30代でも見つかる!貴女にピッタリのウエディングドレスの選び方
Date:2016.09.27
近年30代からのウエディングが増えつつありますが、これはじっくりと自分のキャリアを育ててから家庭を持つ人が増えてきているのでしょう。
30代で結婚式を挙げるご予定の方、一番の楽しみであり悩みであるのは、ウエディングドレス選びではないでしょうか。
洋服一つとってもなかなか自分に似合うものが分からなかった20代に比べ、自分をよく知ってくる30代、そして20代で友人たちの結婚式に参列し様々なドレスを見てきたという経験もあります。
自分の目も他人の目も厳しくなっている大人だからこそ、しっかりと自分に似合うドレスを見極めたいものです。
肌や脂肪の付き方も周りの目も違う!20代と30代の差
20代も終わりにさしかかるとだんだん顔や体の変化を感じるようになる人も多いのではないでしょうか。
ウエディングドレスに限らず洋服でも着られる服の範囲が狭くなった人もいるでしょう。
あなたもこんな変化に気が付いたことはありませんか。
- ひざ上に脂肪がついてストッキングなしではスカートが履けなくなった
- 二の腕の脂肪がたるみ、ノースリーブが着られなくなった
- サーモンピンクを着ると肌がくすんで見える
毎日着る洋服でさえこうなのですから、ウエディングドレスでも20代では着られたものが30代で着られなくなっても当然、20代と30代ではこんな変化が起きているのですから。
脂肪がつきやすく、肉がやわらかくなっている
同じ太い二の腕や太ももでも20代では肌もピンと張っていますよね。
これが30代、40代となるにつれ肉がやわらかくなり流れやすくなるため二の腕もやや垂れてきます。
洋服であれば薄い素材やあまりにストレッチの効いた素材は要注意で、服の上からでも食い込んだ下着のラインなどラインが目立ってしまいます。
ドレスの場合は素材がしっかりしているため体の凸凹した部分は補正してくれますが、二の腕が気になる人はレース素材の袖がついたタイプのドレスなどを探してみましょう。
肌の色がくすんでくる、顔がやせてくる
お肌の色が20代のころと比べると透明感を失い、頬の肉も下がって顔の陰影が目立ってきます。
そんな30代さんは純白というよりもオフホワイトやアイボリーくらいの色味があるウエディングドレスのほうがドラマチックに決まります。
デザインも若いうちに着られるフリルがふんだんに使ってあるプリンセスラインよりも大人っぽいAラインやマーメイドラインという落ち着いたものが似合ってくるでしょう。
ゲストの目、自分の目も厳しくなっている
20代のころはファッションも冒険で、自分に似合う・似合わないも分からずにオシャレも手探り状態だった人も多いのではないでしょうか。
人やモノとの出会いを通してやっと自分というものが見えてくるのが30歳くらい、「ホンモノ」と言われるジュエリーやハイブランドの小物を通して目も肥えてきます。
そんなものの良し悪しが分かるようになってきた30代、当然お招きする同世代のゲストも目が肥えているわけでドレスに対する評価も辛口に。
裾のフワフワしたパフスリーブのドレスで「イタい」花嫁になるより、誰もが納得してくれるようなシックな花嫁になりたいものです。
大人の魅力を活かして…30代のウエディングドレスの選び方
さて30代に対する辛辣な事実をいろいろと並べたてましたが、30代だからこそのメリットだってあります。
それは自分に何が似合って、何がNGなのかをわかっていること。
20代という時間をかけて身に着けたセンスはドレス選びで何よりの指針となってくれるでしょう。
会場と同じくらいドレス店を重視する
結婚式を挙げるとなったら式場から探す人が多いと思うのですが、その式場を選ぶポイントにぜひ「提携しているドレス店が自分に合うかどうか」という項目を加えてほしいのです。
というのも大体の式場は提携しているドレスショップがあり、原則そのショップでドレスを選ぶルールになっているからです。
ほかのドレスショップからの持ち込みは禁止されているところが多く、追加料金を支払えば持ち込み可能であればいい方です。
