妊娠中の飲み物はルイボスティーで!妊婦さんに嬉しい効果
Date:2016.01.27
コーヒーやカフェラテが大好きで毎日のように飲んでいる女性ってけっこう多いですよね。仕事中や勉強中はコーヒーが手放せないという方も多いです。
妊娠中のカフェイン摂取はよくないとされていますが、カフェインには依存性があるので妊娠したからと言って急に止められる自信がない方もいるのではないでしょうか?
今回は妊婦さんがカフェインNGの理由と、カフェインを含む飲み物の代わりにおすすめの「ルイボスティー」についてご紹介します。
そもそも妊婦さんにカフェインがダメなのはどうして?
そもそもどうして妊婦さんはカフェインを摂らない方がいいと言われるようになったのでしょうか?まずはその理由から見ていってみましょう。
胎児の流産や障害のリスクを高める
大人にとってはなんてことのないカフェインでも、お腹の中で育っている途中の小さな赤ちゃんにとっては大きな負担です。また、胎児はまだ体の機能が完璧ではなく、カフェインを摂取しても代謝できないとされています。
流産や早産だけでなく、胎児の発育障害や胎児が死亡する原因としてもカフェインが関係しているので?と考えられています。
胎児へ送られる栄養や酸素が減る
カフェインには血管を収縮させる働きがあり、胎盤を通して母体から胎児へ送られる血液量もが減少してしまいます。
血液の役割は栄養や酸素を運ぶこと。母体の血流が悪くなれば、胎児へ送られる栄養や酸素も少なくなってしまうのです。
母体の栄養不足や貧血が悪化する
妊娠中は、きちんと食べていても栄養不足になりやすいです。その理由は以下の通り。
また、妊娠中は出産に備えて血液量が増えるのですが、血液が増えるスピードに赤血球の生産量が追い付かず血が薄くなって貧血を起こす妊婦さんがとても多いです。
妊娠中は、出産に備えて体の中でさまざまな変化が起こっていて、その結果栄養不足や貧血などのトラブルが起こってしまうわけです。
そこへコーヒーなどでカフェインを摂取すると、カフェインの持つ利尿作用が働いてカルシウムや鉄分などの栄養素の排出が促されてしまい、栄養不足や貧血が悪化してしまいます。
知ってた?カフェインを含む飲み物はコーヒーだけじゃない
カフェインを含む飲み物というとみなさんは何を思い浮かべるでしょうか?ほとんどの方はコーヒーとコーヒーを使ったカフェラテなどを想像すると思います。
実は、カフェインを含む飲み物は意外と多く、私たちが普段カフェインなんて気にせず飲んでいるお茶やジュースにもカフェインが含まれています。
カフェインを含む飲み物にはどんなものがあるのでしょうか?150mlあたりのカフェイン含有量とともにご紹介します。
カフェインを含む飲み物
飲み物 | 150mlあたりのカフェイン含有量 |
---|---|
玉露 | 180mg |
コーヒー(ドリップ) | 100mg |
コーヒー(インスタント) | 50mg |
ココア | 50mg |
緑茶・紅茶・ウーロン茶 | 30mg |
エナジードリンク | 30mg |
コーラ | 15mg |
カフェイン含有量が高い順に並べてみましたが、コーヒーでもドリップとインスタントでカフェインの量が全く違うことや、コーヒーより玉露の方がカフェイン量が多いことに驚きますよね。
「妊娠中はカフェインNG=コーヒーを我慢すればいいだけ」というわけではないので注意しましょう。
カフェインは徹底的に排除するべき?
カフェインには依存性があるため、毎日コーヒーや紅茶を飲んでいたのを急にやめてしまうとストレスになってしまいます。
確かにカフェインは胎児の成長や母体の健康に悪影響を及ぼすリスクがありますが、1日200㎎以下であれば大きなトラブルは起こらないとされています。
カフェインフリーのドリンクで妊婦さんにおすすめはルイボスティー!
最近は妊婦さんでなくてもカフェインを気にする方が増え、デカフェと呼ばれるノンカフェインのコーヒーや紅茶も多く出回っています。たんぽぽコーヒーも有名ですね!
また、ノンカフェインといえばハーブティーも有名で根強い人気があります。
そんな中で妊娠中の水分補給で特におすすめしたいのが「ルイボスティー」です。ルイボスティーは健康・美容効果で注目され、スーパーやドラッグストアでも手軽に手に入るので試しやすく続けやすいというのもうれしいポイント。
そんなルイボスティーの効能について詳しくご紹介します。
ルイボスティーってどんなお茶?
