お弁当習慣を毎日続けるコツ7つ。挫折知らずで美味しく節約!
Date:2017.07.06
「お弁当」という言葉を聞くと、懐かしいような、ちょっとワクワクするような気持ちになりませんか?
お弁当箱にお行儀よく詰まっているだけで、なんだかどの食材も美味しそうに見えますよね。
そんなお弁当。節約やダイエットにも効果的なため、職場に持っていきたいと考える人はたくさんいます。
でも、なぜかお弁当作りが続かない、何度チャレンジしても途中で挫折してしまう……。そんな声も多く聞かれますね。
お弁当作りを挫折せずに続けるには、ちょっとしたコツがあるんです。
今回は、そのコツを分かりやすく、また実践しやすくまとめていきます。
【1】なぜ続かない?お弁当作りにつまづく理由
お弁当作りに一度はチャレンジしたことのある人は、大勢いますよね。
でも、なかなか続かないという人も多いのが現実。それには理由があるはずです。
お弁当作りが続かない、その理由はどんなことなのでしょうか?
理由1:メニューや彩りを考えるのが面倒
お弁当作りに挫折してしまう大きな理由が、「面倒くさい」という感情ではないでしょうか。
毎日毎日、
「明日のお弁当のおかずはどうしよう?」
「疲れているけど、帰ったら野菜を下茹でしなくちゃ……」
なんて考えながら暮らしていたら、疲れてしまいます。
お弁当は、あくまでも携帯食。食事を詰めて持ち歩く、というのが第一目的です。
凝ったメニューや、蓋を開けたときに感動するような見た目は、本当は重要ではありません。
理由2:毎日同じおかずで飽きてしまう
よほど献立作りに慣れている人でない限り、お弁当に入れるおかずはなんとなくいつも同じものになってしまいがちです。
とくに料理初心者は、作れるメニューが限られています。数少ないレパートリーの中で、お弁当箱に入れるにふさわしいものは……と制限をつけて考えてしまうと、その種類はさらに激減。
結果、お弁当箱の中身がいつも同じ、ということになります。
手持ちのレパートリーを増やさなくても、飽きないお弁当を作ることは可能です。そのポイントは、後ほど詳しく説明します。
理由3:朝どうしても起きられない
早起きが苦手で、お弁当を作るのが苦痛になってしまう人もいます。
たいていの人にとって、朝は忙しい時間帯です。身支度やメイクなど、ただでさえやることが多いのに、そこへ慣れないお弁当作りがプラスされれば、これはもうちょっとしたパニックですよね。
お弁当作りが続かない理由の中でも、この理由に関しては対処がはっきりしています。ずばり、「お弁当は朝作らない」というルールを徹底することです。
こちらについても、後ほど詳しく説明します。
理由4:そもそも自炊するのが苦手
世の中には料理が得意な人ばかりではありません。
「節約やダイエットのためにお弁当作りを始めたいけど、そもそも自炊が苦手だからなぁ……」と諦めてしまっていませんか?
お弁当というと、なんとなく「手作り」のイメージがありますが、じつはそんなことはありません。最近は、自然解凍で美味しく食べられる冷凍食品や、調理済みのお惣菜が手軽にたくさん手に入ります。
これらを買って詰めていくのも、立派な「お弁当」です。要は、自分の食べたい食事を持ち歩けるようにお弁当箱に詰めること。それだけを意識すれば、お弁当作りはもっと身近になりますよ。
【2】お弁当作りを続けるコツ!最大のポイントは?
お弁当作りに挫折してしまう原因は、大きく分けると
- 面倒くさい
- 飽きてしまう
- 早起きできない
- 自炊が苦手
といった点にあります。
ならば、これらの原因を排除・解決していきましょう。
お弁当作りを習慣にする、挫折しないコツは、次の7つです。
(1)見た目に凝らない、他人と比べない
お弁当のイメージは、年々華やかになってきています。
以前はお弁当のレシピといえば、本や雑誌で勉強するのが主流でした。でも今は、お弁当のレシピも見た目も、ネットで検索するという人がほとんどなのではないでしょうか。
でも、それはいったん忘れましょう!
そうした素敵なお弁当を手間をかけて作り続けることができるのは、料理やお弁当作りが好きな、上級者の方たちです。初心者がそれを真似しようとすると、1回か2回でくだびれてしまい、必ず音を上げることになります。
我々初心者が目指すべきは、まず「お弁当を作ること」。そのシンプルな目的を達成するためには、
- 見た目の美しさに凝らない
- 他人や写真と比べない
- 見栄を張らない
これらをあえて意識するのが大切。
見た目の素敵なお弁当に憧れる気持ちはそのままでOK。でも実現するのは、上級者になってからと割り切ってみましょう。
お弁当は、自分や家族が美味しく食べることができたら、それで充分合格です。まずは作るのに慣れることを優先してください。
(2)面倒な手間は極力省く
新しい習慣を身につけるには、面倒くささを極力排除するのが成功の秘訣です。
お弁当作りに関わるあらゆる「面倒くささ」を、見つけて取り除いていきましょう。
たとえば、こんな工夫はどうでしょう?
