ストッキングの伝線を防ぐ方法、履き方が一番重要なポイント
Date:2018.12.25
「せっかく新しストッキングを卸したのに、履く途中で伝線してしまった…」なんて言うこと、よくありますがショックですよね。
正しい扱い方をすることによって、ストッキングをより長持ちさせることができるのです。
またストッキングの伝線を防ぎたい場合には、ストッキング自体の選び方やプラスアルファで一工夫をすることによって、ストッキングにかかる負担を軽減して伝線しにくくすることができます。
今回は「ストッキングの伝線を防ぐ方法」についてご紹介していきます。
この記事の目次
伝線させないためにはサイズと履き方が最重要
ストッキングの伝線を防ぐために重要なタイミングが「ストッキングを履く時」です。履き方と選び方によって、伝線のしやすさが大きく変わってきます。
まずはストッキングを履くときのポイントを見ていきましょう。
自分に合ったサイズを選ぶ
ストキングのサイズ選びは、伝線を防ぐためにも意外と重要なポイントです。一般的にストッキングのサイズはヒップサイズと身長が基準となっています。
これらの表示を元に、自分のサイズに最も合ったストッキングを選びましょう。もし自分の身体のサイズが複数のサイズに該当しているようであれば、自分の身体のサイズがより中間値に近い方のサイズを選びましょう。
またヒップサイズもしくは身長で合うサイズが異なってしまう場合には、大きい方のサイズでストッキングを選ぶことがポイントです。
履き方が一番のポイント
次は一番の伝線ポイントである「履き方」です。ストッキングの正しい履き方の手順を見てみましょう。
- 片足のストッキングの生地をつま先までたくし持ち、足先を入れる。
- もう片方の足も同様にして足先を入れる。
- 両足の生地を少しずつ交互に引き上げていく。
- パンティ部分まで来たら、手のひらを身体に当てるようにしてストッキングに差し入れる。
- 手の甲を使ってヒップまで引き上げて履く。
- 全体を整えて完成。
自分のいつもの履き方との違いはありましたか?ストッキングはパンツを履くときのように、垂らした状態に足をポンポンと入れていく履き方は適していません。
生地をしっかりとたくし持って丁寧に履いていくことで、真新しいストッキングを履くときに伝線させてしまうリスクを大幅に減らすことができるのです。
お手入れ次第でストッキングの持ちが変わる
次はストッキングのお手入れ方法について見ていきましょう。ストッキングはデリケートな製品のため、手洗いすることが理想的です。
しかし、手洗いすることは手間と時間がかかります。そこで洗濯機で洗う時にもいくつかの点に注意すれば、ストッキングをより長持ちさせることが可能なんですよ。
正しい洗い方と干し方
まずは手洗いでストッキングを洗う時の方法です。
- 洗面器 (洗面台で洗ってもOK)
- お洒落着用洗剤
- タオル
- ハンガー
- 洗濯ばさみ
- 洗面器にストッキングが浸るくらいのぬるま湯を張る。
- 洗剤を数滴たらし、しっかりと泡立てる。
- ストッキングを入れ、10回程度押し洗いする。
- つま先やかかとなどの汚れやすい部分は、洗剤の泡を使ってさらによく押し洗いする。
- お湯を新しいものに張り替えて、泡が出なくなるまでしっかりとすすぐ。
- 乾いたタオルの上に洗ったストッキングを置き、しっかりと水分を吸い取る。
- ストッキングのウエスト(一番厚い部分)を洗濯ばさみを使ってハンバーに止める。
- 風通しの良い日陰に干しておく。
手洗いというととても手間がかかりそうなイメージもありますが、このように簡単に洗うことができます。お休みの日を利用してぜひ手洗いにチャレンジしてみましょう。
洗濯機を使う場合の洗い方
洗濯機でストッキングを洗う場合には必ず洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。洗濯モードは普通のモードでOKです。
ただし、洗濯機を使用するときには次のことは絶対に行わないようにしましょう。
