サチャインチオイルの効果効能。脳を活性化しアンチエイジングも
Date:2017.10.28
サチャインチオイルってご存知ですか?
あまり聞き慣れない名前のオイルですが、美容にも健康にも良いといわれるオメガ3系脂肪酸を豊富に含むオイルなんです。
まだまだメジャーではないオイルですが、その効能を知れば早速使いたくなるはず!
サチャインチオイルの効果効能から、どのようにして使うのか、その役立て方などもあわせてご紹介します。
サチャインチオイルはアマゾン原産のオイル
サチャインチオイルは、
- インカインチオイル
- グリーンナッツオイル
などと呼ばれることもあります。
サチャインチはアマゾン原産で、現地の人には古くから愛されてきた植物。
サチャインチの実はサチャインチナッツと呼ばれ、これも栄養価の高い食材として知られています。
その実は星形をしていて、種子から抽出される油のことをサチャインチオイルといいます。
50%もαリノレン酸を含む
サチャインチオイルは不飽和脂肪酸をたくさん含んでいます。中でも注目したいのが、オメガ3系脂肪酸であるαリノレン酸です。
体内では合成できない必須脂肪酸であり、体内に入るとEPA、DHAに変化します。
サチャインチオイルにはこのαリノレン酸が50%も含まれているんです。
ビタミンEを豊富に含む
ビタミンEといえば抗酸化作用ですね。アンチエイジングには欠かせない栄養素です。
活性酸素を取り除いて、細胞が酸化するのを防ぐので、肌はもちろん、体全体が老化するのを防ぎます。
サチャインチオイルには、ビタミンEも豊富に含まれていて、他のオイルと比較すると群を抜いています。
オイル | ビタミンE含有量(100gあたり) |
---|---|
サチャインチオイル | 200mg |
ひまわり油 | 38.7mg |
オリーブオイル | 7.4mg |
サチャインチオイルのビタミンEの含有量がずば抜けて高いことがお分かり頂けると思います。
ビタミンEというとオリーブオイルだと思っていましたが、サチャインチオイルの方がずっと多いので、美容のためにはサチャインチオイルの方がいいかもしれないですね。
オメガ3系脂肪酸なのに加熱に強いのが特徴
オメガ3系脂肪酸というと、
- 亜麻仁油
- エゴマ油
が有名ですね。
たしかにこれらのオイルは健康にも美容にもいいのですが、酸化しやすいというのがデメリットなんです。
しかし、サチャインチオイルは豊富に含まれるビタミンEのおかげで、とても酸化しにくいオイル。保存も常温保存で大丈夫です。
ドレッシングやそのまま食べる生食以外に料理に使えるのが大きな魅力です。加熱料理に使えるので、料理の幅が広がりますね。
サチャインチオイルはくせがないのも特徴
亜麻仁油は、健康にいいといわれたけど、ちょっと香りに癖があって美味しくない、と思う人もいると思います。
でも、サチャインチオイルは香りや味にくせがないのも特徴の一つで、料理にも取り入れやすく、続けやすいというのが大きなメリットです。
アンチエイジングにも!サチャインチオイルの効果効能
サチャインチオイルはまさに食べる美容液!健康だけでなく、美容にも様々な効果が期待できるんです。
善玉コレステロールを増やす
αリノレン酸は善玉コレステロールを増やし、
- 血液をサラサラにする
- 血圧を下げる
などの効果も期待されています。
コレステロールはすべて悪いものではなく、増やしたくないのは悪玉コレステロール。
身体に不要なコレステロールを回収しながら肝臓に運んでくれる善玉コレステロールは、むしろ身体に必要なものなのです。
青魚と同じく、脳を活性化する
αリノレン酸は体内でEPA、DHAに変化するということは先ほどお話ししました。これらの栄養素は、脳を活性化し、記憶力や学力の向上に役立つとされています。
子どもには青魚を食べさせよう、なんていいますが、大人だって脳の活性化は必要です。
血液サラサラ効果で動脈硬化を予防
αリノレン酸の血液サラサラ効果は、余分なコレステロールを取り除いて血栓を作らないことから、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。
血行を促進して冷え性の改善
