おでこがザラザラする…。ザラザラの原因と日常でできる対策

おでこを触り、「何だかザラザラする…」と感じることはありませんか？

見た目では分かりにくいとしても、洗顔する時やおでこを触るたびにザラザラが気になりますし、メイクのノリも悪いですよね。

顔の中でも頬や口周りなどの部位には目立った変化がなく、おでこだけがザラザラしていると、余計に気になってしまいますよね。

そこで今回はおでこがザラザラする原因や、改善のための対策をご紹介します。ザラザラとは卒業して、スベスベなおでこを取り戻しましょう。

おでこがザラザラする原因。皮脂腺が多く、毛穴が詰まりやすい

おでこは皮脂腺が多く存在しているため、乾燥しにくい部位です。皮脂腺は皮脂を分泌し、肌を乾燥や菌の繁殖などから守っています。

しかし、おでこは皮脂腺が多いために皮脂の量も増えやすく、ニキビやテカリに悩む人もいます。肌が荒れてしまい、ザラザラすることもあります。

なぜおでこがザラザラになってしまうのか、原因をもう少し詳しくお伝えしましょう。

皮脂腺が多いおでこ。毛穴に角栓ができるとザラザラの原因に

おでこは鼻やあごと合わせて「Tゾーン」と呼ばれ、皮脂腺が多く集まっています。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に皮脂が詰まることがあります。

毛穴に皮脂が詰まると

汗
古い角質
老廃物

などの排出がスムーズにいきません。やがて、皮脂腺から分泌された皮脂と古い角質が毛穴に溜まると、角栓ができてしまいます。

角栓が毛穴に詰まると、肌の表面はザラザラします。おでこの毛穴に角栓が詰まればザラザラし、角栓が黒ずめば目立つ場合もあります。

皮脂が過剰に分泌されてニキビやコメドができ、ザラザラする

おでこにニキビができ、ザラザラする人もいるでしょう。

皮脂が過剰に分泌されると、皮脂を栄養にしてニキビの原因であるアクネ菌が増えやすくなります。おでこは皮脂腺が多いため、ニキビができやすい場所です。

また、毛穴に皮脂が詰まると、ニキビの元とされるコメドもできやすくなります。

おでこにコメドやニキビができると肌は凹凸になり、ザラザラとした感触になります。

力を入れた洗顔など、間違ったスキンケアでザラザラになることも

間違ったスキンケアが、おでこのザラザラの原因になっていることもあります。

洗顔で

ゴシゴシと力を入れて顔を洗う
1日に何回も顔を洗う
洗浄力が強い洗顔料を使っている

このような人は要注意です。肌に大きな負担がかかる他、必要以上に皮脂を失い、乾燥しやすくなります。

また、クレンジングが不十分だと化粧品の油分や汚れが詰まり、ザラザラする原因になります。頬などは丁寧にクレンジングしていても、おでこは適当に済ませている人は注意が必要です。

おでこのザラザラが気になり、ピーリングを頻繁に行う人もいるかもしれません。しかしピーリングをやり過ぎると肌を傷つけ、乾燥で肌が荒れる恐れがあります。肌荒れにより、もっとザラザラする可能性も出てきます。

