足元に大人の抜け感!きれいめコーデにこそスニーカーを
Date:2017.06.09
歩きやすい、動きやすいという機能性だけでなく、おしゃれのアイテムとしても大人気のスニーカー。SNSなどではスニーカーを取り入れた素敵なコーディネートを楽しむ女性を多く見かけます。
- スニーカーコーデの時はいつもデニム
- 気づけば全身カジュアルコーデになっている
- スニーカーのカジュアル感をどう取り入れたらいいかわからない
など、まだ苦手意識を捨てきれないでいる女性も多いのではないでしょうか。
実は今、スニーカーはきれいめコーディネートにこそ取り入れるのが断然オシャレなのです。
今回は全身カジュアルにしない、大人カジュアルなスニーカーコーデについて紹介していきます。
この記事の目次
必見!きれいめコーデにこそスニーカー合わせが素敵な理由
「カジュアルで機能性が高いスニーカー」と「きれいめファッション」。
一見ちぐはぐになりそうなこの別テイストも、バランスよく組み合わせることで、大人の余裕が加わった素敵なコーディネートにすることが出来ます。
まずはきれいめファッションにおいてスニーカーがどんなアクセントを加えてくれるのかという点から説明していきますね。
スニーカーが「きちんと感」を適度にくずしてくれる
シンプルできれいめなファッションアイテムは「きちんと感」や「上品さ」を演出してくれますが、全身をそのトーンで統一してしまうと以下のようなパターンに陥りがちです。
- 隙がなく、きちんとし過ぎる雰囲気
- シンプルな反面、まとまりが良すぎる印象
つまり、「お堅い」「無難」といった印象を与えやすいのです。
そこでおすすめなのがいつものきれいめコーデの足元だけを【ヒール靴】→【スニーカー】にスイッチしたコーディネートです。
スニーカーはそれひとつでも十分なカジュアル要素を持っているので、コーディネートのくずし役となって、きちんとした中に遊びや隙を作り出してくれます。
こなれ感がでて一気に今っぽいファッションが完成します。
女性らしいファッションのハズシ役として
ここでちょっと古い時代の話になりますが、一昔前はこんなファッションが流行しました。
- 「モテ服」など可愛い系で固めたファッション
- 色っぽさ、女性らしさを強調したファッション
しかしこれは女性らしさは盛れば盛るほどおしゃれとされていた頃のお話。今、くどいほど女性らしさを強調したファッションは気合が入り過ぎる印象で、時代遅れな感じが否めません。
今っぽいおしゃれに大切なのは可愛さも女性らしさも100%にしないこと。
- 盛る、足すのではなくあえて引く
- 一見別のテイストに思えるようなアイテムを組み合わせる
など全体のバランスが重要です。
そこで提案したいのがスニーカー。カジュアル感が強いスニーカーがコーデのハズシ役になって、行き過ぎる「可愛らしさ」「女性らしさ」を中和させてくれます。
- 女性らしいラインが出るスカート
- フェミニンな雰囲気になりやすいアイテム
などもスニーカーが遊びや抜けを作ってくれるので適度にカジュアルダウンさせてくれます。
大人女性のスニーカーはベーシックカラーが使いやすい!
きれいめなファッションのテイストに合わせやすいスニーカーは色選びが重要です。大人カラーの
- ホワイト
- ブラック
- グレー
- ネイビー
ならどんなコーディネートにも合わせやすいでしょう。
きれいめテイストに馴染みやすい、ベーシックカラーを選ぶことをおすすめします。
ライトで抜け感が出やすいホワイト
パきっとした明るいホワイトは
- 軽やかさ
- 爽やかさ
- 清潔感
- 洗練された印象
を与えてくれます。
色のトーンを抑えたシンプルなファッションや重さが出やすいコーディネートにホワイトスニーカーを取り入れると、大人の抜け感が出てぐっとこなれた印象になります。
また、ホワイトが明るすぎるという人には白よりもまろやかな
- アイボリー
- ベージュ
が使いやすいかもしれません。
ブーツ感覚で使える万能なブラック
靴に限らず何かを選ぶ際に迷ったら「とりあえず黒」にするという人は多いかと思いますが、スニーカーであれば黒は特に使いやすいカラーです。
ブラックは
- クールな雰囲気
- シックな大人っぽさ
が出るので、スニーカーでも子供っぽくなりにくく、コーディネート次第でカジュアルにもフォーマルにも見せることが出来ます。
- ダークトーンのコーディネート
- 黒タイツを取り入れたスカートスタイル
にも最適です。
ダークカラーの洋服が多いのであればブラックのスニーカーを一足持っているとコーディネートの幅が広がります。
コーデに馴染みやすい優しいグレー
どんな色やコーディネートとも相性が良いグレーは実は順応性が高い色。ホワイトほど明るくなくブラックほど重くないので季節問わずに使えます。
グレーの色味が持つ、
- 柔らかさ
- 優しさ
とカジュアルが同時に手に入るグレーのスニーカー。ほどよく可愛くほどよくシックな、大人の女性らしいコーディネートが実現します。
上品さとモード感が手に入るネイビー
そもそもネイビーという色には知的、上品、大人っぽいというイメージですが、スニーカーのネイビーはさらに
- 適度なモード感
- マニッシュな雰囲気
