痛みにサヨナラ!自分の足にフィットするパンプスの選び方
Date:2019.03.27
パンプスをカツカツ鳴らしながら颯爽と歩いている女性に憧れて、高いピンヒールやつま先の細いパンプスを選んで痛い目にあったことはありませんか?
お気に入りのパンプスだからと履いていき、「早く脱ぎたい衝動」にかられたり、一日中パンプスを履いたデスクワークの夕方には足がパンパンにむくんでいたり、社会人の正装にはパンプスは欠かせないと毎日履いていたら外反母趾になってしまった・・・など、女性ならではのパンプスの悩みはつきません。
とても身近なことなのに「仕方ないこと」と諦めていませんか?そんなパンプス事情を解決するために、自分の足に合った痛くならないパンプスの選び方をご紹介しましょう。
構造とフィット感をチェック!痛くならないパンプスの選び方
「パンプスは痛くなるもの」と諦める前に、パンプス選びから見直してみましょう。見た目を重視するのではなく、パンプスそのものの構造やフィット感など、自分の足に合ったものを選ぶにはどうしたら良いのかチェックすべき点を見ていきましょう。
パンプスの作りがしっかりしているかチェック!
自分の足にフィットするかどうかは試し履きするのが一番ですが、試し履きする前にチェックしておくべき点をご紹介しましょう。「このパンプスいいな」と思ったら、まずはパンプスの構造を確かめましょう。
- □ヒールの幅をチェック!
- ヒールの左右の幅が太いものを選びましょう。安定感のために、縦幅よりも横幅を重視します。
- □ねじりにくさをチェック!
- ぞうきんを絞るように軽くねじってみてください。土踏まず部分の下に埋め込まれている靴の背骨でもある金属の板「シャンク」の強度を確かめるのです。このシャンク部分がねじれるほどやわらかいと、足が痛くなったり疲れやすくなったります。
- □側面に硬い素材が入っているかチェック!
- かかとから側面にかけて入っている「カウンター」という芯は、硬くて長めのものが良いです。カウンターがやわらかいと、足を支えられずに重心が安定せず常にバランスを取ろうとして足が疲れてしまったり、余計な力が入り足を痛めてしまったりします。
ねじった時にもわかりますが、かかとからの側面を触って確かめておきましょう。
- □つま先1/3でしっかり曲がるかチェック!
- 靴底が前側から1/3のところで、しっかり曲がるか確かめておきましょう。この部分が曲がらないと、歩く時にかかとからつま先に体重移動した際、しっかりと指先で地面を蹴って歩くことができないのです。
靴底がどの部分でもぐにゃぐにゃ曲がってしまうのもNGです。
- □ヒールは6㎝以内かチェック!
- ヒールが高すぎてもぺっちゃんこでも、体重移動がしづらく足が疲れたり傷めたりする原因になります。ヒールの高さは高すぎず低すぎずの3~4cmが理想ですが、高くても6㎝までとしましょう。
- □ストラップがついているかチェック!
- なるべくならストラップつきのパンプスがおすすめです。適度なホールド感があり、安定した歩行ができるのです。特に足首に近いストラップがあるとサポート力がより高まります。
試し履きでチェック!
構造を確認したら、試し履きをしてみましょう。履くだけでなく歩いてみなければわからないので、10歩以上歩いて確かめてみてください。
- フィット感
- パンプスの中で足があそんでないか
- □足の幅
- 足の長さのサイズを知ってはいても、足の幅に無頓着な方も多いかもしれませんね。足の幅は大抵Eで表示しているメーカーが多く、2Eや3Eと言って幅の大きさによってEの数が多くなります。
ものによっては足幅が限られてしまうので、しっかりと自分の足幅を把握してパンプスを選びましょう。
- □かかとのホールド感をチェック!
- かかととパンプスの間に隙間がないかチェックしましょう。また、かかとをしっかりとホールドしているかをチェックすることが大事です。
- □指先を十分包み込んでいるかチェック!
- つま先部分が浅いパンプスは、自然と指先に力が入りすぎてしまい足に負担をかけることにないます。指先が十分パンプスに隠れるくらいのデザインを選びましょう。
親指の付け根と小指の付け根を結ぶ線から1㎝ほど下の線くらいまで包まれていると安心ですよ。
- □前すべりしないかチェック!
- パンストを履いてパンプスを履くことが多いので、足がパンプスの中ですべりやすくなります。歩いてみて、パンプスの中で足がすべってしまわないかチェックしましょう。
足がすべると指先で踏ん張ってハンマートゥになったり、タコができたりと痛い思いをすることになります。指の付け根でしっかりと止まりパンプスの中で足が遊ばないようなホールド感のあるものを選びましょう。
- □グラグラしないかチェック!
- 歩いてみて、グラグラするようなら安定感が悪いということ。バランスを取ろうと足以外の部分、腰や足首にも悪影響を及ぼしかねません。
重心がかかとの中心に感じられるかどうかをチェックしましょう。重心がかかとの中心に来ることで安定し、つま先に変な力が加わりにくくなり靴ずれが起きにくくなります。
- □土踏まずのフィット感をチェック!
- パンプスを履いた時に土踏まずが浮いていないか、ちゃんとインソールにフィットしているかチェックしましょう。土踏まずがきちんとフィットしていたら、足がパンプスの中でずれにくくなり靴ずれしなくなります。
- □パンプスのインソールをチェック!
- インソールは足が直接当たる部分なので、硬すぎずやわらかすぎず衝撃を吸収するくらいの厚みのあるもの、蹴り出しをサポートできるクッションがついているものを選びましょう。
指の付け根のふくらんだ部分にはどうしても蹴り出しや前すべりで体重がかかりやすくなり痛くなりがちです。その部分に弾力性のあるクッションがついていると、足が痛くなりにくくかかる体重も分散されるのです。
痛くならないパンプス選びで、おしゃれの幅を広げよう!
「パンプスは痛くなるもの」と思っていたら、今まできちんとした選び方がわかっていなかったのかもしれませんね。上記のパンプスの選び方は、時間がかかるかもしれませんが、一度選び方を覚えたら「このパンプスは合格!」と足が覚えていくでしょう。
実際には自分が思っていたサイズではなかったり、左右のサイズに差があったりする場合があります。これを機会に、一度きちんとし計測して自分の靴のサイズを把握することをおすすめします。
「一日中歩かなきゃならないから、今日はスニーカーにしよう」「今日はおしゃれしたいしパンプス履くけど痛いのは我慢しよう」と、おしゃれの幅を狭めているならば、もったいないです。
自分の足にきちんと合ったパンプスは、長い時間履いても疲れず痛くなりません。お気に入りの履き心地の良いパンプスに巡り合って、女性特有のパンプスおしゃれを楽しみましょう。
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コメント一覧
太いヒールって実は折れやすい?という疑いを持っているこのごろ。