第二新卒の転職はやばい・やめとけ・いらない・難しいって本当?おすすめ転職サイトも紹介
第二新卒で転職したいと考えたとき、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントのなかには、20代転職やフリーター就職など、若手社会人の転職支援に強いサービスがあり、社会人経験や経験の少なさを補うことを得意とするサービスを活用すると、転職成功率をアップさせることができます。
そこでこの記事では、第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介します。合わせて、第二新卒で転職するメリット・デメリット、転職エージェントの選び方、転職成功のコツなどもお伝えします。
新卒採用で入社した会社を辞めたいと感じている方や第二新卒での転職に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
求人を見てみる
圧倒的な求人数!第二新卒にもおすすめの転職エージェントランキング
まずは、転職エージェントのなかでも取り扱い求人数の多い転職エージェントから紹介します。
確認できる求人の数が多いと、転職先の選択肢が増えます。「とにかくたくさんの求人が見たい」「転職支援実績が十分な人気の転職エージェントが知りたい」という方はぜひチェックしてみてください。
※ランキングは公開求人数の多い順となっています。
サービス名 | 公開求人数 | 非公開求人数 |
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リクルートエージェント | 約380,000件 | 約280,000件 |
doda | 約190,000件 | 非公開 |
マイナビエージェント | 約40,000件 | 約18,000件 |
(2023年6月時点)
業界最大級の求人数を誇る【リクルートエージェント】
【特徴】
- 業界最大級の求人数
- 各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍している
リクルートエージェントは、「株式会社リクルート」が運営する国内最大手の転職エージェントです。
公開求人・非公開求人ともに業界最大規模を誇っており、その内容は、営業、事務、エンジニア、IT・Web系、商社、人材業界など多岐に渡ります。
求人のエリアも日本全国を網羅していて、以下のように各地に拠点を持っているので居住地に関わらず利用することができます。
また、リクルートエージェントに登録すると、各業界に精通したキャリアアドバイザーによる充実のサポートが受けられます。
サポート内容は、求人紹介、書類添削、面接対策、年収交渉など。
20代の登録者が全体の半数近くとなっていることからも、第二新卒者でも利用しやすいサービスと言えるでしょう。
【doda】は転職サイトと転職エージェントどちらも利用できる
【特徴】
- 希望のサービスを選んで利用できる
- 診断・書類作成ツールなどのコンテンツが充実している
dodaは、「パーソルキャリア株式会社」による転職サイトです。
主に正社員求人を取り扱っていて、公式ホームページからは「職種」「勤務地」「業種」などの他、さまざまな「こだわり条件」からの検索もできます。「第二新卒歓迎」「職種未経験歓迎」「業種未経験歓迎」といった条件も含まれているので、希望の求人を効率良く探せるでしょう。
また、dodaでは以下のようなサービスも提供しています。
エージェントサービス | 専門スタッフによる求人紹介が受けられるサービス |
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スカウトサービス | 求職者のプロフィールに興味を持った企業からスカウトが受けられるサービス |
パートナーエージェントサービス | 約600社のパートナーエージェントからスカウトメールが届くサービス |
「エージェントサービス」に登録すると、転職市場に詳しい専門スタッフによるサポートが受けられます。
希望に合う求人の紹介、書類選考・面接の対策、応募先との連絡などをすべて無料でサポートしてくれるので、「何から始めたらいいか分からない」という方も安心して転職活動が始められます。
適性年収が診断できる「年収査定」や職務経歴書の作成を助ける「レジュメビルダー」など、必要に応じてぜひ利用してみてください。
20代の転職で人気が高い!【マイナビエージェント】
【特徴】
- 20代の転職エージェント満足度No.1
- 求人情報に掲載されない職場情報が分かる
マイナビエージェントは、大手人材会社のマイナビグループによる、転職エージェントです。20代・30代の利用者が多く、2021年には20代の転職エージェント満足度№1を獲得しています。
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは、「IT・Webエンジニア」「メーカーエンジニア」「営業職」「金融業界」など、業界ごとに専任制を取っています。
各職種の転職事情に詳しいアドバイザーによる提案やアドバイスがあれば、これまで気付けなかった自分自身の強みや得意分野が見つかるかもしれません。
また、マイナビエージェントには、企業の人事担当者とやり取りする専門のアドバイザーも在籍しています。
求人先とのコミュニケーションによって、以下のように求人情報には掲載されない詳細な職場情報を入手しており、仕事紹介時にはそうした情報も提供してもらえるので、徹底した企業研究ができます。
「どんな会社か?」「自分に合う職場か?」ということを事前にしっかり確認できれば、転職後のミスマッチも防げるでしょう。
公式ホームページには、いろいろな求人特集が掲載されていて、「第二新卒の求人特集」もあります。
希望の職種や業界がある程度定まっている方は、登録後に非公開求人からの紹介を依頼してみましょう。
第二新卒の転職に強みを持つおすすめ転職エージェント6選
第二新卒の転職についてネットで調べると、「やめとけ」「やばい」「といった気になる言葉を目にすることがあります。
しかし、転職エージェントには第二新卒の転職支援が得意なサービスも数多く存在しており、上手く活用することで転職の成功率を向上させることができます。
そこでここからは、第二新卒や20代の若手社会人におすすめの転職エージェントを紹介していきます。それぞれの特徴も合わせてお伝えするので、自分に合った転職エージェントを探してみてください。
【JAIC(ジェイック)の就職カレッジ】は第二新卒のサポートが充実!