ルイボスという植物の葉から抽出されるお茶で、ハーブティーの一つです。
ノンカフェインなので渋みがなくまろやかな味で、ほんのり甘い香りがします。風味に癖がなく、飲みやすいという大きなメリットを持っています。
妊婦さんにルイボスティーをおすすめする理由
ルイボスティーを妊婦さんにおすすめする理由は、ノンカフェインということだけではありません。
- ビタミン・ミネラルを豊富に含む
- 妊娠中は栄養不足や貧血を起こしがち。手軽に飲めるお茶から、ビタミンやミネラルを摂取できるのはうれしいですよね。
- 免疫力を高める
- ルイボスティーにはSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)様酵素が含まれ、細胞を酸化させる活性酸素を取り除く働きがあります。細胞の老化を防ぐことができ、細胞の新陳代謝を高めてくれます。
細胞が若返ると免疫力が高まり、風邪などの体調不良を予防できます。
妊娠中は気軽に薬を飲めないので、免疫力を高めて健康を保つのはとてもおすすめな方法です。
- 肌や髪をきれいにする
- 妊娠中から産後しばらくは、ホルモンバランスが通常とは違う状態です。そのため、妊娠前はツルツルだった肌が急にボロボロになったり、髪がパサパサになることも珍しくありません。
SOD様酵素は肌や頭皮の細胞にも作用し、若々しくきれいな状態が保てるように働きかけ、荒れやすい妊娠中も肌や髪のトラブルの改善に役立ちます。
- 花粉症の予防・改善
- さらに、SOD様酵素はアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの生成を防ぐ働きがあり、アトピーや花粉症などアレルギー症状の予防や改善にも効果が期待できます。
風邪薬と同じくアレルギーの薬としてよく使われる抗ヒスタミン剤も妊娠中は服用に注意が必要なため、お茶で花粉症やアトピーを予防したり症状を軽減させてみるのはどうでしょうか?
- 妊娠中でも風味が気にならない
- ルイボスティーは味も香りもまろやかでほんのりとしています。ニオイや味に敏感になりがちな妊娠中でも、風味を気にせず楽しめるお茶です。
- 便秘解消効果
- ルイボスティーには腸内環境を良くする効果や硬い便を柔らかくする効能があります。
妊娠中は特に便秘に悩むことが増えますので、便秘解消対策にルイボスティーを飲むのもオススメです。
リラックス効果も高く安眠効果もあるので、寝付きの悪い妊婦さんはルイボスティーを試してみてもいいかもしれません。
ルイボスティーはどれくらい飲めばいいの?
ルイボスティーの持つさまざまな効果を実感するには、1日にカップ2~3杯(500ml程度)以上を飲むのがおすすめです。
薬ではないので必ず500ml以上飲まないというわけではないですし、逆に飲みすぎたから何か副作用があるということもありません。
ただ、私達の体は栄養素をため込むことができないので、ルイボスティーの栄養価の高さや抗酸化作用を期待するのなら、飲む量はともかくできるだけ毎日飲むのがおすすめです。
ルイボスティーはクセのない味なので、食事中のお茶にもぴったりです。
ルイボスティーはいれ方が大切!
たくさん飲めば飲むほど栄養を摂取できるような気がしますが、ルイボスティーに関してはたくさん飲むより淹れ方の方が大切です。
ルイボスティーは普通のお茶と同じように、ティーバッグを入れたカップにお湯を注いだり、やかんで煮出すという方法でいいのですが、重要なのは抽出時間!
「そんなに長く抽出したら苦くなりそう…」と思いますが、ノンカフェインなので長い時間抽出しても紅茶や緑茶のように苦みや渋みが強くて飲みにくくなることはありません。
ルイボスティーを飲む時は、抽出時間をたっぷり取ってみてくださいね。
他のハーブティーはダメなの?
ルイボスティー以外のハーブティーもノンカフェインの飲み物としてよく知られ、さまざまな健康・美容効果を持つお茶もとても多いのが魅力的。しかし、「ノンカフェインだから妊娠中に飲んでも大丈夫!」というわけではなく、選び方に注意が必要です。
ハーブティーの中には子宮収縮作用のあるものが多く、早産や流産を招く危険性があります。また、味や香りも色々なものがあってわかりにくいハーブティー初心者にはちょっとハードルが高いのです。
もしルイボスティー以外のハーブティーが気になった時は、お茶屋さんへ行って妊婦さんでも飲めるハーブティーについて詳しく聞いてみることをおすすめします。
ルイボスティーは妊娠中だけでなく、妊活中も出産後でも手軽に飲めるハーブティー
ルイボスティーはスーパーでも手に入る身近なハーブティーで、子宮収縮作用もなく、妊婦さんでも安心して飲めるのがうれしいメリットです。
また、ノンカフェインでおいしく飲めるので、産後の授乳期の水分補給にもピッタリのお茶です。
妊娠中の方はもちろん、妊娠の予定がある方も、ノンカフェインのお茶を探すなら、まずはルイボスティーから試してみてはいかがでしょうか?
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