オリーブオイルで肌をケア!美容効果の高いスキンケア方法
Date:2018.09.05
オリーブオイルが当たり前に出回っている今、スーパーではたくさんの種類のオリーブオイルが並んでいますよね。
イタリアンのイメージが強いですが、普段のお料理に使うオリーブオイルを数種類常備しているご家庭も多いでしょう。
最近では、オリーブオイルをサラダにかけたり、そのまま飲んだりする健康法も流行っています。
オリーブオイルには、豊富な栄養が含まれており摂取すればさまざまな美容と健康効果があると注目されてるのです。
では、どのようなオリーブオイルが美容や健康により有効なのか、また美容のアイテムとしてどのような使い方があるのか、美肌のためのオリーブオイルの利用方法をご紹介しましょう。
この記事の目次
オリーブオイルを美味しく摂取して、デトックス効果で美肌になれる!
オリーブオイルを摂取して美肌になる効果とその方法をご紹介しましょう。
オリーブオイルの美肌になる栄養素
オリーブオイルには、美肌効果を促す栄養素が豊富に含まれています。
- 抗酸化作用でアンチエイジング
- ビタミンEやβカロチン、ポリフェノールなどの抗酸化作用による美肌効果、オレイン酸の悪玉コレステロール抑制による生活習慣病予防効果など、女性にはうれしい効果がたくさんあります。
ビタミンEとβカロチンは、衰えた肌を回復してくれたり、保湿効果があったりと美肌作りには欠かせない栄養素ですが、油と一緒に摂取すると吸収率が上がるので一石二鳥なのです。
- 便秘解消のデトックス効果
- オリーブオイルの70%の脂質であるオレイン酸は、腸に刺激を与えて腸のぜん動運動を促し便秘の改善に役立ちます。また、硬い便を腸内でスムーズに動かす潤滑油にもなるのです。
便秘だと腸管から肌に必要な栄養素を充分吸収できなくなるので、肌に栄養が行き届かなくなり肌トラブルの元に。便秘を解消することは、腸内環境を良くすることにつながり、体に溜まった腐敗物質や毒素を体外に排出することになります。
これらの老廃物が血中に溶け出ることもなくなり、肌トラブルの元がなくなるのです。
効果的なオリーブオイルの摂取方法
オリーブオイルの美肌への有効成分の効果を高めるためには、一緒に摂ると効果がアップする食材を調理して摂取することをおススメします。
- そのまま摂取
- 一日大さじ2杯の摂取をおススメします。これ以上飲むとカロリーオーバーになるので注意しましょう。
そのまま摂取しても良いのですが、さらに美肌効果を高めるには、レモン汁をプラスしてみましょう。大さじ1/2のオリーブオイルと大さじ1/2のレモン汁を混ぜるだけです。
レモンのビタミンCとの相乗効果でおいしく美白できますよ。できるだけ毎日続けてみてください。
- トマト+オリーブオイル
- トマトには、抗酸化作用のあるリコピンが豊富に含まれ、メラニンを生成する成分を抑制する効果があり、シミやシワを予防改善に役立ちますが、オリーブオイルと一緒に摂取することでその効果が2倍にアップするのです。
このリコピンは、βカロチンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上の抗酸化力があり、油で加熱することで吸収率が4倍にもアップします。
オリーブオイルのトマト煮など、美白美肌効果最強の一品になりますね。
- ゴーヤ+オリーブオイル
- ゴーヤには、美白美肌の効果に欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。このビタミンCも油と摂取すれば吸収率が上がるので、オリーブオイルで調理するのが良いでしょう。
ゴーヤは捨ててしまいがちな種のあるワタ部分こそビタミンCがたくさん含まれているので、できるだけワタ部分も一緒に調理しましょう。
- ヨーグルト+オリーブオイル
- ヨーグルトに含まれる乳酸菌と、オリーブオイルのオレイン酸との相乗効果で腸内環境が整い、便秘の改善予防にてき面に効果があります。
便秘が改善されると肌荒れトラブルを改善でき美肌効果があるのです。
お好きなヨーグルトに適量のオリーブオイルを混ぜるだけです。効果を得るためには最低2週間は食べ続けましょう。
- 納豆+オリーブオイル
- 納豆が体に良いことはご存知ですよね。納豆にもビタミンEやビタミンB群が豊富で美肌効果が期待できるのですが、納豆菌という善玉菌による整腸作用もあるのです。
これにオリーブオイルを混ぜ合わせると相乗効果で腸内環境が良くなり、美肌効果につながります。
スキンケアアイテムとしてのオリーブオイルの七変化美容法
オリーブオイルを成分にしたスキンケアアイテムは、敏感肌や乾燥肌の方や、低刺激を好む方、なるべく天然のものを使いたいという方にピッタリの美容アイテムです。
クレンジングからパックまで、何でもこなすスキンケアアイテムなのです。
オリーブオイルのスキンケア効果
