パーマの種類と特徴。知っているとスタイリングに差が出る!
Date:2018.11.19
パーマはイメージチェンジをしたいという理由の他に、毎日コテで巻いたりヘアアイロンで癖を伸ばすなら、いっそのことスタイリングの手間を省きたいという理由でもかける人も多いでしょう。
ですが、ひとくちにパーマといってもいくつか種類があることをご存知でしょうか。また、パーマそれぞれに特徴があり、髪の長さやなりたいイメージ、スタイリング方法も変わってきます。
今回こちらの記事では意外に知らなかったという人も多いパーマの種類についてお話ししていきます。
いつも美容師さんにお任せしているという人も、パーマの種類やそれぞれの特徴を知っておくとこれまで以上に髪型のオーダーもスムーズになり、理想のヘアスタイルに近づきやすくなりますよ!
この記事の目次
パーマの種類は一つじゃない!パーマの種類とそれぞれの特徴は?
パーマといってもいくつか種類があります。また、髪の長さやなりたいイメージによっても選ぶパーマは変わってくるので、まずはパーマの種類についてお話ししていきます。
パーマは大きく分けると2種類
パーマにはいくつか種類があると言いましたが、それはパーマのかけ方や使う薬剤など細かく分けた場合で、大まかには分けると以下の2種類です。
- 一般的なパーマといえば水パーマ
- パーマというとスタイリングの際に髪を湿らせてカールを蘇らせてからスタイリングしていくイメージがありますが、それは水パーマと言われる種類です。美容院でただ「パーマ」と記載されていれば水パーマを指します。このパーマの大きな特徴は以下の5点です。
- 水に濡れた時にカールが出る
- くせ毛っぽいナチュラルなカール
- ボリュームが欲しい人向け
- ホット系パーマに比べて痛みが少ない
- お店にもよりますが、パーマの中でも比較的リーズナブル
- しっかりカールにはホット系パーマ
- 髪を乾かした時にカールが蘇るデジタルパーマや、髪を乾燥させてカールをつけるエアウェーブパーマなどがこのホット系パーマに該当します。美容院では水パーマとは別に記載されている場合が多く、値段や施術時間も変わってきます。ホット系パーマの主な特徴は以下の6点です。
- 乾かした時にカールが出る(デジタルパーマの場合)
- コテで巻いたようなカール
- 水パーマと比較するとスタイリングが簡単
- 水パーマに比べて持ちが良い
- 熱を加えるため痛みやすい
- 時間やコストは水パーマよりも掛かる
かけた後に後悔しないためにも知っておきたい、各パーマのメリットとデメリット
上記ではパーマは大きく分けて水パーマとホット系パーマの2種類とお話ししましたが、その2種類をさらに細かく分けてご紹介していきます。それぞれに特徴があるので、知っておくとなりたいイメージのヘアスタイルに近付きやすくなりますよ!
ダメージ少なめ、持ちアップのクリープパーマ
クリープ(creep)とは「ゆっくり歩く」という意味で、クリープパーマとは通常のパーマの過程の中で1液と2液の間に乾燥という工程を加えたパーマです。
通常のパーマは髪の毛の水分量を調整し、髪質を決定しているコルテックスという成分を無理に伸ばして固定させようとするため、それが元に戻ろうとしてダレてしまいます。クリープパーマは1液と2液の間にドライヤーやローラーボールというクルクルと回る機械を当てて乾燥させることでコルテックスに薬剤が浸透して柔らかくなり、それが固定されることでダレにくく、弾むようなカールが出来上がります。
コールドパーマと呼ばれる通常のパーマに比べて比較的持ちが良く、髪の毛のゴワつきが気になりにくくなります。メリットの多いクリープパーマですが、デメリットを挙げるならばクルンとコテで巻いたようなスタイルは作りにくいという点です。また、直毛の方や縮毛矯正をかけている人にはかかりにくいです。
ヘアカラーとの同日施術でも痛みにくいコスメパーマ
コスメパーマはその名のとおりコスメ=化粧品として登録されている薬剤を使用してかけるパーマです。通常のパーマ液は医薬部外品ですが、コスメパーマの薬剤は化粧品として登録されているものなので髪への負担が少なく済むのでパーマとの同日施術が可能です。
緩めのカールに仕上がるのでナチュラルな印象にしたい時、髪へのダメージを減らしながらスタイルにボリュームを持たせたい時などにおすすめです。また、通常のパーマに比べて持ちは良くはないので、その点を考慮してかける必要があります。
弾むようなクルンとしたしっかりカールが欲しい人はデジタルパーマ
通常のパーマは薬剤の力でカールをつけるのに対し、デジタルパーマは薬剤と熱の力でカールをつけます。通常のパーマでも温める場合がありますが、デジタルパーマはロッド一本一本に熱を通してカールを作っていきます。
通常のパーマと違って乾いた時にカールが蘇るので、クルクルと指に髪を巻きつけて乾かしてほぐすだけでスタイリングでき、再現性が高く、持ちも良いのが特徴です。自宅でパーマヘアをうまく再現できない、パーマがとれやすいという人には嬉しいポイントですね!
