おまとめローンとは。審査通過のコツを解説とおすすめローンの紹介
Date:2022.07.12
いくつかカードローンを利用しているため、おまとめローンを検討している人もいると思います。そこで気になるのは、おまとめローンの審査の難易度ではないでしょうか?
今回は、おまとめローンの概要から審査通過のコツまで詳しく解説します。
おまとめローンを利用するときは、審査もやや厳し目になる傾向がありますから、しっかりと準備しなくてはなりません。
闇雲に申し込んでも審査に落ちてしまう可能性があります。どのような点に気をつければ良いのか、審査の流れを理解してから申し込みましょう。
おまとめローンとは?複数の借り入れを1つにできるローン
おまとめローンとは、複数の借り入れを1本にまとめるためのローンのことで、おまとめ専用の商品です。
- A社:10万円
- B社:15万円
- C社:10万円
3社から借り入れをしている人が、D社のおまとめローンを利用し35万円借ります。3社の借り入れは返済し、借り入れはD社からの35万円1つになります。
おまとめローンはいくらまで借りられる?
カードローンを利用する際は、総量規制によって年収の3分の1までしか借りられないことになっています。
しかしおまとめローンは総量規制の対象外なので、借り入れをまとめた結果、年収の3分の1を超えてしまっても大丈夫です。
たくさん貸し付けることが目的ではなく、借り入れを1本化して返済を楽にすることが目的なので、年収の3分の1を超えても良いとされているのです。
まとめることで金利が下がる可能性がある
おまとめローンを利用することの最大のメリットは、金利が下がる可能性があることです。
一般的にカードローンの金利は、借り入れ額が増えるほど下がる仕組みになっています。
しかし総量規制があるために、よほどの年収がない限り、それほど高額な借り入れはできません。また、初めての借り入れですと、ほとんどは上限金利が適用されることになります。
そうすると、数社から借りている人は全て上限金利が適用されていることが多く、利息の支払いも増えてしまいます。
返済額が減る可能性もある
金利が下がるということは利息も少なくなるということです。毎月の返済額、総返済額、ともに減らせる可能性があります。
ただし、借りる金額と適用される金利、そして返済期間によって返済額が減らないケースもありますから、申し込む前に返済シミュレーション等を利用して、よく検討することが大切です。
おまとめローンと借り換えとの違い
似たようなものに「借り換え」があります。これは読んで字の如く、借りる会社を変えるという意味で、基本的にはA社→B社という変更を意味します。
金利は法定金利内で各社が自由に設定していますから、借りている金額によっては他社で借りた方が金利が下がるケースがあるのです。
そのため、金利の低いB社で同じ金額を借り、A社の借り入れを全て返済することで、今後の返済を楽にしていくというのが「借り換え」です。
1社しか借りていない人は借り換えがおすすめ
借入先が1社のみの人は、他社の金利を調べ、現在の残高に適用されている金利よりも低い金利のカードローンを選ぶと良いでしょう。
- 返済が遅れている
- 既に年収の3分の1を超えている
などマイナスの材料がなければ、審査通過はそれほど難しくないはずです。
2〜3社以上借りている人はシミュレーションして決める
複数の借入がある人は、借入金額によって借り換えか、おまとめローンが良いかが違ってきます。
【借り換えがおすすめの人】
- 借り入れの合計が年収の3分の1を超えない
- シミュレーションの結果金利が下がる
【おまとめローンがおすすめの人】
- 借り入れの合計が年収の3分の1を超える
- 新たな借り入れはせず完済を目指したい
4社以上借りている人はおまとめローン
4社以上となると、新たに借入することが難しい傾向があることから、おまとめ専用のローンを利用した方が審査は通過しやすいです。
おまとめローンの審査通過のコツを知りたい!
では、おまとめローンはどのくらい審査が厳しいのか、通過するためのポイントについてまとめました。
おまとめローンの審査基準
- 年齢
- 住所
- 勤め先
など、審査する項目は、一般のカードローンと変わりません。
ただし、
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収
などは、より重視されると考えた方が良いでしょう。
おまとめローンの審査に落ちる原因
通常のカードローンの審査が決して甘いわけではありませんが、おまとめローンとなると返済能力がより重要になってきます。
借り入れの金額が大きくなるのですから、収入は高いほど有利になりますし、勤続年数が長いほど収入が安定していると判断されるでしょう。
ですから働き始めて数ヶ月、月収5万円のアルバイトでは審査に落ちる可能性があります。
おまとめローンの審査を通過するには?
