ストレス発散は絵本で!癒しと元気をくれるオススメの大人の絵本
Date:2017.02.07
時間に追われた生活、人間関係の悩み、恋愛や結婚についての不安や悩み、私たちはさまざまな悩みや心配事を抱えて生きていますね。
現代社会で生きている人は、ほとんどの人がストレスを抱えているといってもいいでしょう。
ストレスと上手に付き合っていかなければ健康にも美容にも影響します。ストレス解消法は人によっていろいろですが、最近では絵本を読むことで心が癒されるという声も増えてきています。
大人に癒しを与えてくれる絵本。そんな魅力的な絵本を紹介しましょう。
この記事の目次
絵本を読むとリラックスできる!心を癒してくれる理由とは?
多くの人が子どもの頃大好きだった絵本があると思います。
そんな絵本を今読んでみると、夢中になって字を追いかけて、ストーリーの中にひきこまれていくのは、子どもの頃と変わらないのではないでしょうか。
読み終わった後、心がほっと温かくなったり、感動したり、悲しくなったり…。それは心が癒されていることでもあります。
絵本を夢中になって読んでいる時には、仕事のこともいやなことも忘れられるからです。
また、絵本の魅力はストーリーだけではなく、
- かわいらしいイラスト
- 温かみのある本の雰囲気
- 語りかけてくれる言葉
など、素直に心に響いてくる点にあるのでしょう。
動物たちの表情が自分を幸せにしてくれる絵本
現在、猫や犬などペットに癒される人も増えています。動物たちはまさに癒しを与えてくれる存在です。そんな動物たちが登場するおすすめ絵本です。
落ち着いた雰囲気の絵も魅力的『しろいうさぎとくろいうさぎ』
「ぼく、ちょっと かんがえてたんだ」としろいうさぎに繰り返しつぶやくくろいうさぎ。
仲良しの2匹のうさぎが、もっと幸せになるために、くろいうさぎがしろいうさぎに「ずっと一緒にいたい」という思いをやっとの思いで伝える『しろいうさぎとくろいうさぎ』。
大事にしまっておきたい1冊です。
睡眠不足も解消!優しい気持ちで眠れる『おやすみ ぼく』
オラウータンの子どもが「おやすみ、ぼくの あしさん きょうも うーんと はしったね」といいながら、おなかやおしり、耳と自分の体に話しかけながら眠りについていくというあったかい絵本『おやすみ ぼく』。
落ち込んだ心が元気になる絵本
仕事がうまくいかなかったとき、失恋してしまったとき、そんな心が落ち込んで元気になれないときに読んでほしい絵本を紹介しましょう。
世界を旅して元気になれる『旅の絵本』
ストレス解消には旅に出るのもいいリフレッシュになりますね。でも時間もお金もかかるのでなかなか行けないこともあります。
『旅の絵本』はそれを実現させてくれる絵本。繊細でリアリティにあふれたイラストは、その場所の街並みや風景を堪能させてくれます。
家にいながらにして、一緒に旅に出ているような感覚になりますよ。
- ヨーロッパ編
- イタリア編
- イギリス編
- スペイン編
など世界各国の旅をすることができるので、楽しみながら元気になれます。
美しい絵にも感動をおぼえる『ルリユールおじさん』
パリの路地裏にひっそりとたたずむルリユールおじさんのお店。ここでは手作りで本を作っています。
大切にしていた植物図鑑がバラバラになってしまい困っていたソフィーは、ルリユールおじさんのもとへ。
図鑑が完成する最後はとても幸せで、心が満ち足りてくるでしょう。
涙を流してデトックス!心から思い切り泣ける絵本
時には思い切り泣くことも、心がスッキリしますね。思い切り泣きたい時にもおすすめの絵本を紹介しましょう。
日本の名作絵本。悲しくて温かい『ごんぎつね』
『ごんぎつね』は読んだことがある人も多いでしょう。きつねのごんの思いが人間に伝わらないせつなさが涙を誘います。
世界中で人気。平和を願う思いが伝わる『あいたかったよ』
争うことのおろかさ、平和への願いがとても強く伝わってくる『あいたかったよ』。
悲しい思いで胸がいっぱいになる『 ずっと ずーっと だいすきだよ』
ペットの犬と主人子の男の子のお話『ずっと ずーっと だいすきだよ』。
自分は成長していくのに、ペットのエルフィーは徐々に老いていきます。エルフィーとのかけがえのない日々を思い出す男の子。
絵本をより効果的に楽しむおすすめの方法
絵本の世界に自然と入り込んでいけるような環境で絵本を読んだり、出版社のランキングを参考にしてみたり、絵本をより楽しむ方法はいろいろです。そんな絵本の楽しみ方を紹介しましょう。
絵本の世界観に浸れる環境で絵本をもっと楽しむ
絵本は本当にさまざまな種類があります。
海外にも素晴らしい絵本がたくさんありますね。もっとたくさんの、いろいろな絵本を知りたいという場合は、絵本カフェや絵本美術館などに足を運んでみてはいかがでしょう?
