肌の水分量を上げるための15の方法。美肌作りには欠かせない!
Date:2019.04.24
肌がかさついているとそれだけでくすんで見えてしまいますし、しわやたるみなどの肌トラブルの元になります。
スキンケアで何が大事って、保湿が欠かせないというのは今や常識だと思いますが、ではどうすればプルプルの肌を作ることが出来るのでしょうか。
肌の乾燥に悩むすべての女性に、肌の水分量を上げるための方法をまとめてご紹介したいと思います。
理想の肌の水分量はこのくらい!
加齢とともに、肌が乾燥してきたという悩みを抱えている女性は多いと思います。私もその一人です。
肌の水分量を上げるためには水分だけでなく、皮脂も大事なんだということは意外と知られていないですね。
- 水分が8割
- 油分が2割
この割合が理想の水分量になります。
皮脂膜が水分量をキープ
水をそのまま置いておくと蒸発してしまいますよね。肌の上でも同じことなのです。
私たちの肌には天然のクリームとも呼ばれる「皮脂膜」がありますが、これは皮脂と汗が混ざり合って出来るものです。
皮脂があると、水分どころか肌がべたつく原因になると思われがちですが、皮脂がないと皮脂膜が作れません。
皮脂膜があることで肌にしっかり蓋をして、水分が蒸発するのを抑えてくれるのです。ですから、適切な水分量をキープするためには、水分だけでなくある程度の油分が必要なんですね。
一度チェックしてもらおう
カサカサはもちろん、ベタベタでも水分がたりません。ではどのくらいがちょうどいいのか、適切な水分量を知るためには、まず今の肌の状態を知ることが大事ですね。
デパートのドラッグストアの化粧品コーナーなどでは、水分量を測る機械でチェックしてもらえることがありますから、角質層の水分量を一度チェックしてもらうといいですね。
家庭用の水分量チェッカーを使う
自分で水分量を測ることの出来る家庭用肌湿度計もあります。水分量チェッカーなどとも呼ばれていますね。
肌に当てるだけで水分量を測ることが出来るもので、水分量をグラフにしてくれるような便利なものもあります。
肌の水分量を上げる方法:スキンケア編
やはり日々のスキンケアはとても大切です。ちょっとした手間をかけることで、水分量は劇的に上がっていきますよ。
1.肌の調子に合わせたクレンジング料を選ぶ
クレンジングは1年中同じものを使っていますか?その日によってメイクの濃さも違うと思いますし、季節によって汗や皮脂の量も変わってくるはずです。
それにあわせてクレンジングも変えていくことをおすすめします。
洗浄力の強いクレンジング料は皮脂を落としすぎてしまうので、肌の調子も見ながら選びます。
2.洗顔の時に皮脂を落としすぎない
洗顔は朝晩2回すると思いますが、これもやりすぎると皮脂を必要以上に落としてしまうので、水分量が減る原因になります。
正しい洗顔のポイントは、
- 泡をたっぷり立てる
- ぬるま湯(32度くらい。少し冷たく感じる程度)
- ゴシゴシこすらない
ということです。
お風呂でシャワーを顔に当てて洗い流す人がいますが、これはNG。顔にはシャワーの水圧も刺激になってしまいます。
また、乾燥肌の人は、石けんや洗顔料を使うのは夜だけでもいいでしょう。乾燥してると思ったら、朝はぬるま湯だけでも十分です。
3.洗顔後、顔を放置しない
洗顔した後やお風呂の後、度のくらいの時間をおいてスキンケアをしていますか。
先に着替えをしたり、髪を乾かしたりしていると、その間にどんどん角質層の水分が蒸発してしまいます。
顔を洗ったら3分以内に化粧水や美容液を塗り、保湿するようにしてください。水分量を保つためにはスピードが命です。
4.セラミドなど保湿成分の入った化粧水を使う
肌の水分量が足りないということは、イコール角質層の潤いが足りないということです。角質層に潤いを補うためには、セラミド入りの化粧水を使いましょう。
セラミドは細胞間脂質といって、角質細胞の間を埋めている成分です。セラミドにはいくつか種類があるのですが、保湿効果が高いのはヒト型セラミドです。
- セラミド1
- セラミド2
- セラミドAP
- セラミドNP
などがヒト型セラミドなので、化粧品を買う時は成分表示を見てみてください。
他にも、
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- プラセンタエキス
など、保湿効果の高い美容成分が入ったものを使った方がいいですね。
これらの化粧品は手で温めてから使うと浸透が良くなりますよ。
コットンにつける場合は、必要量を耐熱容器に取り出して電子レンジでチンするか、ボトルごとお湯につけるなどして温めるといいでしょう。
5.コットンで化粧水をつける
皆さんは、化粧水をつける時に手でつけていますか?それともコットンを使いますか?
