飲む日焼け止めって!?効果があると口コミで人気の理由
Date:2017.07.27
一年中降り注ぐ紫外線。メラニン対策には夏場だけではなく、冬場にも日焼け止めが欠かせない…という美容情報も今では浸透しつつあります。
しかし、毎朝きちんと顔や手足に塗ったうえで数時間おきに塗り直しまでするのは非常に億劫なもの。
ついつい塗り直しを忘れてしまったり、さぼってしまったりする人もとても多いのではないでしょうか。
いったい「飲む日焼け止め」とはどういうものなのでしょうか?
この記事の目次
飲む日焼け止め?!それって本当に効果はあるの?
「近年注目されている」とはいっても、初耳!という方も多いですよね。まずは「飲む日焼け止め」についての基本知識からチェックしてみましょう。
「日焼け止め」を「飲む」…ってなに?
日焼け止めと言えば【肌に塗るもの】、これが常識です。しかし、数年前にテレビで取り上げられたのをきっかけに、様々な美容雑誌やメディアで取り上げられ始めたのが「飲む日焼け止め」です。
もちろん「飲む」といっても、肌に塗る日焼け止めを飲用するわけではありません。日焼け止めと同等の効果が見込める成分を組み込んだサプリメントを飲用するのです。
サプリメントを飲むだけで日焼け止め効果があるなら…と、数多くの女性が熱視線を送っているのです。
日焼け止め効果が期待出来る主成分とは
飲む日焼け止めには、植物から採取される下記の2つの成分が主原料となっています。
- フェーンブロック
- シダ系植物から取れる成分を使用しているもの。PLエキスとも呼ばれています。
なんとこの成分、古代マヤ文明の頃から医療用として用いられていたという一説もあるとされ、ハーバードメディカルスクールの皮膚医療研究チームによって臨床実験も行われています。
- ニュートロックスサン
- シトラス系果実とローズマリーエキスを配合したもの。シトラス果実にはポリフェノールも含まれていますので、抗酸化作用にも同時に期待できます。スペインの生化学博士が企業と共同開発したとされています。
日常紫外線対策にしている人多数
塗る日焼け止めはケミカル製品が多いことから、肌の弱い人やノンケミカルにこだわりたいという人にとっては手を出しにくい側面もあります。
ですが、何の対策もせず日焼けし放題になってしまえば、それは肌の活性酸素量を膨大にし結果的に老化を促進してしまうことも事実。
ちょっとしたお出かけ時などに、そうした不安やストレスを抱えたくない20代〜30代の女性を中心に、口コミで人気に火がつきました。
効果のほどは?実は賛否両論
人気の理由や主成分はもとより、とにかく大切なのはその効果ですよね。
もちろんサプリメントですから、効果には個人差もあります。が、実際に使用したという方の口コミを見てみると次のような声が多くありました。
- 日常紫外線対策として朝服用。日焼けするとすぐに真っ赤になってしまう肌質ですが、子供の運動会の付き添い時にも赤くなりませんでした。
- 塗るタイプだと肌がかぶれたりムラが出来たりしてしまうのですが、サプリメントはそうした肌ストレスを感じず対策が出来ていると思います。
- 塗るタイプと併用しないと、正直効果は「微妙」なところです。日焼けしない部分との差が薄くなっているようには思いますが、飲むだけで100%ではありませんでした。
- 日に当たった時の熱感や倦怠感は少ないですが、メラニンはやはり刺激されます。すぐに黒くなるタイプなので、そうした体質の人は他の手段との併用が良いと思います。
「飲む日焼け止め」は開発されてからまだ歴史の浅いサプリメントです。
そのため、推奨する皮膚科医もいれば「医学的見地からの研究・臨床が不十分である」と提唱する医師もいるのが現状。
完璧な日焼け対策をしたいのであれば、
- 「塗る」
- 「飲む」
- 「(カサなどで)遮る」
というトリプルブロックがベターと言えるのかもしれません。
気になる!みんなが選んでるアイテムと成分は?