【特徴】
- 無料の就職講座で社会人の基礎が学べる
- 最短2週間でのスピード転職も可能
就職カレッジは、20代に強みを持つ就職・転職支援サービスです。第二新卒、既卒、フリーター、ニート、大学中退、高卒、中卒など学歴・職歴・社会人経験に自信がない若者を対象にサービスを提供しています。
JAICが提供するサービスには全部で3つのコースがあり、うちもっともスタンダードなコース「就職カレッジ」では、18~35歳の方向けに正社員就職支援を行っています。
就職カレッジの特徴は、無料の就職講座を実施している点です。以下のように、社会人経験の少なさを補うことができる内容で構成されているので、転職活動はもちろん、その後の社会人生活でも役立つスキルを身に付けることができます。
81.8%以上という高い就職成功率を誇っているのも、充実した講座によるものと言えるでしょう。
就職カレッジでは、未経験者の採用に積極的な優良企業との集団面接会も開催しています。書類選考を飛ばして面接できるので、最短2週間というスピーディーな転職も可能です。
また、JAICなら転職後もサポートが受けられます。新たな職場で悩みを抱えた際には、ぜひ専任アドバイザーやサポート専門スタッフへ相談してみましょう。
第二新卒の転職先定着率92%!【キャリアスタート】
【特徴】
- 定着率92%
- 徹底した面接トレーニングを実施
キャリアスタートは、「キャリアスタート株式会社」が運営する就職・転職支援サービスです。「第二新卒・既卒事業」と「新卒事業」を展開していて、「第二新卒・既卒事業」では92%という高い定着率を誇っています。
その理由としてあげられるのが、マッチング力の高さです。
仕事紹介前のヒアリングでは、キャリアアドバイザーが転職の希望と合わせて、求職者自身の性格、スキル、特性なども確認します。そのうえで、インタビューや調査による企業情報とマッチングを進めていくので、双方にとって最適な転職へと近づけることができるのです。
また、キャリアスタートでは、徹底した面接トレーニングを行います。形式だけの模擬面接などではなく、求職者の特徴や応募先の企業ニーズに合わせて練習を重ねることで、内定獲得率もぐっと向上します。
【就職Shop】は大手リクルートが運営の未経験者専門のサービス
【特徴】
- 求人元はすべて直接訪問・取材済み
- 首都圏エリアと関西エリアに店舗を持つ
就職shopは、大手企業のリクルートによる若者向けの転職支援サービスです。「未経験でもチャレンジしたい」という若者と若手社会人ならではの高いポテンシャルに期待を寄せる企業のベストマッチングを目指したサービスを提供しています。
登録者の90%が20代で、取り扱い求人は未経験者が対象です。就職Shopなら、第二新卒・既卒・フリーター・高卒や中卒など、学歴や職歴に自信がない方や社会人経験が浅い方でも正社員就業が目指せます。
登録企業数は累計11,000社で、給与面や待遇面が安定した大手企業から成長が見込めるベンチャー企業までさまざま。そのすべての企業を就職Shopのスタッフが直接訪問・取材しています。
仕事の紹介時には、自分ひとりでは調べきれない職場の詳細情報も提供してもらえるので、自分に合う職場かどうかをしっかり検討できます。
全国に10店舗を展開していますが、エリアは首都圏と関西に集中しています。首都圏エリア・関西エリアでの転職を希望する方にとっては利用しやすいサービスと言えるでしょう。
【マイナビジョブ20’s】は20代・第二新卒に特化した転職エージェント
【特徴】
- 20代・第二新卒・既卒に特化したサービス
- 「未経験OK」の求人が全体の75%以上
マイナビジョブ20’sは、マイナビグループ唯一の20代専門の転職支援サービスです。主な対象は第二新卒や既卒の方々。これまでに32万人もの利用者がおり、若手社会人の転職を無料でサポートしています。
20代専門サービスのだけあって、マイナビジョブ20’sの求人はすべて20代が対象です。「未経験OK」としている求人も全体の75%以上と豊富なので、経歴やスキルに自信がない方でも転職の可能性を広げることができます。
20代・第二新卒・既卒に特化した専任アドバイザーが在籍している点も、マイナビジョブ20’sの特徴です。
求人紹介や書類添削だけでなく、志望動機や自己PRを一緒に考えてくれたり、若手社会人の強みを引き出す面接対策を行ってくれたりとサポートが手厚いので、初めての転職でも安心して進めることができるでしょう。
自分の強みを客観的に知ることで、新たな転職先の候補が見つかるかもしれません。
マイナビジョブ20’sでは以下のような内容の個別転職相談会も開催しています。