式場を決める際、ドレスの持ち込みの可・不可を確認し、不可の場合は提携しているショップをかならず見せてもらいましょう。
ドレスショップで見るべきポイントは
- サロンの綺麗さ
- 店員の対応
- 取り扱うドレスのデザインと自分の感性の相性
サロンの中がごちゃごちゃしているようでは良いドレス選びはできませんしドレス選びが楽しくできるような居心地のいいショップであることは必須です。
店員の対応ですが、ドレス選びは遠慮なくどんどん試着したり、デザインを変えてもらったりと要求することも多いもの。
一生写真に残るものですから快くあなたの要求を引き受けてくれるような対応のお店がいいでしょう。
そのショップによってバイヤーや買い付け地が全く異なるためお店が変われば取り揃えているドレスの雰囲気もガラリと変わります。
- 主に国内ブランドを多く揃えている
- 主にインポートのドレスを揃えている
- 国内ブランドだがやや古いデザインが多い(その分安い)
- デザインから仕立てまであなたがオーダーできるオートクチュール
可愛いデザインが好きな人なら国内ブランド、シックなデザインが好みならばインポート、個性が光るこだわりの強いタイプの人にはオートクチュールのお店もいいでしょう。
個人的にはオートクチュールは見本がない限り試着できませんし、30代の大人にはインポートのクラシックなドレスが合うかと思います。
カメラを持参して写真を沢山撮る、現像する
いざ式場とショップが決まりドレス試着の日には、ぜひカメラを持参していろんな角度から写真を撮り現像してください。
携帯で写メを撮るから大丈夫という人がいるかもしれませんが、カメラのほうが細部までよく映りますし写真は現像してから並べて比較することができます。
手間はかかりますが省いてはならない手間ですので彼やお母さんに一緒に来てもらい、ドレスを試着するたびに
- 正面
- 後ろ姿
- 横向き
など何枚も写真を撮ってもらいましょう。
あなたの体型や顔の印象に合うドレスの探し方
30代ともなると自分の体型がどういうタイプで、その長所や短所を把握している人も多いでしょう。
その体型のもつ特徴と相性が良いラインやデザインがありますのでざっくりとご紹介しますね。
体へのフィット感や裾の広がり方で分かれるドレスの種類
ドレスはそのシルエットからざっくり分けるとこんな種類があります。
- Aライン
- 高いウエスト位置から裾が緩やかに広がるタイプ
- プリンセスライン
- ちょうどくびれる位置でウエストマークされており裾がふわっと広がっているタイプ
- マーメイドライン
- 体にぴったりフィットしたラインで膝あたりから裾が広がる名前のとおり人魚姫のようなシルエット
- スレンダーライン
- 体にそったスリムなラインで裾の広がりもあまりなく一番シンプルな形
- エンパイアライン
- 胸下に切り替えがあって裾まではストンとしたライン
上半身もデコルテの見せ方や袖の形にいろいろあるんです
シルエットだけではなく上半身のデザインも大まかにご紹介するとこんなものがあります。
- ビスチェタイプ
- 肩紐やストラップの一切つかないデザイン
- ノースリーブ
- 名前のとおり袖のついていないデザイン
- オフショルダー
- ショルダー部分を二の腕の位置まで下げたようなデザイン
- パフスリーブ
- ふんわりと袖が膨らんだタイプ
- フレンチスリーブ
- 半袖とノースリーブの中間くらいの短い袖がついたもの
- アメリカンスリーブ
- 首回りから脇の下にかけてカットされたデザイン
余談ではありますが、バスト横の脇肉がドレスに乗ってしまうのが気になる方は、しっかりと脇肉をドレスの中に入れ込むようにしましょう。
結婚式ではブーケトスやウエディングケーキのカットなど腕の動作も多いので、どうしても脇肉がはみ出してしまう人は
- ノースリーブ
- オフショルダー
- フレンチスリーブ
などを候補にしてみてもいいでしょう。
あなたの体型に合うシルエットは?首回りは?
