シミを消すためにはビタミンCが役に立つ!効果的な使い方
Date:2017.09.01
ビタミンCはお肌にいいと言われますが、シミにも効果があるの?と半信半疑の人もいると思います。ビタミンCは継続して摂取すればシミを消す効果も期待できるんですよ!
また、「ビタミンC誘導体」という形にすれば肌に塗ることだってできるので、外側と内側、両方からシミのケアができるすぐれものなのです。
ビタミンCとシミの関係、シミを消すためのビタミンCの効果的な使い方についてご紹介します。
ビタミンCにはシミを消すための3つの効果がある!
コラーゲンの生成に関わり、炎症を抑える働きもあるビタミンCですが、シミを消す効果もあるんです!
実際、ビタミンCのサプリメントは美白サプリとしても売られていますから、その効果が実証されているということですよね。
シミに関わる3つの効果をご紹介します。
メラニンの生成を抑える美白効果
ビタミンCにはメラニンの生成を抑え、シミを予防する働きがあります。通常、化粧品で「美白」といったら、この「メラニンを作らない、シミを予防する働き」のことを指すのです。
最初にチロシンというアミノ酸が発生し、それがチロシナーゼという酵素によってメラニン色素になり、定着してしまうとしみになるんです。
ビタミンCはこのチロシナーゼの働きを抑えることによってメラニン色素ができないようにしてくれるのです。
できてしまったシミも薄くする作用がある
ビタミンCにはメラニンの還元作用といって、黒色メラニンを白色メラニンに変えて、シミを薄くする働きもあります。
つまり、シミを予防するだけでなく、出来てしまったシミにも効くということですね。
日焼けなどによって出来たシミ以外にも、
- そばかす
- ニキビ跡
など、気になる色素沈着にも効果が期待できます。
活性酸素を除去する作用がある
そもそもなぜメラニン色素が出来てしまうのか、それは体内に活性酸素が出来るからです。
紫外線による直接的なダメージなども原因としてありますが、活性酸素の影響がとても大きいんですね。
活性酸素が出来る理由としては、紫外線以外にも、
- ストレス
- タバコ
- アルコール
- 疲労
- 睡眠不足
- 栄養バランスの悪い食事
などがあります。
これらの生活習慣が気になる人は、いくら紫外線を防いでも活性酸素が大量に作られる要因があるということ。
つまり、メラニンもたくさん作られてシミが出来やすいということなんです。
ビタミンCの抗酸化作用はシミの元である活性酸素を取り除くことで、シミを予防してくれるのです。
皮膚科では内服薬としても処方される
皮膚科ではシミの治療のためのレーザー治療などと並行し、色素沈着を防ぎ、シミを予防するために内服療法としてビタミンCが処方されることがあります。
ビタミンEやL-システイン、トラネキサム酸などと併用されることが多いです。
ビタミンCでシミを消すための効果的な方法
ビタミンCをシミの解消に役立てるためには食事やサプリメントとして摂取する方法と、スキンケアとして化粧品で肌に塗るという方法があります。
まずは経口摂取する方法についてお話しします。
適した摂取量を守ること
例えばビタミンCといえばレモンよね、と料理にレモン汁をかける程度ではシミが消えることはありません。
1日の摂取目安量ですが、健康のためには100~200mg程度で良いとされていますが、美容のためには1000mg以上が必要です。
シミを消したい!と思うのであればこのくらいの量のビタミンCを毎日摂る必要があります。
サプリメントを利用する
食事だけでとるには結構大変な量ですね。ビタミンCが豊富だと言われる苺でも、100mg摂るには10粒程度(小粒なもの)必要です。
1000mgとなったらその10倍!いくら小粒でも100粒は食べられません。
こんな時は食事にプラスして、サプリメントを利用しましょう。上限は2000mgくらいとされています。食事から摂る量も考慮してサプリメントを利用してください。
こまめに摂取すること
ビタミンCは水溶性のビタミンですから、まとめてとってもダメなんです。
だいたい数時間で体外に排出されてしまいますので、1日3〜4回に分けてこまめに摂るのが理想です。
食事である程度ビタミンCを摂れるなら、その合間、おやつの時間や寝る前などに摂るといいですね。
継続して摂取すること
肌のターンオーバーを考えたら、ある程度の期間摂取し続けないと効果を実感することはできないでしょう。
数日、もしくは1週間程度摂取したくらいでは、シミが消えることはありません。
少なくとも2〜3ヶ月は気長に続けてみることが必要です。
ビタミンC誘導体は厚生労働省も認めた成分
さて、今度は肌に塗るビタミンCです。
厚生労働省が認めている美白成分はトラネキサム酸やアルブチンなど13種類あり、ビタミンC誘導体はそのうちの一つなんです。
肌に塗るにはビタミン誘導体でないとダメ
ビタミンCが肌に良いからといって、ビタミンCを含むもの、例えばレモンなどを肌に直接塗っても効果は出ません。むしろ肌を傷めてしまう心配もありますね。
それは、ビタミンCが極めて不安定で、皮膚への浸透率がとても悪い成分だからです。
そこで、肌に浸透しやすいように、また、化粧品に配合しやすいように改良されたのが「ビタミンC誘導体」です。
顔に塗ってシミをケアするなら、ビタミンC誘導体でないとダメなんですね。
ビタミンCは化粧水や美容液として使います。
ビタミンC誘導体には水溶性や油溶性、両方の性質を持つものなど種類があります。
ただし、敏感肌&乾燥肌の人は注意
ビタミンC誘導体には保湿力が欠けているのと、敏感肌の人にとっては若干の刺激がある場合があります。
ビタミンC以外にも保湿効果の高い美容成分が配合されているものを選ぶか、敏感肌用など肌が弱くても使えるものを選んでください。
続けることでビタミンCの効果が出る
シミの危険は一生続きます。外出すれば紫外線からは逃れられないですし、ストレスや疲労が全くない生活というのも無理でしょう。
ビタミンCも摂取したり塗ったりしてすぐに効果が現れるような即効性も残念ながら期待できません。
食事からもとりやすいですし、サプリメントもお手頃価格のものが多いです。美肌や健康のために、ビタミンCをぜひ毎日続けて欲しいと思います。
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