梅湯の効果がすごい!美肌・美髪・若返りにダイエットまで
Date:2018.11.19
きれいな肌になりたい人。
薄毛や白髪に悩んでいる人。
首や肩の凝りをなんとかしたい人。
疲れがたまっている人。
風邪をひきやすい人。
胃腸の調子が悪い人。
そのすべての悩み・症状に効果が期待できる美容・健康ドリンク「梅湯」について紹介します。
「梅」・「湯」という言葉の響きも、そこから連想される湯飲みをすする姿も、おしゃれな美活女子が飲むドリンクのイメージからは程遠いですが、おばあちゃんっぽいからと敬遠するには、その美容・健康効果はもったいないです!
和のスーパーフード?「梅」には美容・健康効果が満載!
アサイー、チアシード、スピルリナなど、日本人には馴染みのないスーパーフードが注目を浴びていますが、梅もなかなか負けてはいません!
昔から「梅は三毒を絶つ」「梅はその日の難逃れ」などと言われてきましたが、ただの言い伝えではなく、その美容・健康効果は科学的にも実証されてきています。
女性にうれしい!アンチエイジング効果
植物ポリフェノールの一種「リグナン」(梅に含まれるリグナン類は総称して「梅リグナン」と呼ばれています)には、細胞や組織の酸化防止・抑制作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。
また、梅を食する際に大量に出る唾液にも若返りの効果が!
- 唾液に含まれる若返りホルモン「パロチン」が細胞を活性化
- 唾液中のカタラーゼが活性酸素の発生を抑制
昔ながらの酸っぱい梅干しで、唾液をしっかり出すことも若返りに効果あり!なのです。
血液サラサラ効果による美肌効果も!
梅にはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸の血液サラサラ効果、新陳代謝促進、老廃物排出により、美肌効果が期待できます。
また、生梅に含まれる糖質の一種5-ヒドロキシメチルフルフラールとクエン酸の結合により生成される「ムメフラール」という成分は、クエン酸と一緒に摂ることで更なる血液サラサラ効果が期待できると言われています。
※焼き梅干しの作り方については後ほどご説明します。
便秘解消!デトックス効果
クエン酸などの有機酸により胃液の分泌が促進されたり、腸のぜん動運動が適度に活発化されることで、胃腸の働きがよくなり、便秘の解消にもつながります。
クエン酸を豊富に含む梅には新陳代謝を促進し、体の中に溜まった老廃物を体外に排出する働きがあり、デトックス効果にも優れているのです。
抜け毛・白髪予防にも効く!?
血流をよくし、胃腸の働きを正常に保ち、若返り効果もある梅は、
- 抜け毛
- 白髪予防
にも効果があると言われています。
薄毛、白髪、髪のパサつきなど、加齢による影響が出やすい髪のケアにも、梅はオススメです。
若い頃からの対策が大事!骨粗しょう症予防
女性は加齢とともに、骨粗しょう症に気をつけなければなりませんが、カルシウムの摂取時には梅も一緒に摂るのが効果的。
梅に含まれるクエン酸には、水に溶けにくいカルシウムを水溶性に変化させて、腸管からの吸収率をアップさせるという働きがあるのです。
血液サラサラで冷え・肩凝り・むくみ改善
クエン酸、ムメフラールにより血流がよくなることで、冷え性や肩凝り、むくみなどの予防や改善も期待できます。
ただ、食べ過ぎると塩分の摂りすぎにより逆にむくんでしまうため、むくみやすい人は塩分量や摂取量に気をつけた方がよいでしょう。
梅は脂肪をためこまない!ダイエット効果も
梅干しに含まれる成分「バニリン」には、脂肪燃焼効果があると言われています。また、梅干しに含まれるクエン酸も、血液をサラサラにし、体内のエネルギー代謝を活発にして余分な脂肪を燃焼!ダイエット効果が期待できます。
ほかにも、血糖値の上昇や肥満などに関連づけられる酵素「α-グルコシダーゼ」の働きを阻害する成分もあり、食事時に梅湯を飲んだり、梅干しをゆっくりと食べながら食事をすることで、血糖値の急上昇による脂肪のためこみを防ぐことができます。
気になる口臭・虫歯・歯周病予防に
クエン酸には、虫歯の原因菌「ミュータンス」の活動を抑える働きがあります。梅湯を口に含むだけで、歯磨きと同じ効果があると言われるほどです。
また、梅干しのクエン酸効果で分泌される唾液の質はサラサラ!口臭の主な原因である、お口の中の細菌や歯周病、口の乾燥などを、サラサラの唾液が解消してくれます。
鎮痛・血流改善効果によりPMS(月経前症候群)軽減も
昔から、梅には鎮痛作用があると言われていますが、ただの言い伝えではなく医学的にも、梅干しの香り成分「ベンズアルデヒド」に痛みを鎮静・軽減する効果があることがわかっています。
言い伝えでは頭痛の際に梅肉をこめかみに貼りつけたりしますが、香りを嗅ぐだけでも効果が得られるそうです。
また、下記の症状は血の巡りが悪いことが原因である場合も。
- PMSの頭痛
- 肩こり
- 腹痛
クエン酸やムメフラールの血流改善効果により、症状が緩和される場合もあります。
インフルエンザ予防には1日5粒!