転職を迷っているならまずはこうした相談会に参加して情報収集から始めてみましょう。
20代未経験に特化したサービスが充実の【ハタラクティブ】
【特徴】
- 20代・未経験に特化したサービス
- 研修や教育体制の整った優良企業の求人が多い
ハタラクティブは、20代・未経験に特化した就職・転職支援サービスです。第二新卒・既卒・フリーター・ニート・中退者などが主な対象で、利用者の9割以上が20代の若者となっています。
ハタラクティブに登録すると、求職者ひとりひとりの経歴や状況に合わせた求人紹介が受けられます。「どんな仕事があるか」「転職すべきかどうか」という悩みも転職支援のプロがアドバイスしてくれるので、転職への疑問や不安をひとつひとつ解決しながら転職活動が進められます。
また、面接などの選考対策の際にもアドバイザーが丁寧にサポートしてくれます。応募先が求める人材像に合わせてしっかり対策を取ることで、選考通過率をぐっと高めることができるでしょう。
さらに、ハタラクティブでは、入社後の研修や教育体制が整った企業を中心に紹介しています。
「SECOM」「住宅情報館」「Asahi」など大手企業の求人も取り扱っているので、大企業への転職を目指す第二新卒の方にもおすすめです。
「第二新卒で未経験業界に飛び込みたい」「新卒採用では諦めた大企業にもう一度チャレンジしたい」という希望がある場合、ハタラクティブをメインの転職エージェントとして活用するのも有効な手段です。
100万円以上の年収アップ実績も多数あるので、転職で収入アップを目指したい方にもキャリアスタートはおすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
【Re就活エージェント】は優良企業の登録が多数あり
【特徴】
- 20代や第二新卒の採用に積極的な優良企業が多数登録
- 営業系・ITエンジニア系の求人が多い
Re就活エージェントは、「株式会社学情」が運営する「Re就活」のエージェントサービスです。未経験の職種や業種にチャレンジしたい20代・第二新卒・既卒の転職を支援しています。
20代の採用を積極的に行っている優良企業が多数登録していて、大手企業、準大手企業、ベンチャー企業と規模もさまざまです。
業界としてはIT業界、商社、メーカーの求人が豊富で、職種では営業系・ITエンジニア系の求人が多くなっています。
Re就活の特徴としてあげられるのが、20代の来場者数日本一の転職イベント「Re就活 転職博」の開催です。
「転職博」は、20代の若手社会人や第二新卒のポテンシャルを高く評価する企業が多数集まる転職イベントです。参加企業は延べ約11,000社、年間参加者数は約20,000名にも上ります。
参加者の90%が選考に進める他、人事担当者とのコミュニケーションや転職相談の受付などもできることから、転職活動の幅を広げるには良い機会と言えるでしょう。
第二新卒で転職する4つのメリット!若さやポテンシャルが武器になる
ここからは、第二新卒で転職するメリットとデメリットを紹介していきます。まずは4つのメリットから見ていきましょう。
メリット1.未経験の職種や業種に挑戦できる
第二新卒で転職する大きなメリットは、未経験からのチャレンジがしやすいという点です。
例えば、長くひとつの企業に勤めた30代の方が新たな環境へ飛び込んだ場合、会社の社風や仕事のやり方などに慣れるまである程度の時間がかかってしまうことがあります。
一方、第二新卒は前職での就業経験が3年以内と短いため、特定の業界や会社に染まりきっていません。
メリット2.就活の失敗を活かした転職活動ができる
第二新卒は、新卒採用で就職活動を行っています。また、短期間とはいえ企業に就業した経験があるので、以前の就活のときよりも以下のような点において考えが明確になっているはずです。
- 自分の特性や向き・不向き
- やりたい仕事・やりたくない仕事
- 希望の年収
- 将来の目標
学生のときに比べて仕事観やキャリアへの考え方が明確になっていれば、自分が本当にしたい仕事や働き方も見つけやすくなります。
一度社会に出たことで気づくことができた自分自身の強みや学生のころには持てなかったビジョンもあるでしょう。
過去の経験や就活での失敗を活かせるのは、第二新卒として転職するメリットのひとつです。
メリット3.社会人経験が評価される
第二新卒の社会人経験は企業側にとっては重要な評価対象のひとつです。
厳しい就職活動を乗り越えて新卒入社したという経験を持つ第二新卒の場合、入社後の新入社員研修などでビジネスマナーやビジネススキルを学んでいます。そのため、以下のような社会人としての基本を身に付けている方が多いです。
