疲労回復に効くツボ押しマッサージ、空き時間にすぐできる!
Date:2018.08.20
集中してパソコンの作業をした後や運動をした後などにほっと一息ついた時、どっと疲れを感じることはよくありますね。
疲労には様々な原因があります。
運動による疲労、長時間のデスクワークでの動かない疲労や人間関係における精神的な疲労、強いストレスを感じた時にも、それは疲労となって体に蓄積されます。
「疲れた」と感じた時に、自分でその疲労感を回復できるマッサージがあれば是非とも取り入れたいですよね!
ここでは手軽にできる疲労回復のためのマッサージ方法をご紹介しましょう!
今この疲労を何とかしたい!自分でできる部位別マッサージ法
まずマッサージで疲労回復する為には外せないポイントがあります。
しっかりと「ツボ」を押さえて、結果の出るセルフマッサージを取り入れましょう。
ここで差がつく!疲労を回復させる為のマッサージのツボ
疲労を回復させるためのマッサージに必要なポイントは次の二つです。
- 効果のある「ツボ」を知ること
- 少し痛いが「気持ちいい」と感じる範囲で行うこと
私たちの体にはたくさんのツボがあります。
ツボを圧すことにより、気持ちいいと感じたり、痛いと感じたり、その感じ方によっても疲労度を測ることができます。
痛いと感じる場合には、すぐに何とかしようと刺激し続けてはいけません。
あくまでも疲労を回復させる為のマッサージなら「気持ちいい」と感じなければ意味がないのです。
それは、リラックスからもたらされる自律神経の安定が必要だからです。
疲労回復のためにはこのリラックス状態が必要です。
ですから、これからご紹介するツボへのマッサージは、「気持ちいい」と感じる範囲で行いましょう。
場所を選ばずできる!毎日続けたい疲労回復のツボ
まずは、「労宮」という手のひらのツボです。
- 労宮(ろうきゅう)
- 精神機能に関係するツボ。圧すことで心を落ちつけたり、自律神経を調えて疲労回復に繋がる。
精神的な緊張感などで心が疲れたと感じた時や、リラックスしたい時に効果的です。
反対の手の親指で、少し痛いけど気持ちいい、を意識しながら圧していきましょう。
親指を離さずに、力を入れて抜く、を繰り返します。5~10回程度行います。
左右両方の手の同じ場所にありますので、両手とも行いましょう。
また、手のひらにはこの他にも全身にわたる内臓などのツボがあります。
反対の手の親指で、同じくらいの強さでゆっくりと気持ちのいい場所を圧してみるのも効果があります。
風邪のひき始めにも!ストレスを和らげる万能ツボ
こちらは手の甲側に存在するツボです。
- 合谷(ごうこく)
- 目、鼻、歯痛など、首から上の症状に効果的なツボ。風邪のひき始めの諸症状の緩和や、ストレスの緩和など、万能といわれるツボ。
反対側の親指で探ってみましょう。力を加えて圧すと少し痛みを感じる場所、そこをていねいに、労宮と同じように圧していきます。
ここは、お灸を体験する時に最初に挑戦する場所としても勧められています。
じっくりとリラックスしながら両手とも、5~10回程度圧していきましょう。
肩こりのツボは耳にあり!外でもできる肩こり解消
肩こり解消の為のツボは、その名も「肩こり帯」といい、耳に存在しています。
- 肩こり帯(かたこりたい)
- 耳たぶの外側にあるツボ。圧すことで肩や首のコリを解消したり、頭への血行改善、目の疲労回復にも効果がある。
肩がこっているときに真っ先に手を伸ばすのは肩だと思いますが、外で肩を揉みほぐすのは疲労感満載で女性は避けたい仕草ですよね。
しかし最も肩こりに効くツボが耳にあるのならいつでもマッサージできます。
この辺りを少しずつずらしながら何箇所か同じ力でつまんで刺激した時に、最も痛いと感じる場所が、最も肩こりに効くツボです。
左右同時につまんだり揉み解したりしていきましょう。
あまり長時間行うと赤く腫れてしまいます、最初は1~2分を目安に行いましょう。
ここで気持ちを切り替えたいという時に!心の切り替えのツボ
何となく疲労感が蓄積して来て、ここで気持ちを切り替えたいという時に効果的なツボが「神門」です。
- 神門(しんもん)
- 不安、不眠、動悸や息切れなどの解消や、心の安定とリラックスを促し、気持ちの切り替えをスムーズにする効果のあるツボ。
手首を少し内側に曲げてみると、一筋の折れ皺がよりますね。
この線を、反対の親指で、親指側から小指側に向かってなぞっていきます。
小指側までずらしてきたときに骨の出っ張りで止まったら、そこのへこみが神門です。
筋が何本も走っている場所なので、力を抜いて親指の腹で効く場所を探るように、ゆっくりと圧していきましょう。
ここも5~10回程度ずつ、両手とも行います。
靴が脱げるなら是非圧したい!全身のだるさを解消するツボ
靴を脱いでリラックスして行うことができるなら是非ともマッサージしたいのが、この足裏のツボ、「湧泉」です。
- 湧泉(ゆうせん)
- 頭の血行を良くしたり、体のだるさ、疲労感を取るツボ。足の冷えや不眠にも効果があるとされている。
足をグーにした時に、足裏で一番へこんでいる部分、これが湧泉です。
ここは、圧しやすい方の手の親指を使って圧していきましょう。
少し痛いけれど気持ちいい強さで、ここも5~10回ずつ、両足とも行います。
ネイルが長めの女性などは、ここは人差し指や中指の第二関節を使って圧していくと上手く力が入れられます。
デスクワークで腰を伸ばしたい時に効果的!元気のツボ
長時間のデスクワークで疲れて思いきり伸びをしたい時にお勧めなのが、元気のツボ、「志室」です。
- 志室(ししつ)
- 腰の辺りにあるツボ。腰痛や冷え症に効果的で、何となく元気が出ない時に疲労感を解消する効果がある。
肘と同じ高さ、背骨の両脇の少し外側を両手の親指で圧してみましょう。気持ちよく感じる場所が、志室です。
親指だけで力をかけるのが負担であれば、椅子の背を利用して拳を使って圧してみるのもよいでしょう。ゆっくりと、5~10回程度圧しましょう。
マッサージすることで血流アップ!疲労をためない心がけを
ここまで紹介してきたツボとマッサージですが、このマッサージを行うことで、ツボの効果以上の疲労回復効果があります。
気軽にできる部位であることから、仕事の合間にも取り組みやすく、こまめな気分転換に結びつきます。
気持ちを切り替えることは長時間の持続した緊張による疲労を防ぎます。
また、マッサージによりその部位だけでなく、足を曲げる、腰を伸ばす、腕を背中に回すなど、知らないうちに使っていなかった部分を伸ばして緊張をほぐし、血流をアップさせる効果もあります。
一番大きなメリットは、気持ちいいと感じて自律神経が整うこと、精神的にリラックスする時間を持てることです。
それこそが精神的な健康を維持し、結果肉体的にも疲労をためこまない為に重要なことです。
こまめな休息とマッサージで、疲れ知らずの体を手に入れましょう!
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