オリーブオイルは万能のスキンケアアイテムといっても過言ではないかもしれません。
- オリーブオイルに含まれる美肌効果のある栄養素
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- ビタミンE→肌を保護、保湿作用
- ビタミンA→肌のハリとツヤ、弾力を保持
- ポリフェノール→シミやくすみを予防し、肌の老化を防ぐ
- リノール酸→水分保持・スクワレン→保湿作用
- オレイン酸→抗酸化作用
- 乾燥から肌を保護
- 人の皮脂と似た成分であるオレイン酸が多く含まれているため、肌になじみやすく肌トラブルの原因になる乾燥から肌を保護する役割があります。
よって、小じわや肌のくすみを予防改善してくれるのです。
- 保湿効果アップ
- オリーブオイルに含まれている植物性スクワランは、保湿力に優れており肌にもなじみやすく、コスメでよく使われている動物性のスクワランよりも刺激物が含まれていない分、肌によりやさしいのです。
- ターンオーバーを正常化
- オリーブオイルに含まれているビタミンEには、紫外線による皮膚のダメージを防ぐ働きがあり、シミやシワを防ぐ効果が期待できます。
また、血行を良くして新陳代謝を向上し、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を正常化し、肌をみずみずしく保つことができます。
- 美白効果
- ヒドロキシチロソールやチロソールには、シミの原因となる黒色メラニンの生成を抑制する働きがあるので美白効果が期待できます。
また、ビタミンAとビタミンEは紫外線から肌を守る効果があるので、日焼け予防対策にもなるのです。
オリーブオイルのスキンケア方法
オリーブオイル配合の化粧品も多く販売されていますが、スキンケアアイテムとして販売されているオリーブオイルそのものを使用するスキンケア方法をご紹介します。
- オリーブオイルクレンジング
- オリーブオイルでのクレンジングは、他のオイルクレンジングよりも皮脂とのなじみが良く肌の奥まで浸透しやすいため強くこすらなくてもメイクが浮き上がるので、肌に負担がかかりにくいメイク落としになります。
また、皮脂を落としすぎずに、適度に皮脂を残す洗いあがりになるので、洗顔後に肌がつっぱることがなく保湿効果もあるのです。
- 手の平で温めたオリーブオイルをポイントメイクになじませてクルクルとやさしくクレンジングします。
- 次に顔全体にたっぷりと手の平で温めたオリーブオイルを塗布し、全体をクレンジングします。
- クレンジング後、蒸しタオルやティッシュなどで油分を拭き取り、濡らさずにそのまま肌に泡を塗布して洗顔しましょう。
- オリーブオイル洗顔
- お使いの洗顔料を泡立て、そこにオリーブオイルを1-2滴混ぜましょう。ツヤツヤのきめ細かい泡ができ、その泡を顔に塗布してやさしく洗います。
オリーブオイルが汚れを浮かすだけでなく、肌に潤いを与えてくれる洗顔になります。
- オリーブオイルパック
- 乾燥が特に気になる時は、オリーブオイルパックがおススメ。
- キレイに洗顔したら、水分をしっかりと拭き取り、たっぷりのオリーブオイルを顔に塗布します。
- マッサージをしても良し。そのまま3分間キープします。
- 温かい蒸しタオルでやさしく拭き取ります。
- 小鼻の角栓除去
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- 蒸しタオルを顔に被せて鼻の毛穴を開きます。
- 手の平で温めたオリーブオイルを小鼻になじませます。
- クルクルとやさしくオイルでマッサージすると、硬く固まった皮脂が溶けて小鼻の詰まった角栓が取り除かれていきます。
- 小鼻のオイルを蒸しタオルやティッシュなどで油分を拭き取り、濡らさずにそのまま肌に泡を塗布して洗顔しましょう。
- オリーブオイルマッサージ+スチームパック
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- 手の平で温めたオリーブオイルを顔全体に塗布します。
- 中指の腹で目頭の横をプッシュします。そのまま眉毛の下の骨に沿いながら目の周りをやさしくプッシュしながら一周します。
- 次に、額をこめかみに向かい左右の手の平で交互にマッサージします。
- 両手の中指を重ねて、鼻の下をプッシュします。
- 次に、同じくあごの下をプッシュします。
- 左右のこめかみを中指でプッシュします。
- あごから耳の下に向かって中指で円を描きながらマッサージします。
- 次に、口角から耳の真ん中に向かって中指で円を描きながらマッサージします。
- 次に、小鼻からこめかみに向かって中指で円を描きながらマッサージします。
- 両手の中指と薬指で、手を交互に使いながら軽く肌を叩くようにほほを上に向かってマッサージします。(左右行う)