- 挨拶や言葉遣い
- 身だしなみ
- 報告・連絡・相談の仕方
- 名刺交換
- 電話応対
- 基本的なPCスキル
一定の社会常識を理解している人材ならば、転職先の企業としては新たに基本マナーやスキルのための研修を行う必要がありません。企業側にとってはそうした手間やコストが省けるのは大きなメリットなのです。
メリット4.若手社会人であることが武器になる
第二新卒にあたる21~25歳程度の人材は、以下のような若者ならではのポテンシャルを持ち合わせています。
- 柔軟性・適応力
- フレッシュさ
- 仕事へのやる気や熱意
- チャレンジ精神
- 軽快なフットワーク
転職市場では年齢を重視する傾向があり、急速に業績を伸ばしている企業や新卒採用で予定よりも採用人数が下回ってしまった企業など、第二新卒の採用に積極的な会社も多数あります。
社会人経験と新卒と同等のポテンシャルの高さを併せ持つ第二新卒は、企業のニーズも高いのです。
若い人材であること自体が武器になるのは、第二新卒で転職する大きなメリットと言えるでしょう。
第二新卒として転職する場合に知っておくべき3つのデメリット
続いて、第二新卒として転職する場合のデメリットを3つお伝えします。
デメリット1.「すぐ辞めるのでは?」と懸念されてしまう
第二新卒は、新卒で入社した会社を3年以内に退職した経歴があります。
勤続年数が短いことで「せっかく採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないか?」「忍耐力がなく長続きしないのでは?」と懸念を抱く採用担当者もいるでしょう。
自分自身の強みや仕事への意欲をアピールする前にネガティブなイメージを持たれてしまうことは、第二新卒の転職でのデメリットのひとつです。
デメリット2.即戦力が必要な求人は採用されにくい
第二新卒として転職するデメリットとして、即戦力や経験者を求める求人には採用されにくいことがあげられます。
たしかに第二新卒は、新卒や既卒に比べると社会人経験がありビジネスマナーやスキルを身に付けています。しかし、通常の中途採用と比較すると、どうしても専門知識やスキルにおいて不足しがちです。
数年の社会人経験があるとはいえ、即戦力が必要な職場においては「経験不足」「知識不足」と判断されてしまうケースも残念ながらあるでしょう。
デメリット3.基本的なマナー・スキルがあると思われている
一度企業に入社し正社員としての就業経験がある第二新卒には、企業側も高い期待を持って採用に臨んでいます。
そのため、採用担当者によっては「〇〇については理解していますよね」「〇〇のスキルはありますよね」などと、面接の際に自分が持っている以上のスキルを求められることもあるかもしれません。
その場合は決して嘘をつかずに「頑張らせていただきたいです」「一日も早く即戦力になれるよう努めます」などと、謙虚な姿勢で仕事への意欲を伝えましょう。
第二新卒の転職エージェントの選び方!チェックすべきポイントを紹介
ここからは、第二新卒として転職する場合の転職エージェントの選び方を紹介します。チェックすべきポイントを押さえて自分に最適なサービスかどうかを見極めましょう。
チェックポイント1.第二新卒の転職支援を行っているか
第二新卒が転職エージェントを選ぶ際、必ず確認したいのが「第二新卒の転職支援を行っているか」「行っている場合はどのくらいの実績があるか」です。
転職エージェントには大きく分けて「総合型」と「特化型」の2つの種類があります。
総合型エージェント | 幅広い職種・業種の求人を取り扱うサービス |
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特化型エージェント | 業界・職種・年代・地域など特定の求人を中心に取り扱うサービス (例:「第二新卒・既卒向け」「20代専門」「IT系に特化」「女性向け」など) |
特化型の転職エージェントのなかには、第二新卒に特化してサービス提供を行っているものがあります。そうしたサービスの場合、以下のように取り扱い求人・登録企業・サポートにおいて、第二新卒が転職を成功させるために必要な体制を整えていることが多いです。
【第二新卒に強い転職エージェントの特徴】
- 若手社会人の採用に積極的な企業や研修制度が整った企業の求人が多い
- 丁寧できめ細かいサポートが受けられる
- 自己PRやキャリアプランを一緒に考えてくれる
- 社会人の基礎が学べる講座を開催している
- 書類選考なしで面接に進める
その転職エージェントが第二新卒向けかどうかは、公式ホームページで確認できます。対象者や利用者のデータ、転職支援実績、転職成功者の体験談などを見ておきましょう。