スキンケアによる保湿が不十分。化粧水だけでは乾燥しやすい

洗顔した後、化粧水だけでスキンケアを済ませている人はいませんか？化粧水で肌が湿っているように感じても、肌の内部は乾燥していることが少なくありません。

洗顔後はきちんと保湿し、乾燥しないように予防することが大切です。化粧水だけでは肌が乾燥しやすく、ザラザラの原因につながることがあります。

髪の生え際に近い、おでこ。ヘアケア剤が触れて肌の状態が悪化

おでこは髪の生え際に近いため、髪の毛の影響でザラザラするケースもあります。注意したいのは、シャンプーやリンスなどのヘアケア剤です。

髪の洗い方が不十分だとシャンプーやヘアスタイリング剤などが残り、ヘアケア剤に含まれている成分や油分がおでこのニキビや毛穴の状態を悪化させる場合があります。

おでこのニキビや毛穴にできた角栓が悪化すると、ザラザラの原因になってしまいます。

髪の毛がおでこにあたった刺激が原因でニキビが悪化することも！

おでこに髪の毛があたってニキビができ、ザラザラすることもあります。

前髪をおろしている
帽子を被ることが多い

こういった場合、髪の毛がおでこにあたる回数が増えやすくなります。

髪が触れたことによる刺激や、髪の毛についたヘアケア剤の成分が汚れにつながり、ニキビが悪化する原因になる場合もあります。

ターンオーバーが乱れると古い角質が残り、ザラザラの原因に

肌はおよそ28日周期で生まれ変わり、このサイクルを「ターンオーバー」と呼びます。ターンオーバーが正常であれば古い角質ははがれ落ち、健康的な肌を保つことができます。

