美容にもおすすめ!おいしくて温まるトマト鍋の効果とは?
Date:2017.01.09
冬は鍋が美味しい季節。最近ではベーシックな鍋のほかにも、ミルフィーユ鍋や豆乳鍋、ワイン鍋など変わり鍋が続々登場しています。
中でも特に人気で、もはや定番となりつつあるのが「トマト鍋」ではないでしょうか。
女性にとって嬉しい効果がたくさん詰まったトマト鍋。今回はそんなトマト鍋の魅力や美味しい食べ方をご紹介します。
この記事の目次
トマトに含まれる美容成分・リコピンの驚くべき効能
トマト鍋の美容効果において、大きな役割を果たしているのが、トマトに含まれる成分・リコピンです。
リコピンはスイカや赤ピーマンなどに含まれる脂溶性の赤色色素・カロテノイドの一種です。肌の老化を招く活性酸素を減らすことで有名なカロテノイドですが、リコピンはその中でもひときわ抗酸化作用の高い成分。健康にも様々なよい影響があると言われています。
リコピンは加熱した方が吸収がよいってホント!?
高い抗酸化作用のあるリコピンですが、実は食べ方により、吸収率にかなりの差があります。
リコピンは脂溶性のため、生で食べた場合はあまり効率よく身体に吸収されません。一方、加熱し、油分と一緒に摂ると、生で食べる時の約3倍ものリコピンが身体に吸収されるとか。
たっぷりのトマトをぐつぐつ煮て、具材から出る油分とともに食べられるトマト鍋は、まさに理想的な調理法と言えるのです。
トマト鍋にはダイエット効果もあり!?
トマト鍋はダイエット中でカロリーが気になる人も安心して食べられるヘルシーメニューです。
キノコ類や野菜がたくさん食べられることで、食物繊維やビタミン、ミネラルがたくさん摂取でき、脂肪を燃焼しやすい代謝のよい身体づくりに役立ちます。炭水化物を食べなくても、充分な満腹感が得られるのも利点です。
さらに、鍋を食べることで「ケトン体」を増やすことにも繋がります。ケトン体とは、体内の脂肪が分解されたもので、肉や魚、野菜を摂取することで作られる物質。
通常、人間は炭水化物を摂ることでエネルギー源となるブドウ糖を作りますが、エネルギーとして使われなかった分は中性脂肪に溜めこまれ、肥満の原因になります。
一方、ケトン体もエネルギー源となる物質なのですが、使うたびに脂肪が分解されるので、ブドウ糖とは対照的に、痩せやすい体質に繋がるのです。鍋を食べるだけでダイエットになるなんて、何てありがたい話なんでしょう!
和風でも洋風でも、自在にアレンジできるのが魅力
トマト鍋の魅力としては、リコピンの抗酸化作用のほかに、和風にも洋風にもアレンジできて、具材を選ばないことが挙げられます。
意外なものとも相性よし!トマト鍋に合う具材とは?
どんな具材でも美味しいトマト鍋ですが、それだと逆に何を入れればいいのか迷ってしまいますよね。そこで、特に相性のよい具材をご紹介します。
- シーフード
- ブイヤベースを思わせるシーフードは、トマトとの相性抜群。鉄分を多く含むエビはもちろん、旨み成分がたっぷり染み出すアサリやハマグリ、高たんぱくで低脂肪の白身魚(タラや鯛)などもおすすめです。
- 豚バラ肉
- 美肌のビタミンと呼ばれるビタミンBが豊富で、脂身は風邪予防にも効果あり。コスパ的にもすぐれものの食材です。
- 鶏肉(胸・もも)
- 鶏のもも肉はトマトとの相性よし。良質なたんぱく質を豊富に含んでいて、脂質も控えめなのが嬉しいところ。さらにカロリーを抑えたいのなら、少し味が淡白になりますが、胸肉を使ってもいいでしょう。
- ウィンナー
- ウィンナーに鍋というのは、不思議な相性に思えますが、トマト鍋ならポトフ風になって◎。ウィンナーから出た旨味や、他の食材にはないパリッとした食感も楽しめます。
- 肉団子
- お子様がいるご家庭は、食べやすい肉団子もおすすめ。鶏肉や豚肉のミンチで手作りしてもいいですし、市販の鶏つくねを入れてもOK。
- ロールキャベツ
- これぞほかの鍋にはない、トマト鍋だからこその食材です。もともとトマトソースで煮込む調理方法があるロールキャベツですから、トマト鍋との相性は言わずもがな。自分で作るのが面倒なら、冷凍食品を利用してもいいですよ。
- 餃子