チェックポイント2.希望の求人を取り扱っているか
「職種」「業種」「雇用形態」「勤務地」など、自分が希望する求人数が多いかどうかも必ず確認しましょう。
転職エージェントには、正社員求人を中心に取り扱っているサービスがあれば、派遣求人が得意なサービスもあり、「ハイキャリア向け」「看護師専門」など特化型のサービスも数多く存在しています。
自分が希望する条件と転職エージェントの得意分野がマッチしていれば、良い求人や魅力的な企業に出会える可能性が高まるので、より希望に近い形での転職が実現するでしょう。
チェックポイント3.取り扱い求人数は多いか
転職先を探すなら、なるべく多くの選択肢のなかから選びたいもの。保有している求人数が多い転職エージェントを利用すれば、その分、希望に近い求人に出会う確率が上がります。
さまざまな求人を比較・検討することで、自分にとっての最適な転職先が見つけやすくなるでしょう。
求人数を見るときには、公式ホームページに掲載している公開求人の数はもちろん、一般には公開していない非公開求人やそのサービスでしか取り扱っていない独占求人がどの程度あるのかも合わせて確認しておきましょう。
ただし、「非公開求人〇件」「全体の○%が非公開求人」など、件数や割合を公式ホームページに記載している転職エージェントもありますが、具体的な求人情報については登録者のみに限定して公開・紹介しているサービスがほとんどです。
好条件や好待遇の求人紹介を希望する場合は、ぜひサービスへ登録してみましょう。
チェックポイント4.希望のサポートを提供しているか
必要とするサポートを提供しているかどうかも、転職エージェント選びの重要なポイントです。
多くの転職エージェントでは、「求人紹介」「書類の添削」「面接対策」などを行っていますが、具体的な内容は各サービスで異なります。
例えば、登録後のヒアリングについても、対面式にこだわって十分な時間をかけて行うサービスもあれば、スピード感を重視して電話やWebでの面談としているサービスもあります。また、20代や未経験者向けの転職エージェントの場合、面接対策に力を入れているところが多いですが、模擬面接だけでなく当日に面接へ同行してくれるところもあります。
どんなサービスを行っているか、どこに力を入れているかは、公式ホームページで確認できます。
「面接に苦手意識がある」「就活のとき、書類選考で不採用になることが多かった」というように自分自身が受けたいサポートを明確にしたうえで、サービスの特徴と照らし合わせて判断しましょう。
チェックポイント5.キャリアアドバイザーとの相性は良いか
キャリアアドバイザーとの相性も転職エージェントを選ぶ際の重要なポイントです。
転職エージェントには、転職支援のプロがいて、さまざまなサポートやアドバイスを行ってくれます。キャリアアドバイザーという頼もしい存在は、転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
しかし、それは担当者との相性が良かった場合の話です。「希望を伝えても聞いてもらえない」「対応が遅くて転職活動が思ったように進まない」「業界に詳しくなくキャリアの相談ができない」など、担当者との相性が悪ければせっかくのサポートも最大限活用できません。
以下のように、転職エージェントのなかにはキャリアアドバイザーの顔写真やプロフィールを公開しているところがあります。
リクルートエージェント | 「プロフィール詳細」ではメッセージとともに「担当領域」「転職支援実績」「略歴」を掲載 |
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マイナビエージェント | 「キャリアアドバイザーとして心がけていること」「あなたへメッセージ」などのプロフィールを掲載 |
どんなアドバイザーが在籍しているか、傾向を少しでも知っておくとサービス選びの参考にできるでしょう。
第二新卒で転職を成功させるために押さえておくべき5つのコツ
せっかく転職するなら、過去の就活の経験や社会人経験を活かしましょう。ここからは、第二新卒が転職で成功するためのコツについてお伝えします。
コツ1.入念な自己分析で自分のアピールポイントを把握する
第二新卒の転職では、徹底的な自己分析が欠かせません。
以下のポイントを押さえて、就活時よりも具体的で深い自己分析を行いましょう。
【自己分析で考えるべきポイント】
- やりたい仕事や好きな仕事
- 実際に働いてみて初めて知った自分の得意分野
- 周囲から褒められたことや評価されたこと
- どんな仕事・働き方がしたいか