梅干しに含まれるポリフェノールの一種「エポキシリオニレシノール」には、インフルエンザウイルスを抑制する効果があることがわかっています。
ただ、ウイルス抑制効果を期待するなら、1日に梅干し5粒ほど必要だとか。梅干し好きには大した数ではありませんが、得意ではない人には結構な量。むくみやすい人は塩分も気になるところですね。
そのほかにもいっぱい梅効果!梅パワー!
ほかにも、まだ健康効果はたくさんあります。
- 胃がん予防
- 糖尿病予防
- 食中毒予防
- 疲労回復効果
- 高血圧抑制効果
- 胃腸の活性化
- 肝臓の保護・強化
- 抗ストレス作用
毎日、1~2粒を心がければ、美容・健康・アンチエイジングの効果で、心身ともに整っていきそうです!
一日の始まりは梅湯から!美容ドリンク梅湯のススメ!
梅干しをそのまま食べてもよいですし、効果をしっかり得たいなら、梅を煮詰めて成分が凝縮された梅エキスで摂るのもよいのですが、手軽で簡単、毎日続けやすくてオススメなのは「梅湯」です。
梅干しよりも梅湯がオススメな理由
梅干しをそのまま食べてももちろんOK!でも梅湯でいただくとこんなうれしいことも。
- 胃にやさしい
- 梅干しが苦手な人でも摂取しやすい
- 調理の必要も、レシピを覚える難しさもなく、お湯を注ぐだけで簡単
- 毎朝、夕食前など、飲むタイミングを決めると、毎日忘れずに続けやすい
- 冬場など忘れられがちな水分補給を兼ねることができる
- 小腹が空いたときなど空腹を紛らわすことができる
私は梅干しが大好きでそのままパクッと何個でもいけちゃう口ですが、あんまり毎日食べていると、クエン酸の刺激のせいか胃が疲れてきてしまいます。
かと言って、ご飯と一緒に食べたり、料理に使ったりするのも、面倒だったり、忘れちゃったり。
その点、梅湯は小腹が空いたとき、何か飲みたくなったときに、お湯を注ぐだけでとっても簡単!
体はポカポカ、胃にもやさしい!適度な塩分と水分、ほぐした実をいただくことでお腹も満たされ、間食防止にもなりますよ!
▼インスタグラムでも「梅湯を始めた」という投稿が増えています!
お湯に入れてほぐすだけ!簡単「梅湯」の作り方
コップに入れた梅干しにお湯を注いで、梅の実をお箸でつついてほぐすだけ!で、梅湯の出来上がりです。
梅湯に注ぐお湯の量はお好みで。いつも水分不足気味な私は、一杯目は濃い目の味で。ほぐした実を食べた後に種だけ残して、お白湯代わりにもう一杯、お湯を注いで飲んでいます。
梅干しはハチミツや甘味料の入っていない、昔ながらの酸っぱい梅干しがおすすめです。スーパーなどでは甘い梅干しが主流になりましたが、ハチミツや甘味料の入っている調味梅干しは、塩漬けの梅干しを塩抜きして作っています。
塩抜きする際、クエン酸や、カリウムなどの水溶性の栄養分が溶け出てしまい、効果が落ちてしまうものもあるため、普通の梅干しをおすすめします。
できれば梅は焼いてから!簡単「焼き梅干し」の作り方
アンチエイジングが期待できるムメフラールの効果を得たい人は、梅干しを焼く(加熱する)ことをおすすめします。脂肪燃焼効果があるバニリンも、梅干しを加熱することで2割ほど増えるそうなので、美容目的ならば、ぜひ焼き梅干しに!
焼き梅干しにすることで、味もまろやかになり、さらに胃にやさしい感じになりますよ。
もっと簡単な作り方として、電子レンジで温める方法もあります。
電子レンジで加熱する際、注意したいのは、ハチミツなど甘い梅干しを使用する場合は、糖分が焦げて火花が散ったり、発火したりする危険性があるということ。
加熱前に水を振りかけると発火の危険性は少なくなるようですが、加熱により水分が蒸発すると、焦げて発火する危険性は出てきますので、様子を見ながら加熱するようにしてくださいね。
一度温めてしまえば冷めても効果に変わりはないので、10個くらいをまとめて加熱し、冷ました後、冷蔵庫で保存するとよいですよ!
私自身、以前はオーブントースターで焼き梅干しを作っていたのですが、大きめの梅干しを焼く際、通常より長めに焼いていたところ、アルミホイルがところどころ、黒く溶けだしてしまいました。
アルミホイルは酸やアルカリ、塩分に弱いため、梅干しを直に包むのはやめた方がよさそうです。
溶けたアルミニウムがついた梅干しをうっかり食べてしまっても、健康上悪影響はないようですが、焼くならアルミ製ではないフライパンで。焼き目がつかなくても温めるだけで同様の効果は得られるので、簡単電子レンジ加熱がおすすめです!
梅湯はレシピも何も必要なし!簡単だから毎日続けられる!
特別なレシピも、何も必要のない梅湯です。お茶やコーヒーのように、毎日口にするのが当たり前になるくらい、日常化を目指してください!
- 体が冷えているとき
- 小腹が空いたとき
- 水分補給したいとき
- 食事時に
自分にあった飲み時を見つけてくださいね。食事時に飲めばダイエット効果も期待できますが、毎食飲むと塩分も気になるもの。
塩分多めの食事、高血圧の人などは特に気をつけて。一日のうち、ガッツリ食べる食事を選んで飲むようにするなど、工夫してみてください。
冷えがひどい人は、梅湯にショウガをプラスすれば効果抜群!目的によって、組み合わせを考えるのもよいですね。
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