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意外と知らないシミができる13の原因。紫外線だけじゃない!

Date:2017.11.13

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意外と知らないシミができる13の原因。紫外線だけじゃない!|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/shimigenin9817/

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30代になると、それまでは目立たなかったシミが気になってきた人も多いと思います。顔だけでなく、腕や背中など身体にも増えてきた、という人もいるのではないでしょうか。

そもそもなぜ、シミが出来るのでしょうか。そんなに日焼けした覚えもないのに、と思っている人もいるでしょう。実は、シミは紫外線だけが原因ではないのです。

日常生活の意外なところにシミの原因が隠れています。これ以上シミを増やさないためにも、どのような原因でシミが出来るのか、ということを知っておきましょう。


こんなことに気をつけて!シミの13の原因

茶色いシミの正体はメラニン色素です。メラニンは表皮の一番下にあるメラノサイトで作られますが、これは肌を守るために出てくるものなので、体にとっては必要なもの。

しかし、美容的にはあまり嬉しくありません。シミの原因は大きく分けると、メラニン色素が大量に作られることと、それが肌に沈着してしまうことに分けられます。

その2つについて、さらに詳しくみていきたいと思います。

1.肌のターンオーバーの乱れ

いくらメラニン色素が作られても、本来なら肌のターンオーバーによって垢となって剥がれ落ちていくため、新陳代謝が活発な若いうちはシミが残らないのです。

だから、子どもの頃は真っ黒に日焼けしても、すぐにもとの肌色に戻りますし、ポツポツと茶色いシミが残ることもありません。

しかし、年齢とともにターンオーバーが乱れていくので、古い角質がいつまでも残ってしまいます。

それによってメラニン色素が沈着してしまい、シミが出来るのです。

ターンオーバーを乱れさせる原因は加齢が一番大きな理由ですが、それ以外にもあります。

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 破談乾燥
  • 乱れた食生活

などによっても肌の生まれ変わりに影響が出ます。

ですから、若くても生活習慣に問題があると、ちょっとしたことでもシミが残りやすくなるのです。

2.紫外線を浴びてメラニン色素が大量に作られる

紫外線によるシミを老人性色素斑といい、特に乾燥肌に出来やすいという特徴があります。

紫外線はメラニン色素を大量に作る原因になります。ただし、紫外線を浴びた時にすぐにメラニン色素が出てくるわけではありません。

まず最初に活性酸素が作られます。これは紫外線から体を守るためです。

活性酸素は細胞が錆び付く、と敵視されることが多いですが、本来は体にとって必要なものなのです。

しかし、活性酸素が増えすぎると身体には良くない影響が多いことから、ここでメラニン色素が作られます。

メラニン色素は活性酸素によるダメージから身体を守るために出てくるもの。酸化して黒くなることで肌を守っているのです。

紫外線はシミだけでなくシワの原因にもなりますが、このような害を「光老化」といい、肌の老化現象の一番の原因だと言われています。

3.皮脂が酸化して蓄積される

活性酸素は細胞を錆び付かせるだけでなく、過酸化脂質を作り出します。これは皮脂が酸化したもので、一度出来ると体内から排出されにくく、どんどん蓄積されていきます。

この、蓄積された過酸化脂質にメラニン色素が集まり、通常よりも濃い色の色素を作り出します。そして厄介なのは、普通のメラニンと違って排出されにくいということです。

過酸化脂質と結びついて出来たシミは取り除くのが厄介なシミになります。

4.肌への摩擦や刺激によってメラニン色素が作られる

化粧品を使う時の肌への摩擦もシミの原因になるのをご存知ですか?

顔をゴシゴシ洗ったり、タオルで拭く時もすべて摩擦。これが肌への刺激になって、メラニン色素が作られてしまうのです。

  • クレンジング
  • 洗顔
  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液

など、基本的なスキンケアだけでも、何回肌をこすっているでしょうか。

これを毎日続けていれば、いくら紫外線対策をしてもメラニン色素が作られるのを防ぐことは出来ません。

スキンケアは出来るだけ回数を減らすか、肌をこすったりしないように優しく扱うことが大切です。

5.異常な毛細血管が増殖する

資生堂の研究によりますと、毛細血管がシミの原因になっているということが分かったそうです。

血管内皮増殖因子(VEGF-A)というものが増加することで血管が異常に増加してしまい、血管内皮細胞からメラノサイトを刺激する因子群が放出される、それが原因でメラニンが大量に作られるというメカニズムを発見されました。