- 3年後や5年後のキャリアビジョン
自己分析を行うことで、働くうえでの自分の特徴、仕事観、長所や短所が分かります。自分の強みや得意分野を理解しておくと、書類や面接で応募先へ効果的にアピールできます。
短期間であっても新卒入社した会社で感じたこと、学んだこと、真剣に取り組んだことなどを振り返り、今後どう活かせるかを考えることで第二新卒の転職ならではの強みが発見できます。
経験に基づく具体的なエピソードと自分の強みを合わせて伝えれば、説得力のある自己PRになるでしょう。
コツ2.転職の理由を明確にする
第二新卒に限りませんが、転職活動に入る前にもっとも大切なのは、転職の目的を明確にすることです。
「なぜ転職したいと考えたのか」「転職によって何を実現したいか」を自分のなかではっきりさせておくと転職の軸がブレません。目的をきちんと持ち、それが実現可能な仕事や企業を選ぶことができれば、転職の失敗も防げます。
また、第二新卒が面接する際には、採用担当者から「転職理由」を聞かれることも多いです。答えがあいまいだったり矛盾があったりすると、「なんとなく辞めたのでは?」と思われる可能性もあります。
面接という緊張してしまう場でもきちんと答えられるよう、整理しておきましょう。
コツ3.企業研究・企業情報の収集を丁寧に行う
丁寧な企業研究と情報収集も、転職活動を成功させるためには必要な行動です。
転職エージェントでは「大手企業の求人特集」「人気企業ランキング」などを掲載していますが、必ずしも自分にとっての最適な職場とは限りません。
そのための情報収集は、以下のような方法でできます。
【情報収集の方法】
- 企業のホームページをチェックする
- 企業の会社説明会に参加する
- 「就職四季報」を活用する
- 口コミサイトで現役社員や元社員の評判を確認する
さらに、転職エージェントでは求人情報に記載されない職場情報を把握していることも多いです。求人の紹介を受けたら積極的に質問して少しでも多くの情報を集めましょう。
コツ4.全体のスケジュールを決める
転職はスタートもゴールも自分で決めます。
しかし、働きながら転職先を探すとなると、転職活動に当てられる時間も多くはないでしょう。求人情報をダラダラと眺めたりなんとなく応募したりと、無計画な転職活動をしていると、転職時期がどんどん遅れてしまいます。
そうした事態を避けるためにも、「転職活動は〇月まで」というように、転職活動の終了時期や全体のスケジュールを決めておきましょう。
以下に「type転職エージェント」が示す転職活動の各工程とかかる期間を紹介します。一般的に、転職活動は3~6ヶ月程度で行うことが多いとされており、ここでは6ヶ月の場合のスケジュール例を取り上げました。
行動 | 期間(目安) |
---|---|
事前準備(自己分析や転職の目的を明確にする) | 1ヶ月 |
情報収集・応募企業選定・応募 | 1ヶ月 |
書類選考・面接・内定獲得 | 2ヶ月 |
退社の準備 | 1ヶ月 |
入社の準備 | 1ヶ月 |
就業している会社の退職申し出の規約や現職の繁忙期なども考慮しながら、全体のスケジュールを組んでみましょう。
ただし、転職エージェントからの求人紹介数や応募数によっても期間の長さは変わってきます。また、選考時期や入社時期は企業によっても異なります。
スケジュールはメリハリのある転職活動をするためのものとして立ててみてください。
コツ5.退職理由はポジティブに伝える
第二新卒の採用面接では、最初に就職した企業をなぜ辞めたのかという退職理由を必ず聞かれます。
その際、「人間関係が上手くいかなかった」「ブラック企業で毎日のように残業するのが辛かった」などと、ネガティブな言い方でそのまま伝えてしまっては良い印象にはなりません。「気に入らないことがあるとすぐに辞めてしまうのでは?」とマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があります。
嘘は禁物ですが、退職理由を伝える際には以下のように表現をネガティブからポジティブに変えましょう。
ネガティブな言い方 | ポジティブな言い方 |
---|---|
残業が多い | メリハリをつけた働き方で成果を上げたい |
ノルマが大変だった | お客様ひとりひとりに寄り添った接客をしたいと感じた |
仕事内容に興味を持てなかった | 新しい環境で成長したい |
「過去の失敗を踏まえて新たな職場で成長したい」という前向きな姿勢を示すことで、採用担当者の印象も大きく変わるでしょう。
第二新卒が転職エージェントを利用する場合の基本の流れ
転職エージェントのサービスを最大限活用するためにも、基本的な流れを事前に確認しておきましょう。