- お弁当箱を工夫して、洗い物の数を減らす
- まとめてたくさん調理し、冷凍保存する
- おかず用カップは使い捨てのものにする
- 冷凍食品やお惣菜をフル活用する
など。
市販のお弁当箱は、可愛くて多機能のものもたくさんあり、一見便利に感じます。でも、仕切りや蓋など、洗い物が多いのもまた事実。
最初のうちは「洗い物を減らす」ことにこだわって、タッパーを使ったり、おにぎりなど容器を洗う必要のないお弁当を目指す方が、楽に続きます。
また、お米もおかずも毎日新たに調理するのは大変ですよね。自炊派の方も、決して毎日作ろうと思わず、週末など時間に余裕のあるときに数日分をまとめて調理してしまいましょう。
小分けにして冷凍保存しておけば、毎日の作業は詰めることだけになります。(冷凍庫に余裕があるなら、お弁当箱に詰めた状態で保存するのもOKです。)
このように、実際お弁当を作ってみて「これは面倒くさいな」と感じたことは、どうすれば手間を省けるだろうかと考えて工夫してみましょう。
(3)朝は「詰めるだけ」にする
上でも書いたとおり、忙しい朝にお弁当の中身を調理するのは、並大抵の努力では続きません。
よほど料理が好きで早起きしてでもやりたい、という人でない限り、朝お弁当を作るのはやめましょう。
夕飯を自炊する人なら、おかずを多めに作って、夕食前に分けてお弁当箱に詰めてしまいましょう。
これに冷凍のおにぎりを加えれば、朝は何も作業することなくお弁当を持参できますよ。
(4)おかずの品数にこだわらない
とくに健康やダイエットのためにお弁当作りを始める場合、中身の栄養バランスも気になりますよね。
でも、お弁当作りを始めたばかりで「主菜1品、副菜3品、カロリーは……」などと厳密に考えていたら、献立を決めるだけでイヤになってしまいます。
最初のうちは、おかずの品数やバランスにはさほどこだわらなくてOK。持参することに意義がある!くらいのゆるい感覚で続けてみましょう。
もし飽きてしまいそうになったら職場近くのコンビニでおかずだけ買い足しても良いのです。
(5)冷凍食品の力で飽きないローテーションを組む
冷凍食品は便利です。自作のものでも市販のものでも、小分けになった状態で保存できる方法を選びましょう。
小分けになった冷凍食品を何種類か常備しておくと、その中から2〜3品チョイスしてお弁当箱に入れることができます。
先ほど「おかずに品数にこだわらない」というコツをご紹介しましたが、じつは冷凍食品を使えば、その品数さえもある程度クリアできるのです。
飽きないコツは、ローテーションに工夫することです。
これでメイン2品が確保できますから、あとはほうれん草のおひたしやきんぴらごぼうなどの副菜を1〜1品詰めれば、立派なお弁当の完成です。
メインのうち1品は前日と同じものになりますが、組み合わせが変わるだけで、かなり気分が変わりますよ。
スーパーなどでは数えきれないほどの冷凍食品が販売されていますし、ここにお惣菜や自作のおかずを加えれば、意外と飽きずに続けることができます。
(6)楽ちん弁当をレパートリーに加える
お弁当そのものを楽ちんなメニューにしてしまうのも、おすすめです。
たとえば、
- おにぎり
- サンドイッチ
- 丼もの
- 麺もの
- 具沢山の炊き込み御飯
など。
おにぎりを握るのがどうも苦手という人は、最近話題の「おにぎらず」を試してみても楽しいかも。
親子丼や牛丼などの丼ものは、汁漏れしない容器に入れて持ち運びましょう。パスタや焼きそばなどの麺ものも同様です。
そうめんをタッパーに入れ、小さな容器にめんつゆを入れて「そうめん弁当」を持参する人も増えています。暑い時期にもぴったりですね。
こうした楽ちん弁当を持ち歩くときは、保冷剤を入れるなど、とくに傷まないよう注意してくださいね。
(7)最初からパーフェクトを目指さない
お弁当作りを続けるための、最後にして最大のコツ。それは「最初からパーフェクトを目指さない」ということです。
お弁当作りにチャレンジする人には、まじめな人や、完璧主義な人が多いのでしょうか。
つい「作るからにはちゃんとしなきゃ」とバランスや見た目に凝ったり、「絶対に毎日続けなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちなようです。
また、しんどいときは外食やコンビニに頼ること。ほどよく手を抜き、「食べられればいいや」くらいの気持ちで挑むこと。
