オイルうがいの効果とは？オイルプリング専用オイルも続々！

ハリウッド女優やトップモデルが美容法として紹介したことで、一躍有名になった「オイルプリング」。

ごま油やココナッツオイルなどの植物系オイルを口に含みうがいをする「オイルうがい」のことですが、インドではゴマ油によるうがいは3000年も昔から行われていたそうです。

そのまま飲んでも大丈夫な食用オイルでうがいをするだけなので、もちろん安全。そのうえ、確かな効果もあるということで、一過性の流行ではなく継続して生活に取り入れている人も多いようです。

オイルプリング専用のオイルも登場し、ますます取り入れやすくなったオイルプリングを改めて紹介します！

美容・健康効果がいっぱい！オイルプリングとは

古代インドでは「ガンドゥーシャ」と呼ばれていたオイルプリング。オイルを口に含んでブクブクうがいするだけの、簡単・安全な美容・健康法です。

オイルプリングのやり方

ゴマ油やココナッツオイルなどの植物系オイルを使用します。

植物系オイルならなんでもよいそうなのですが、香りやベットリ感などがうがいに向かないものもあります。人気のごま油、ココナッツオイルが無難です。

【オイルプリングのやり方】

1. 唾液が出やすくなるように、水を飲んでおきます。ただ、起床後の口の中は汚れているため、水を飲む前に軽く口をゆすいでくださいね。
2. 小さじ１杯～大さじ１杯程度のオイルを口に含みます。
3. しばらくはブクブクせず、口の中にまんべんなく行き渡らせます。
4. 唾液が出てきたら、歯の裏側、隙間、歯肉、咽頭などにオイルをしっかり浸透させるようにブクブクうがいをします。
5. 最後は、オイルをティッシュ等に吐きだしてください。そのまま流してしまうと配管がつまることがあります。
6. 水やお湯でうがいをして終了です。口の中が気持ち悪い人は塩水でうがいをしてもよいでしょう。

うがいは15～20分程度できるようになると効果も出やすいようですが、最初は短い時間から。徐々に延ばして行くとよいでしょう。

できれば朝起きてすぐ。空腹の状態で行ってください。うがい後のオイルは汚れがいっぱいなので決して飲み込まないでくださいね。

オイルプリングの効果・効能

オイルプリングの効果は使うオイルにもよりますが、

• 歯の老化防止
• 歯周病予防・歯茎の強化
• 口内炎
• 口臭予防・改善
• 歯のホワイトニング効果
• 顔の皺予防・リフトアップ
• 免疫力の向上
• デトックス効果

など。

アーユルヴェーダでは、睡眠中に皮膚や口腔内に体内の老廃物が出てくると考えられているそうです。

朝一番にオイルプリングをすることで、老廃物をきれいに流し去る効果が期待できます。

口の中への働きかけ、口の中の粘膜から全身への働きかけで、さまざまな効果を発揮するオイルプリング。

• 美肌効果
• 花粉・喘息などアレルギー症状改善効果
• 白髪・薄毛などの予防・改善効果
• 鼻づまり・副鼻腔炎の症状改善効果

などの声もあります。

オイルプリングの好転反応について

体によい効果だらけのオイルプリングですが、その効果の表れ方は人によってさまざまです。

すんなり体中が良い方向に向かう人もいれば、「好転反応」といって、いったんは良いとは思えない症状が現れたりすることもあります。

• だるさ・眠気
• ほてり
• 発熱
• 湿疹・吹き出物
• 下痢
• 口内炎
• 吐き気
• かゆみ

人それぞれ、体の弱い部分に反応が出るようですが、それが好転反応であれば一時的なもの。症状が収まると体が良い方向に動き始めます。

ただ、好転反応なのか、そうでないのか（たとえば使用しているオイルが体質に合わないなど）、判断が難しいところです。

数日経っても症状に変化がない場合、症状が辛すぎる場合は、念のため中断することをおすすめします。

オイルプリングにごま油を使用する場合の注意事項

オイルプリングに使うごま油は、普段調理に使う茶色いごま油ではありません。「白ごま油」を使います。

ごま油には抗酸化物質として注目されているゴマリグナン（セサミン・セサモール・セサモリン・セサミノール）が含まれていますが、このうち、セサモリンが変化したセサモールという物質は加熱することで含有量が増えます。

