ピーリングの美肌効果がすごい!赤ちゃん肌を手に入れるやり方
Date:2019.02.25
なんだかお肌がゴワゴワする。
メイクがどうもしっくりいかない。ノリが悪い。
そんな違和感覚えたら、ぜひ試してほしいのが「ピーリング」です。
ピーリングは、言うなればお肌のクリーニング。
ただし大切なお肌のピーリングには、守るべきポイントがいくつかあります。やり方を間違えてしまうと、かえってお肌が荒れてしまったり、乾燥を招いてしまうことも……。
安全に行い、充分な効果を得るために、ピーリングのコツや注意点を見ていきましょう!
この記事の目次
【1】赤ちゃん肌が蘇る!ピーリングって一体何?
肌を気にかけている女性の中には、ピーリングという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
ピーリングとは、お肌の表面に溜まってしまった古い角質を取り除く作業です。
1.角質は日々生まれ変わっている
角質とは、お肌の一番外側の層のこと。
角質の役割は、身体にとって余分や水分や良くない刺激が身体の中へ侵入しないように守ってくれることです。この働きのおかげでお肌や身体の健康が守られています。
その角質はお肌の内側から生まれて、少しずつ表面へと上がってきます。
お肌の表面にあるのは最も古い角質です。お肌のターンオーバーが正常に行われている状態では、古い角質は自然と剥がれ落ち、新しい角質と順番に入れ替わるサイクルを日々繰り返しています。
2.なぜ古い角質が溜まってしまうの?
ターンオーバーとはお肌の新陳代謝のこと。
個人差はありますが、年齢によりだいたい20日〜90日くらいの一定の周期で古い角質は剥がれ落ち、内側から生まれる新しい角質と入れ替わるサイクルを繰り返しています。
このターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質がきちんと剥がれ落ちることができず、お肌の表面にいつまでも留まったままになってしまいます。
留まったままの角質があると、お肌が新しい角質を作る作業も滞ってしまいます。先が詰まった渋滞のような状態で、新しい肌細胞が生まれたくても、その余地がないのです。
3.ターンオーバーが乱れる原因は?
ターンオーバーが乱れる原因はさまざまですが、主な理由は次のようなものです。
- 食生活の乱れ(栄養の偏り、暴飲暴食など)
- 生活習慣の乱れ(睡眠不足、不規則な生活など)
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 肌への強すぎる刺激(摩擦、乾燥、肌荒れなど)
こうした要因があると、肌細胞が生まれ変わる働きを邪魔してしまい、古い角質を肌表面に溜め込む原因となってしまいます。
また加齢による代謝の変化も大きな原因の1つです。
年齢を重ねることで皮膚の機能は少しずつ勢いを失っていきます。ターンオーバーのサイクルにかかる時間は、年を重ねるごとに少しずつ長くなっていくのです。
年齢を重ねるほど傷の治りが遅くなり、シミやシワが増えてくるのも、このためなのですね。
4.古い角質はこんなトラブルの原因に
古い角質がお肌の表面に溜まりすぎてしまうと、次のようなトラブルを引き起こすことがあります。
- 肌のごわつき
- 乾燥
- くすみ
- 毛穴の開き・黒ずみ
- ニキビ、ニキビ跡
- シミ
- たるみ
- シワ など
これらはお肌にとってトラブルであると同時に、ターンオーバーに悪影響を与える悪い刺激でもあります。
悪い刺激を受けたお肌はまたターンオーバーのサイクルを乱れさせ、さらなる肌トラブルを引き起こす……という、悪循環に陥ってしまうのです。
5.そんなときには「ピーリング」が効果的!