- 最後に両手で顔全体を覆い、中央から外側にオイルを伸ばすようにして終了です。
顔全体をマッサージした後、オリーブオイルが顔に残っている状態で10分間程度入浴します。オイルで塞がれている分パックの効果があります。
最後、蒸しタオルで拭き取るか洗顔をしてから、いつものスキンケアをしましょう。
冬のカサカサゴワゴワ肌の時や、粉が吹いている時におススメです。肌がしっとりとやわらかくなるのを実感できるはずです。週に一回程度のスペシャルケアとしてやってみましょう。
- スキンケア前の導入液
- 乾燥が気になる方は、化粧水前に導入液としてオリーブオイルを導入液替わりとして使用しましょう。
- オリーブオイルを1-2滴手の平でもむように温めて、顔を包むようにして10秒間なじませます。
- オリーブオイルがなじんだら、普段のスキンケアを行いましょう。
このように導入液としてオリーブオイルを使うと、浸透率が上がるので、特に乾燥する季節にオススメです。
- 乳液や仕上げのクリームに数滴プラス
- お使いの乳液やクリームに1-2滴混ぜて使ってみましょう。保湿力がアップし、効果が実感できるはずです。
美肌のためのオリーブオイルは、食用とスキンケア用とで使い分けよう
オリーブオイル1本あれば大丈夫!と言いたいところですが、食べるためのオリーブオイルと肌に直接つけるためのオリーブオイルでは、違いがあります。
食品グレードのオリーブオイルは精製度が低く安価であり、化粧品グレードのオリーブオイルは、精製度が高く高価です。
それぞれ用途に合わせて作られているので、食用は食用を、スキンケア用はスキンケア用を使いましょう。
高い>安い
医薬品グレード>化粧品グレード>食品グレード>工業グレード
食用のオリーブオイルは、エキストラバージンオイルを
日本で販売されているオリーブオイルの種類は大きく分けて三種類あります。
- エクストラバージンオイル
- オリーブの果実を絞っただけの科学的加工がされていない純粋なオリーブオイルです。一番搾りで栄養がそのまま残っているので、最も栄養豊富で香りも良いオリーブオイルです。
- ピュアオリーブオイル
- 精製されたオイルに、加工をしていないバージンオイルを混ぜたオリーブオイルです。加工して食べやすくしたものにバージンオイルの風味をプラスして製品化し、安く出回っているオリーブオイルです。
- オリーブポマースオイル
- 一番搾りをしたオリーブの実をポマースといいます。そのポマースをさらに絞って加工し、そこにバージンオイルの風味をプラスして製品化し、ピュアオイルよりもさらに安く売られているオリーブオイルです。
栄養価には期待できず、一般にはあまり出回っていませんが、オリーブポマースオイルという名前で販売しなければいけない規定があるので、見つけてみてください。
以上、生食には高価なエキストラバージンオイルが栄養豊富でおススメです。しかし、このエキストラバージンオイルには辛みが強いものと、マイルドなものとがあるので、好みや料理によって使い分けても良いかもしれません。
味見ができるオリーブオイル専門店もあるので、お気に入りのオリーブオイルを見つけましょう。
また、炒め物にはピュアオリーブオイル、揚げ物には安価なオリーブポマースオイルを使うと良いかもしれませんね。
スキンケア用のオリーブオイルは、精製されたオリーブオイルを
家に常備されている食用のオリーブオイルではなく、スキンケア用として販売されているオリーブオイルを使いましょう。
- 食用オリーブオイルはNG
- 食用のオリーブオイルは、酸化しやすく不純物などが入っているためおススメしません。いくらエキストラバージンオイルが栄養豊富であっても、肌のために作られていない食用オリーブオイルは刺激が強すぎて肌に負担をかける可能性が高いです。
また、オリーブオイルはもともと酸化しにくいオイルですが、スキンケアアイテム用のオリーブオイルよりも酸化しやすくなっています。
- 精製されたオリーブオイル
- 精製されて不純物が取り除かれたスキンケア用のオリーブオイルが安全で安心です。肌のためにより浸透しやすく、刺激が少ない精製されたスキンケア用に作られたオリーブオイルを選びましょう。
オリーブオイルは、内側からも外側からもうれしい美肌効果がある!
オリーブオイルは、食用で摂取しても肌から浸透させても、肌にうれしい効果があることがわかりましたね。一言でオリーブオイルが肌に良いといっても、さまざまな種類のオリーブオイルがあり、自分の好みに合ったオリーブオイルを選ぶのも楽しいでしょう。
ただ、スキンケア用のオリーブオイルが高いからといって、食用のオリーブオイルをスキンケアに使うのだけはやめておきましょう。
食用とスキンケア用とお気に入りのオリーブオイルを見つけて、体の中からと外からの効果で潤いのある美肌を手に入れちゃいましょう。
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