代表的な美術館だと、
- いわさきちひろさんの「安曇野ちひろ美術館」
- 栃木県にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」
- 長野県安曇野にある「森のおうち美術館」
があります。
東京都世田谷には「沼田絵本美術館」もあり、まるで絵本の世界に入りこんだような気分になりますよ。
また、絵本にはオリジナル絵本や布絵本、飛び出す絵本などさまざまな楽しみを教えてくれる絵本もあります。
素敵な絵本に出会って、心が幸せになれるといいですね。
どれを読めばいいか迷っている人はランキングを参考に!
出版社や書店などでは、「人気おすすめランキング」など本のランキングを発表しています。いろいろなランキングがありますので、参考にしてみるといいでしょう。
Amazonの大人の絵本ランキングも参考になります。
絵本作家から選ぶ!おススメの絵本作家とは?
小説を選ぶときに好きな小説家の本を選んで読むことも多いでしょう。個性的で魅力的な本を作り出している絵本作家も数多くいます。
その中でおススメの作家さんを紹介しましょう。
- ターシャ・テューダー
- アメリカ・バーモント州の山奥で動物たちと暮らしていたターシャ・テューダー。
自然の中で素朴に生きていた彼女の言葉は心に染み入り、多くの人に感動と勇気を与えてくれました。2008年6月18日に永眠。
細やかでていねいなイラストは部屋に飾っておきたくなります。温かい色彩も素敵です。コーギビルシリーズもおススメ。
- ターシャの農場の12ヵ月
- 喜びはつかむもの
- コーギコテージの四季
- コーギビルの村まつり
- コーギビルのゆうかい事件
- コーギビルのいちばん楽しい日
- ローズマリーは思い出の花
- ベッキーのたんじょうび など
- バーバラ・クーニー
- ニューヨーク生まれのバーバラ・クーニーは、全米図書賞、コールデコット賞を2度も受賞しています。
落ち着いたイラストで淡々と語られる物語に、いつの間にか引き込まれていきます。心地よい空間で癒やされる作品は静かな感動を与えてくれます。
- にぐるま ひいて
- ルピナスさん
- おおきななみ
- ちいさなもみのき
- ちいちゃな女の子のうた わたしは生きてるさくらんぼ
- ぼくの島 など
- 酒井駒子
- 兵庫県生まれの作家。『ゆきがやんだら』はオランダで銀の石筆賞を受賞した作品です。
日本絵本賞やブラティスラヴァ世界絵本原画展金碑賞を受賞。うさぎくまなど動物を主人公にした内容が多く、心温まるストーリーが魅力です。
リアルな独特のタッチで描かれるイラストも素敵です。男の子の気持ちなど子供たちの気持ちが痛いほど伝わってくる絵本が多数あります。
- よるくま
- ぼく おかあさんのこと…
- ビロードのうさぎ
- ゆきがやんだら
- ロンパーちゃんとふうせん
- くまとやまねこ
- 金曜日の砂糖ちゃん
- こりゃ まてまて など
- 荒井良二
- 1965年山形県生まれ、1991年には世界的な絵本の新人賞・キーツ賞に出展、1997年には『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞を受賞、さらにボローニャ国際児童図書展特別賞、講談社出版文化賞絵本賞など数多くの賞を受賞しています。
色鮮やかな絵本の世界はとても魅力的。メルヘンの雰囲気とたくましさが融合したような、個性的な絵はいつまで見ていても飽きることがありません。
2005年には世界的な絵本賞である、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞をスウェーデン政府から贈られるなど、世界からも注目を浴びている絵本作家です。
- たいようオルガン
- あさになったのでまどをあけますよ
- えほんのこども
- そのつもり
- ルフランルフラン
- おばけのブルブル
- すっぽんぽんのすけ
- きょうというひ
- 空の絵本
- 森の絵本 など
- 村上春樹
- 村上春樹さんといえば、日本を代表する小説家ですが、絵本の翻訳も数多く手がけています。