までも出せるアイテム。ベーシックカラーでありながらきれいめコーデに変化をつけたいときやあえて人と違うカラーを選びたいといった人にはぴったりです。
ブラックほど重くならないので適度にコーデを引き締めてみせてくれますし、またグレー同様季節を問わずに使えるのも嬉しいですね。
大人のスニーカーコーデはカジュアルにし過ぎないことが重要
普段きれいめなファッションの人やスニーカー初心者がしてしまう失敗が
- Tシャツ
- スエット素材のパンツ
- ニット帽
などカジュアル感の強いアイテムを投入し過ぎてしまうこと。
おしゃれさを保ちつつカジュアル感を取り入れる、そのためのちょっとしたコツを覚えておきましょう。
オシャレの基本ルールを守ると失敗しにくい
おしゃれの基本的なテクニックとしてよく言われるのが「コーディネートに使う配色は3色まで」というルール。それ以上の色を組み合わせたコーデは全体のバランスがちぐはぐになりやすいということです。
原則として以下の3つのカラーでコーディネートを作ります。
- ベースカラー:その名の通り、コーデの基本になる色。
- アソートカラ―:ベースの色を補佐する色。
- アクセントカラー:全体のコーデのポイントになる色。
ベースカラーは白、黒、グレーを選ぶと失敗しにくいと言われています。また、この3つのバランスは【6:3:1】の割合がバランスよくまとまるようです。
大人のスニーカーコーデは「大人っぽさ」「女性らしさ」「きちんと感」「カジュアル感」のバランスが重要です。配色が多くなるほどバランスをとるのが難しくなるので、この配色のルールを抑えておくと失敗しにくいでしょう。
スニーカー以外はいつも通りのきれいめファッション
スニーカーのカジュアルなテンションに合わせて無理にカジュアルアイテムを持ってくる必要はありません。
極端な話、カジュアル要素はスニーカーだけでも十分!何度も言いますが、重要なのはカジュアルにし過ぎないことです。
スタイルアップのコツを抑えておく
バランスが悪いと感じたら以下のようなスタイルアップして見せる方法を取り入れてみましょう。
- 縦のラインを強調する
- 肩掛けのチェーンバッグを加える、簡単に縦のラインが強調されるストライプ柄のアイテムを取り入れるなど。
- トップスはボトムスにイン
- ウエストの位置を高く見せるだけでもスタイルアップが叶います。トップスはコンパクトにまとめるか、フロント部分だけをボトムスにインするのもおすすめです。
上質なレザー小物を選ぶ
子供っぽい印象を寄せ付けない簡単な方法が上質なレザーアイテムを合わせる方法です。
- スニーカー
- そもそもキャンバス地ではなくレザー素材のスニーカーを選べばそれだけで簡単に高級感が出ます。
- バッグ
- レザー素材のバッグで素敵な印象に仕上げましょう。小さめのチェーンバッグやクラッチバッグならより女性らしいコーディネートに。
ヘアスタイルにひと手間を加える
カジュアルファッションを単なる手抜きコーデに見せないためにヘアスタイルにもひと手間加えましょう。
- ゆるめに巻く
- 全体で6か所程度、ゆるめに巻きます。ゴテゴテした巻き髪は古臭い印象になるので、あくまでゆるめに巻くことを意識します。
巻くだけでも良いですが、余裕があればもうワンアクション加えてみてはいかがでしょうか。
- ローポニー
- ゆるっと巻いた髪を低い位置でポニーテールにします。ゴムを隠すように髪を巻き付けてピンで止め、トップの髪を所々引き出して動きを出したら完成です。
- ゆるっとしたお団子ヘア
- きっちりとまとめるのではなく、おくれ毛やゆるさのあるお団子ヘアもおすすめです。
- ゴールドやシルバーのシンプルなモチーフのもの
- 可愛さと大人っぽさが出るべっ甲柄のもの
などはどんなコーデにも合わせやすく悪目立ちもしません。
目指すはきれいめカジュアル!おすすめのスニーカーコーデ
ここからは「きれいめカジュアル」が実現するコーディネートを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ワントーンコーデにスニーカーをプラス
大人世代の女性の定番ファッションになっているワントーンコーデ。
そこでハズシ役として活躍するのがスニーカーです。
- オールホワイトコーデ
- きれいめなファッションが好きな女性に人気のオールホワイトコーデ。華やかで洗練された印象が時に近寄りがたい雰囲気になってしまうこともあります。足元をホワイトスニーカーにするとほどよくカジュアルダウン。一気に親近感が増しますよ。
- オールブラックコーデ
- オールブラックの重さが気になる、迫力が出過ぎる…そんなときはスニーカーでカジュアル要素を取り入れましょう。ホワイトなどのライトなカラーを選べば、足元に軽やかさが出て抜け感も出ます。
- ニュアンスカラーのワントーンコーデ
- グレーやベージュなどの中間色、いわゆるニュアンスカラーのワントーンコーデにも同系色のスニーカー合わせが最適。優しい雰囲気と大人のカジュアル感を同時に演出できます。秋冬なら柔らかなニットやファー素材のアイテムなど、素材感をコーデにプラスすると凹凸や動きが出てよりオシャレに見えます。
ボリュームのあるアイテムとの合わせ方
スニーカーには独特の存在感があるのでボリュームのあるアイテムとの組み合わせは難しいと思っていませんか?