実は、化粧水によってはコットンでつけた方が効果的な場合があるのです。
もし化粧水の使い方に「コットンに適量をとって」というように書いてあったなら、それはコットンを使った方が適している化粧水ということになります。
あまりよく見ないかもしれませんが、化粧品はやはり使い方をしっかり確認した方がいいということですね。
◆正しいコットンの使い方
- まず手の平にコットンを乗せて、化粧水を含ませます。「適量」と書いてある場合は、500円玉大を目安にしましょう。
- コットンは中指と薬指に乗せ、両端を人差し指と小指で挟みます。
- コットンを顔の隅々まで滑らせて、化粧水を馴染ませます。
コットンは横長の形をしていると思いますが、長い方向に繊維が流れています。ですから、横長の方向に滑らせると毛羽立ちにくいですよ。
6.コットンパックも効果的
肌がかさついているなと思ったら、コットンを使ったローションパックもおすすめです。コットンにたっぷり化粧水を浸して、かさつくところに乗せてパックをします。
◆コットンパックのやり方
- コットンを一度水で濡らし、軽く絞ります。
- 化粧水をたっぷり浸して、5枚に割きます。
- おでこ、両頬、鼻、顎の5カ所に乗せます。目元がかさついている時には目の上に乗せてもいいでしょう。
- 2~3分置いて外し、乳液かクリームを塗りましょう。
ポイントはコットンが乾く前に外すことです。乾くまで乗せていると、肌の水分も一緒に蒸発してしまい、余計に乾燥するからです。
7.化粧水は適量を使うこと
基礎化粧品には適量というものがあります。これは化粧水に限りませんが、その効果を引き出すためには正しい量を使わないと、効果も半減してしまうのです。
高価な化粧品でも量が足りないとその効果を発揮できません。使い方をよく読んで、適量を使うようにしてください。
8.乳液やクリームでしっかり蓋をする
スキンケアの仕上げとして、乳液やクリームでしっかり蓋をすることが大切です。
せっかくコットンパックをしても、保湿効果の高い化粧水を使っても、蓋をしなければ水分が蒸発してしまいます。
肌が乾燥しがちな人は、化粧直しの時にも化粧水+乳液を使うことで保湿するようにしてください。
9.マッサージをして血行を良くする
週に1~2回、スペシャルケアとしてフェイスマッサージを取り入れましょう。マッサージをして血行が良くなることで、その後に使う基礎化粧品の浸透力が格段に良くなります。
血行が良くなると肌が柔らかくなるので、化粧品の美容成分が入りやすくなるんですね。
マッサージといっても難しい技術は必要ありません。オイルかクリームを塗って、下から上、内側から外に向かってさすり上げるようにするくらいでも十分です。
あまり強くこするとかえって肌への刺激となり、しわやたるみの原因になりますから、優しく表面をさする程度でにしておきましょう。
10.蒸しタオルを使って顔を温める
蒸しタオルというと、毛穴の汚れを取るためによく使われますが、今回はあくまでも肌の水分量を上げるための使い方をしてみましょう。
◆蒸しタオルを使ったスキンケア
- 洗顔後に、化粧水をいつもより多めにつけます。
- 蒸しタオルを作って、顔に乗せます(1~2分)。
- タオルを外して、美容液か植物オイルを塗ります。
- ハンドプレスをしてしっかり馴染ませます。
- 最後に乳液かクリームを塗って蓋をします。
スキンケアが終わったら、せっかく顔の血行が良くなっているので、
- 耳を引っ張る、マッサージする
- 耳の付け根から鎖骨の真ん中に向かってリンパを流す
というのをやってみてください。
さらに血行が良くなり、リンパの流れも良くなって化粧品の浸透がグンと良くなります。
肌の水分量を上げる方法:生活編
生活習慣や食生活の見直しなくして、美しい肌は作れません。肌は食べたものから出来ています。肌の水分量を上げるのに役立つ食べ物を積極的に食べましょう
1.セラミドを含んだ食材を摂ること
セラミドは化粧品だけでなく、食べ物からも摂ることが出来ます。
- こんにゃく
- 大豆、小豆
- 米(米ぬか)
- わかめなどの海藻類
などを積極的に食べましょう。
セラミドの1日の摂取目安量は600μg(マイクログラム)といわれていますが、こんにゃくなら半丁でその量が摂れるんです。
ただし、こんにゃくにも色々な種類がありますね。セラミドが摂れるのは生芋こんにゃく(こんにゃく芋をそのまますりおろして使っているタイプ)です。
2.コラーゲンを含んだ食材を摂ること
コラーゲンも肌の水分量を保つために必要な成分ですが、年齢とともにどんどん減ってしまいますから、食べ物でも補いたいところです。
美容のために必要なコラーゲンの量はなんと5000~10000mg。毎日食べ物からとるのは結構大変です。
そんな時におすすめなのがマシュマロです。コラーゲンペプチド入りのマシュマロなら吸収もいいので、1日10粒程度で必要なコラーゲンを補うことが出来ます。
3.ビタミンCをたっぷり摂ること
体内でコラーゲンを作るためにはビタミンCが必要です。いくら食べ物からコラーゲンを摂っても、それが再合成されるためにはビタミンCが必要なんですね。
色の濃い野菜や果物などを積極的にとるようにしてください。
食べ物からだけでとるのが難しい時には、サプリメントなども上手に取り入れましょう。
4.質の良い睡眠をとること
食事と同時に大事なのが睡眠です。たっぷり眠ることも大事ですし、時間だけでなく、深くぐっすり眠ることがお肌には必要です。
睡眠不足になると新陳代謝が乱れ、新しい肌が作られにくくなります。それで肌の水分量が減ってしまうのです。
5.部屋を乾燥させない
肌を乾燥させないためには、部屋の湿度を適度に保つことも必要ですね。肌が乾燥した状態で空気が乾燥した部屋にいると余計に乾いてしまいます。
必要に応じて加湿器をつけたり、洗濯物を部屋干しするなどして、湿度が40~50%以上になるように心がけましょう。
丁寧に、手間をかけてスキンケアすること
肌の水分量を上げるためには、日々のお手入れがとても大事です。肌はちょっとしたことでも調子を崩してしまうからです。
今のケアが5年後、10年後の肌につながっていきます。将来の肌トラブルを少なくするためにも、今日からしっかりケアしていきましょう。
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