お肌の曲がり角は何歳から?何度も訪れる、恐ろしい曲がり角!
Date:2018.03.27
昔はお肌の曲がり角というと25歳くらいなんていわれていましたが、皆さんは実際に「曲がり角にきたなあ」と感じたことがあるでしょうか。
それはいくつぐらいでしたか?
実はお肌の曲がり角というのは、一度ではないのです。恐ろしいですね。
何歳くらいでお肌の曲がり角がやってくるのか、そして曲がり角を感じたらその年齢ごとにどうすればいいのか、対処方法などについてお話しします。
この記事の目次
20歳をピークとし、お肌の曲がり角は3回ある
まだ20代だからお肌は大丈夫だと思っていませんか?
残念。パッと見は特に悩みがないように思えますが、お肌の奥ではじわじわと衰えが始まっているのです。
お肌の新陳代謝がさかんで本当に健康な肌でいられるのは10代までだと思った方がいいでしょう。
- 肌のターンオーバー
- 皮脂膜の形成
- バリア機能
など、健康な皮膚が持っている機能がどんどん低下していきます。
紫外線のダメージの蓄積などもあり、肌がじわじわと乾燥しはじめて、見えないところから老化が始まっているのです。
20代後半から感じる衰え
実際、女性の皆さんは20代後半になると肌の悩みを多く感じているようです。
あるアンケートによると、
- 朝起きたときの枕の後がなかなか消えない
- 毛穴がすごく目立つ気がする
- 夕方になると顔に疲れが出るようになった
などの悩みがありました。
皆さんはどうでしょうか。これより少ないか多いか、でもまだ20代なら、それほどたくさんの悩みは抱えていなさそうですね。
30代になると増える悩み
それが30代になるとさらに悩みが増えるようです。
- 夜更かしをすると途端に肌に出る
- 乾燥がひどくなって、小じわが目立つようになった
- ほうれい線が出てきてショック
30代になると肌トラブルも加速していくようです。それが40代になったら…もっと色々出てきそうですね。
20代後半(25~28歳くらい)に訪れる第1回目
20代に入ると肌は老化を始めますが、前半ならまだそれほど目立ちません。
お肌の曲がり角として最初にトラブルが出始めてくるのは20代後半です。
漢方の世界では女性は7の倍数の年齢で変化が訪れるといいますが、それが28歳。
そういえばこのくらいの時に、肌の悩みが増えたなあという人も多いのではないでしょうか。
肌のターンオーバーが乱れ始める
肌のターンオーバーは28日とよくいわれます。しかしそれは10代から20歳くらいの何の問題もないお肌のこと。
肌のターンオーバーは年齢×1.5といわれていますから、28歳なら42日かかることになります。
角質層にあるセラミドが減少し始めることで肌の乾燥を感じるのもこの頃です。
また、肌の弾力を保っていた、
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
などの成分が失われ始め、だんだんとたるみを感じやすくなります。
シミが目立つようになる
私たちは子どもの頃から紫外線を浴びていますが、子どもにシミが出来ないのは肌のターンオーバーが正常だからです。
シミの元=メラニン色素が作られても、どんどん上に押し出され排出されてしまうので、シミとして残らないんですね。
しかしターンオーバーの周期が長くなり、メラニン色素が排出されにくくなると色素沈着=シミになるんです。
これまで浴びて来た紫外線のダメージも蓄積されているので、シミが目立ち始める人が多くなります。
まだ間に合う、20代のスキンケア
しかし、今ならまだ間に合うのが20代。いくら老化が始まっているといっても、普段のスキンケア次第で回復は可能です。
洗顔後に何もせずに放置しているとか、肌を痛めつけるようなことをしてはいけません。
まだ若いからといって安心していると老化が早まるからです。
今ここでやっているスキンケアが、次の曲がり角を少しでも遅らせることにつながりますから、諦めずにケアしていきましょう。
- 日焼け止めをしっかり塗る
- 暴飲暴食をしない
- 睡眠をしっかりとる
- 朝晩のスキンケアで保湿を徹底する
生活習慣を見直してお肌に悪いことをしない、ということを徹底すれば、まだまだシミやシワの状態を改善することは十分可能です。
30代後半(35歳以降)に訪れる第2回目
本格的に気になる肌の悩みが段々増えてくる年代が30代後半。
疲れが取れにくくなったり、髪にコシがなくなったり、様々な身体の変化を感じ始める年代でもあります。
さらに肌のターンオーバーが長くなる
20代後半ですでに40日もかかっていた肌のターンオーバーですが、35歳では50日になってしまいます。