そんなふうにして「無理しない」ことが、じつは一番の続けるコツなんです。
【3】絶対役立つ!便利な「お助け食材・グッズ」
さて、お弁当作りには「手間を省いて気楽に臨むこと」こそが続けるコツだと書きました。
そこで今度は、お弁当作りの手間を劇的に省ける食材・グッズの選び方をご紹介していきましょう。
1.常備したい!楽ちん弁当にピッタリの食材
お弁当作りを続ける上で、あると便利な食材があります。
それは、ずばり「隙間を埋めるもの」。
ご飯やメインのおかずを詰めても、お弁当箱にはなぜか隙間ができるものです。この隙間を簡単に、しかも見栄えよく埋められる食材をご紹介しましょう。
- (1)ミニトマト
- 隙間食材の女王と言えます。おかずの隙間にピシッとはまって、中身が動くのを防いでくれます。軽く洗えるだけで食べられる手軽さ、そして食欲をそそる真っ赤な色も、お弁当にピッタリです。
- (2)小松菜・ほうれん草
- 茹でた小松菜やほうれん草は、すぐ食べられる上に形も自由自在。カップに入れてお弁当の隙間を埋めましょう。栄養バツグン、鮮やかな緑も嬉しい優れものです。
- (3)ブロッコリー
- 茹でるだけで美味しいブロッコリー。切り方で大きさを変えられる上、冷凍保存もしやすく自然解凍で食べられます。その緑はお弁当の彩りになり、しっかりした食感もランチのアクセントに。
- (4)煮豆
- スーパーやコンビニで見かける、総菜やパウチなどに入った、さまざまな煮豆。こちらもカップに入れて隙間を埋めるのにとても適しています。好きな豆・好きな味付けを選んで、日替わりで入れることも可能。ちょっとした甘味になるのも嬉しいですね♪
- (5)加熱調理済のポテト
- 冷凍食品コーナーにある、加熱調理済のフライドポテトも便利です。ジャガイモなのでお腹に溜まり、ケチャップや塩こしょうなど味付けを変えることも可能。キャラクターの顔など可愛い形のものを入れれば、お弁当箱を開けた瞬間、大人でもニッコリしてしまいそうです。
- (6)枝豆・そら豆
- 同じく冷凍食品コーナーでは、茹でてある枝豆や、そら豆を買うのもおすすめです。塩で程よく味付けしてあるものが多く、自然解凍で美味しく食べられる上、緑の色彩も鮮やか。お弁当箱の隙間にちょっと詰めていくと、お昼には食べごろになっています。
- (7)ゆでたまご
- 茹でるだけで立派な1品になるゆでたまご。栄養バランスに優れ、どんな食材とも相性バツグンです。半分に切って入れれば黄色の彩りにもなり、なんとなく「ごちそう感」が増す、優れモノです。
- (8)ふりかけ
- バリエーション豊富で安価なふりかけ。隙間を埋めるというよりも、味や彩りをプラスしたいときに便利です。ご飯にかけたり、おにぎりにしたり。ふりかけ一つで意外と飽きないお弁当に変身しますよ。
こうした手軽なお助け食材が、お弁当箱に大活躍してくれます。ぜひ積極的に取り入れてみてください!
続くお弁当作りのための「小分けカップ」選びのコツ
お弁当箱の中で仕切りとして大活躍するのが、おかずを小分けにする「カップ」。
繰り返し使えるシリコン製や、汁気に強いアルミ製など、いろいろな種類がありますが、お弁当作りを続ける上でおすすめなのは「使い捨ての紙製カップ」です。
シリコンカップは何度も使えて経済的な反面、洗うのが意外と面倒なので、挫折の原因になりかねません。
アルミカップは使い捨てできて丈夫なのですが、電子レンジで使えないため、とくにお弁当を温めて食べたい人には不向きです。
紙製カップの良いところは、
- 使い捨てできる
- 比較的安価
- 大きさ・形を細かく選べる
- 彩りをプラスできる
- 防水加工がしてあれば、汁物にも強い
といった点。初心者にもかなり使い勝手が良いのです。
可愛いものや色合いがきれいなものなど目移りするほど色々な種類がありますが、内側がツヤツヤしている防水加工のものを選ぶのがおすすめです。
お弁当ライフ、楽しみながらヘルシーに節約!
毎日お弁当を持参することは、ランチ代の大きな節約に繋がります。
またカロリーや栄養バランスの管理も、外食よりずっとしやすいです。ダイエットや健康維持にもうってつけですね。
海外セレブも憧れる、日本のお弁当文化。
今度こそ無理なく続けて、あなたもメリットを満喫してみませんか?
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