女性に多い酸素不足の症状。頭痛、疲れが取れない、痩せにくい!
Date:2016.10.03
私たち人間は呼吸をして生命を維持していますよね。
呼吸をすると酸素を体に取りこんで二酸化炭素を排出するのですが、酸素が十分体に取り込まれないと体調や美容などさまざまな面で弊害が起こることをご存知でしょうか?
酸素は人間が生きていく上で欠かせない存在。そして体調維持や美容面でもとても重要な役割を果たしているのです。
ところが現代人は慢性的な酸素不足なのです。
もしかしてあなたの現在抱えている不調や肌のトラブルの原因は酸素不足が原因かもしれませんよ。
現代人は酸素不足って本当?酸素不足の原因とは
現代人は昔の人と比べて酸素不足に陥りがちなのですが、それにはこれだけの理由があるのです。
地球環境、住宅環境の変化で酸素濃度が減少
昔と比べると地球環境も大きく変化してきています。人間が森林伐採や開発を進めた結果、自然の汚染が進み、空気中の酸素濃度が低下してきているのです。
空気中の酸素濃度ですが100年前が24%であったのに対して、現代では20.9%も減少しているのです。
つまりそれだけ呼吸で取り込める酸素の量も減少しているということですね。
そして住宅環境も影響しています。最近は省エネ性を高めるために住宅にも気密性の高さを求める動きが強まっていますよね。
主な原因は運動不足!心肺機能が大幅低下
昔と比べて変化しているのは地球環境だけではありません。人間の体内環境も大きく変化しているんですよ。
昔は今ほど車や公共交通機関が発達していませんでしたし、便利な家電もありませんでしたよね。
そのため昔の人は自らの体を動かして日常生活を送らざるを得なかったわけです。ところが現代人はどうでしょうか。
公共交通機関も発達していてマイカーの普及率も上昇、さらにはエスカレーターやエレベーターも整備されていて自ら体を動かす機会が激減しましたよね。
おまけに家庭でも便利な家電を購入すれば家事の労力も大きく減らせます。体を動かさなくなったということはそれだけ心肺機能も衰えているということになるのです。
乱れた食事、睡眠不足、生活習慣の悪化も原因
私たちはコンビニやスーパーなどで手軽に食べ物を購入していますよね。そして食べる物の種類も豊富にあることから、自分の好きな物だけを選んで食べている方も少なくありません。
また出来合いの物には合成着色料などの添加物が多く使われています。さらには仕事で忙しくて睡眠が不足している方も多いですよね。
このような生活習慣の乱れが心身の健康を害してしまいます。その結果心肺機能が低下してしまって酸素不足を招いてしまうのです。
現代人の誰もが抱えるストレスも原因
誰もが何かしらのストレスを抱えて生活していると思います。強いストレスを受けると自然と呼吸が浅くなってしまうのです。
浅い呼吸だと体内に酸素を十分に取り込めなくなってしまうのです。
女性に多い鉄分不足
女性は毎月一度生理がありますよね。そのため男性と比べて鉄分が不足しがちなのです。
鉄分は体内で合成することができないため、食べ物や飲み物から補うしかありません。
鉄分は血液を作る元になる成分ですよね。
タバコは美容と健康に悪影響だけじゃない!酸素不足の原因を招く
世の中禁煙ブームで男性の喫煙者は減少傾向にあるものの、女性の喫煙者は横ばい状態が続いていると言われています。
女性の場合喫煙の原因はストレスの解消、見た目のかっこよさ、ダイエットなどが主な目的です。
つまり喫煙者は非喫煙者と比べて酸素不足に陥りやすいのです。
酸素不足は体にとって危機!酸素不足が招く症状
酸素が不足する環境に囲まれている私たち現代人。
ところが酸素が不足するとさまざまな弊害が起こってくるんですよ。酸素不足で考えられる主な症状について詳しくみていきましょう。
集中力が続かなくなる、記憶力が低下する
呼吸をして酸素が体に取り込まれるとそれを血液が体全体に届けてくれます。中でも酸素を多く消費するのが脳なんですね。
脳だけで取り込んだ酸素の20~25%も消費しているのです。
その結果集中力が低下してしまったり物忘れがひどくなってきたりするのです。
視力の低下も酸素不足が原因!
スマホやゲームの普及で近視の方が増えていますよね。実は酸素が不足すると視力低下が起こりやすくなるのです。それは目も呼吸しているからです。
瞳に酸素が十分届くことによって、目の疲労回復を助けてくれるのです。
疲れが取れない、慢性疲労が続く
疲れがたまると乳酸という物質が体に蓄積されます。この乳酸の排泄を早めることが、疲労回復のポイントとなるのです。
ところが酸素が不足すると体は酸素を体に供給しようと無理をして余計に疲労をためるようになります。
ダイエットに成功しないのは酸欠が原因?
酸素不足はダイエットにも悪影響なのです。同じ物を食べても体に蓄積されやすい人と、されにくい人がいますがそれは代謝機能の違いがあるからです。
そのため酸素が不足すると脂肪の燃焼効率が落ちてしまって、痩せにくくなるのです。
酸素不足で老化がすすみやすくなる!