ドレスのラインに関して言うと、背の高い人は背の高さを活かせるラインを、背の低い人はドレスの重心を高い位置にもってくることで背を高くみせるようにします。
また、痩せすぎの人はドレスのボリュームでカバー、ぽっちゃりした人は隠したい部分をどこにするかというのがポイントになってきます。
【 長身でスリムなタイプ 】
大人っぽい印象の人が多いかと思いますのでAラインやマーメイドラインなどがおすすめ。スレンダーラインなどシンプルすぎるデザインだと地味な印象になることも。
コサージュなどのアクセントがついていたりレースや生地のディテールが凝ったものを選ぶといいでしょう。胸元が寂しい人はブライダルインナーとパッドを入れてボリュームを。
【 長身でぽっちゃりしたタイプ 】
デコルテのすっきりと見せるビスチェタイプやノースリーブがおすすめ。体型にメリハリをつけるプリンセスライン、または体型を隠すエンパイアラインの試着もおすすめです。
一言にぽっちゃりといっても体のメリハリをつけたほうが似合う人もいますし重心を高くするエンパイアラインが似合う人もいます。
【 背が低くスリムなタイプ 】
華やかさを出すドレスがおすすめです。プリンセスラインやAラインなど裾に向かってスカートが広がるタイプがいいでしょう。トレーン(後ろの裾)が長いものや装飾がたくさん施されたものを試着してみましょう。
スレンダーラインやエンパイアラインは華やかさに欠ける印象になることも(もっとも慎ましやかな雰囲気を求めている人は別ですが)。
また、ヒールの高いブライダルシューズは必須です。
【 背が低くぽっちゃりしたタイプ 】
上半身がすっきりし、下半身がボリュームあるデザインが似合います。ウエストマークされるプリンセスラインやAラインでかつトレーンが長いものがおすすめです。
ざっくりと体型別の似合う・似合わないがありますが、顔の印象によっては違うタイプのラインが似合うこともありますからこの情報は参考までに気になるドレスはどんどん試着しましょう。
肩や首回り別、おすすめの上半身デザイン
こんなお悩みを持つ人は上半身のデザインがこんなタイプを試着してみてください。
- いかり肩→アメリカンスリーブのドレス
- なで肩→パフスリーブや肩にコサージュ、装飾のあるタイプ
- 二の腕が太い→Vネックのドレスやフレンチスリーブ、オフショルダー
- 首が長い→アメリカンスリーブ、または首回りが華やかなもの
- 首が短い→Vネックのタイプ、あるいはV字型のネックレス
ほかにもこだわりたいポイント。背景、小物、ヘアメイク
ドレスを選ぶとき、あなた自身に似合うかどうかが一番のポイントですが、より美しく見せるために背景、年齢相応のブーケやジュエリーなどの小物、ヘアメイクもしっかり計算しましょう。
背景に映えるドレスはどれ?
あなたが結婚式を挙げる会場がどんなタイプかによって、その背景に映えるドレスのタイプも変わってきます。
- ガーデンウエディングや天井が低めのレストランウエディング
- スレンダーラインやエンパイアラインなど裾をあまり引きずらないタイプのほうがスタイリッシュに見えます。
- 天井の高い教会やゲストハウス
- 壇上に上がったときの後ろ姿が映えるようトレーンが長くて後ろ姿が綺麗に見えるデザインがいいでしょう。
- 格式高いホテル
- それなりに豪華に見えるプリンセスラインやAラインで会場に負けない存在感のあるドレスがいいでしょう。
式場のサイトなどで過去に結婚式を挙げたカップルがどんなドレスを纏っていたのか写真を見てみるのもいいですね。
小物は上品さ、大人の品格が感じられるものを
ウエディングドレスを選んだら次は頭につける
- ティアラ
- ベール
- ブーケ
- グローブ
など小物を選ぶことになります。
お姫様のようなティアラは20代に任せておいて、ビジューのついたカチューシャのようなタイプや生花(それも胡蝶蘭など大人な印象のお花を!)で顔回りに落ち着いた美しさを出しましょう。
ベールはドレスがシンプルならば総レースの華やかなものにしたり、その逆にしたり、ドレスとの相性をよく考えましょう。
ブーケはドレスがスタイリッシュなものであればカラーなど細長くシンプルなお花を、丸みのあるブーケにするなら落ち着いた色味のお花を統一感ある色味でまとめましょう。
ジュエリーもパールで統一したり、今は披露宴ではイヤリングだけしてネックレスはなしといったような組み合わせも多いようです。
ヘアメイクは大人のフォーマル感を意識して
ウエディングドレスのときはなるべく髪はアップにしましょう。
ウエディング誌の写真では髪を下したスタイルの素敵な写真も出ていますが、やはり髪はきちんとアップにして整えるほうがフォーマルにふさわしいでしょう。
メイクは絶対に失敗ができないですから専属のヘアメイクさんととことん話し合って納得いくメイクをしてもらいましょう。
もしヘアメイクの人と感性や相性が合わないと思えば思い切って別の人に変えてもらいましょう。
ドレス探しは満点ではなく70点を取るくらいの気持ちで
いまや結婚式の形も多様化していますし体型やメイクの個性もさまざま、こちらでご紹介した情報は参考にしつつご自分の好きなドレスをめいっぱい楽しんでいただけたらと思います。
そして本当にあなたにふさわしいドレスを見つけるには「100点」のドレスを見つけようと気負わないこと!
ドレスは「まあ70点くらいのドレスがあればいいかな」くらいの気持ちでいたほうが冷静に似合うものも判断できるもの。
ぜひ、あなたの運命のドレスに出会えますように。
Sponsored Link