「飲む日焼け止め」はあくまでもそうした効果が期待される成分が含まれたサプリメントの総称です。
この効果を謳った商品は日本でも複数販売されています。評価数や口コミ件数から人気アイテムをピックアップしてみましたので、自分の体質や使用感、価格などに合ったものを見つけてみてください。
総評価でTOP!「ホワイトヴェール」
ニュートロックスサンを配合した日本製サプリメントで、20代女性を中心に人気が集まっています。
日焼け止め効果のある成分以外にも、美白効果が期待できるザクロエキス、アミノ酸補給になるメロンプラセンタなどが配合されているため、「美肌サプリ」として使用している…とSNSに投稿する女性も。
通販限定となり、価格は初回はお試し価格の980円、2回目以降の購入が4980円(※2017年7月現在の価格)となっています。「解約はすぐにできる」と明記されていますので、1袋をお試しで注文しやすいというのも魅力的ですね。
認知度No.1「ヘリオケア」
有名な美容皮膚科でも推奨しているのがヘリオケアです。フェーンブロックが配合されていて、インターネット通販でも購入が出来るというのが魅力のひとつ。
ヘリオケアに配合されているフェーンブロックには、体内で増えすぎた活性酸素を除去・破壊する働きがあるとされています。そのため、長期的にみれば皮膚がんなどの病気の予防にも良い、というのが美容皮膚科で推奨される理由です。
取り扱っている病院やショップによって価格帯が違うのが難点ではありますが、相場としては30粒で5000円前後のところが多いようです。
「継続するにはやや高い…」という口コミもちらほらありますが、ネットショップのバーゲンセールなどを利用して安く購入するというテクニックを駆使する方もおられるようですね。
ランキングポイント1位「やかないサプリ」
口コミサイトアットコスメで、高評価・平均4つ星を得ているのがこの「やかないサプリ」でした。
フェーンブロックの他、ローズマリーエキス、ブライトニングパインといった紫外線ブロック効果のある成分を複数配合しています。
ローズマリーには次のような効果も期待できます。
- 代謝アップ
- 集中力・気力のアップ
- 抗酸化作用・アンチエイジング効果
日焼け止めの働きだけではなく、こうした天然成分のパワーもあるローズマリーは女性の強い味方的ハーブでもあります。
通常価格は1袋3067円(定期コースに申込の場合)となっていて、価格面においても20代、30代女性の強い支持を得ているようです。
口コミ件数1位「サンタンブロック」
こちらはニュートロックスサンが主成分。シトラス果実とローズマリーの組み合わせによる抗酸化作用によって、紫外線などの外的刺激から生まれる活性酸素を押さえ込む働きにも期待ができます。
10粒3800円、30粒9800円と長期的に見るとややハードルの高い価格ですが、「夏の間だけ」など期間を決めて美容アイテムとして取り入れている人が多いようです。
効果的な服用の仕方が知りたい!
サプリメントはお薬とは違い、継続して飲み続けることで効果が出てくるもの…というのはご存知の方も多いと思います。では具体的にいつ、どのくらいを飲むのが最も効果的なのでしょうか?