仕上げはトリートメント剤や軽めのワックスで仕上げるとツヤのあるスタイルになります。デメリットとしては熱を利用してかけるので通常のパーマに比べて髪へのダメージは大きく、パサつきやすいという点です。また、一度デジタルパーマをかけてしまうと、その部分を別の種類のパーマはかかりにくくなるので注意しましょう。
ダメージレスで柔らかなカールができるエアウェーブパーマ
エアウェーブパーマはデジタルパーマ同様にホット系パーマで、髪に巻くロッドに空気を送り込んで乾燥させることでカールを定着させる方法です。
乾燥させることでカールをつけるのはクリープパーマと同じですが、専用の機械を使っていること、そして乾燥させるパワーが違うのでエアウェーブの方がさらにしっかりとカールを定着させることができます。
また、乾いている時と濡れている時とのカールの出方にあまり差がないのも特徴の一つです。ダメージレスでしっかりとゆるふわヘアにしたいという人にはデメリットの少ないパーマですが、強いてデメリットをいうならばかける際に時間がかかるという点です。時間がない、なるべく早く終わりたいという人は所要時間も確認しましょう!
柔らかなストレートヘア、ボリュームダウンにはストレートパーマ
強い癖毛ではないけれどサラサラのストレートヘアにしたい、うねりが気になる、ボリュームダウンしたいという人にはストレートパーマがおすすめです。また、髪に残ったパーマを落としたい、かかりすぎたパーマを緩くしたいという場合にもストレートパーマは効果的です。
ですが、強すぎる癖やパーマにはあまり効果を発揮できず、まっすぐにはならないので、その点を考慮してオーダーするようにしましょう。
強い癖毛でお悩みの人にはしっかりストレートになれる縮毛矯正
強めの癖毛さんでもストレートヘアになれるのは縮毛矯正です。ストレートパーマとの違いは施術の中でヘアアイロンでストレートに伸ばすという工程がプラスされます。この熱を加えることで、ストレートパーマではできないまっすぐストレートヘアを作ってくれます。
また、艶とまとまりのあるスタイルにもなるので癖毛でお悩みの人やかかりすぎたデジタルパーマをストレートにしたいという場合にもおすすめです。ですが、熱を加えるので傷みやすいので日頃のヘアケアを怠らないようにすることが大切です。
髪の長さ別、おすすめのパーマの種類
あまり関係ないと思われていますが、実は髪の長さによっておすすめのパーマは変わってきます。パーマをかける際はパーマの種類だけではなく、髪の長さなども考慮して選ぶとよりスタイリングもしやすくなりますよ!
寝癖直し必須の短めショートなら水パーマorウェーブパーマ
ボーイッシュにも女性らしくも見えるショートは人気のヘアスタイルですが、難点を挙げるなら朝の寝癖です!ある程度長さや重さを持たせたスタイルなら気になりませんが、基本的にはショートヘアは朝のスタイリングは髪を洗ったり、ヘアミストなどで髪を濡らす寝癖直しからスタートします。
ならばいっそのこと濡れた状態からスタイリングを始める水パーマや、乾いた時と濡れている時の差があまりないウェーブパーマがおすすめです。また、なりたいスタイルやパーマをかける強さにもよりますが、ショートヘアはふわっとボリュームをもたせたスタイルが人気です。
その点からも水パーマやエアウェーブパーマはそうしたふんわりとしたスタイルを作りやすいので、理想のスタイルに近付きやすくなりますよ。
伸ばし中のミディアムヘアにもおすすめなのは持ちが良くスタイリング楽チンなホット系パーマ
ショートヘアに比べて寝癖が気にならず、スタイリングが楽になるミディアムヘアは長持ちしやすいホット系パーマがおすすめです。
また、ミディアムヘアの人には髪を伸ばしている途中で、あまり切りたくはないけれど全体的にイメチェンしたいという人も多いでしょう。そんな人にこそ、手入れは楽で取れにくく、弾むようなカールをつけられるデジタルパーマや、フワッとゆる巻きをしたようなウェーブパーマはぴったりです。
注意すべき点としては、特にデジタルパーマは傷みやすいので髪を伸ばしているという人は綺麗に髪を伸ばすためにも日頃のヘアケアを怠らないようにしましょう!
長さとボリュームのあるロングヘアの人にはダレにくく綺麗が続くデジタルパーマがおすすめ
ショートやミディアムに比べて髪全体にボリュームがあり、長さもあるロングヘアにはその特徴に負けないカールを作れるデジタルパーマがおすすめです。
水パーマは濡れた状態からスタイリングをするので長さのあるロングヘアの人には少々面倒に感じます。また、ヘアアレンジをすることが多いロングヘアの人は、その度にコテで巻いているとかえって傷みを進めてしまいます。
デジタルパーマはコテで巻いたようなカールを作ることができ、それが持続しやすいのでアレンジしてもカールがダレることなく華やかなスタイルをキープできます。
自分の髪質や求める効果や仕上がりに合わせてパーマを選びましょう!
これまでパーマは傷むから躊躇していた人も、水パーマではかかりにくくて諦めていたという人も自分の髪質やなりたいイメージ、求める効果に合わせてパーマを選べば、後悔することなく理想のヘアスタイルを手に入れることができます。
美容院でオーダーの際には単に「パーマをかけたい」、「こんなスタイルにしたい」というだけではなくしっかりと要望を伝えれば美容師さんもそれに合わせたパーマをおすすめしてくれますよ。
ヘアカラー同様、またはそれ以上にイメージチェンジができるパーマは華やか、おしゃれなイメージにしてくれるだけでなく、髪の長さによっては朝のスタイリングも楽にしてくれるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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