手順1.申し込み
転職エージェントの転職支援サービスを利用するには、申し込みが必要です。
オンラインや電話など各社で用意している申し込み方法は異なりますが、多くの転職エージェントでは公式ホームページからのオンライン申し込みができるようになっています。
公式ホームページにアクセスして、登録フォームから手順に従って登録作業を行いましょう。
入力が求められる項目としては、以下のような内容があげられます。
【入力が必要な項目の例】
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 現在の仕事の状況
- 希望する転職時期・勤務地
- 最終学歴
手順2.面談
登録後は、対面・電話・WEBなどの方法でキャリアアドバイザーとの面談を行います。
面談では、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが求職者にとって最適なサポートを提供するために必要な情報を確認・ヒアリングします。
【ヒアリング内容の例】
- これまでの経歴
- 興味や関心がある仕事
- 転職したい業界・職種
- 転職先に望むこと
>大切な情報を伝え忘れてしまうことがないよう、あらかじめノートなどにまとめておくことをおすすめします。
第二新卒のような若手社会人に特化した転職エージェントの場合、求職者に寄り添ったサービスを提供するために対面式の面談を行っているサービスが多いです。
直接顔を合わせることで安心感を覚えることもあるでしょう。転職への不安や現職での悩みがあれば、ぜひ相談してみてください。
手順3.求人紹介
面談後は、キャリアアドバイザーから求人の紹介を受けます。「応募してみたい」「興味がある」といった求人があれば、その旨を担当者に伝えましょう。
転職エージェントでは、具体的な仕事内容や実際の職場の雰囲気など、求人情報に掲載されない生の情報を把握していることも多いです。自分にとって最適な職場かどうか判断するためにも、職場情報については積極的に質問してみましょう。
「良い求人がない」「希望に沿う案件がない」というときは無理に応募する必要はありません。
「年収は魅力的だが、通勤に時間がかかりすぎるのでもう少し近場で探してほしい」「土日祝休みという条件を最優先としてもう一度紹介をお願いしたい」というように、断りの理由を具体的に伝えて再度紹介を依頼しましょう。
手順4.応募・書類選考
応募先の企業を選定したら、キャリアアドバイザーが応募手続きを行ってくれるので、履歴書や職務経歴書の書類を作成しましょう。
多くの転職エージェントでは、書類選考の通過率を高めるために、応募書類の添削を行ってくれます。「職務経歴書の書き方が分からない」「志望動機の内容が企業のニーズに合っているか確認してほしい」など、疑問点や不安点があればぜひ相談してみましょう。
手順5.面接対策・面接
書類選考を無事に通過したら、次は面接です。
面接の日程調整は、キャリアアドバイザーが代行してくれるので、求職者は面接対策に専念しましょう。
面接対策としておすすめなのが、模擬面接です。担当者と模擬面接を繰り返すことで面接の雰囲気に慣れることができます。
また、転職エージェントによっては、その企業のこれまでの面接の詳細情報について提供してくれるところもあります。企業の社風や必要とする人材像に合わせた自己アピールをすることで、内定獲得率もぐっとアップするので、アドバイザーに相談しながらしっかり対策を練りましょう。
手順6.条件交渉・入社
「収入面で要望がある」「入社日について相談したい」など、条件面や勤務開始日などにおいて気になることがあれば、担当のキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
転職エージェントでは、求職者自身では言いだしにくいことの交渉や調整もキャリアアドバイザーが行ってくれます。交渉が必ず成立するとは限りませんが、アドバイザーが仲介してくれることで希望が実現するかもしれません。
また、入社準備と同時に、現職の退職手続きも進めていきます。「引き留めにあって困っている」「引き継ぎの仕方が分からない」など、転職エージェントでは退職に際する相談も受け付けているので、困ったことがあればぜひアドバイスを受けてみてください。
第二新卒とは?いつまで?第二新卒の転職でよくある質問と回答
最後に、第二新卒として転職するにあたってよくある質問をまとめました。分からないことやあいまいなことは転職活動に入る前に解消しておきましょう。
第二新卒とは【新卒で就職後、3年以内に転職する人】のこと
Q:第二新卒ってどんな人が当てはまりますか?
