お部屋の湿気対策、今スグできる14項目でサラサラ過ごせる!
Date:2018.08.02
夏の湿気ってイヤなものです。
ただでさえ汗をかく季節。蒸し蒸しした室内にいると、汗と湿気で身体じゅうがべたべたになって不快感を覚えます。
温度が高くなるほど、空気中の水分含有量が増えます。冬は乾燥しやすく、夏はジメジメするのはそのためです。梅雨どき〜夏にかけては雨も多く、それだけ空気中に水分が多くなります。
湿度が高いとカビも繁殖しやすくなり、感染症やアレルギーの原因に……。また、人間の体温調節もしづらくなるため、熱中症や夏バテなど体調をくずしやすくなります。
反対に湿気が少ないと、涼しく感じやすいため、エアコンの電気代節約にも大いに役立ってくれるのです。
体調管理にも省エネにも役立つ、夏の湿気対策。今回は、【手軽にできるお部屋の中の湿気対策】についてご紹介していきましょう!
この記事の目次
【1】まずはお部屋の「風通し」を良くしよう!
湿気対策で最初に見直したいのは、お部屋の風通しです。
風通しを良くする方法を具体的に見ていきましょう。
対策1「こまめに換気する」
建築技術の進歩により、住宅の気密性は昔に比べ段違いにアップしています。
気密性が上がると温かさを逃がしにくくなるので、冬は比較的快適なのですが、その反面、湿気はこもりやすくなります。
とくにマンションなどの集合住宅は、防音効果を高めるために各部屋の気密性がとても高くなっています。湿気を外に逃がすには、意識的な換気が必要なのです。
- 換気扇を回す
- 窓を開ける
といった手間を惜しまないことが大切です。
手早く換気するには空気の流れを作るのが一番です。そのためには
- 2ヶ所以上の窓を開ける
- 窓を開けた上で換気扇を回す
のどちらかが効果的です。
ただし、雨が降っている最中・降った直後など外の湿気が多い日には、窓を開けると逆効果なので要注意です。晴れた日にはぜひこまめに換気しましょう。
対策2「家具の扉を開ける」
扉付きの家具は、想像以上に内部に湿気を溜め込みやすいもの。こちらも、こまめに扉を開けて中の空気を換気しましょう。
- 押し入れ
- クローゼット
- シンク下
- 下駄箱
- 物入れ
などは、意識しないとつい換気を忘れがちになります。中の荷物がカビるのを防ぐためにも、ぜひ定期的に扉を開けてください。
扇風機の風を内部に流し込むのも◎。効率的に湿気を逃がすことができます。
荷物をしまう際にも工夫できることがあります。あまりぎゅうぎゅうに詰め込まず、荷物同士の間に少し余裕を持たせて、風が抜ける隙間をつくりましょう。壁からも数cmだけ離して収納できればバッチリです。
床には新聞紙とすのこを敷き、荷物の下にも風が通る隙間を作れば完璧ですね。(ただし、収納にこうした工夫をした場合も必ず定期的な換気は行いましょう!)
対策3「家具は壁にくっつけない」
壁にぴったりくっつけてモノを置くと、その密着部に湿気が溜まりやすくなります。
家具を置くときは壁から少し離して置くのがおすすめです。隙間を風が通るので湿気を逃がしやすくなります。
とくに外に面した側の壁は、外気温との温度差から冬場に結露を発生しやすくなりますから、カビ対策の面でも「家具は壁から数cm離す」ことを心がけましょう。
【2】「湿気を発生させない・放置しない」工夫をしよう!
換気を良くして、こもった湿気を逃がすと同時に、「お部屋の中にできるだけ湿気を発生させない」「発生した湿気を取り除く」工夫も必要です。
対策4「エアコンで除湿する」
エアコンのあるお部屋では、エアコンの除湿機能をぜひ使いましょう。
(ちなみにエアコンが設置できないお部屋で湿気が気になるときは、除湿機を導入すると暑さ対策にもなり、おすすめです。)
稼動する際は、扇風機(またはサーキュレーター)で室内の空気を撹拌(かくはん)すると除湿効果がアップします。
もちろん、部屋のドアや窓は閉めましょうね♪
対策5「室内干しの仕方を工夫する」
住宅事情や生活サイクルから、洗濯物を部屋干しする機会も増えていますよね。
- 雨のとき
- 花粉や黄砂など飛来物が気になるとき
- 防犯面が心配なとき
- 仕事が忙しくて、夜に洗濯機を回すとき
など、洗濯物を室内干しする際には湿気が部屋に充満しがちです。
じつは洗濯物って、私たちの想像以上に水蒸気を発しているんです。
お部屋の中をムワムワ〜っとさせないためには、ちょっとした工夫が必要です。
- エアコンの除湿を必ずかける
- 扇風機の風を当てて、水分を早く飛ばす
- 浴室乾燥を利用する
- バスルームの扉をしっかり閉めて換気扇を回し、その中に干す
- コインランドリーの乾燥機を利用する
- 新聞紙をくしゃくしゃに丸めたものを、洗濯物ラックの足下に敷き詰める
など、湿気を除去する対策をできるだけ行っていきましょう。
対策6「観葉植物を置きすぎない」
目には見えませんが、植物は、葉から水分を蒸発させています。
大きな葉っぱを持つ植物や葉っぱの数が多い植物は、それだけ空気中に発散させる水分量も多くなります。
また、水やりをすれば当然土からも湿気がのぼりますよね。