血液がサラサラになるということは血行が良くなるということ。つまり、血液の流れがスムーズになることで、冷え性の予防にも役立つんです。
特に末端の詰まりやすい血管の流れがスムーズになることで、手足の冷えなど、多くの女性が悩んでいる症状に効果的でしょう。
アレルギー症状の緩和
αリノレン酸は、アレルギーを起こしやすいリノール酸の働きを抑え、アレルギーを抑制する働きがあります。
リノール酸はヒスタミンなどのアレルギーの原因物質を作るこことから、摂り過ぎが問題になっているオメガ6系脂肪酸です。
αリノレン酸はリノール酸と競合する関係なので、アレルギーを抑える効果が期待できるんです。
- 花粉症
- アトピー性皮膚炎
などの症状の緩和に良いとされています。
抗酸化作用でアンチエイジング
サチャインチオイルは美容の面でも大きなメリットがあるオイルです。
活性酸素を取り除いてくれるビタミンEがたっぷり含まれているので、
- シミ
- しわ
- たるみ
などの肌の老化を防ぎます。
活性酸素が増えすぎると過酸化脂質も増えてしまい、細胞を傷つけます。
サチャインチオイルのビタミンEの抗酸化作用で肌を美しく保ちましょう。
血行を促進してくすみを予防
αリノレン酸には末梢血管の流れを良くして、血行を促進する働きもあります。
顔には末梢血管がたくさん集まっていますから、ここが詰まりやすくなると肌がくすんでしまうのです。
αリノレン酸で血行が良くなれば、酸素や栄養素が隅々まで行き渡りやすくなり、肌色が良くなるのはもちろん、しわなどなどの肌の悩みも改善できるでしょう。
中性脂肪を減らすダイエット効果
ビタミンEは主に4種類のトコフェロール(α、β、γ、δ)に分けられますが、サチャインチオイルにはγトコフェロールが含まれています。
このγトコフェロールには中性脂肪を低下させる働きがあることが分かっています。生活習慣病だけでなく、ダイエット効果も期待できます。
オイルを摂ったら太るんじゃないかと思うかもしれませんが、良質のオイルは摂取量さえ気をつければ、太るどころかダイエットだってできるんです。
効果が期待できるサチャインチオイルの食べ方、使い方
サチャインチオイルはどうやって使えばいいのか、効果的な使い方、食べ方についてご紹介しましょう。
1日の摂取目安量は大さじ1杯くらい
いくら健康に良いといっても、サチャインチオイルは油です。摂り過ぎはエネルギー過多なりますし、ビミタンEは脂溶性ビタミンなので過剰摂取は良くありません。
脂溶性ビタミンはビタミンCなどの水溶性ビタミンと違い、体外に排出されにくいからです。
目安としては、1日大さじ1杯くらいです。大さじ1杯って結構あるので、この量を毎日続けるのは逆に難しいと思います。
揚げ物はダメ!炒め物くらいにしておく
加熱に強いとはいっても、揚げ物は温度が高すぎます。揚げ物よりは炒め物くらいが適当です。
フライや天ぷらはダメですが、野菜の素揚げくらいなら大丈夫。ビタミンたっぷりの緑黄色野菜を素揚げにしてサラダに加えるのもおすすめです。
マッサージで美肌効果
サチャインチオイルはマッサージにも使えるオイルです。アンチエイジング作用は食べるのはもちろん、外側から塗っても効果が期待できます。
肌の衰えが気になる時やむくみや脂肪が太りが気になるところに塗って、優しくマッサージしましょう。全身に使えるオイルです。
低温圧搾(コールドプレス)のものを選ぶ
オイルは質の良いものを選びたいですね。サチャインチオイルを購入する時は、製造方法もしっかり確認してください。
低温圧搾(コールドプレス)で熱を加えていないものを選びます。製造過程で高温を加えているようなオイルは酸化が早くなるからです。
油を変えてキレイに、健康になろう!
油が身体に良くないと思われていたのはもう昔の事。今は、良質なオイルを取ることが健康や美容に役立つというのが常識です。
オイルは素材次第で不健康にも健康にもなるものです。
油を変えれば肥満も予防できるし、肌だって今よりずっと美しくなるかも。サラダを食べてキレイになりたいと思ったら、質の良いサチャインチオイルを使ってみませんか。
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