そんな悪循環を断ち切り、ターンオーバーのサイクルを正常化するお手伝いをしてくれるのが「ピーリング」という作業です。
ピーリングで古い角質を取り除くことで、肌のターンオーバーをより正常な周期に戻し、肌トラブルを予防・改善に導くことができます。
……なんて感じたときには、トラブルの根本的な原因を取り除くのと同時に、ピーリングも試してみてはいかがでしょうか♪
【2】素肌が変わる!ピーリングの美容効果とは
古くなった角質を取り除くことができれば、滞っていたターンオーバーが正常なリズムを取り戻します。
肌の生まれ変わりが促進されるため、肌質そのものが改善されることも。
しかもピーリングの効果は行った直後に体感しやすく、昨日までとはまるで別人のようなつるつるのたまご肌に感動してしまう人もたくさんいます。
ピーリングの具体的な効果として期待できるのは、次のようなものです♪
1.肌がワントーン明るくなる
最も多くの人が感じるピーリングの効果は、肌のトーンが明るくなることです。
女性を悩ませる肌のくすみや色ムラは、
- 溜まった古い角質
- 毛穴の汚れ
- メラニン色素の沈着
などが原因で引き起こされます。
ピーリングを行うことで古くなった角質や毛穴の汚れが取り除かれ、白く新しい肌細胞が表面に出てきます。
もう一つ、シミやくすみの原因となるのはメラニン色素の沈着です。このメラニン色素は本来、古い角質と一緒に排出されていくものです。
ピーリングを定期的に行うことで、気になるシミやくすみも少しずつ薄くしていき、いつものお肌を白く明るく生まれ変わらせることができます。
2.毛穴の黒ずみ・ニキビを予防する
大きくひらいた毛穴や、汚れて見える黒ずんだ毛穴。鏡を見るたび気になってしまいますよね。
この黒ずみの原因は、酸化した皮脂や古い角質です。
皮脂や古い角質が毛穴に詰まると、表面が酸化して黒く見える状態になります。この黒いものこそ「角栓」です。
角栓は毛穴の黒ずみとしてお肌を汚く見せてしまうだけでなく、ニキビの原因にもなります。
ピーリングを行うことで、古い角質はもちろん、この「角栓」を除去することもできます。毛穴の黒ずみの改善、そしてニキビの予防にも繋がるのです。
3.化粧水の浸透率が上がり、化粧ノリがよくなる
ピーリングで古い角質が取り除かれると、化粧水や美容液といったスキンケア成分の浸透力がアップします。
積み重なった古い角質は、硬い壁のようなもの。刺激からお肌を守ってくれるのは良いのですが、あまりに分厚くなってしまうと化粧水も美容液もすべて弾いてしまいます。
固まってしまった古い角質をピーリングで取り除いてあげることで、肌が柔らかくなり、水分や美容成分がすっと馴染んで肌の奥へ浸透していくようになります。
もちもちの柔らかいお肌を手に入れることができるだけでなく、肌表面の凸凹も改善されて、メイクのノリも良くなるのです♪
4.小じわ、たるみが改善される
ピーリングにより古い角質が除去されると、お肌が水分や美容成分を取り込む力が強くなり、乾燥が軽減されます。
年齢とともに悩みの種となる「小じわ」の原因の多くは、乾燥。肌の乾燥が軽減されれば、この小じわを予防・改善することができます。
保湿効果が高まったお肌にはハリや弾力もアップします。もちもちの若いお肌になることで、気になるたるみも改善される効果があります。
【3】自宅でできるピーリング「ホームケア」
ピーリングには、大きく分けると次の2種類があります。
- 自分でできる「ホームケア」
- 病院や美容クリニックでしかできない「クリニックケア」
この2種類では施術の仕方が大きく異なります。
ピーリング初心者の場合は、自分だけで簡単にできるホームケアから試してみることがおすすめです。(※ただし敏感肌など気になる点がある場合は、必ず医師の判断を仰いでください。)
まずは手軽にできるホームケアの方法から見てみましょう。
自分でピーリングするにはどうしたらいいの?
自宅でピーリングを行う際は、ピーリング成分を含む洗顔料やパックなどを購入して使いましょう。
ピーリング成分を含む洗顔料やパックは、
- ドラッグストア
- スーパー
- ディスカウントショップ
- バラエティショップ
- 通販
といった身近な手段で手に入れることができます。
初めての方は、一度これらのショップを覗いてみると良いでしょう。価格もそれぞれ数百円〜2000円程度と、手に入れやすいものがほとんどです。
こんなにある!自宅でできるピーリング方法
ピーリング用の洗顔料やパックにはさまざまな種類があります。それぞれの使い方を簡単にご紹介しましょう。
- (1)洗顔石鹸、洗顔フォームタイプ
