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理想の母親にとらわれない方がいい理由。現実とのギャップに苦しむ前に

Date:2019.03.06

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理想の母親にとらわれない方がいい理由。現実とのギャップに苦しむ前に|女性の美学
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出産して母親になると、自分の中で思い描いていた「理想の母親」と現実の自分とのギャップに戸惑うこともあるかもしれません。子供を愛しているが故に「理想の母親」になりたいと思うものですよね。

しかし、今の母親としての自分を否定し、こうしたい、こうありたいと「理想の母親」を追求しすぎてしまうと、本来の自分らしさや子供や夫への愛情をなくしてしまう危険性があるのです。

つまり、理想にとらわれすぎてしまうと家族を巻き込み親子関係夫婦関係が悪化してしまう可能性があるということ。

ここでは、自分にとっても子供や夫にとっても「理想の母親」にとらわれない方がいい理由をご紹介しましょう。


「理想の母親」にとらわれない方がいい理由がある

明るくていつも笑顔でやさしいお母さん、料理も裁縫も得意で、休日にはクッキーやケーキなどのお菓子作りを子供として過ごす、非の打ち所がないお母さん・・・できればなってみたいですよね。

しかし、そんな「理想の母親」にとらわれてしまっていたら、自分が苦しくなるだけです。ここでは、なりたい「理想の母親」像にとらわれない、とらわれてはいけない理由を見ていきましょう。

子育ては理想とかけ離れているから

毎日ニコニコ、子供の気持ちに寄り添って理解があるお母さん・・・ってどれだけ器が大きいのと思いませんか?子育てしていたら、子供が思い通りにならないことだらけですよね。何回言っても聞かない、毎日同じことの繰り返し、やるなと言ってもやる・・・これで怒らずにニコニコしているお母さんっているわけがない!と声を大にして言いたいです。

お母さんだって、余裕のない時や忙しい時、気分が優れない時だってあります。そんな時にもニコニコしていられるお母さんなんて逆に人間味がなく遠い存在のような気がしませんか?

時には怒って、間違っていても親子だからそれは許されて、格好悪いことも苦しいことも楽しいことも共有できるからこそ、信頼関係で結ばれる親子になれるのです。

時間がない

おやつは手作りで、毎日掃除をして、夕飯は5品は出したい、なんて思ったら時間が足りませんよね。育児は時間通りにはいかないので、どんどん時間が無くなってイライラして子供に八つ当たりなんてことになり兼ねません。

テキパキこなせない自分にもやきもきして、ボロボロになってしまいますよ。家事や育児に追われて自分の身なりまで手が回らなくなり、そんな自分の姿を見た時には、二重にも三重にも落ち込んでしまうでしょう。

お母さんは一人しかいません。全部を完璧に一人でやろうと思わなくていいのです。家族の手も借りながら、子供の自主性を育てるためにもお手伝いさせましょう。

また、お母さん自身の自分の時間を持つことも大切です。ちょっと家事の手を抜いても自分自身が充実すれば、キラキラお母さんになれるはずです。

今で十分

「理想の母親」像を追い求めているということは、今も十分がんばっているということ。どれだけの理想かは人によって違いますが、「こんな母親になりたい」と考えているということは、より良い環境に子供を置きたいという深い愛情からですよね。

そんな風に考えてくれているお母さんを子供は大好きに決まっています。無いものを求めてしまうのは仕方ありませんが、理想にとらわれてあれやこれやと考え悩むよりも、今の環境で子供と楽しく過ごす方法を考えた方が家族にとっても自分にとっても有益です。

リバウンドを起こし兼ねない

「母親はこうでなければならない」という日本古来からある世間一般の「理想の母親」像は、母性に満ち溢れ自分よりも子供を優先し、家族のために生きるというような偶像でもあります。

その呪縛にとらわれ、「そうならないと!」と思えば思うほど、そうなることができない自分はダメな母親だと決めつけて、最後には「もう私には無理!」「こんなに私はがんばっているのに!」と全てを投げ出してしまうリバウンドを起こす可能性があるのです。

リバウンドを起こさないためにも、気持ちをゆるく持って生活しましょう。手を抜くことを覚え「こうでなくていい」ほどよい母親で十分です。

家族の笑顔を奪うかも

「理想の母親」に見られたい、そう評価されたいと思うお母さんは、家族のためと言いながらも、世間からそう見られたい、認められたいと願う方向に行ってしまうことも。

本来なら家族に満足を得てもらうのが「理想の母親」であるはずなのに、世間に認められる=達成という価値観が生まれてしまう可能性があります。

そうなると、SNS映えなどのステキさを求めてしまい、夫や子供の気持ちをないがしろにし家族の「こうしてほしい」という一番大切なものがわからなくなってしまうのです。

知らず知らずのうちに家族のことよりも自分のためになっているかもしれません。一度立ち止まって家族と向き合う時間を意識して取るようにしましょう。

がんばり過ぎないお母さんで十分!家庭はゆるいくらいが調度いい

子供に自分の理想の母親像を伝えて「こんなお母さんだったらどう?」と聞いてみましょう。きっと子供は「そういうお母さんいいなと思うけど・・・うちのお母さんがいいっ!」と言うでしょう。

もしかしたらここはちょっと直してほしいというところはあるかもしれませんが、子供は自分のお母さんしか知りませんし今のお母さんが大好きだから、今のままで十分なのです。

「理想の母親」像にとらわれず本来の自分を取り戻し、やる時はやる、手を抜く時は抜く、とゆるい気持ちで生活すれば、自分らしい家庭を築くことができるはずです。完璧であろうとすることをやめれば、家族は息苦しさから解放されて楽になり笑顔が生まれます。

「こんな風になりたい」という憧れを持ってモチベーションを上げることは良いですが、何でも理想通りにできるわけがないと割り切れば心にも余裕が生まれ、家族にとって唯一無二のお母さんになれるはずですよ。

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ライター:編集部

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