そもそもなぜこの因子が増えるのかは、

  • 軽い炎症が起きている
  • 角化が正常ではない
  • 基底膜の成分異常

など、様々な要因があるので、更なる研究が待たれるところです。

6.ストレスで増える活性酸素

活性酸素は紫外線や肌への摩擦だけで発生するものではありません。ストレスによっても体内で増加してしまうのです。

何をストレスと感じるかは人それぞれですが、イヤなことばかりでなくても、睡眠不足や疲労などもストレスの原因になります。

活性酸素が増えると細胞を傷つけてしまうことから、それを防ぐために大量のメラニンが作られます。

日焼け対策はしっかりしているし、スキンケアもシンプルなのにシミが増えるという時はストレスがたまっているからかもしれません。

7.お酒の飲み過ぎ

お酒は良く飲みますか?適度な量なら問題ないのですが、飲み過ぎは肌への影響が大きいので、少し控えた方がいいかもしれません。

アルコールを大量に摂ると、それを分解しようとして肝臓がフル回転します。その負担によって活性酸素が大量に増えるのです。

しかも、お酒を飲んでいる時は揚げ物や味の濃いものなどをおつまみとして食べることも多いと思います。

アルコールと脂質の組み合わせがさらに活性酸素を増やし、細胞を傷つけるためにシミが増えてしまうのです。

8.タバコの吸い過ぎ

疲れた時にはどうしてもタバコを吸いたい、という人もいると思うのですが、お肌のことを考えるとやはりやめておいた方が良さそうです。

タバコの成分が活性酸素を大量に発生させる原因になるほか、コラーゲン生成に欠かせないビタミンCを破壊し、肌を老化させます。

ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素から肌を守ってくれる役割があるのに、タバコの成分がそれを打ち消してしまうのです。

9.ビタミンやミネラルなどの栄養不足

シミのないきれいな肌を作るためには、筋肉を作るためのタンパク質などの三大栄養素の他に、ビタミンやミネラルなどが欠かせません。

  • 糖質やタンパク質などを代謝するためのビタミンB群
  • 抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE
  • 新しい細胞を作る働きのある亜鉛

などの栄養素が不足していると肌の新陳代謝が悪くなり、メラニン色素が出来やすくなります。

シミが出来ないようにするためには「これさえ摂っておけばいい」という栄養素はなく、幅広く様々な種類の栄養素を摂ることが大切です。

10.肌の糖化によるシミ

肌の糖化とは、体内で余った糖分とタンパク質が結びついて「AGEs(糖化生成物)」というものを作り出し、肌にダメージを与える現象のことです。

分かりやすくいうと、お肌がホットケーキのように、こんがりきつね色になることだと思ってください。

表皮細胞が糖化してしまうとメラニンを増やすサイトカインが増える、ということがロート製薬の研究によってわかりました。

糖化を起こすとコラーゲンが硬くなって肌の弾力がなくなったり、「黄ぐすみ」といわれる状態になることがよく知られていますが、シミを増やす原因にもなっていたのです。

糖質の摂り過ぎは糖化を起こしやすくなります。甘いものだけでなく、ご飯やパスタなどの炭水化物が好きな人は要注意です。

11.体質的な遺伝によるもの

シミの種類にも色々ありますが、老人性色素斑などのように後天的なものもあれば、遺伝的な要素が強いシミもあります。

それが雀卵斑(じゃくらんはん)です。いわゆる「そばかす」です。

遺伝的なそばかすは子どもの頃に出始めることが多く、思春期を過ぎる頃にはだいぶ薄くなってくるといわれています。

しかし大人になってから出来るそばかすもありますし、紫外線対策をしていないなど肌への刺激を防いでいないと、そばかすが悪化して消えなくなることもあります。

12.ニキビなど炎症が沈着したもの

年齢を重ねるに従って、ニキビや虫さされの跡が消えにくくなってきたと思いませんか。それもシミの一種で、炎症後色素沈着といいます。

肌の炎症が原因で出来た色素がそのまま沈着してしまったシミです。

このようなシミを残さないためには、ニキビも虫さされも触らず早めの治療が大事なんですね。

13.女性ホルモンの乱れによるシミ

ホルモンバランスの乱れと大きな関わりがあるシミが肝斑(かんぱん)です。

鼻を中心に、頬骨の高い位置に左右対称に出来るのが特徴で、30~40代の女性に多く見られます。

女性ホルモンが関わっていると考えられているので、男性や閉経後の女性には見られないシミです。

14.後天性真皮メラノサイトーシス

遅発性太田母斑とも呼ばれるシミですが、シミではなく「アザ」と分類している皮膚科もあります。

大人になってから出てくることが多く、頬骨や下まぶたのところに点々と出てくるのが特徴です。鼻の周りやおでこの周りに出来ることもあります。

他のシミは表皮に出来ているのに対し、このシミはそのさらに奥の真皮にできるので、消すのがなかなか厄介なシミです。

レーザー治療するのにも、かなり高い出力のものを使わないと消すことが出来ません。

フォトフェイシャルなどの治療を受けたのにシミがなかなか改善しないというときは、もしかしたら後天性真皮メラノサイトーシスの可能性があります。

シミの原因に合わせてスキンケアをしていこう

シミの原因がこれだけあると、日焼け止めによる紫外線対策だけでなく、生活習慣やスキンケアなど、気をつけなくてはいけないことが本当にたくさんありますね。

  • 肌に刺激を与えない
  • ビタミンやミネラルをたくさん摂る
  • しっかり眠る
  • ストレスを溜めない

など、基本的な生活習慣を整えていくとともに、やはり紫外線対策は必須です。

自分のシミがどの原因で出来ているかを考えて、適切なケアをしてください。

▼シミ対策についてはコチラを参考にしてください!

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ライター:奈南有花

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