- AHA(フルーツ酸)などのピーリング成分で角質を柔らかくして剥がすものと、スクラブ(微粒子成分)で角質を物理的にそぎ落とすものとがあります。洗顔石鹸タイプ、洗顔フォームタイプのピーリング剤はピーリング効果がマイルドなものがほとんどで、中には「毎日使える」というタイプもあります。普段の洗顔と同じ感覚で行えるため、初めての方はここから試してみるのがおすすめです。
- (2)塗った後、洗い流すタイプ
- 顔を洗って清潔にしてから肌に塗り、水やぬるま湯で洗い流すタイプです。(1)の洗顔タイプよりもピーリング効果が高いものが多く、月に1〜4回程度のスペシャルケアとして用いるのが一般的です。化粧水のようにさらっとしたタイプもあれば、クリーム状・ジェル状のタイプもあります。
- (3)塗った後、こすり落とすタイプ
- ジェル状もしくはクリーム状のピーリング剤で、洗顔後の肌に塗り、マッサージしながら角質を取り除くタイプです。消しゴムのカスに似たものがお肌からポロポロ出てきます。一般に「ピーリング」としてイメージされるのはこのタイプかもしれませんね。(2)と同程度かそれ以上にピーリング効果が高いものが多く、こちらも月1〜4回程度のスペシャルケアにおすすめです。
- (4)塗ったまま落とさないタイプ
- 洗顔後に、化粧水と一緒に使う美容液に似たタイプのものです。固まった古い角質を柔らかくする効果があり、洗い流したりマッサージしたりしなくても、普段の生活の中で自然と剥がれ落ちやすくしてくれます。ピーリング効果はやや弱く、効果を即実感したい方には物足りないかもしれません。その反面、刺激を感じやすい肌質でも比較的使いやすいと言えるでしょう。
- (5)ピーリングパック
- ピーリング成分を含むパックを一定時間お顔に貼っておくタイプです。かかとに貼るタイプのピーリングパックを見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。そのフェイスバージョンが、こちらのタイプです。ピーリング効果は高く、また即効性もあるため貼った後すぐにすっきりつるつる肌を実感できることが多いのですが、薬剤を長時間お顔に触れさせるため、刺激もその分強めになります。
さまざまなタイプがあるので、お肌の状態を見て選ぶことがおすすめ。
初めての方は刺激が比較的弱めで、かつ手軽に試せる「洗顔石鹸、洗顔フォームタイプ」から試してみるのが良いかもしれません。
自宅ピーリングの手順とポイント
ピーリングを行う際は、必ず洗顔して肌を清潔な状態にしてから行いましょう。
商品により使い方は異なりますが、おおむね次の手順で行うのが基本です。
- 1.Tゾーンから始める
- まずピーリング剤を、額から鼻筋にかけての「Tゾーン」から塗り始めます。Tゾーンはお顔の中では比較的皮膚が強く、また皮脂や汗をたくさん分泌しやすい部分です。優しくマッサージする感覚で、ピーリング剤をなじませていきましょう。
- 2.Uゾーンは後からソフトに
- 頬から顎にかけての「Uゾーン」は、皮膚が比較的柔らかく、弱い場所です。乾燥も気になる部分のため、ピーリング剤が触れる時間はできるだけ短くするのがおすすめ。Tゾーンの後からUゾーン、という順番を守り、よりソフトに優しくなじませてください。
- 3.目元は基本的に避ける
- 目元の皮膚はお顔の中でも非常にデリケートな部分です。また目の中に入ってしまうといけないので、基本的には目元周辺のピーリングは避けましょう。
- 4.よく洗い流す
- 水もしくはぬるま湯で、ピーリング剤をよく洗い流します。洗い残しがあるとそれが肌トラブルの原因となってしまうこともあるため、丁寧にしっかりと流しましょう。(※洗い流さないタイプの場合は、商品の使用方法に従ってください。)
- 5.保湿ケア
- ピーリングした後のお肌は、1枚薄く皮が剥ぎ取られて弱くなっている状態です。生まれたてでデリケートな状態ですから、ごしごし擦ったりせず、タオルで優しくぽんぽんと水分を取り除きましょう。その後、化粧水や乳液などを使って普段よりも念入りに保湿ケアを行うことをおすすめします。
ピーリング直後は保湿成分もお肌に浸透しやすくなっています。化粧水をつけただけで、普段よりももちもちした感覚を味わうことができるかも♪
「おっ♪」と嬉しい感覚を感じたら、頑張ってくれたお肌への感謝もこめて、丁寧に保湿してあげてくださいね。
【4】病院で行うピーリング「クリニックケア」
ホームケアのメリットは、自宅で手軽に行えて、しかも安価なこと。ですが一方で、「自分の肌に合う商品がどれだか分からない」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関でピーリングを受けることも検討してみてはいかがでしょうか。
ピーリングは基本的に美容目的の自由診療(保険が適用されない診療)とされているため、価格はホームケアよりはやや高額です。病院や施術内容により異なりますが、1回5000円〜1万円ほどになるケースが多いようです。
