借金減額とは?借金を減らせるってどういうこと?借金救済制度について解説
Date:2022.06.14
「借金返済がきつい…少しでも減ってくれないかな…」「借金苦から解放されたい」そんなお悩みをお持ちの方、借金を減らせるって知っていますか?
借金を減らすには利息を減らせるおまとめローンや借金そのものを減らす債務整理などがあります。借金を減額するいくつかの方法を学べば借金は減らせますよ。
借金減額とは?借金を減らすには?
借りたお金は返すのが常識ですが、借金返済が思うように進まない場合は借金は減額できます。主に以下の方法があります。
- おまとめローン
- 借り換え
- 過払い金請求
- 債務整理
これらを知っていれば、返済に困ってしまっても借金苦から抜け出すことができます。状況に応じて自身の借金に合った方法を見つけることが大切です。
おまとめローンや借り換えは利息が減らせる
利息が高く返済が大変な方におすすめなのが、「おまとめローン」や「借り換え」です。
【おまとめローン】複数のローンを1つに!完済をサポート
2社以上借り入れがある場合、ローンを1本化できるので返済日や返済額を統一できます。金利の低いおまとめローンを契約すれば、利息を減らし総支払額も減らせます。
メリット…利息が減り返済が楽になる
デメリット
- 審査が厳しく通らないこともある
- 返済が長引けば総支払額が増えることもある
- 返済専用のローンなので借り入れできない(返済の意思があること)
- 安定した収入が契約条件
【借り換え】金利の低いローンへ借り換え
現在契約中のローンから、金利の低いローンへ借り換えることで返済の負担を軽減できます。
例えば、契約中のローンの金利が年18~20%と高い場合は、年1.5~14.5%の金融商品と契約すれば金利を抑えることができます。
メリット…利息が減り返済が楽になる
デメリット
- 審査が厳しい
- 既存ローンと返済方法、利用法が異なる
- 返済が長引けば総支払額が増えることもある
- 安定した収入が契約条件
過払い金返還請求は、払い過ぎたお金を取り戻せる
消費者金融やクレジットカード会社などに上限を超えた利息を払っていた場合、過払い金として取り戻すことができます。過去に借金をしていて完済しているなら過払い金があるかもしれません。
2010年以前はグレーゾーン金利が適用されていました。2010年グレーゾーン金利が撤廃し、過払い金は発生しないものとなっています。過払い金返還請求を扱っている弁護士、司法書士事務所で手続きの依頼ができます。
過払い金返還請求の条件とは…
- 2010年以前に消費者金融などから借り入れをしていた
- 完済後10年経過していない(完済から10年の時効がある)
メリット…お金が戻ってくること(結果として借金の減額になる)
デメリット
- 絶対過払い金があるとは限らない
- 思ったよりも低い金額でがっかりすることも
- 返還手続きをした業者とは、その後取引できない
- 返済中の過払い金請求は債務整理に当たる
過払い金請求でブラックリスト入りする?
原則的に過払い金返還手続きでブラック入りはしません。ですが、返済中の過払い金返還手続きは債務整理となるので、クレジットカードの利用ができなくなるなどデメリットが生じます。
債務整理は借金を減額、免除できる
債務整理とは、借金そのものを減額や免除する方法です。弁護士や司法書士に依頼し裁判所の判断で借金の整理が決まります。
【債務整理できる借金とは…】
- 消費者金融からの借り入れ
- 住宅ローン、カードローンなど銀行からの借り入れ
- クレジットカードの利用(キャッシング、リボ払いなど)
【債務整理は主に3種類】
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
【任意整理】利息をカット元金み返済
任意整理の大きな特徴は将来利息のカットができることです。借金の元金よりも利息分の負担が大きい方、リボ払いをしている方に向いています。
債務整理の中でも比較的簡単に手続きができ、費用も高額ではありません。個人でも手続きは可能ですが、引き直し計算や業者との交渉などスムーズに進めたいのであれば専門家に依頼した方が早期解決できます。
メリット…毎月の返済を楽にしたい方にベスト!
デメリット
- 信用情報機関に事故情報が5年掲載される
- クレジットカードの利用停止
- 新規借り入れ、クレジット作成不可
- 新規ローン不可
【個人再生】借金を1/5まで減額
債務整理の大きな特徴は、借金の大幅な減額ができ更にマイホームは残せることです。自己破産のように、多くの財産を失う心配はありません。
借金5,000万円以下が対象、ギャンブルや浪費が原因の借金でも個人再生は可能です。減額後は必ず完済するために収入が安定していないといけません。
メリット
- 借金が1/5に減額でき返済がかなり楽になる
- 金銭的、精神的に余裕ができる
- 住宅は残せる
デメリット
- 信用情報機関に事故情報が5~10年掲載
- 官報に個人情報が掲載
- クレジットカードの利用停止
- 新規借り入れ、クレジット作成不可
- 新規ローン不可
- 車は処分の可能性がある
【自己破産】借金がなくなる
自己破産は、借金問題解決の最終手段とも言えます。裁判所の許可で借金の支払いが免除されます。債務整理の中でも、1番費用が高額で、手続き期間が長いものです。
メリット
- 借金の返済がなくなる
- 金銭的、精神的に解放され再スタートが切れる
デメリット
- 信用情報機関に事故情報が5~10年掲載
- 官報に個人情報が掲載
- クレジットカードの利用停止
- 新規借り入れ、クレジット作成不可
- 新規ローン不可
- わずか現金と最低限の生活道具のみ残せる
- 住宅、車、貯金など没収される
大きなデメリットを負ってでも借金返済から解放されたいという覚悟が必要です。
借金減額したいなら、まずは借金の状況把握から
借金減額について解説してきました。このような方法で借金減額はできます。「知らなかった…」という方、1人で悩まず借金を減額し返済を楽にしてみませんか。
まずは、勇気を持って相談へ!借金問題解決の第一歩を踏み出してみませんか。
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