私たち人間の体は約60兆もの細胞から作られています。この細胞一つ一つが酸素を取り込んで細胞分裂をしたり、修復をしたりを繰り返しています。
ところが酸素が不足すると細胞の働きが弱くなってしまって、細胞が傷つきやすくなります。
細胞がダメージを受けるということは、老化が進みやすくなるのです。肌や体に現れる老化現象だけでなく、病気リスクも高めてしまいます。
女性にとって深刻な問題!肌荒れも酸欠が原因
肌の調子が悪い、肌荒れが続くのも酸欠が原因かもしれませんよ。
私たちの体は細胞で作られているのですが、その細胞がダメージを修復したり、新しく生まれ変わったりするときに酸素が必要になります。
ところが酸素が不足すると細胞が修復、再生できなくなり肌のターンオーバーが乱れます。
その結果、新しい角質の生まれ変わりが遅れてしまって肌荒れ、肌トラブルも起こりやすくなるのです。
さらには肌の弾力を保ってくれるコラーゲンも酸素不足でその量が減少するのです。
自分は酸欠なの?酸欠かどうかをチェックするポイント
自分が酸欠状態であるかどうかよくわかりませんよね。それを簡単にチェックすることができます。
- あくびがよく出る
- 疲れやすい
- 疲労が抜けない
- 持久力がない
- 寝つき、寝起きが悪い
- 冷え性である
- 集中力が続かない
- 記憶力が悪い
- 便秘ぎみだ
- ダイエットしても痩せない
- 貧血気味だ
- よく頭痛がする
- 目が疲れる、視力が悪い
- 動悸、息切れがする
- 肩凝りが酷い
- 実年齢よりも拭けてみられることが多い
- アレルギー症状を持っている
これらの項目で6つ以上自分の症状とあてはまる場合、酸欠が進んでいると考えられますね。
不調や美肌を改善する!酸欠を防ぐための予防策とは
酸素が不足することでさまざまな体と肌の不調が引き起こされることがわかりましたよね。
それではその不調を改善するための予防策をいくつか紹介していきたいと思います。
ヘモグロビンの元になる鉄分を補給しよう
呼吸して取り込んだ酸素を体内の隅々まで運んでくれるのはヘモグロビンの働き。それが不足するとせっかく取り込んだ酸素が無駄になってしまいます。
そのヘモグロビンの元になるのが鉄分。女性は鉄分が不足しがちですから意識して摂る必要がありますね。
鉄分は体で作ることができませんので食べ物、飲み物から摂取します。
- レバー
- あさり
- しじみ
- プルーン
- ほうれん草
- 小松菜
といった食品になりますのでこれらを日ごろの食事で摂りいれて鉄分を補給できるようにしておくといいですね。
ただしどうしても毎回食事に気を配ることが難しい時は、鉄分配合のサプリメントを活用してみましょう。
呼吸を見直す重要性!深呼吸をしよう
毎日無意識で呼吸をしていると思いますが、呼吸が浅いと酸素不足になりやすいのです。
深呼吸をする習慣を身に付けましょう。深呼吸のやり方はそれほど難しくはありません。
- 姿勢を楽にする
- 鼻から息を10秒くらいかけて吸いこむ
- 息を吸ったときよりも長い時間をかけて口から息をゆっくりと吐き出す
- これを10回ほど繰り返します。
深呼吸にはリラックス効果もありますよ。
運動不足を解消して心肺機能を鍛える
酸素を取り込む機能は年齢とともに衰えてきます。加えて運動不足が重なるとさらに機能低下が加速してしまいます。
酸素不足を改善するためにも、運動をして心肺機能を高めましょう。心肺機能を高めるには有酸素運動がおすすめ。
- ウォーキング
- ジョギング
- 水泳
- エアロビ
といったような酸素を多く取り入れながら行える運動は酸素不足改善と心肺機能を鍛えるのに最適なのです。
酸素カプセルを利用してみる
エステなどのお店にて酸素カプセルが置いてあったりしますよね。酸素カプセルは高濃度の酸素を集中的に取り入れることができるマシンです。
以前日本でも人気の海外サッカー選手がケガの回復を早めるために使ったことでも有名ですね。
酸素カプセルに入ることで酸素を体内にたくさん取り入れることができますので、
- 疲労回復
- 美肌
- 代謝促進
などの効果が現れやすくなりますよ。
即効性を求める方に酸素カプセルはおすすめですね。
酸素不足を解消して不調を緩和しよう!
酸素が不足することでさまざまな弊害が起こるのです。それを知らずに日常生活を贈っている方が少なくありません。
酸素は私たち人間が生きていく上で欠かせないだけでなく、それ以上に大切な役割を担っています。
酸素不足にならないように気を付けて生活するだけで、今まで悩んでいた肌や体の不調が改善される可能性大ですよ。
今は肌や体の不調が見られなくても、年齢や環境の変化で酸素不足が起こる可能性は誰にでもあるのです。
酸素不足の危険性を十分理解して、酸素不足にならない生活習慣を身に付けましょう!
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