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シミができやすい人とそうでない人の違いとシミになりやすい人の対策

Date:2016.09.20

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シミができやすい人とそうでない人の違いとシミになりやすい人の対策|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/simiutigawa17128/

shutterstock_106909922日焼けをしてもシミができやすい人とそうでない人がいます。

がんばって高い美白化粧品を使っているのにちっとも効果が出ない、すぐにシミになってしまうと悩んでいる方は、もしかしたら元々シミができやすいタイプなのかも知れません。

シミができやすい人はその肌質にあったケアが必要です。もうこれ以上シミを作らないためにも、シミ対策をしっかりしていきましょう!

男性と女性、シミができやすいのは…「女性」!

シミのできやすさは性別によっても違います。男性と女性、どちらがシミができやすいかご存知ですか。

それはずばり、女性です。それは、シミと女性ホルモンが関係しているからなんです。

女性ホルモンのせいでシミができやすくなる

女性ホルモンには

  • エストロゲン(卵胞ホルモン)
  • プロゲステロン(黄体ホルモン)

の2種類があります。

このプロゲステロンがメラノサイトを刺激してしまうので、シミができやすくなってしまうのです。生理前になると肌の調子が悪くなったりするのもそのせいです。

また、更年期にかかってくるとエストロゲンが減少してきます。そうすると脳から「エストロゲンをもっと分泌して!」という命令がきますが、出したくても出せないんです。

この時にもメラノサイトも同時に刺激されてしまい、シミが増えるといわれています。

30代以降にできやすくなる肝斑(かんぱん)は女性ホルモンと深い関わりがあり、

  • 妊娠
  • 出産

などで濃くなることもあるといわれています。

女性ホルモンはストレスや不規則な生活でもバランスを崩しやすいので、シミ対策としては、紫外線対策だけでなくホルモンバランスを整えることも大切かもしれません

過剰なスキンケアがシミを誘発する

お肌は私たちが思っているよりもずっとデリケート。男性に比べると女性はスキンケアやメイクで肌をさわる回数が段違いに多いですよね。

例えば、

  • クレンジング
  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液
  • クリーム
  • メイク

など、皮膚に触れる機会が多いですよね。

その摩擦は肌にとっては刺激でしかありません。その摩擦を繰り返すことでシミができやすくなるのです。

肌に黒ずみができている状態でさらに摩擦を繰り返すとメラニンがどんどん肌に入り込んでしまい、「摩擦黒皮症」という状態になります。

普通の色素沈着とは違うので、なかなか消えずシミのように残ってしまいます。

女性でもシミができやすい人とできにくい人の違いがある

男性と女性の違いはわかりました。

しかし、一生懸命スキンケアをしているのに、美白対策もがんばっているのに、なかなか成果がでない、何もしていないあの人の方がキレイ…ということもありますよね。その差はなんでしょうか。

それもやはり、できやすい人とそうでない人に違いがあるのです。その特徴をご紹介します。

もし当てはまるものがあればシミができにくくなるように注意が必要、ということですね。

遺伝的にシミができやすい肌質である

元々色白の人は日焼けした時に赤くなるだけで黒くなりにくく、体質的にシミができやすい、といえます。

というのも、色白の人は元々メラニン量が少ないので、紫外線を浴びると身体を守ろうとして地黒肌の人よりもメラニンがたくさん作られてしまうからなんです。

紫外線を浴びると身体をその害から守ろうとして活性酸素が発生します。この活性酸素が増えすぎると、今度は活性酸素から身体を守るためにメラノサイトが活性化されてメラニン色素がどんどん作られてしまいます。

元々色黒の人はメラニンの数が多いので、紫外線を浴びてもメラニンがたくさん作られることはないのですが、色白の人はそうではありません。

紫外線ダメージは色白肌の人の方が大きいということですね。

睡眠不足でシミができやすくなる

睡眠不足や不規則な生活で疲労がたまっていると肌のターンオーバーも乱れていきます。

肌のターンオーバーの昨日が正常に働いていれば、多少紫外線を浴びて日焼けしてしまっても、すぐにもとの肌色に戻りますし、シミもできにくいです。

それが30代以降はどんどんターンオーバーの周期が伸びていくとともに、ストレスなどでさらに乱れてしまうことでシミができやすくなってしまうのです。

瘀血体質の人もシミができやすい

東洋医学や漢方でいうところの「瘀血(おけつ)」とは、血がドロドロになって全身の血行が悪くなった状態のこと。

身体の巡りが悪く、冷え性の方も多いですね。

瘀血の悪影響としては、

  • 栄養や酸素が全身に行き渡らない
  • 血行が悪いのでシミができやすいだけでなく、顔色もくすみがち、クマもできやすい
  • 生理不順や生理痛などの不調も起きやすい