その分、カウンセリングから施術までプロの手にお任せできます。
ピーリングには興味がある、でも自宅でのケアには不安がある……。そんな場合は、クリニックケアを検討してみるのがおすすめです。
【5】ピーリングで守るべき8つの注意点
ピーリングは、お肌が正常に生まれ変わる手助けをする行為です。
とは言え、薬剤を使って角質を剥がすわけですから、間違ったやり方をしてしまうとかえってお肌を傷つけるリスクが生じてしまいます。
それに加え、次のような注意点を意識することがおすすめです。
1.やりすぎない
ピーリングはやればやるほど良い、というものではありません。
製品によっては毎日使えるものもありますが、そうでない場合は多くても週1回程度に留めましょう。
それも「週1回は必ず行う」というのではなく、「お肌がゴワゴワするな」「メイクのりが悪いな」と感じたときに、たまに行うくらいでちょうどよいのです。
方法と頻度を守っていても強い刺激を感じる場合は、頻度を落とすか、もしくは使用を中止しましょう。
2.他の施術と併用しない
顔の産毛を定期的に剃っている場合や、刺激の強い洗顔料(スクラブ入りなど)を普段から使用している場合は、ピーリングが強すぎる刺激となることもあります。
とくに産毛を定期的に剃っている方は、その方法で古い角質を除去していることになるため、あえてピーリングする必要はないというケースがほとんどです。
またクリニックでピーリングを行った直後に自宅でも行ったり、アカスリやスクラブ洗顔と併用したりすることは避けましょう。積み重なる肌への刺激が強すぎます。
3.長時間肌に乗せない
ピーリング剤を必要以上に長時間お肌に載せることは避けましょう。長く置いたからと言って効果が高まるわけではありません。
あまりに長時間刺激を与えてしまうと、かえってお肌が乾燥しやすくなってしまうこともありますし、赤み・痛みといった肌トラブルの原因にもなります。
4.力を入れすぎない
ピーリング剤を洗い流したりこすり落としたりする際に、力を入れすぎないようにしましょう。
角質がポロポロ落ちてくると「綺麗になっている」という実感ができるため、つい夢中になってこすりすぎてしまうケースが多いのですが、強くこすったり長くこすったりすることで効果がアップするわけではありません。
かえって肌トラブルを引き起こす原因になりかねないため、優しく行ってくださいね。
5.アフターケアを念入りにする
ピーリング後のお肌は、いわば「お肌の赤ちゃん」の状態。とても無防備です。いつもより丁寧に、念入りにケアしてあげましょう。
化粧水やクリームでしっかりと保湿し、できれば直後のメイクは控えます。
この状態のお肌は紫外線にとても弱くなっているので、外出の際は日焼け止めクリームや帽子などを使って念入りに対策するか、もしくは紫外線を浴びる心配のない夜間にピーリングを行うよう心がけましょう。
直前・直後の産毛処理などはもちろんNGです。
6.異常を感じたらすぐやめる
次のような症状がある場合は、すぐにピーリング剤の使用を中止しましょう。
- 痛み
- 赤み
- かゆみ
- 強い刺激 など
他にも何か異常を感じた場合はすぐに中止し、医療機関に相談しましょう。
7.ピーリングに向かない肌質
ピーリングに向かない肌質もあります。
- 乾燥肌
- 敏感肌
- 皮膚が薄い肌質
こういった肌質の場合は、ピーリング剤の刺激が強すぎることがあります。気になる方はあらかじめ医師に相談することをおすすめします。
また普段は問題なくても、身体が弱っているときや肌トラブルがすでに起きてしまっているときには、ピーリング剤がかえって悪影響を及ぼす可能性があります。
いきなりお顔に使うのが心配な場合は、二の腕の内側などの目立たない場所で一度試してみると良いかもしれません。
8.行ってはいけないとき
次のような場合には、ピーリングを行うことは避けましょう。
- 生理中(お肌が敏感になっています)
- 風邪など病気にかかっているとき
- お肌に赤みや傷があるとき
- 皮膚炎やケロイドなど、お肌に異常があるとき
- 化粧水がしみるとき
- 妊娠中や授乳中
- 直後にメイクの予定があるとき
- 直後に紫外線を浴びる予定があるとき
肌が敏感になっているときや肌トラブルが出ているときには、状態が落ち着いてから行うことが大事です。
自分のお肌や身体とよく相談しながら判断しましょう。
【まとめ】正しく実践、全身ツヤツヤになろう♪
ピーリングが有効なのはお顔だけではありません。
- 肘
- 膝
- 脇
- かかと
などの、黒ずみや硬質化が気になる部分にも効果が見込めます。
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