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PM2.5対策にカレーが効果あり?炎症抑制効果のある4つのスパイス

Date:2019.05.24

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PM2.5対策にカレーが効果あり?炎症抑制効果のある4つのスパイス|女性の美学
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大気中に浮遊している微小粒子状物質PM2.5。粒子が非常に細かいため、「肺の奥深くまで入り込む」、「呼吸器系疾患や循環器系疾患のリスクを上昇させる」と、花粉や黄砂よりもずっと怖いイメージがあります。

PM2.5対応のマスクが市販されていますが、防塵用のマスクでもない限り、顔周りに隙間ができてしまいます。微小粒子なら、その隙間からごっそり入ってきているのでは?と心配になります。

そんな中、カレーに含まれるスパイスに、PM2.5が引き起こす炎症を抑制する効果があるとの情報が!カレーを食べることでPM2.5の症状を抑制できる?いつも食べている普通のカレーを食べればいいの?

特別な食材やサプリを購入することなく、いつもの食卓でPM2.5対策ができるなら、こんなに嬉しいことはありません!PM2.5とカレーのスパイスについて、その詳細を調べてみました。

カレーに含まれるスパイスがPM2.5による症状に効くのは本当?

カレーに含まれるスパイスには、PM2.5が引き起こす炎症反応を抑える働きがあります。それは、ハウス食品と京都大学との共同研究で明らかになっています。

PM2.5による呼吸器の炎症がカレーのスパイスによって抑制されることを、ヒトの細胞を使った実験で確認したそうです。

PM2.5の炎症反応を抑える効果のあるスパイスは4つ

実験によって効果が確認されたスパイスは、

  • クローブ
  • ウコン(ターメリック)
  • コリアンダー
  • 桂皮(シナモン)

の4種類。カレーを作るときなどに、よく使われるスパイスです。

実験は、ヒト気道上皮細胞に対して行われ、PM2.5(実験ではディーゼル排気微粒子を混ぜた養液) により引き起こされる炎症反応が、「クローブ」「ウコン」「コリアンダー」「桂⽪」4つのスパイスの抽出物によって抑制されることが明らかになりました。

カレーを食べれば炎症は抑えられる?

実験はヒトの気道細胞を使って行われました。

細胞レベルでは、「クローブ」「ウコン」「コリアンダー」「桂⽪」4つのスパイスの効果が確認できたわけですが、これらのスパイスを含むカレーを食べて同様の効果が得られるかどうかは、まだ確認できていません。

ただ、シンガポールの研究者が2012年に発表した研究によれば、カレーを食べることが多い高齢者ほど呼吸機能が健康に保たれる(喫煙者により顕著に効果がみられる)とのこと。

カレーに含まれるスパイスの抗酸化・抗炎症作用が、呼吸機能を維持している(特にたばこの煙による呼吸機能の損傷を防いでいる)のではないかと考えられています。

ハウス食品とともに共同研究を行っている京都大学の⾼野裕久教授も、「ヒトが食べる場合でも効果をもたらす可能性は十分ある」と言っています。

カレーを食べることが、PM2.5による呼吸機能低下の予防につながる可能性はあるとのこと。積極的にカレーを食べるようにしたいですね!

どれくらいカレーを食べている?1カ月に1度以上なら効果ありかも

カレーを食べることがPM2.5対策になるかどうかは未確認ですが、カレーに含まれるスパイスに何らかの効果があるのは確か。

最後にカレーを食べたのはいつですか?「いつだっけ?」と思い出せないくらいの間隔でしかカレーを食べない人は、PM2.5を意識して、積極的にカレーを食べるようにしてみては?

PM2.5の飛散時期は春だけではない!