A:第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には、学校を卒業後、一度就職をして3年以内に転職する人を指します。
職務経歴で判断する言葉なので年齢は関係なく、第二新卒に年齢の上限はありません。大学でも大学院でも、卒業して3年以内であれば第二新卒に該当します。
第二新卒は中途採用のひとつで、新卒採用以外は全て中途採用のこと
Q:第二新卒と中途採用の違いは?
A:採用には大きく分けて、「新卒採用」と「中途採用」があり、「新卒採用」に該当しない人はすべて「中途採用」にあたります。
第二新卒は中途採用のひとつと言えます。
しかし、中途採用では即戦力を期待して採用されることがほとんどです。それに対して、第二新卒は新卒採用に近く、若者や未経験者ののびしろを求めて採用活動を行う企業が多い傾向にあります。
とはいえ、若さやポテンシャルだけで内定が獲得できるとは限りません。新卒入社した会社を数年で離職している第二新卒の場合、中途採用のなかでも特に退職理由について問われる可能性が高いでしょう。
新卒採用の就活と第二新卒の転職活動では大きく分けて4つの違いがある
Q:新卒採用の就活とどう違う?
A:新卒採用の就職活動と第二新卒の転職活動の大きな違いとしては、「選考の時期」「アピールポイント」「応募書類」「内定から入社までの期間」の4点があげられます。
新卒 | 第二新卒 | |
---|---|---|
選考の時期 | 新卒者向けの募集は各社ほぼ同時期に開始します。終了時期は内定獲得状況によって個人差がありますが、開始時期はほぼ決まっています。 | 転職活動をスタートする時期は個人で自由に決められます。求人を出すタイミングは企業によって異なります。 |
アピールポイント | 自分自身の長所、仕事をするうえでの目標、学生時代の経験や学んだこと、仕事に対する熱意を伝えます。 | 新卒入社した会社で学んだことや身に付けたスキルをアピールするとともに、入社した場合にどのような貢献ができるか、具体的に伝える必要があります。 |
応募書類 | 履歴書・エントリーシート | 履歴書・職務経歴書 |
内定から入社までの期間 | 入社の意思を伝えて実際に入社するまで、数ヶ月から一年程度の期間が空きます。 | 内定をもらった後、数日以内に内定を承諾するかどうかを回答する必要があります。 |
第二新卒でも大企業への転職は可能
Q:第二新卒でも大企業へ転職できる?
A:第二新卒でも大手企業や有名企業への転職は可能です。
企業規模に関わらず、事業拡大や人材不足など、企業はさまざまな理由から中途採用を行っています。
実際に紹介した転職エージェントのなかには、大手・有名企業の求人情報を多く取り扱うサービスもあり、20代や未経験で内定を獲得した例もあります。
大企業にとっても、新卒のようなフレッシュさとやる気に満ちていて、社会人としての常識やマナーを身に付けている若い人材は魅力的です。
しかし、大手や有名企業の求人は人気も高いので、選考を勝ち抜くのは簡単ではありません。第二新卒のサポートを得意とする転職エージェントを利用することで、選考の突破率も向上させられるでしょう。
第二新卒で転職するために資格やスキルがあれば有利にはなりやすい
Q:第二新卒で転職するために資格やスキルを身に付けるべき?
A:転職先で役立つ資格やスキルがあれば、当然アピール材料が増えるので、転職が有利になる可能性はあるでしょう。
しかし、第二新卒の採用においては、「企業に貢献できる人材を育てていく」という意味合いが強いので、企業側は資格やスキルよりも「成長性」などのポテンシャルを重視します。そのため、第二新卒の転職活動の時点で、特別な資格やスキルを強く求められる可能性は低いでしょう。
とはいえ、即戦力になるための資格やスキルの取得に積極的な姿勢は、採用担当者の好印象・高評価につながります。
第二新卒で転職する際の疑問や不安は転職エージェントに相談しよう!
第二新卒の転職では、「転職活動のやり方が分からない」「転職しても同じ失敗をしてしまわないか不安」「今の仕事を辞めて後悔しないかな?」などさまざまな疑問や不安があるでしょう。特に社会人経験が少ない第二新卒の場合、自分自身の強みやアピールポイントが分からないと自信が持てなくて当然です。
そんなときこそ転職エージェントの出番です。
第二新卒や若手社会人の転職を熟知しているアドバイザーのサポートやアドバイスがあれば、分からないことや気になることをひとつひとつ解消しながら転職先が探せます。
転職は収入や生活が大きく変化するだけでなく、今後のキャリアにも大きく影響するのでひとりで悩まないことが大切です。転職支援のプロの力を借りながら、第二新卒の転職を有利に進めましょう。
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