ!なんてことにも笑
さらに、交感神経が高い状態が続くと、イライラして呼吸は浅くなり、細胞に新鮮な酸素を送ることが出来なくなります。結果として細胞の新陳代謝が悪くノロノロになり、お肌はテカって老化して、、と踏んだり蹴ったりの状態に。
実は、イライラしたり緊張したり焦ったり、といった「日常のストレス」を解消するだけで、テカリが解消されることだってあるんです。ストレス解消方法には、
- 軽い運動
- アロマ
- ショッピング
- カラオケ
など人それぞれ方法がありますが、ここではいつどこでも簡単にできることをひとつだけ紹介します。それは、「ゆっくり呼吸し、ゆっくり行動すること。」深くゆっくりした呼吸は、交感神経ではなく、副交感神経を活発にし、自律神経のバランスを整えてくれます。
「顔のテカリはココロの脂汗である」と思って、心に少しでも安らぎを与えてみましょう。
悪い油は良い油で流す!トランス脂肪酸に注意を
おでこや鼻、アゴなどの顔のテカリの原因となるのが、実は脂っこい食べ物。その中でも、特に注意すべきものがあります。
- ジャンクフード
- マーガリン
- 大量生産されたクッキー
- 菓子パン
などには「トランス脂肪酸」という身体に良くない油が使われています。
では逆に、「良い油」とは何かというと、αリノレン酸を含む油のこと。油売り場の隅にちょっとお高いコーナーがあるのをお気づきですか。こちらが天然のサプリメントと言ってもいい油群、
- ゴマ油
- アマニ油
- シソ油
などです。熱を加えると酸化しやすいので、サラダや納豆、冷ややっこ、カルパッチョなどににたらしていただきましょう。
- ブリ
- サバ
- マグロ
- イワシ
などの魚の油に含まれるDHAやEPAも働く女性に嬉しい栄養素。魚の油は、血流を増やし、脳細胞を活性化して集中力を高めてくれます。
摂り過ぎず、取り過ぎない!過剰な皮脂はモトから改善していこう
一概に、「おでこのテカリ」といっても原因はさまざま。「私はオイリー肌だし…」だからといって、思い込みで偏ったスキンケアをしても効果がないのはもうご存知のハズ。
ストレスや生活習慣で皮脂が過剰になっている人も、はたまた肌の内側がカラカラで脂っぽくなっている人も、
- 内側からのメンタル・食生活ケア
- 刺激にならない敏感肌ケア
に切り替えてみたら、いつの間にか改善した!なんて嬉しい効果もあるかもしれません。過剰な皮脂による大人のテカリは、原因を何とかしてこそ改善するものです。
今回紹介した方法は、どれも簡単に始められて、しかもひとつ始めれば皮脂ケアにとどまらず、肌の水分量やメンタルの向上など、多方面に良い効果が見込めることだらけ。
ひとつ、生活の中でやりやすい事から是非、取り入れてみて下さいね。
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