PM2.5の飛散時期は春だと思っている人がいますが、春だけではありません。偏西風に乗って大陸からのPM2.5が飛来する2~4月あたりに濃度が上昇する傾向にはありますが、PM2.5の飛散は1年を通して確認されています。

中国から運ばれてくるものだけでなく、PM2.5は国内でも発生しているからです。日本は公害対策もしっかりしているので、日本を発生源とするPM2.5で人体への影響が心配される濃度になることはありませんが、注意は必要です。

体への影響には個人差があるため、国の定めた基準値以下でも、子供やお年寄り、呼吸器系や循環器系が弱い人などは気を付ける必要があります。

PM2.5は粒の大きさが2.5µm以下のとても小さな物質。目に見えないのはもちろんのこと、鼻の粘膜に引っかかってクシャミが出ることもないので、いつ飛んでいるのかわかりません。鼻も喉もスルーして、肺の奥にまで入り込むのが怖いですね。

PM2.5の飛散予測や飛散状況については、天気予報サイトなどで確認できるようになっています。年中飛散するので、カレーも1年を通して食べていきたいですが、特に飛散量の多い時期は頻繁に食べるようにしたいですね。

たばこの煙もPM2.5!喫煙者が近くにいる人も要注意!

PM2.5は排気ガスや工場のばい煙というイメージが強いですが、それだけではありません。そもそも、PM2.5は粒子の大きさを基準にしていて、その成分を定義したものではないため、さまざまなタイプがあるのです。

日本国内では、大気中のPM2.5が健康に害を及ぼすほどの濃度になることはそうそうありませんが、実は日常的にPM2.5の恐怖にさらされている人たちがいます。喫煙者、もしくは身近に喫煙者がいる人たちです。

たばこの煙もPM2.5です。2.5μmどころか、たばこの煙は1μm。実に粒子が小さく、肺の奥深くにまで入り込みやすいのです。

家の中に喫煙者がいると、赤ちゃんや老人など影響を受けやすい人にとっては危険なレベルとなります。車内など閉じた狭い空間で吸われた日には、緊急事態レベルです!

たばこの煙を避けられない環境にいる人は、せめてカレーを頻繁に食べるようにして、少しでもダメージを抑えたいですね。

最低でも1カ月に1度はカレーを!

ハウス食品と京都大学との共同研究では、カレーを食べるとどうなるかの実験は行われていないため、どのくらいの頻度でどのくらいカレーを食べれば良いのかまでわかっていません。

ただ、シンガポールの研究によれば、1ヵ月に1度カレーを食べるだけでも良い作用が見られるとのこと。

PM2.5の飛散量は地域によって差が大きいですし、たばこ問題のように周囲の環境にも個人差があります。

PM2.5による健康被害が気になる人は1カ月に1度と言わず、2度、3度と。特に心配はないという人も、1か月に1度はカレーを食べるようにしたいですね。

「クローブ」「ウコン」「コリアンダー」「桂⽪」は、どれも一般的なカレーに用いられているもの。ハウスの製品には(日本式カレーなら)すべてに含まれているそうです。

もちろん、スパイスからこだわりのカレーを作るも良し。市販のルウで作ったカレーに、ウコンなどのスパイスをプラスして振りかけるも良し。飽きずに食べ続けられるカレーを見つけてください!

カレーを食べてPM2.5対策とともにアンチエイジングも!

花粉症のようにクシャミや鼻水という風邪に似た症状にとどまらず、喘息や気管支炎、肺がんなど、呼吸器系・循環器系の病気になってしまう危険性があるPM2.5。カレーを食べることで少しでも予防できるなら、意識して食べたいところです。

また、カレーに含まれるスパイスには、抗炎症作用だけでなく、抗酸化作用に優れたものもたくさんあります。PM2.5の炎症に効くクローブ、ウコンも抗酸化力が高いスパイスとして有名です。

PM2.5の症状抑制効果だけでなく、アンチエイジング効果もあるとなれば、これはもう、積極的にカレーを食べるしかありません。

ただ、カレーはカロリーが高く、糖質も高いので、調子に乗って食べていると太ってしまう危険性があります。

  • 美味しいからといってご飯を盛りすぎない
  • 野菜サラダを先に食べる
  • 糖質の吸収を抑える大麦ご飯などで食べる
  • カレーの具として血糖値上昇抑制効果のある大豆をたくさん入れる
  • カレーを緩めに作ってスープとしていただく(ご飯なし)

ダイエット中の人や、太ることが心配な人は、具や食べ方を工夫しましょう。

カレーを食べてPM2.5対策&アンチエイジング!いつまでも若々しく健康でいられるように、積極的にカレーを食べていきたいですね。

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ライター:iroha

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