- 漂白剤を使用して洗濯する。
- 乾燥機で乾かす。
ストッキングは繊維を染色して色を付けているため、漂白系の洗剤を使用することで色ムラなどが生じてしまう恐れがあります。
また、ストッキングはポリウレタンという熱に弱い繊維で作られていることが多いので、乾燥機で乾かすことが劣化を早める原因となります。
これは自然乾燥するときにも同様のことがいえるので、直射日光や暖房の熱などが長時間当たらないよう注意が必要です。
洗濯機で洗う場合にも、これらの点には特に気を付けて洗濯を行うようにしましょう。
しまい方にも気を付けよう
ストッキングはしまい方にもポイントがあります。しまうときにしっかりと結んでしまう方も多いですが、この方法はNGです。
ストッキングをしまうときには、
- 小さく折りたたむ
- くるくると巻く
という方法でしまうようにしましょう。次のような手順で行うと、きれいにしまうことができます。
- ストッキングの左右を重ねる。
- つま先の方から折るもしくはくるくる巻いていく。
- 最後まで来たら、パンティ部分をひっくり返すようにして包みこむ。
パンティ部分は他と比べて生地が厚くなっているので、最後にひっくり返して全体をカバーすることで、収納している間にストッキングが傷つくことを防いでくれるんです。
畳んだストッキングはコンパクトになるので、収納しやすいという点も嬉しいですね。
履くときの一工夫でもっと伝線しにくく
ストッキングをより伝線しにくくするために、いくつかの工夫をすることができます。履いている時にも伝線が気になる、という方はぜひお試しください。
つま先や手をカバーする
長時間歩く予定がある日などは、歩いている最中にストッキングが伝線してしまう可能性も高くなります。
そのようなときには、ストッキングの上からフットカバーやトゥクッションを履くことによって、ストッキングのつま先やかかとにかかる摩擦などの負担を軽減することが可能です。
また、ストッキング自体を伝線しにくいタイプのものにするということも非常に有効です。少し値段が張ることもありますが、伝線して何本も買い替えることを考えるとコスパの良いアイテムです。
自分の好みや用途に応じて、ストッキングを購入する際にも工夫してみましょう。
応急処置のための用意をしておく
どんなにきちんとお手入れをして対策をしていても、ストッキングが伝線してしまうことはあります。
そのような事態に対応するためには、応急処置ができる準備をしておくこともおすすめです。
替えのストッキングを持ち歩いていれば、新しいものに履き替えるだけで簡単に済みますが、ストッキングを履き替えることが難しいようなシチュエーションではマニキュアやトップコートが1本あると活躍します。
替えのストッキングは鞄やポーチの中で何かに引っかかってしまわないように、1足ずつ袋に入っているものにすると安心です。
都市伝説的な方法は逆効果のため要注意
ストッキングの伝線を防ぐための方法として、
- ストッキングの伝線を防ぐための方法として、
- お酢や砂糖水に浸す。
- 冷凍庫に入れる。
- ヘアスプレーなどを吹きかける。
などという噂を耳にしたことがある方がいらっしゃるかもしれませんが、これらは効果がないばかりか、むしろストッキングの線維を痛めてしまい劣化の原因となる恐れもあるため、絶対に行わないようにしましょう。
ストッキングは正しい履き方とお手入れの仕方をすることが、伝線を防ぐための一番の方法です。
ちょっとした一手間でストッキングの寿命を延ばそう
今回は「ストッキングの伝線を防ぐ方法」についてご紹介してきました。
ストッキングの伝線を防ぐために、特別な方法などは特に存在しません。今回見てきたように、履き方や手入れの方法などを丁寧に正しく行っていればストッキングはある程度長持ちさせることが可能です。
ぜひこれまでの自分のストッキングの扱いなどを振り返って、ストッキングを長持ちさせてくださいね。
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