セサモールをしっかり増やし、皮膚から吸収しやすくするために、キュアリングは必要なのです。

効果面だけではありません。

キュアリングを行えば、ゴマ特有のにおいはほとんどなくなり、サラッとした使用感になるため、オイルプリングに使いやすいオイルになるのです。

【キュアリングのやり方】

1. お鍋に移した白ごま油を火にかけます（蓋はしないように！）
2. かき混ぜながらムラなく加熱します
3. 温度計で確認しながら加熱、100℃くらいになったら火からおろします
4. オイルをよく冷ましてから、密閉ボトルに移します

火からおろした油は余熱で温度が上がります。120℃以上になると有害な物質が生成されるため、温度に気をつけてください。

オイルプリング初心者にも使いやすい！おすすめオイルを紹介！

オイルプリングに使用するオイルは植物系オイルならなんでもよいという風に言われていますが、それでも口に含んでオイル臭かったり、ベトベト感が気持ち悪くて「オエッ」となってしまっては長く続けることができません。

オイルの中で人気なのは「バージンココナッツオイル」や「白ごま油」ですが、最近ではオイルプリング専用のオイルが使いやすいと評判です。

オイル臭が苦手な人におすすめ！オイルプリング専用オイル

オイルプリング初心者におすすめなのが、オイルプリング用に作られた専用オイルです。オイルの臭いやベトベト感に苦手意識がある人にもおすすめです。

〇「シムシム　セサミオイルプリング」

シムシムのセサミオイルプリングは、国内の老舗ごま油メーカーにおいて低温圧搾法でじっくり抽出。その後、キュアリング加工もされているため、オイル独特のベタベタ感もなく、サラッと口に含みやすくなっています。

また、ペパーミント・ティーツリー油・ユーカリ油を加えているため、スーッとしたさわやかな香りが口の中に広がり、気持ちよくうがいを続けることができます。

うがいに必要なオイルも5mlと少量。うがい時間も３分程度でいいため、日々の負担になることなく、オイルプリングを継続することができます！

〇「BS1ST. オイルプリング」

シムシムはセサミオイルですが、ブラウンシュガーファーストのオイルプリングはココナッツオイルを使用しています。シムシムのセサミオイル同様、ペパーミント・ティーツリー・ユーカリにより、すっきりさわやかにうがいができます。

ブラウンシュガーファーストは「わが子に食べさせたいかどうか？」を基準に食材を厳選しているという日本発のオーガニック食品ブランド。美容・健康意識の高い人たちからも支持されています。

旅行や出張など持ち歩きに便利！使い切りパッケージも

毎回、新鮮なオイルでどこでも簡単にオイルプリングできるように、使い切りサイズの商品もあります。

〇「レイナチュ ココナッツオイルプリング」

国際的な認証機関で認定を受けたオーガニックバージンココナッツオイル100%！科学的な精製を行うことなく、油分が酸化しにくい低温圧搾法にて抽出し、１回分（10ml）ずつパッキングしています。

アルミニウム製のパッケージは、光・空気を遮断！防腐剤無添加でも工場出荷時の状態を長期間キープします。

〇「BS1ST.有機エキストラバージンココナッツオイル（ポーションタイプ）」

「BS1ST. オイルプリング」を販売しているブラウンシュガーファーストの「有機エキストラバージンココナッツオイル」の食べきりサイズ（5g×16袋）です。

「BS1ST. オイルプリング」のようなミントの香りなどのない、食用のエキストラバージンオイルでずか、品質の高さや味のよさからリピーターも多い人気のココナッツオイルです。

芸能人の中には、この「有機エキストラバージンココナッツオイル」をオイルプリング用として愛用している人もいるようですよ。

おいしいオイルで朝からすっきりさわやか！オイルプリング習慣を

「オイルを口に含んだままブクブクうがい」を想像しただけでオエッとなってしまって、美容・健康にいいと聞いても、なかなか挑戦できずにいる人もたくさんいるのではないでしょうか。

実は私もそうでした！オイル全般苦手で避けていたのですが、シムシムのオイルプリングは大丈夫でしたよ。さらっとしていてもオイルはオイルなので、慣れるまでは多少気になりますが、３日もすれば長く口に入れていても平気な状態に。

それよりも実際にやってみてわかったのは、慌ただしい朝、起床直後に行う作業としては、結構な時間と手間に感じてしまうということ。

最低でも５分以上口の中に入れたままブクブク。慣れればブクブクしながら朝食の支度もできるようになりますが、慣れるまではちょっと大変です。

うがい後も洗面所にペッとできないのが、毎朝のこととなればちょっと面倒。習慣化するまでは少々頑張りが必要です！

オイルに苦手意識がある人も、ミントやユーカリ油などの入ったうがい用オイルをぜひ試してみてください。毎日歯を磨くようにオイルプリングも日常化して、美しさと健康を手に入れましょう！