など、まったくいいことはありません。

身体を温めて血流を良くするとともに、場合によっては漢方なども使いながら体質改善をしていく必要があるでしょう。

シミができやすいライフスタイル

その他にも、1日に浴びる紫外線の量や活性酸素を増やさない生活をしているかどうか、その生活習慣もシミのできやすさと大いに関係しています。

  • 外出が多い仕事
  • 戸外にいることが多い仕事
  • 食生活の乱れた人
  • タバコをよく吸う人
  • スキンケアをしっかりしていない人
  • 紫外線対策をしていない人

などは、シミができやすいライフスタイルであるといえます。

元々はシミができにくい肌質だったとしても、こういったことを繰り返していると知らず知らずにのうちにシミができやすい体質なってしまっている可能性があります。

一つ一つ見直していきたいものです。

今日からやってみて!シミをできにくくする対策

がんばっているのにシミが増えてしまう、なかなかシミが薄くならない、という人はシミができやすい人の条件に当てはまるものがありませんでしたか。

もし当てはまることがあれば、徹底した対策でシミができにくくなるようにがんばりましょう。

今はまだいいです。ちょっと人より多いかな?という程度で治まっているかもしれません。しかしこれが、10年後、20年後にさらに大きな差になって現れてきます。

抗酸化作用のあるものを食べる

シミとはつまり、細胞の老化です。化粧品だけでなく、食べるものから見直して、身体の中からシミができにくくなる工夫をしていく必要があります。

それにはまずビタミン類ですね。ビタミンC、ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります。

ビタミンCを含むのは

  • レモン
  • ピーマン
  • アセロラジュース
  • キウイ
  • パプリカ(赤、黄)

などです。

ビタミンCは果物に豊富に含まれれていますが、柑橘類は朝ではなく夜食べてください。

光毒性があるので紫外線を浴びてシミができやすくなり、シミ対策としては逆効果となってしまいます。

ビタミンEは

  • アーモンドなどのナッツ類
  • オリーブオイル

などに含まれていますね。

食事だけで摂りづらい場合にはサプリメントなども積極的に取り入れて、身体が酸化しないように気をつけたいものです。

もう一つ忘れてはいけないのがポリフェノール類です。ポリフェノールとは植物の色素や苦味、エ組などの成分で、様々な種類があります。

  • 緑茶のカテキン
  • コーヒーのクロロゲン酸
  • 赤ワインのリスベラロール
  • ブルーベリーのアントシアニン
  • 大豆のサポニン

など、かなりの数があります。

ポリフェノールを多く含む食品としては、

  • コーヒー
  • 緑茶
  • トマト
  • ウーロン茶
  • ブロッコリー
  • 赤ワイン
  • ココア

などがあります。

抗酸化作用のあるものを毎日の食卓に取り入れて、細胞レベルでシミを予防していきましょう。

血液をサラサラにするものを食べる

全身の巡りが悪い人は、血液をサラサラにして血行を良くすることもシミの予防につながります。

血液をサラサラにする食べ物としては、

  • オメガ3系脂肪酸を含むもの(青魚など)
  • コレステロールの吸収を抑えるアルギン酸(昆布やワカメ)
  • 血液をサラサラにするクエン酸(レモンなど)
  • 抗凝血作用のある発酵食品(納豆など)

納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにして血栓を作るのを予防してくれる働きがあるので、毎日食べたいですね。

タレをかけると味が濃くなってご飯を食べ過ぎてしまうので、納豆に塩こしょうをふったり、オリーブオイルを混ぜたりして食べると、大豆の味をダイレクトに感じることができて美味しいですよ。

小腹が空いた時のおやつとしてもおすすめです。

また、血液をドロドロにしないためには、肉類や脂っこいものを食べ過ぎないということも大切です。

たんぱく質は筋肉の維持や肌や髪を作るのに必要なものですが、脂身が少ない部位を選んで食べるようにしましょう。

美白に適した成分が配合された化粧品を使う

とはいえ、絶対に紫外線を浴びないというのも実際問題難しいところです。

ですから、化粧品もできれば美白成分が入ったものを使い、浴びた紫外線の害が出ないうちにケアできるようにしておきましょう。

美白成分としては、

  • ハイドロキノン
  • アルブチン
  • ビタミンC誘導体
  • エラグ酸
  • トラネキサム酸
  • レチノール
  • プラセンタエキス
  • コウジ酸

などがあります。

ハイドロキノンはできてしまったシミも解消してくれる効果があり、医薬品にも使われている成分です。

もしも濃いシミができてしまい化粧品ではどうにもならない、という場合は皮膚科に相談するのもひとつの方法です。

その他の成分は基本的にはメラニン生成に関わるチロシナーゼという酵素に働きかけて、シミを予防するという働きになります。

敏感肌&乾燥肌はまず保湿してから!

