お手軽「足し算ダイエット」はいつもの食事にプラスαで痩せる!
Date:2018.09.23
ダイエットと言えば、真っ先に食事制限を思い浮かべますよね。まずは脂っこい食べ物や甘い食べ物を控えようとするのはダイエットとして当然であり、女性なら誰でも経験があるはずです。
ダイエットには我慢はつきもので、その我慢ができずにダイエットに失敗した方も多いでしょう。我慢して痩せるダイエットは、ストレスを溜めるだけでなくリバウンドをも引き起こしてしまいます。
同じ過ちを繰り返さないためにも、食事制限をやめて、逆に足してみるダイエットはいかがですか?
食べて痩せるなんて夢のようですが、ここでは無理なく我慢せずにダイエットできる『足し算ダイエット』をご紹介しましょう。
この記事の目次
血糖値の上昇を抑える『足し算ダイエット』で痩せる!
ダイエットでの食事制限は、脂質や糖質を控えて低カロリーな食事を心掛けますよね。いわゆる引き算ダイエットです。今まで食べてきた余分なカロリーを摂らないようにするダイエットです。
引き算ダイエットではむやみにマイナスしすぎてしまい、必要な栄養素が足りずに健康を害する危険性があります。
ここでは、引き算ダイエットとは真逆の足し算ダイエットで健康に痩せる方法をご紹介しましょう。
ダイエットの敵は血糖値の急上昇にあり
糖質を摂ると、血中にブドウ糖が増えます。この血液中のブドウ糖の量を数値化したものを「血糖値(GI値)」といいます。この血糖値が急激に上がると大量のインシュリンが分泌され、脂肪細胞に糖が運ばれ脂肪が蓄積されてしまうことが太る原因になるのです。
この血糖値の急上昇を抑えるべく、低糖質ダイエットや糖質制限ダイエットなどが行われていますが、ご飯や麺類をいつまでも食べないでいられるわけがありません。痩せたからといって食べてしまったら、血糖値の急上昇が起こりリバウンドするはめになるはずです。
ということは・・・血糖値を急激に上昇させないように食事をすれば良い、ということになります。炭水化物がダイエットの敵ではなく、太る原因は血糖値の急上昇にあるというわけです。
減らさずに足して血糖値の上昇を抑える方法
血糖値の上昇を招いてしまう炭水化物は、人間が生命を維持するのに必要な栄養素であり、不足することでさまざまな健康障害が起こります。この足し算ダイエットでは糖質を制限せずに、血糖値の上昇を抑える方法をご紹介します。
- 足し算ダイエットの心得①
- ご飯や麺類などの血糖値を上げやすい炭水化物には、血糖値を上げにくい(GI値が低い)食材と一緒に食べましょう。
GI値が低い食材は、肉、魚、卵、乳製品、野菜、海藻、キノコ類、フルーツ、ナッツなどがあります。これらタンパク質や食物繊維、油と組み合わせて摂取すれば、代謝が上がって血糖値の上昇が緩やかになります。
- 足し算ダイエットの心得②
- カロリーにとらわれずに、栄養を第一ベースにして食事を摂りましょう。不要なものを減らして必要なものを足していきます。
人間が生命を維持するのに必要な六大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)をバランスよく食事に取り入れ、塩分を控えて食べすぎに注意しましょう。
そして、唐辛子や生姜など代謝を上げる栄養素を足して、燃えやすい体質に改善してくのです。
- 足し算ダイエット心得③
- 食べる順番は、油物のおかずから食べて、最後に炭水化物を食べましょう。
炭水化物は血糖値が急激に上がって急激に下がるので、空腹も強く感じてしまいます。よって、先におかずから食べるのです。
タンパク質や脂質、食物繊維は、消化吸収が遅く時間がかかるため腹持ちも良くお腹が空きにくくなります。
- 足し算ダイエット心得④
- ゆっくりとよく噛んで食べましょう。ゆっくり食べることで満腹中枢が刺激され、血糖値の上昇が緩やかになります。
忙しい時にも簡単!食事の前に手早く『足し算ダイエット』