アルバイトではダメということではないのですが、収入の安定性という観点から派遣社員や契約社員の方が有利になる可能性はあります。
また、収入の額や勤続年数という点も重要になりますので、もしアルバイトやパートで申し込むなら
- 仕事を増やして年収を上げる
- 1年以上勤めてから申し込む
などの対策をした方が安心です。
おまとめローンのおすすめ3選
審査が早めで、複数の借入をまとめやすいおすすめのローンを3つ、厳選してご紹介します。
プロミスのおまとめローン
プロミスのおまとめローンは、融資額が300万円とやや低めではありますが、プロミスを利用している人はもちろん、他社の借入が増えてしまった人も、安定した収入があれば申し込めます。
【プロミスのおまとめローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 20歳以上65歳以下 本人に安定した収入があること |
融資額 | 300万円まで |
借入利率 | 6.3%〜17.8% |
使途 | 他の貸金業者からの借入返済 |
おまとめローンの特徴 | ・主婦、学生、パート、アルバイトOK ・返済期間最長10年 ・返済日は5日、15日、25日、末日から選べる |
アコムの借り換え専用ローン
名称は「借り換え」となっていますが、複数の借り入れをまとめることができるおまとめローンです。
審査を通過し、契約手続きが済んだら、アコムがあなたの代わりに他社へ振り込みしてくれますので、あとは毎月アコムに返済することになります。
【貸金業法に基づく借換え専用ローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 成人以上 ※高校生不可 本人に安定した収入があること |
融資額 | 300万円まで |
借入利率 | 7.7%〜18.0% |
使途 | 貸金業者からの借り換え |
おまとめローンの特徴 | ・インターネットでも申し込み可 ・アコムが他社へ振込返済 |
アイフルのおまとめMAX
アイフルには2つのおまとめローンがあります。アイフルを利用したことのある人は「おまとめMAX」、アイフルが初めての人は「かりかえMAX」ですが、内容は同じものです。
他者と違う点は、融資額上限が800万円と大きく、銀行カードローンやショッピングのリボ払いもまとめられる点です。
また、WEB完結が可能で、カードも郵送物もなしにできるのも大きなメリットでしょう。
【アイフルのおまとめMAX】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込要件 | 20歳以上 本人に安定した収入があること |
融資額 | 800万円まで |
借入利率 | 3.0%〜17.5% |
使途 | 消費者金融、クレジットカードの借入返済 銀行カードローン、リボ払い分もOK |
おまとめローンの特徴 | ・WEB完結可能 ・限度額が高い ・返済期間は最長10年 |
知っておこう!おまとめローンのデメリット
総量規制の対象外ということで、大きな金額の借入が可能になるおまとめローンですが、通常のローンとは違うデメリットもあります。
審査に時間がかかる場合がある
借入金額がかなり大きくなる人もいますので、即日融資が難しい場合があります。
収入証明書の審査も必要ですし、融資が決定すればおまとめローンの会社があなたの代わりに他社へ返済してくれるので、事務手続き等にも時間がかかります。
繰り返し利用はできない
おまとめローンは、返済専用のローンです。一つにまとめて、これ以上債務を増やさないという目的があるからです。
一般のローンのように、限度額内なら何度でも借りられるものではなく、全額返済するまで新たな借り入れはできません。
消費者金融以外はおまとめできないことがある
おまとめローンは、それぞれ使途が決められています。
アイフルは、銀行カードローンもOKとなっていますが、その他のおまとめローンは「貸金業者からの借入に限る」となっているのが一般的です。
ローンの種類によってはまとめることができないので、事前に確認した方が良いでしょう。
新たなローンの審査は落ちる可能性がある
おまとめローンを利用し、返済を続けていく中で、またお金が必要になることがあるかもしれません。
しかし、おまとめローンを利用中にまた別のローンに申し込んでも、審査通過は難しいでしょう。
おまとめローンは返済専用のローン!1本化して返済を楽にしよう
おまとめローンは、複数ある借り入れをまとめて一つにできるローンです。金利が低いローンに乗り換える「借り換え」とは違います。
総量規制の対象外となっているため、年収の3分の1以上の借入も可能ですが、返済に集中するためのローンですので、新たな借り入れはできなくなります。
1つにまとめることで借入残高が高額になることもあり、金利が下がったり、返済額が少なくなったりする可能性があります。
返済が複数あって管理も大変な人は、今回ご紹介したおまとめローンを利用して、返済を楽にしませんか?
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