しかし何らかの影響でターンオーバーが乱れると古い角質が肌に残り、蓄積して分厚くなるとザラザラしていきます。ターンオーバーは紫外線や乾燥によるダメージ以外に、

睡眠不足や運動不足
食生活の乱れ
喫煙や飲酒

などが原因で乱れやすくなります。

おでこのザラザラを改善するためのスキンケア・日常でできる対策

おでこは皮脂腺が多いため、毛穴が詰まってザラザラになりやすい場所です。角栓やニキビがおでこにできると凹凸が生じ、触るとザラザラします。

しかし中には、洗顔やシャンプーなど、日頃のケアがおでこのザラザラの原因になることもあります。

そこでここからは、おでこのザラザラを改善するためのスキンケアや、日常生活でできるザラザラ対策などをお伝えします。

前髪をあげるなどして、おでこに髪の毛が触れないようにする

おでこにできたニキビを隠すため、前髪をおろしている人もいるかもしれません。しかし前髪がおでこにあたりやすく、かえってニキビが治りにくくなる可能性が高まります。

おでこのザラザラを改善するために、

前髪をあげる
前髪をすいて軽くする

などのヘアスタイルにし、前髪がなるべくおでこに触れないようにしましょう。

ニキビやザラザラが気になって前髪をあげるのに抵抗がある人は、家にいる時だけ前髪がおでこに触れないようにするのがおすすめです。例えば

ヘアバンドで前髪を押さえる
ヘアピンで前髪をとめる

こういったヘアアレンジで、おでこに前髪がかからないようにしてみてくださいね。

優しくクレンジングして汚れを取り除く。肌への刺激を抑える

おでこのザラザラを改善するためには、毛穴が詰まらないように汚れを取り除くことが重要です。クレンジングできちんとメイクを落とし、肌の汚れを取り除きましょう。

おでこのザラザラを避けるためには、クレンジングによる刺激をなるべく抑えることも大切です。肌を強くこすらず、優しくクレンジングしましょう。

また、クレンジング料によって洗浄力や刺激の強さは異なります。おでこのザラザラを改善するためには

ジェルタイプ
クリームタイム

のクレンジング料がおすすめです。肌との摩擦が少ないため、刺激も小さくなっています。

一方、下記のようなクレンジング料は界面活性剤が配合されて洗浄力が高く、拭き取る際に摩擦が生じ、肌に大きな刺激を与えてしまいます。

クレンジングシート
コットンで拭き取るタイプ

手軽にメイクを落とせて便利ですが、ザラザラを改善したいなら毎日使用するのは控えましょう。

洗顔は優しく丁寧に。洗顔料を泡立て、円を描くように洗う

おでこがザラザラするのは、古い角質や皮脂が毛穴に溜まっているケースがほとんどです。しかしクレンジング同様、洗顔も優しく行いましょう。

おでこのザラザラをこすり落とそうと、ゴシゴシと洗うのは控えてください。肌がダメージを受け、必要な皮脂を落とすことにもつながります。

洗顔時のポイントは次の2つです。

洗顔料はしっかりと泡立てる
30〜35℃前後のぬるま湯ですすぐ

おでこも頬などと同じように、優しく丁寧に洗顔しましょう。泡立てるのが苦手な人は、泡立てネットを使うと簡単にふわふわな泡ができますよ。

なお、おでこは指先でくるくると円を描くように洗うのがおすすめです。おでこの中央からこめかみへ、洗顔の泡を優しくらせん状に転がしましょう。

おでこがザラザラしていても力を入れて洗顔するのは避け、泡で優しく洗いましょう。

洗顔後はきちんと保湿を！化粧水や乳液、クリームで乾燥を防ぐ

洗顔した後は、きちんと保湿しましょう。おでこが乾燥するとザラザラの原因になることがあります。化粧水で肌に水分を与え、乳液やクリームで油分を与えます。

ザラザラを改善するためには保湿をし、乾燥しないようにすることが大切です。化粧水だけでは保湿が不十分なので、乳液やクリームも使用しましょう。

なお、スキンケアの順番は一般的に下記の通りです。

化粧水
美容液
乳液
クリーム

先に乳液やクリームを使うと油分がフタのような役割をし、後で化粧水を使っても水分が浸透しにくくなります。保湿効果を得るためにも、スキンケアの順番に気を配りましょう。

また、美容液は肌トラブルに合わせたものが多く販売されています。ザラザラ肌には

古い角質を取り除く
過剰な皮脂の分泌を抑える
保湿力を高める

などの効果が期待できる美容液がおすすめです。ただし、中には化粧水の前に使用する美容液もあるので、説明書やパッケージを確認してから使いましょう。

日頃から紫外線対策を行い、ザラザラを事前に防ぐことも大切！

紫外線を浴びると肌がダメージを受け、乾燥につながる場合もあります。紫外線の影響で

肌の水分を奪う
古い角質が溜まる

こういったことを引き起こす可能性があるためです。

紫外線から肌を守るために角質が厚くなるのに加えて、乾燥してターンオーバーが乱れることで古い角質も溜まり、角質層はどんどん分厚くなります。

紫外線を浴びておでこに古い角質が溜まると、ザラザラしてしまいます。ザラザラの予防や改善のために、紫外線を防ぐことを意識しましょう。

日焼け止めを塗る
帽子や日傘を活用する

など、日頃から紫外線を浴びないように心がけてくださいね。

美肌には睡眠が重要！ザラザラを改善するため、睡眠不足は避けて

睡眠は美肌をキープするために大切な時間です。おでこのザラザラ改善に向けてスキンケアを頑張っても、睡眠不足の日が続けば効果はさほど得られないでしょう。

肌が新しく生まれ変わるターンオーバーは、寝ている間に行われます。きれいな肌を保つには質の良い睡眠をとることも重要なのです。

なるべく毎日決まった時間に起きる
朝起きたら、太陽の光を浴びる
夕食は睡眠の3時間前までに済ませる
スマートフォンやパソコンを見るのは、睡眠の1時間前まで
アルコールやカフェインは睡眠の3〜4時間前まで

これらを心がけ、おでこのザラザラが改善するようにしっかり睡眠をとりましょう。

スキンケアやヘアスタイルを見直し、おでこのザラザラを改善！

皮脂腺が多いおでこは毛穴が詰まりやすく、ザラザラしやすい場所です。優しく洗顔やクレンジングを行い、毛穴に溜まった皮脂や古い角質を落としましょう。

また、おでこに髪があたり、髪の毛が肌を刺激することもあります。なるべく前髪がおでこに触れないようなヘアスタイルにするなど、おでこへのダメージを減らす工夫もしてみてくださいね。

おでこがザラザラするとメイクのノリが悪く、前髪で隠してしまう人もいるでしょう。スキンケアや髪の毛がザラザラの原因になっていないか、今一度見直すことも大切です。

おでこのスキンケアや紫外線対策などで肌を守り、ザラザラしない、ツルツルのおでこへ改善しましょう。