中でも『おおきな木』はとても奥が深い大人の絵本、として話題になっています。シンプルな絵と文字で語られる内容は、優しくて温かい、魅力的な訳です。
- ポテト・スープは大好きな猫
- 2ひきのいけないアリ
- いまいましい石
- ベンの見た夢
- おおきな木
- ハリス・バーディックの謎
- 魔法のホウキ
- 名前のない人
- など
作品(作)リスト
- 夜のくもざる
- ふしぎな図書館
絵本が映画に!絵本も映画も楽しめる作品いろいろ
絵本がベースになった映画もいろいろあります。例えば、誰もが一度は読んだであろう『オズの魔法使い』をベースにしたのが『オズ はじまりの戦い』。
グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』のその後を描いた映画が『ヘンゼル&グレーテル』です。2人が魔女ハンターとなって戦うアクションホラーです。
『白雪姫』をベースにした『スノーホワイト』は、悪者の女王とヒロイン・スノーホワイトの戦いを描いたアクションアドベンチャーです。
絵本とはまた違った楽しみ方ができますよ。映画を観て改めて絵本を見てみるのも楽しいです。
イギリス・ロンドンの街に、ユニークなベンチがあふれています。それも絵本の1ページをモチーフにしたベンチです。シェイクスピアやピーターパンなどのワンシーンが、鮮やかに描かれているベンチ。実際に見て、座ってみたいですね。
プレゼントにもおススメ!癒しを与える絵本を贈り物に
読書好きな人はもちろん、そうではない人でも、絵本は簡単に読めて、感動を与えてくれるものです。文字だけではなく、イラストを楽しむこともでき、リラックスしたり、癒されたりできる絵本は、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントにもぴったり。
プレゼントにおススメの絵本を紹介しましょう。
- 『満月をまって』
- (作:メアリー・リン・レイ 絵:バーバラ・クーニー 訳:掛川恭子 出版社:あすなろ書房)
父親とその仕事を尊敬していた少年。しかし、父親に浴びせられる心ない言葉に、父親と仕事への尊敬の思いが薄れていきます。それを乗り越えていく少年の成長と、仕事に対する情熱を持ち、突き進んでいく人々の姿を描いた感動作品です。季節の移り変わりがていねいなイラストで描かれ、手でページをめくるごとに心が癒されるようです。仕事熱心で、でも少しお疲れ気味の人におススメですよ。
- 『いつでも会える』
- (作・絵:菊田まり子 出版社:学研プラス)
大好きだった飼い主のみきちゃんが突然亡くなってしまいます。犬のシロが懸命に乗り越えようとする姿が感動的。シンプルなイラストはシロの悲しみがストレートに伝わってきます。女性向けとしておススメの絵本です。
- 『こねこのぴっち』
- (作・絵:ハンス・フィッシャー 訳:石井桃子 出版社:岩波書店)
かわいらしい子猫のぴっちの表情がたまらなく愛おしいです。やさしくてほのぼのとした温かさがあり、子供向けとして読み聞かせをしてあげるのもいいでしょう。ねこ好きにはたまらない絵本。リゼットおばあさんの愛に包まれて暮らすぴっちを見ていると、こんなふうにねこを愛したい、と思うでしょう。
- 『マドレーヌのクリスマス』
- (作・絵:ルドウィッヒー・ベーメルマンス 訳:江國香織 出版社:BL出版)
クリスマス・イブの夜、一人元気に働くマドレーヌの前に現れたのは絨毯商人、ではなく魔術師でした。子供たちが絨毯に乗って夜の空を飛ぶシーンは自然と笑顔になってしまいます。幸せを感じられる絵本。クリスマスプレゼントに、ぜひ!
本を読む習慣がない人にもおススメの絵本
あまり本を読まない、という人でも絵本は抵抗なく読めるものです。文章はやわらかく、心に素直に響いてくる絵本。鮮やかだったり、シンプルだったりするイラストも魅力的で、絵を見ているだけで心がホッとしたりします。
感動したり、心に残ったりする絵本は、何度でも読み返したくなるもの。そうすることで、感性も高まっていくのではないでしょうか?
さまざまな絵本を読み、心の豊かな女性になりましょう。
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