寝る前スマホは厳禁!ブルーライトが睡眠に与える悪影響とは
Date:2017.07.04
現代の生活には欠かせないものとなってしまったスマホ。多機能で便利なスマホですが利用するときに気を付けなければならないとこがあります。
寝る前のスマホ使用は控えた方が良いということはよく聞く話ですよね。それはスマホの画面から放たれる青白い光(ブルーライト)が睡眠の質を低下させたり、体の不調を発生させたりするためです。
ブルーライトはいったい体にどんな悪影響があるでしょうか。寝る前スマホが良くないことは知っていても具体的にどんな悪影響があるか知らなければなかなか改善には繋がらないものです。是非理解して今後のスマホの使い方を見直してみるきっかけにしてみて下さい。
この記事の目次
脳内ホルモンのバランスが崩れ、睡眠の質が低下する
脳に分泌されるホルモンは主に活力アップを促す「セロトニン」と、体を休ませ、眠りに付きやすくする「メラトニン」が分泌されています。
ブルーライトの影響でこのセロトニンとメラトニンの働きが低下していまいます。
スマホ画面に夢中になることで大量分泌されるセロトニン
本来セロトニンは朝目覚めるときに分泌され体の活動を促します。しかし、スマホ画面に夢中になってしまうことで脳が活発になり脳は眠るモードになかなか入ることが出来ずセロトニンが大量に分泌されてしまうことになります。
セロトニンが分泌されることにより眠れなくなったり、眠りが浅く睡眠時間も短くなってしまったりします。それにより目覚めも悪く、睡眠不足で昼間の活動に影響がでるという悪循環を繰り返してしまいます。
睡眠ホルモンと言われるメラトニンの分泌が減少する
メラトニンは人間の睡眠と目覚めに大きく関わっており、メラトニンが分泌されることにより睡眠を促します。
しかしブルーライトの明るさは脳が昼間だと錯覚を起こしてしまう程激しい光です。そのため睡眠ホルモであるメラトニンの分泌量が抑えられてしまいます。
それによりメラトニンの分泌量が少ないことでなかなか寝付けないなどの不眠の症状に陥ってしまいます。
またメラトニンが少なくなってしまうことは睡眠障害だけでなく
- 自律神経系の障害で起こるだるさ、冷え、息切れ
- 内分泌系の障害で起こる甲状腺異常
- 免疫力低下
など体に様々な悪影響を及ぼします。
睡眠と深い関わりが!?肥満や病気のリスクが高くなる
ブルーライトの影響で体内時計が乱れることにより肥満や生活習慣病、癌などのリスクも高くなってしまいます。
メラトニンの減少で太りやすい体質になる
メラトニンが体内に分泌されなくなると身体は夜を認識できなくなってしまいます。そのため体を活発に動かすためのエネルギーを必要として、食欲が増してしつい食べ過ぎてしまいます。
さらに肥満は糖尿病などの生活習慣病との関わりも深く、また心臓病や癌、うつ病などの病気は不眠との関わりが深いため発症のリスクも高くなってしまうと言われています。
角膜まで届く光がスマホ老眼など、視力低下につながる
スマホの光のエネルギーは紫外線よりも強く目の奥まで届いてしまうほどです。網膜や角膜まに影響を及ぼすブルーライトは活性酸素が原因で加齢黄斑変性症という病気を発症してしまうことで最悪、失明に繋がる場合もあります。
また、一時的な症状ではあるもののスマホ老眼といわれる症状があります。
この状態が長く続くことで一時的な症状が慢性化し視力低下につながる恐れがあります。
女性ホルモンにも影響が!妊活の妨げになる
質の良い卵子というのは、妊娠するために欠かせない条件ですよね。しかしブルーライトにより発生する活性酸素は卵子の成長の妨げになってしまいます。
つまり、夜のブルーライトの影響で卵子がきちんと育つことができず妊娠しにくい身体をつくってしまうことになります。
このことからも妊活中だという場合は今すぐ寝る前スマホを控えるように心がけましょう。
就寝前のスマホ使用は控えることが理想。まずは少しづつ対策を!
寝る前に、スマホを見てしまうという習慣がある人は少なくありません。その習慣が健康被害の原因と分かっていても、習慣というものは簡単に改善するこが難しいですよね。
自分の身体のためにも寝る前スマホの習慣を改善していきましょう。
- ブルーライトカットのメガネを利用する
- ブルーライトカットフィルムを利用する
- ブルーライトを抑えてくれるアプリを利用する
- サプリメントや食材からメラトニンを身体の中に補充する
ナッツ・ケール・カイワレ大根・とうもろこし・バナナなど
急にこれまでの習慣をやめられないという人は上記のような対策をとり普段の生活の中でブルーライトを避けるよう意識することも大切です。
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