また、この年代は仕事や家庭でも最も忙しくなる年代です。
仕事の責任は増してくるのに、子どもはまだ手のかかる年頃。自分のことに構っている時間もなくて、お肌の変化に対応できない人が多いんです。
その結果、ついついスキンケアがおろそかになってしまい、肌のトラブルが増えやすくなってしまう年代だといえるでしょう。
肌の悩みが増えてくる
30代は20代と比べると、
- シミ
- 乾燥小じわ
- ほうれい線
- 大人ニキビ
- 肌のくすみ
などの肌悩みが増えてきます。
仕事をしていて、夕方のメイクの崩れや肌のくすみが気になる人が増えるのではないでしょうか。
外側、内側、両方からケアしていくこと
30代でのケアの仕方が、その後の40代、50代に影響を与えますから、時間がなくて大変な中でもしっかりお手入れをしていきたいですね。
30代ではまだそれほど高価な化粧品を使わなくても大丈夫ですが、その分丁寧なケアが必要です。
- ローションパック
- シートマスク
- 蒸しタオル
などを使って肌の水分量をアップさせていきます。
化粧品はプチプラなものでも、ちょっとひと手間かけてスキンケアをすることで肌の潤いをアップさせることは可能です。
そして、まだまだ新陳代謝を良くしていきたいので、身体の内側からのケアも忘れずにしていきましょう。
具体的には食事です。
食事はタンパク質やビタミンなどを積極的に摂り、肌の新陳代謝をアップさせていきましょう!
40代後半(45歳以降)に訪れる第3回目
ここからは本当に老化との戦いになります。
40代になると肌の衰えも加速していくので、少しでもそれをくい止めるようにしたいものです。
更年期に入る年代
30代後半くらいから女性ホルモンは減少し始めますが、それが加速するのが40代後半です。
50代前後の閉経を挟んだ前後10年間、45~55歳くらいを更年期といいます。
この年代は心身ともに大きな変化が訪れ、お肌の悩みが増える他、体調不良など辛い症状も感じ始める時期でもあります。
あらゆる肌悩みが増える
肌のターンオーバーは、45歳にもなるともう67日。およそ70日です。
新しい肌が出来るまでに2ヶ月以上もかかるのですから、化粧品を変えたとしても効果を実感するまでにも時間がかかるのが40代です。
この年代になると
- シミ
- 乾燥
- たるみ
- ほうれい線
- マリオネットライン
- おでこのしわ
- 化粧ノリが悪い
など、30代よりもさらに悩みが増えてきます。
上手にエイジングケア
しかし、年齢を嘆いていてもお肌はキレイになりません。40代という新たな曲がり角にあわせたケアが必要になってきます。
お肌が段々衰えてきていますので、クレンジングや洗顔も刺激の少ないものに変えていきます。
また、化粧品を塗るだけではだめ。
- マッサージをして血行を良くしたり、表情筋をほぐす
- ツボ押しで血行を促進
- エクササイズで表情筋を鍛える
など、スキンケアにプラスαのケアをするといいでしょう。
ストレスを解消することも大事
更年期に入ると身体が思うようにいかなくなったり、精神的にも不安定になったり、肌の悩み以外の悩みが増えます。
でもそれをネガティブに捉えてしまうと、余計にストレスがたまります。
更年期を悪いことと捉えるのではなくて、少しでも楽しく過ごす方法を考えた方がいいでしょう。
若いからと過信してはダメ!曲がり角より前に曲がってしまうことも
本格的に肌トラブルが出てくるのは20代後半だから、それまでは大丈夫、と安心してはいけません。
若いからといって肌の力を過信すると、20代前半でもシミやシワが目立つようになることもあります。
スキンケアはいつの年代でも丁寧にやっておくことが肌の老化を防ぎます。
全世代に共通して必要なこと
化粧品の成分は、肌の質や悩みに応じて必要なものが変わってきますが、以下のことはどのような世代でも必要なことです。
- 栄養バランスの良い食事
- 正しいスキンケア
- 紫外線対策
- 質の高い睡眠
肌は私たちが食べたもので作られています。食事をおろそかにしてはキレイな肌は作れません。
また、不摂生をしている人でキレイな人はいません。自分をいたわり、丁寧な暮らし方をすることが美しい肌を作るのです。
その年代ごとの悩みにあったスキンケアが必要
お肌の曲がり角が何度もあるということがお分かり頂けたと思います。
その年代ごとに必要なケアは変わってきますので、今の自分の肌はどんな感じ?と常に肌と対話をしてください。
そして、自分の肌に合ったスキンケアをしていくことで、お肌の曲がり角がやってくるのを少しでも先延ばしにすることが出来るでしょう。
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