可愛い観葉植物ですが、お部屋の湿気対策のためには、
- 大きな鉢植えは避ける
- 置くとしても数をしぼる
- 小さなものでもたくさん置かない
といったことを心がけましょう。
対策7「調理中の注意ポイント」
調理中、ぐつぐつと煮立つお鍋からは、水分が絶えず蒸発しています。簡単なのについ怠ってしまいがちなのが、換気扇を回すこと。
キッチンからお部屋に湿気が流れ込んでこないよう、お料理をつくる際は、必ず換気扇をしっかり回しましょう。
また、お湯を沸かすのに室内でケトルを使うと、やはり水蒸気が発生します。湿気が気になるときは、キッチンや別室で沸かすことを心がけましょう。
対策8「バスルームの湿気を部屋に入れない」
バスルームは、お湯を張ったりシャワーを使ったりする場所ですから、当然家の中で最もとくに湿気が溜まりやすい場所です。
室内に湿気が流れ込んでこないよう、バスルームのドアは最後までしっかり閉じるように意識しましょう。
バスルームの換気扇は、音が響かないようであれば、24時間つけっぱなしにしておくのがおすすめです。
ただし、マンションなどで隣人に音が響きそうな場合は、入浴直後に長めに回し、夜中はスイッチを切りましょう。
対策9「布団はすぐにしまわない」
人間は、一晩にコップ1杯分(約200ml)もの汗をかきます。寝て起きた直後のお布団は、思っている以上に水分を含んでいるのです。
少し水分を飛ばしてからしまった方が、湿気がこもりにくくなります。できれば出かけるまでの間は立てかけて置いておき、湿気を飛ばすことができればベストです。
時間は1時間半程度で充分ですが、回数をできるだけ増やすことが肝要です。
敷きっぱなしの状態(いわゆる万年床)は、基本的にはNG。どうしても何日も敷きっぱなしにしてしまうという場合は、布団の下に
- 除湿シート
- すのこ
- 新聞紙
という層をつくると、湿気がこもるのを緩和できます。敷きっぱなしにする場合には、健康のためにもぜひ布団乾燥機の導入を検討してくださいね。
対策10「結露を取り除く&予防する」
夏にはあまり見られませんが、冬場の窓には水滴が溜まる「結露」がよく見られます。
結露は、冬場のカビの第一原因です。こまめに拭いて取り除くか、追いつかない場合は結露防止シートを使用して予防するのが良いでしょう。
結露防止シートは100円ショップでも購入でき、色柄やデザインも豊富です。結露が気になる場合はぜひ探してみてください♪
【3】「除湿効果の高いもの」を置いてみよう!
除湿効果の高いものを室内に置いておくのも、効果的な湿気対策です。
お部屋の中でもとくに湿気が気になる場所に、次のものを置いてみましょう。
対策11「乾燥剤を置く」
市販の「押し入れ用」「クローゼット用」などの除湿剤を使うのはもちろん効果的ですが、お菓子や乾物についてくる小さな乾燥剤も便利に使えます。
改めて買う必要がないので、気軽に作れる&使える除湿剤として、お部屋のあちこちで役立ってくれますよ♪
対策12「重曹を置く」
重曹も、除湿効果が高いことで有名です。
フタがガーゼなので湿気が出入りしやすく、瓶やガーゼを可愛いもので作ればインテリアとしても◎。
防虫または防臭効果のあるアロマオイルを垂らすと、お部屋にほんのりいい香りが漂い一石二鳥です♪
重曹が湿気を吸って塊になってきたら、取り替えどきの合図です。使い終わった重曹は、掃除に使えるのでぜひ捨てずに再利用しましょう!
対策13「新聞紙を置く」
新聞紙も、湿気を吸いやすいことで有名ですね。
新聞紙は、一般的なコピー用紙等よりも表面が粗く凸凹しているので、水分を吸着しやすいのです。
雨の日には、履いていた靴の中に丸めて詰め込んでおくと、靴の乾きが早くなります。
ただし、あまりに湿気が多い場所では、新聞紙のインクが周りのもの(靴の中など)に移ることがあります。気になる場合は様子を見ながら使用しましょう!
対策14「木炭を置く」
冷蔵庫の脱臭剤としても有名な木炭は、除湿効果にも優れています。
お手入れが簡単なのも、木炭の嬉しいところ!除湿効果がなくなってきたら、水洗いして天日干しすれば元の状態に戻ります。
何度も繰り返し使えるので、経済的でもありますね。
そのまま置くと周囲を汚してしまうので、通気性が良くインテリアにもなじみやすい竹籠に入れて置いておくのがおすすめです。
【3】人間も水蒸気を発している!家族が集まるお部屋は湿気対策を
じつは私たち人間も、湿気の原因になっています。
呼吸するときに一緒に吐き出される水分、また汗として全身から発散される水分は、そのままお部屋の湿気に繋がっているのです。
人がたくさん集まる部屋には、それだけ湿気が溜まります。普段家族が集まるお部屋は、とくに念入りに湿気対策をしましょう。
湿度が低いと、人は涼しく感じます。お部屋の湿気対策は、そのまま夏場のエアコン対策に直結する嬉しいメリットもあるのです!
ぜひ湿気をしっかり取り除き、さらさらの空気の中で快適な夏を過ごしましょう♪
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