敏感肌や乾燥肌の人は肌のバリア機能が低下してしまっているため、シミもできやすいのに美白化粧品の浸透もよくないので美白効果が出にくいというダブルパンチ。

美白化粧品の効果を出すためにも、まずは保湿対策をしっかりして、肌のバリア機能を回復させる方が先です。

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唇のシミにはまずクレンジングが大事

アイメイクと同じように、できれば専用のリムーバーでしっかりと色素を落としたい口紅。

タール色素が使われている口紅をそのままにしてしまうと色素沈着が起こりやすくなり、シミができやすくなります。

唇は人と話すときも視線がいきやすく、シミができると目立つ場所なので、しっかり予防していきましょう。

タール色素は紫外線に当たると色素沈着を起こしやすいので、なるべくならタール色素が入っていない口紅を使うこと、入っているものを使う場合にはしっかりクレンジングをして色素を残さないことが大切です。

赤色○号などの表記があるものはタール色素が使われていますので、一つの目安にして下さい。

ちなみにチークでもタール色素が使われているものがあるので注意して下さいね。

血行を良くする工夫をして冷え性を予防

冬だけでなく、夏でも冷房の効き過ぎなどで冷え性で困っている人がいます。今は常に身体を冷やさない工夫が必要ですね。

身体が冷えると血行が悪くなり、肌がくすみシミの原因にもなるからです。

  • 冷たいものを摂りすぎない
  • 短いスカートを履かない
  • シャワーだけで済ませずに湯船にも入る
  • 軽いストレッチでもいいので適度な運動をする

など、血行を良くする工夫を普段から心がけましょう。

お腹が冷えやすい人は普段から腹巻きをしておくと身体が冷えないですよ。

タオルなどでごしごし顔をこすらない

顔の皮膚は本当にデリケートなんです。ですから、化粧水を塗ったりするだけでもゴシゴシするのは厳禁。

まして、洗顔後にタオルでごしごし拭くなんてもってのほかです。顔を拭くときはタオルで水分を吸わせるようにして優しく拭き取りましょう。

また、シミができているからといって、

  • ピーリング石けん
  • ピーリングジェル

を多用するなど、過剰なスキンケアもよくありません。

シミができやすい人ほど丁寧な優しいスキンケアが必要です。

色白の人ほど徹底した紫外線対策を

シミを作らないためにはまず紫外線に当たらないことが何より大事!色白の人ほどシミができやすいのですから、これでもかというくらい徹底して紫外線対策をしましょう。

10代、20代なら多少日焼けしてもすぐに戻りますが、30代以降は肌のダメージがどんどん蓄積されていきます。

40代以降に一気にシミが増えることもありますから、今はシミが目立っていなかったとしても後々のことを考えて、しっかりと紫外線をカットして下さい。

  • 外出するときは必ず日焼け止めを塗る
  • 数時間おきに日焼け止めを塗り直す
  • 帽子や日傘、サングラスなども常備する
  • なるべく日陰を歩く
  • 10時~15時の紫外線が強い時間をさけて外出する
  • UVカット加工のされた服を着る

など、とにかく紫外線を浴びない生活を心がけて下さい。

日頃のケアでシミは防げる!スキンタイプを知ってしっかり対策を

シミができやすいタイプは気をつけないとどんどんシミが増えてしまいますが、対策方法があることもおわかりいただけたかと思います。

  • 徹底した紫外線対策
  • 潤いが足りない人は保湿対策もプラス
  • 食べるものも気をつけて体の中からシミ対策

これらはシミやくすみのない透明感のある肌を作るだけでなく、健康にとってももちろん良いことです。

世の中には様々なスキンケアがありますが、その通りにしてみて効果が出すためには、大前提として肌が健康であることが大事です。

色白でもあきらめないで!日頃のケアでシミは防げます。

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シミができやすい人とそうでない人の違いとシミになりやすい人の対策|【女性の美学】
https://josei-bigaku.jp/simiutigawa17128/
ライター:奈南有花

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