乾燥肌にはクレンジング選びが大事!優しく刺激を与えない方法
Date:2017.12.19
季節を問わず乾燥肌で悩んでいる女性は多いものです。
しっかり保湿しているつもりなのに一向に潤いが戻って来ないのは、クレンジングで皮脂を落としすぎているからかもしれません。
1日の汚れを落とすクレンジングはとても大切ですが、乾燥肌には「優しさ」が大切。ゴシゴシメイクを落とそうとすると、ますます乾燥してしまいます。
乾燥肌にはどのようなクレンジング剤が合っているのか、また、潤いを残したまま汚れを落とすにはどうすればいいかということについてお話しします。
この記事の目次
乾燥肌に合っているクレンジング剤はこれ!
乾燥肌の人は、クレンジング剤の選び方がとても大切です。メイクを落とすだけでなく、肌に優しいことが大事な条件。
洗浄力が強いクレンジング剤は、洗い上がりがさっぱりしていてメイクが落ちた感がしっかりあるので気持ちがいいですが、乾燥肌には向いていません。
あくまでもメイク汚れを落とすものであって、肌の汚れや古い角質などを落とすのはその後の洗顔料の役目です。なるべく皮膚に刺激を与えないような、優しいものを選びます。
ミルクタイプのクレンジング
ミルクタイプのクレンジング剤は、乳液のようなとろっとしたテクスチャーで、肌の上をスルッと伸びていくので、肌に負担をかけにくいのです。
ミルクタイプには拭き取るタイプと洗い流すタイプがありますが、コットンなどで拭き取るとその分肌への刺激となってしまうので、洗い流すタイプを選ぶといいですね。
クリームタイプのクレンジング
クリームタイプのクレンジング剤は、ミルクタイプと比べると油分がやや多めです。その分、メイクを落とす力は強くなります。
クリームタイプにも拭き取るタイプと洗い流すタイプがあります。肌への負担を考えると拭き取るよりは洗い流す方がいいでしょう。
天然の植物オイル
合成界面活性剤が入っていない天然100%の植物オイルもクレンジング剤としておすすめです。
ここで間違えてはいけないこと、それはオイルタイプと植物オイルは違うということです。
それに対して植物オイルは油ですから、メイクの汚れを浮かせて落とすだけ。保湿効果もあるので、肌には優しいクレンジング剤になります。
オイルなら何でもいいのですが、使いやすいものとして
- オリーブオイル
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- スイートアーモンドオイル
- マカデミアナッツオイル
などがおすすめです。
ただし、料理に使うものではなく、化粧品グレードの精製されたものを選んでください。
パウダーだけの日は乳液でも
もし、日焼け止めにパウダーだけなど、かなり薄いメイクの日は乳液だけでも十分落とせるでしょう。
ダブル洗顔不要のクレンジング剤
メイクは油性の汚れ、肌の汚れは水性なので、クレンジングと別に洗顔が必要になるわけですが、乾燥肌の人は出来るだけ洗顔の回数を減らしたいものです。
洗い過ぎも、乾燥の原因になるからです。
そこで、ダブル洗顔不要のクレンジング剤を選ぶのもひとつの方法です。
成分にもこだわってみる
よりお肌に優しいクレンジング剤として、ミルクタイプやクリームタイプに美容成分が配合されたものを選ぶのもいいですね。
角質層の潤いをより残したい時には
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
などが配合されたものを選んでみてください。
乾燥肌に不向きなクレンジング剤
先ほどもお話ししましたが、洗浄力の強いものは避けましょう。
- オイルタイプ
- 水タイプ
- 拭き取りタイプ
これらのメイク落しは肌をこすったり、皮脂を落としすぎてしまうため、乾燥肌には向いていません。
仕事から疲れて帰ってくると化粧を落とすのも面倒!と思うこともあるでしょう。
洗い上がりがさっぱりして気持ちがいいと思いますが、乾燥肌にはおすすめできません。
これでメイク落ちてる?と思うくらいしっとりした使い心地のクレンジングの方が向いています。
皮脂を落としすぎないクレンジングの準備
どんなタイプのクレンジング剤を使う場合でも、共通しているクレンジングの準備についてです。
肌への負担を少なくし、しっかりメイクを落とすために大事なことが2つあります。
手をしっかり洗うこと
手に汚れがついていると、クレンジング剤がその汚れを吸着してしまったり、肌に雑菌がつく原因になります。
顔に触れる手を清潔に保つために、まず先に石けんでしっかり手を洗ってください。
アイメイクやリップメイクは専用クレンジングで
ポイントメイクまで一気に落とそうとすると、ゴシゴシ肌をこすりがち。アイメイクなどは専用のリムーバーで別に落とします。
