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最近よく聞く、腸内フローラとは?美と健康を守る身体の中のお花畑!

Date:2017.08.18

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最近よく聞く、腸内フローラとは?美と健康を守る身体の中のお花畑!|女性の美学
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腸内フローラが健康と関係している、ということはだいぶ知られていると思います。では、「腸内フローラとはどのようなものか」と聞かれたら、はっきりと説明できるでしょうか。

腸内細菌は私たちの美容や健康に対して大きな働きをしています。腸内フローラを整えることは、美容面でも健康面でも良いことづくしといえるでしょう。

キレイに保つためにも、どんな働きをしてくれているのかをしっかり知っておきましょう。

腸内フローラとはお腹の中にあるお花畑

人の腸がどのくらいあるかご存知ですか?小腸の長さは6~7メートル、大腸は約1.5メートルもあります。

そのうち、小腸の下部から大腸全体にかけて広がっている腸内細菌と呼ばれる微生物の集まりを腸内フローラと呼んでいるのです。

腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも呼ばれますが、腸の壁面に細菌達がびっしりとすみついている様子を花畑に例えて腸内フローラと呼んでいるんですね。

腸内フローラは一人一人違う

腸内細菌は

  • 数百種類~数万種類
  • 600兆個~1000兆個以上

ともいわれています。とてつもない数ですよね。

重さにすると数kgにもなるといわれています。体重のうちの数%は腸内細菌が占めているということですから、その数のすごさが何となく想像つくでしょうか。

生まれたての赤ちゃんに菌はいない

赤ちゃんは無菌状態の子宮の中で育ち、生まれてきます。ですから、生まれたての赤ちゃんには腸内細菌はいないんです。

生まれて初めて出てくる便は無菌!

しかし生まれて母乳を飲み始めることで増え始め、数日かけて安定した腸内フローラを作っていくのです。

離乳食を食べ始める頃には、ほぼ大人と同じような腸内フローラの状態になっていきます。

ちなみに、母乳を飲んでいる赤ちゃんはビフィズス菌の数が多いことから、病気にかかりにくく、死亡率も低いといわれています。

おさらいしよう!腸内フローラの菌の役割

腸内フローラには3種類の菌が棲みついています。それぞれの働きによって腸内フローラが健康に保たれているのです。

健康に不可欠な善玉菌の役割

善玉菌とは、お腹の中を健康に保つための菌です。

  • ビフィズス菌
  • 乳酸菌

などが有名ですね。

悪玉菌の増殖を抑え、ウィルスや細菌などを退治するなど、健康に摂って必要不可欠な働きをしています。

また、酪酸などの短鎖脂肪酸を作りだし、全身の代謝を活性化させるなどの働きも担っています。

増えると困る悪玉菌の役割

悪玉菌で代表的なものは、

  • 大腸菌
  • ブドウ球菌
  • ウェルシュ菌

などです。食中毒などを起こす菌としても有名ですね。

これらの腐敗菌が増えると腸内がアルカリ性に傾いて、有害物質を作り出します。

  • インドール
  • スカトール
  • 硫化水素

などです。

これらが肌荒れや免疫力の低下、おならの臭いの原因になるんですね。

日和見菌の役割

日和見菌とはどちらにも味方する菌のこと。その都度優勢な方について同調するので、悪玉菌が多い時は悪玉菌に、善玉菌が多い時は善玉菌に味方するんです。

日和見菌には、

  • バクテロイデス
  • ユウバクテリウム

などの種類があります。

腸内フローラの環境が良い時には全く無害な菌なのですが、悪玉菌が増えだすとそちらに味方しだしますから、結構厄介な菌達なのです。

理想的な腸内フローラの状態

では悪玉菌がなければいいのかというと決してそうではないのが人体の不思議。悪玉菌がゼロになってしまうとそれはそれで身体に悪影響があるんです。

善玉菌は悪玉菌と戦うことで強くなる!悪玉菌の存在が善玉菌のいいトレーニング相手になっている、ということですね。

善玉菌を優勢に保ちつつ、悪玉菌のゼロにならない程度にがんばってもらっているのが理想の状態なんです。

腸内細菌のバランスが大事なので、それぞれの割合が、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7になっていることが理想です。

意外と善玉菌は少ないということも驚きですが、いかにこの日和見菌達を悪玉菌側につかせないか、ということが大事なんですよ!

ストレスや疲労でもバランスが乱れる

善玉菌が2割でいいならそれほど乱れるとも思えないのですが、それが違うんです。

日頃のちょっとしたことでこのバランスが簡単に崩れてしまうんですね。そうすると腸内フローラが乱れてきて、様々な不調が現れます。

腸内フローラはどのようなことで乱れてしまうのか、それは

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 疲労
  • 運動不足
  • 食生活の乱れ

などの理由が挙げられます。つまり、腸内フローラの乱れは生活習慣の乱れ、ということになりますね。

腸内フローラはとても正直なので、健康的な生活を送っているかどうかがはっきり現れるんです。

腸内フローラが整うことの効果

腸内フローラが理想的な状態になると、私たちの身体にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

美容の面からも健康の面からもいいことづくめ。キレイなお花畑を作りたいものです。

善玉菌を増やして便秘の解消

女性にとって一番嬉しいのは便秘の解消かもしれませんね。今や8割以上の女性が悩んでいるといわれる便秘ですが、それは腸内フローラの乱れが一番の大きな原因です。

腸がキレイなら肌もキレイ!美肌効果

悪玉菌が増えると有害物質が増えるんでしたね。それがお腹の中にとどまっていればまだ良いのですが、それらは血管を通じて全身に巡ってしまうのです。

ですから便秘をするとニキビや吹き出物が増えて、肌が荒れるのです。肌が荒れているということは腸内フローラが乱れていますよ、というサインです。

痩せやすい身体に!ダイエット効果

腸の中がキレイになると栄養の消化吸収が良くなること、老廃物がたまりにくくなることから、巡りの良い、太りにくい身体を作ることができます。

痩せ体質になりたかったらお腹の中からスッキリさせること!それには腸内フローラを整えることが大事なんです。

免疫力の向上に役立つ

私たちの身体の免疫細胞の、実に7割が腸に集まっているといわれています。

つまり、免疫力を高めるには腸の善玉菌達を活発にすること、これが大事なんですね。

風邪を引きやすい人は、お腹から「腸内フローラのバランスが乱れていますよ」というサインが送られていると思った方が良いでしょう。

腸内フローラを整えることで善玉菌が活発に働いてくれますから、免疫力もアップ!ストレスや疲労の多い人ほど、腸内フローラを整えていくことが大事ですよ。

私たちは菌と生きていく

こんなにたくさんの腸内細菌がなぜ必要なのか、それは私たち人間が菌との共生によって生きていられるからです。

腸内細菌は私たちが食べたものを餌として生きていくことが出来る、その代わり、腸の中ではあらゆる外敵から私たちの体を守る役割を果たしてくれています。

普段あまり意識することはないかも知れませんが、呼吸や食事によって様々な細菌を身体の中に取込んでいますが、それでも無事に生きていけるのは腸内細菌たちのおかげ。私たちは菌なしには生きていけないのです。

これからも健康で、太らずに肌も美しく保ちたいなら、腸内フローラを正常に保つこと。

「お花畑」なんて美しい名前がついているのですから、その名に恥じないようにキレイに保っていきたいですね。

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最近よく聞く、腸内フローラとは?美と健康を守る身体の中のお花畑!|【女性の美学】
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ライター:奈南有花

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