上記の血糖値の急上昇を抑える足し算ダイエットは、自分で食事を用意できる時や自宅での料理に使っている材料が明確な時にできるものですが、外出先やつき合いでの食事などの場合なかなかできないかもしれません。
そんな時間のない時や忙しい時に、ササっとできる足し算ダイエットをご紹介しましょう。
トマトジュースを足し算
塩分控えめのトマトジュースを、食事の前に飲む足し算ダイエットです。トマトの酸味が血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、脂肪をつきにくくするのです。
また、トマトに含まれる抗酸化作用のあるリコピンが、細胞を元気にし代謝を上げて脂肪を燃焼しやすくします。
外食ではフレッシュトマトジュースを注文できますし、忙しい時にでもトマトジュースを買って飲むことができますよね。温めてオリーブオイルを混ぜると、リコピンの吸収率が上がります。もちろんトマトをそのまま食前に食べてもOKです。
バナナを足し算
食事の30分前にバナナを2本食べてから、お湯か温かいお茶をコップ1杯飲む足し算ダイエットです。まさに満腹感を得ることは間違いなしでしょう。
また、バナナには代謝を上げて脂肪を燃焼する効果と、豊富に含まれる食物繊維によって整腸作用があるので便秘解消をしてダイエットにつなげることができるのです。
2本食べられない方は1本でもOKです。外出先ではなかなか食べることはできませんが、腹持ちが良いので忙しい時に最適です。
もずく酢を足し算
水溶性食物繊維のもずくを食前に摂ることで、血糖値の上昇を緩やかにできます。また、もずくには腸で糖や脂質の吸収を穏やかにし、お酢にも糖の吸収を抑える働きがあるのです。
もずく酢はパックになって売られているので、忙しい時にこそ手軽に食べることができますね。
ココナッツオイルを足し算
一日に大さじ2杯を目安に摂取しましょう。おかずの調理に使ったり、食前にそのまま飲んだりと、炭水化物を摂る前に摂取するようにしましょう。
ココナッツの飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸は、脂肪を身体に溜めない性質があります。また、ココナッツオイルを摂取することで生み出されるケトン体が、エネルギー源として体脂肪を燃焼する効果があるのです。
これさえ気をつければ、足し算ダイエットは成功する!
足し算ダイエットで効果を上げるための、気をつけなければいけない注意点です。
- どんな時も炭水化物は最後に食べる
- 上述の通り、おかずを先に食べてから炭水化物を摂りましょう。その後にフルーツを摂れば効果抜群です。
- 油の種類に気をつける
- 酸化した古い油を使わずに、新鮮な油を使いましょう。脂肪を蓄積しないオメガ3系脂質のエゴマ油やアマニ油などを使うとよりヘルシーです。
- がんばりすぎずに、長期に渡って行う
- 足し算ダイエットは短期間での効果は実感できないでしょう。効果が出ないからといってすぐにやめてしまっては意味がありません。
しかし、「こうしなければだめだ」と肩に力が入りすぎてしまっても窮屈になりストレスが溜まってしまいます。
たまには、足し算ダイエットをお休みして気楽に飲み会に行くのも良いでしょう。がんばりすぎずに長期に渡って行うことで、体脂肪を燃やしやすい身体が作られるのです。
引き算ダイエットはもうしない!足し算ダイエットで健康的に痩せよう
足し算ダイエットとは、食べない我慢して痩せる引き算ダイエットに比べて、健康面においても精神面においても良質なダイエットであることはお解りになったことでしょう。
ダイエットでやりがちな糖質と脂質を制限するよりも、食べ方に工夫をして美味しくいただくことがどんなに精神衛生上良いことか。
そう、足し算ダイエットでの最大のメリットは、食べるという「幸福感を失わない」ことです。いくら痩せても心が健康でなければ、身体も萎えてしまいますよね。
少し工夫をした足し算ダイエットを日常にし、健康的に脂肪の燃えやすい体質を手に入れましょう。
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