ダイエットで多くの女性がリバウンドをする12の原因とは?
Date:2017.04.14
ダイエットをしてはリバウンドを繰り返している人へ、その悪循環を2度と繰り返さないために、リバウンドを起こす原因を正しく理解しましょう。
原因は色々ありますが、何故自分がリバウンドしてしまうのか、それさえ知れば、もうリバウンドすることはありません。
急激な変化はリバウンドの大きな原因になりますから、そこに注目してみましょう。
自分のリバウンドの原因が分かるはずです。
リバウンドの繰り返しがダイエット失敗の元!
ダイエットを経験した人のうち、実に60%以上がリバウンドしているともいわれています。およそ半数以上の人がリバウンドしてしまうということですよね。
リバウンドはダイエット前よりも太ってしまうということだけでなく、繰り返すたびに段々痩せにくい体質になってしまいます。
次のダイエットも効果が出にくくなるので、何としても防ぎたいのです。
ダイエットでリバウンドをする12の原因
ダイエットでリバウンドしたことのある女性は多いと思いますが、繰り返さないためにもその理由をしっかりと理解しておきましょう。
これさえわかっていれば、リバウンドしないダイエットの方法も分かるようになります。
1.準備をしないでいきなりダイエットを始める
よく「ダイエットは明日から」という言葉を聞きますが、明日から食事を減らそう!なんて意気込んでも、たいていの人は失敗します。
ダイエットには計画が大事なんです。いきなり食事を減らしたり、ジョギングを始めたりという行動に移るから、続かなくなってリバウンドするんです。
- 自分の食生活を記録したり傾向を知る
- 体質や太りやすい食材を知る
- 運動習慣をつけ始める
自分の傾向を把握した上で始めるタイミングも決めないといけないのに、いきなり始めるから失敗するのです。
特に、
- 歓送迎会の多い時期
- 生理周期を無視したタイミング
でダイエットを始めると効果が出づらいので、かなりの高確率で挫折してリバウンドするでしょう。
2.体重計にとらわれている
体重は朝と夜でも違いますし、便秘をしている時にも体重が増えます。水を飲んでも体重は増えるのですから、1日のうち1kgくらいの増減は何でもないことです。
また、筋肉量が多ければ、見た目は引き締まっていても体重は重いんです。だからあまり体重計の数字にとらわれないことも大切です。
実際、芸能人やモデルさんでも、毎日体重計には乗らないという人も多いんですよ。
それなのに数字ばかりにこだわっていると、減らないことがストレスになり、ある日突然のどか食いにつながります。そんな経験のある人も多いのではないでしょうか。
ダイエットは「何故痩せようと思ったのか」という目的を見失わないことがとても大切です。
- 痩せて見られたい
- この服を着たい
と、痩せてキレイになりたいと思った目的があるはずです。体重が何キロであろうと、その目的が叶えばOKのはずです。
大事なのは見た目ですから、あまり数字にとらわれないようにしましょう。
3.停滞期に食事量を戻してしまう
急激な体重減少が起こると身体のホメオスタシスという機能が働き、なんとか身体を維持しようとします。これは「恒常性の維持」ともいいます。
身体は、入ってくるエネルギーが少ないので省エネモードになり、エネルギー消費量を抑えるのです。
ある意味飢餓状態であり、これ以上脂肪分がなくなると生きていけない!と思って、どんどん溜め込もうとします。
1週間で数キロというような、無理なダイエットをすれば必ず停滞期がやってきます。
4.短期間でダイエットしようとする
食事の量を減らせば、数日で数キロ減らすことは可能です。ただそれは、体脂肪が減ったわけではなく、水分が減っただけということが多いのです。
それで減ったと喜んで普通の食事に戻せば、体にとっては「過食」の状態ですから、太るのは当たり前です。
興味深い研究もあり、2013年、ニューイングランド医学雑誌に掲載された「ダイエットのウソ・ホント・不明」という研究結果では、「急に痩せると、ゆっくり痩せるよりリバウンドしやすい」というのは「ウソ」だとされています。
一方で、「食事制限は痩せるのには有効だが、長い目で見ると続かない」というのは「ホント」だとされています。
5.目標体重に達したら食事量を戻してしまう