- 意外に合うのが、餃子。キムチ鍋に似たような感覚でしょうか?薄い皮のものだとすぐ溶けてしまうので、皮の分厚い水餃子を使うのがおすすめです。
- カマンベールチーズ
- トマト鍋にチーズはよく合いますが。切り目を入れたカマンベールを一つ丸ごと入れてしまう大胆な食べ方も。チーズがとろ~り溶けだして美味です。
- キノコ類
- しめじや舞茸など、トマト料理とは相性のよいキノコ類。低カロリーの上、食物繊維が豊富なスグレモノの食材です。また、キノコ類に含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため、骨粗鬆症の予防効果も期待できます。
- 野菜類
- 定番はブロッコリー、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、セロリ、ナス、パプリカ、ズッキーニなど。和風鍋のように、白菜を入れる人もいるようです。
今晩の献立にどうぞ。基本のトマト鍋レシピ
- トマト水煮缶(カット)
- 200g
- 野菜(きのこ・ブロッコリ・玉ねぎ・じゃがいもなど)
- お好みの量
- お肉や魚(豚バラ肉・ウィンナー・魚介類など)
- お好みの量
- にんにく
- お好みの量
- 水
- 500ml
- 固形コンソメ
- 2個
- 砂糖
- 小さじ1
- 塩コショウ
- 適量
- オリーブオイル
- 大さじ2
- 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りが出ててきたら、トマトの水煮缶を入れて固形コンソメ、砂糖、塩コショウで味を調え、少し煮立てます。
- 1にお好みの具材や野菜を入れ、蓋をして少し煮ます。具材にしっかり火が通ったら、できあがり。
- 仕上げにレモン汁やタバスコ、粉チーズや粉バジルをかけても美味しいですよ。
トマト鍋の締めは洋風に。パスタかリゾットで!
トマト鍋を美味しくいただいた後の締めですが、定番はパスタかリゾット。
パスタの場合は、残ったスープにゆでたパスタを加えれば、ナポリタン風に仕上がります。リゾットの場合は、残ったスープにご飯を入れて少し煮立て、ピザ用チーズをかけて、チーズリゾットとして食べると絶品です。
いつものトマト鍋に飽きたら…。簡単アレンジレシピ
ベーシックなトマト鍋もいいですが、たまには味に変化を付けたいという人は、ひと工夫加えてアレンジ鍋にしてみてはいかがでしょう。味のバリエーションが楽しめますよ。
ちょっとスパイシーに!トマトカレー鍋
トマト鍋のスープにカレー粉とケチャップを適量入れることで、カレー風味の鍋が楽しめます。
具材はいつものものでもいいですが、手羽元を入れてもよく合いますよ。
下記のCOOKPADのレシピも参考にしてくださいね。
✿トマトカレー鍋✿ by annnnn
ちょっと和風に!トマト味噌鍋
和風の味付けにしたいのなら、だし汁と味噌を加えるといいでしょう。いつものカレー鍋が落ち着いた味わいになり、年配の方も食べやすそうです。
ちょっとピリ辛でチゲ風に♪トマトキムチ鍋
トマト鍋にキムチを入れれば、ちょっとピリ辛のチゲ風の味わいに。具材は従来のもの以外にも、にらや豆腐などもよく合います。締めはチーズリゾットのほか、トッポギやラーメンなどを入れても美味しそうです。
ごま油で香ばしく。トマト坦々鍋
トマトジュースをスープに使い、ごま油やにんにく、生姜などを加えれば、坦々鍋風に。
具材はにらやもやし、チンゲン菜や豚肉などを加えて。締めはラーメンがおすすめです。
お子様も喜ぶ!まろやかなトマトクリーム鍋
トマト鍋に生クリームを加えることで、味がまろやかになり、お子様も食べやすい味に。えびや鶏肉などの具材がよく合います。締めはパスタかリゾットで!
この冬は、トマト鍋で理想のカラダを手に入れる!
トマト鍋の赤いスープには、実は美容やダイエットに効果のある成分がふんだんに含まれていたんですね。しかも鍋物なので、たっぷり野菜を食べられてヘルシーです。
美味しくてキレイにもなれる、一石二鳥のトマト鍋。この冬はぜひ試したいものです。
具材を選ばず、色々なアレンジもきくので、無理なく続けられそうですね!
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