ポイントはスタイルアップして見せること。縦のラインを作ったり、ウエスト位置を高めに見せて、足元のボリュームをカモフラージュしましょう。
- コートの中は同じ色で統一する
- 秋冬に定番のダークカラーのコートはどうしても重くなりがち。足元にホワイトのスニーカーを合わせてライトな印象をプラスしましょう。また、コートがライトカラーならインはダークカラー、逆にコートがダークカラーならインはライトカラーなどというように、コートの中を同じ色で合わせるとコートの中にIライン(縦のライン)が作れます。スタイルアップとオシャレ見えの両方が叶いますよ。
- 落ち感のあるワイドパンツにも
- ボトムスに一切の抜けがないワイドパンツも、ホワイトスニーカーを足元からのぞかせれば簡単に抜け感が出ます。さらにトップスをコンパクトにまとめたり、センタープレスや落ち感のあるきれいめなワイドパンツを選ぶなどすれば、カジュアル感が出過ぎず大人っぽさを保てます。
- フレアスカートでも大丈夫
- フレアスカートはそれだけで十分可愛いアイテムなので、トップスはシンプルかつコンパクトにまとめて、ウエスト位置を高めに見せましょう。丈は膝下丈が女性らしくきれいめなコーディネートにしやすいでしょう。さらにレザージャケットで辛さもプラスすると大人の甘辛ファッションが楽しめます。
スニーカーで「きちんと感」「色っぽさ」をカモフラージュ
ジャケットやトレンチコートなどを上手に着くずしている女性は大人の余裕が感じられて素敵ですよね。
先述の通り、スニーカーは「きちんと感」「色っぽさ」などをほどよくカモフラージュしてくれます。
- オフィス用になりがちなフォーマル感が強いアイテム
- 女性らしくなりすぎるまたは色っぽくなりすぎるアイテム
にスニーカーを組み合わせれば強すぎる「○○っぽさ」が中和されるので、以下のようなコーディネートもこなれて見せることが出来ます。
- ベージュのトレンチコートのフォーマル感をくずして
- 定番のベージュのトレンチコートにおすすめなのはベージュと相性の良いネイビーのスニーカー。ボトムスにきれいめのホワイトデニムを合わせたら大人っぽい配色でビジネスカジュアルにも最適です。カジュアル感をもっと抑えてレディライクに楽しみたいなら、ベージュトレンチに黒ワンピースと黒スニーカーを合わせたコーディネートはいかがでしょうか。女性らしさもモード感も両方楽しめます。
- タイトスカートの女性らしさや色っぽさにブレーキ
- スリット入りだったりニット素材だったりと女性らしく、色っぽい膝下丈のタイトスカート。そこにパンプスなど女性らしい靴をプラスすると「いかにも」な雰囲気になりやすいので、多少カジュアル要素を取り入れたいところです。足元をスニーカーにしてこなれ感を演出すれば、気合が入り過ぎないのでデイリーにも最適なコーディネートが完成します。特にふくらはぎの一番太い部分が隠れる長めの丈がグッドバランスです。
難しく考えずまずはシンプルなコーディネートからトライ!
ヒールの高い靴は女性らしくて素敵ですが、毎日履いていると疲れますし足のトラブルもつきもの。また、たくさん歩く日やちょっと遠出するときなど「ヒール靴ではちょっと不向きかな」なんて思う場面もありますよね。
これから暖かくなるにつれてお出かけの機会も増えると思います。
これまでスニーカーに苦手意識を持っていた人も、まずはシンプルな配色やコーディネートに取り入れるところから始めてみてはいかがでしょうか。
大人カジュアルの素敵なコーディネートを楽しんでくださいね。
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