朝なら飲み忘れ防止にもぴったり
どのメーカーも「基本的に朝のお出かけ前に服用」というのを推奨しています。
日中紫外線を防ぐ、というのが目的のサプリメントですから、やはり太陽光の出ている時間帯に最もパワーを発揮できるよう朝のお出かけ前に1〜2錠服用するのがベストでしょう。
お湯、お水どちらでもOKですが、カフェインやアルコールで飲むと一緒に配合されている成分が変質してしまう可能性も否定できませんのでご注意ください。
絶対焼きたくないなら「外と内」両方からガード
口コミ評価のみならず、メーカーによっては公式でも「外側とのダブルケア」を推奨しています。
口コミなどでも「塗る日焼け止めと一緒に使用している」という声が最も多く、また効果を感じている人の大半はさらに帽子や日傘で直射日光を肌から遮断する「トリプルブロック」を実践されています。
日焼けの度合いを落とせればいい…という方は飲むだけでも良いですが、絶対に焼きたくない!という人は二重、三重の対策をする方が良いでしょう。
それでも焼けてしまったらアフターケアを
現代の紫外線は数十年前と比較すれば2〜3倍の強さがあると言われています。真夏の炎天下、直射日光を1時間浴びれば、おそらくトリプルブロックを実践したとしてもうっすら肌が火照るくらいの日焼けはしてしまいます。
そうした場合は、出来るだけ早い内に基本的なアフターケアをするだけでも、色素沈着をしにくくなります。
- まずは熱感のある肌をしっかり冷やします。冷たいタオルを当てる→冷水をかける、のくり返しで肌がひんやりするまでクールダウンしましょう。
- 日焼けした肌は水分が完全に抜けている状態です。クリームや乳液などでしっかりと保湿をしてください。収れん作用の高い化粧水などは、肌の状態によっては刺激が強い場合があります。ベビー用クリームなど低刺激のもので潤いを与えて下さい。
この2点だけでもすぐに行っておくと跡に残りにくく、まだ肌の奥深くのダメージケアにもなっているためアンチエイジングにも良いと言われています。
ちょっぴり注意!飲む日焼け止めを「飲む前」に確認を
サプリメントだから、副作用はないでしょう?…とお考えのあなた、少し待って!副作用はなくとも、「食品」である以上は注意は必要です。
妊婦ママ、授乳中ママは控えるべき
どのメーカーのアイテムも、注意事項として「妊婦、授乳中の女性には推奨していない」と明記しています。
- 発育途中の胎児への影響についてまだ臨床解明されていない
- 配合成分によっては生殖器官に影響を与えるものもある
- 商品によっては食品添加物が含まれているものもある
特に、飲む日焼け止めサプリに多く使用されているローズマリーは、子宮収縮作用があると報告されています。
多少であればリスクは少ないですが、毎日継続して摂取するサプリメントでは避けておくべき食品となります。
胃腸に違和感を感じたら服用中止を
フェーンブロックの主原料であるシダ系植物は、アレルギー性が高いと言われています。
- 蕁麻疹や発疹
- 肌の痒み、ひりつき
- 胃腸の不快感・下痢や軟便
- 花粉症などの既往症の悪化
元々アレルギー体質である方は特に注意が必要です。体に良いといわれているサプリメントが、すべての人にとって安全であるというわけではない、ということを忘れないようにしてください。
常用薬のある人は事前に医師に相談してから
現在、医師からなんらかのお薬を処方されている方も注意が必要です。理由としては妊婦さんにNGなのと同じ理由で「まだ飲み合わせなどの検証例が少ない」というもの。
フェーンブロック系もニュートロックスサン系も、サプリメントとしては歴史は浅いというのは先述したとおりです。それはつまり、「現状でも研究すべきポイントはある」ということ。
常用薬がある=体の状態がナイーブであると考え、必ず医師に確認をしてからサプリメントなどの健康食品を開始する習慣をつけてくださいね。
紫外線完全ガードによるビタミン不足には要注意
健康に携わる仕事をしていると、たまにびっくりすることを言われます。
「日焼けしたくないから完全ガードしていたら、ビタミン不足と言われた」
太陽の光には、生物の体内でビタミンDを作り出す働きもあります。太陽光で育まれたビタミンDは骨を強くしたり、記憶力や集中力を高めるために使われます。
紫外線は浴びすぎると皮膚がんや細胞劣化の原因になりますが、全く浴びないというのも健康的にはよくありません。
早朝の紫外線は、日中と比べれば有害とされる成分も少なくなります。飲む日焼け止めなどで軽いガードをした上で、朝のお散歩などで必要な太陽光は取っておくようにすると良いかもしれませんね。
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