目標体重に達したから、減量成功!とすぐに食事量を元に戻してしまうとリバウンドしやすくなります。
目標体重=ゴールではなく、その体重を数ヶ月維持できるようになって初めてダイエット成功なんです。
6.レプチンというホルモンの減少
食事の量を減らした場合に、レプチンというホルモンの量が減ることが分かっています。
レプチンは満腹中枢を刺激するためのホルモンで、脂肪細胞から分泌されます。このホルモンのおかげで満腹になったと感じ、食欲を抑えることが出来るんですね。
このレプチンは、1度減少すると元の分泌量に戻るまでに1ヶ月かかります。
つまり、ダイエットをやめたばかりの時はこのレプチンが少ないので満腹感を得にくいんです。
7.筋肉が減ることによる基礎代謝の低下
ダイエットの基本は消費カロリー>摂取カロリーです。そのためには、食事を減らすだけではだめで、運動が必須です。
身体を全く動かさずに食事制限だけで体重を落とすことは可能ですが、体脂肪と同時に筋肉量も減ってしまうのです。
筋肉量が減ると基礎代謝量も低下するので、一時的に体重は減ってもどんどん太りやすい身体になっていきます。それでリバウンドするんです。
食事制限だけでその体重を維持するのは本当に大変です。
8.単品ダイエットで栄養不足
これも筋肉量を減らす原因になりますが、単品ダイエットはリバウンドしやすいダイエット法です。リンゴしか食べないとかキャベツしか食べないとか、という方法ですね。
カロリーを摂っていないのですから体重は減りますが、同時に必要な栄養も摂れていません。
脳は「身体に必要な栄養が足りない!」と思って、栄養の吸収を良くして溜め込もうとするのです。
9.これを食べれば痩せる?食品選びの間違い
ダイエット=野菜をたっぷり、は常識かもしれません。がしかし、野菜を食べれば痩せるわけではありません。
筋肉がないと脂肪は燃えないですし、野菜を食べても筋肉は増えません。
野菜に含まれるビタミンやミネラルはたんぱく質などの代謝をサポートするためのものであって、それ自体が筋肉を作る元にはならないのです。
また、
- じゃが芋
- トウモロコシ
- 人参
- かぼちゃ
など、糖質の高い野菜は血糖値を上げやすく、かえって太ってしまう可能性もあるのです。
野菜を食べるなら
- ビタミン類、食物繊維が豊富
- 糖質が少ない
ものを選び、同時にたんぱく質をしっかり摂っていくことが不可欠です。
10.正しくない炭水化物抜きダイエット
糖質制限すれば痩せる!とご飯やパン、麺を一切食べないという極端なダイエットは、結局栄養不足を招いたり、筋肉量の低下につながり、かえってリバウンドしやすくなります。
アスリートでもない限り完全な糖質オフは危険ですし、糖質は「制限」するのであって、全く食べないということではありません。
- ご飯は最後に食べる
- 糖質の高い芋類などの野菜も減らす
など、抜くのではなくて食べ方の工夫が必要です。
11.正しくないプチ断食
プチ断食は酵素ドリンクダイエットとも呼ばれ、短期間で体重を落とせると人気がありますね。1~2日食べないのですから、当然体重は落ちます。
ですが、プチ断食というのは準備期間や復食期間がとても大事。これを守らなければ、確実にリバウンドします。
プチ断食も、糖質制限と同じように、専門家の指導の元に行った方が安全です。
12.ストレスからくるどか食い
明日から◯◯を一切食べない、など極端なことをするとストレスがたまります。食べることは生きていくための本能ですし、好きなことを我慢するということはストレスがたまりますよね。
我慢できなくて、食べ過ぎて自己嫌悪…という経験をした人もいると思いますが、これを繰り返していると過食症や拒食症などの摂食障害につながる可能性もあるのでとても危険です。
ダイエットを成功させてリバウンドしないためには、いかにストレスを溜めないかということがとても大切なのです。
続けられる緩やかなダイエット法を見つけよう
リバウンドは「無理」が高じたものだと思ってください。リバウンドを経験したことのある人は、思い当たる原因が1つならずあったのではないでしょうか。
くれぐれも、短期間で無理して痩せようとしないことです。
自分に合った無理のないダイエット法を見つけるのが、リバウンドを防ぐ一番の方法です。
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