- コットンにたっぷりリムーバーを染み込ませます。
- 目元にコットンを優しく当てて、数秒してから下に滑らせるようにして拭き取ります。
- 唇も同様に、リムーバーを含ませたコットンを当てて、縦方向に滑らせて口紅を拭き取ります。
目元、口元は特に乾燥しやすいところなので、こすらないように気をつけてください。唇は縦にしわがあるので、縦方向にコットンを動かした方がよく落ちますよ。
ミルク、クリームタイプのクレンジングのやり方
この2つはテクスチャーの違いだけで、使い方は基本的に同じです。乳液で落とす場合も、同様の使い方でOKです。
適量を使うこと
化粧品は適量を使うことがとても大切です。量が足りないと十分な効果を得られませんし、クレンジング剤は少ないと肌への摩擦が増えて刺激となってしまいます。
ここはケチらず使いましょう。使用方法に書いてある量を使うのが基本ですが、「適量を手に取り」とあった場合は、500円玉大を目安にするといいですよ。
手で温めてから使う
ミルクもクリームもそのまま肌にのせると、真夏以外はとても冷たく、肌の温度を下げてしまいます。手に取ったら手の平で包み込むようにして、少し温めてから顔に乗せましょう。
もし手が冷たかったら、お湯で少し温めてからクレンジング剤を手にとるようにしてください。それから肌に馴染ませると、馴染みが良くなりますよ。
優しくクレンジング
クレンジング剤を顔に全体に伸ばし、クルクルとマッサージするように優しく馴染ませていきます。
このとき、ゴシゴシこすってはいけません。せっかく優しい洗浄料を選んだ意味がなくなってしまいます。
落とすというよりは、ベースメイクと馴染ませるイメージで、指の腹を優しく滑らせましょう。馴染ませる時間は30秒~1分くらいで十分です。
丁寧に洗い流す
クレンジング剤とメイクが馴染んだら、丁寧に洗い流します。この時、お湯の温度に気をつけるようにしてください。
体温よりも低い温度、できれば32度くらいのちょっと冷たいかな?と感じるくらいのぬるま湯がおすすめです。
お湯の温度が高いとメイクと一緒に皮脂まで落としてしまうためです。
洗い流す時も指は優しく当てるようにして、決してこすらず、なでるようなイメージで丁寧に洗い流します。
フェイスラインや小鼻の周りなどクレンジング剤が残りやすい部分は特に丁寧に洗ってください。
タオルでこすらないように拭く
洗い終わったら最後の仕上げ!水分を拭く時も気をつけてくださいね。ここでこすってしまっては、ここまで丁寧にやってきたクレンジングが台無し。
なるべく肌触りの優しいタオルを使い、水分を吸わせるイメージで拭き取るようにしてください。
顔を拭くタオルは、身体と別に柔らかいものを用意しておくといいでしょう。
植物オイルを使ってクレンジングをする方法
植物オイルは洗い流さないので、若干手順が変わってきます。
オイルを手で温めて使う
肌に馴染みが良くなるように、オイルも手で温めます。手が冷えている時は先に手を温めましょう。
手の平に500円玉大のオイルを取り、こすり合わせるようにして温めてから使います。
クルクルとメイクと馴染ませる
オイルを顔全体に馴染ませて、小さく円を描くようにしてクルクルとメイクと馴染ませます。
オイルなのでとても滑りがいいですが、肌をこすらないように、「馴染ませる」イメージで使います。
ティッシュにオイルを吸わせる
オイルは水で洗い流せないので、ティッシュオフします。この時、ティッシュでゴシゴシこすってはいけません。
時間があれば蒸しタオルを当てるとスッキリオイルを落とせます。
ダブル洗顔不要のクレンジング剤の使い方
ダブル洗顔不要のクレンジング剤は、
- 水かぬるま湯で乳化させてから落とすタイプ
- 普通に洗い流すタイプ
があります。
これは使い方の表示に従って、正しい手順で使うようにしてください。
馴染ませる方法はミルクタイプなどと基本的には同じです。指の腹を使って優しく馴染ませていきます。
落としやすいメイクも心がけよう
せっかく肌に優しく、乾燥を防ぐクレンジング剤を選ぶのですから、できるだけ落としやすいメイクを心がけましょう。
クレンジングの時間を短くするためにも、お湯で落ちるようなミネラルファンデーションやアイシャドウなどを使うこともおすすめします。
乾燥肌の改善はクレンジングから
スキンケアの基本は保湿です。しかしクレンジングで必要な皮脂まで取りすぎてしまうと、その後いくらがんばって保湿しても潤い不足の肌になってしまいます。
いくら高い美容液を使っても肌の乾燥の状態が変わらないのであれば、クレンジングからスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか。
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