歯の美しさは食事次第!ステインをつくる食べ物と歯を白くする食べ物
Date:2016.12.21
にっこり笑った時に気になる歯の黄ばみ。
定期的に歯のホワイトニングに通っているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、決して安くはない歯のホワイトニングですから、できればその効果を長続きさせたいものです。
汚れの正体と基本の生活習慣を身につければ、いつでも白く輝く歯で笑える女性になれるかもしれません!
この記事の目次
驚き!美を作る食べ物が歯を汚していた?!
歯磨きや歯の汚れの話の時に必ず登場する「ステイン」という言葉。みなさんも聞いたことありますよね。
ステインとは歯の表面の着色汚れのこと。そして、そのステインの原因は、わたしたちが毎日美容のために欠かさず食べている食事にたくさん含まれるいるのです。
※ステインの原因は食べ物のほか喫煙などにもありますが、ここでは食べ物についてのみご紹介したいと思います。
歯を守る膜に汚れが集まりステインを作る
そもそも歯の着色汚れつまりステインはどのようにして生まれるのでしょうか。
わたしたちの歯の表面はエナメル質というツルツルしたものがあり、そのエナメル質を守るために唾液から分泌されたたんぱく質の膜ペリクルで覆われています。
このペリクルは歯を溶かす酸から歯を保護したり、歯からカルシウムやミネラルが流出することを防いだり、歯の再石灰化を促して歯を強くしたりします。
しかし、一方で汚れの原因を引き寄せてステインを作ってしまうのです。
そうした長年積み重ねられた汚れが、生活習慣や加齢などによって根深い着色汚れを作ってしまうのです。
アンチエイジングのための食べ物が歯を汚していた?!
では、ステインの原因となる汚れとは具体的にどのようなものでしょうか。
それは食べ物由来の色素成分や渋味成分、ビタミンなどであり、それらはわたしたちが日々健康や美容のために欠かせないと思っている大事な成分なのです。
代表的な成分には次のようなものがあります。
- アントシアニン
- カテキン
- イソフラボン
- タンニン
- ビタミンB2
アントシアニン、カテキン、イソフラボン、タンニンなどは総じてポリフェノールと呼ばれることもあります。
植物に含まれる色やアク、渋味、苦味の成分で、これら以外にもたくさんの種類があります。
また、ビタミンB2は黄色い蛍光色の成分で、有名な滋養強壮ドリンクが黄色いのはこのため。
抗酸化作用や細胞の成長を促して肌を強くするうえ、脂肪を燃やしてエネルギーに変える働きがあります。
これらを、美容のために意識的に摂っていたという人もいるのでは?
色の白い食べ物にも注意!ステインの原因となる食べ物
では、ステインの原因となる食べ物にはどのようなものがあるでしょうか。
ポリフェノールやビタミンB2の含有量が高い食品を紹介します。
- 飲み物
- コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、赤ワイン、ココア(チョコレート)
- 豆類
- 黒豆、大豆、納豆など大豆製品
- 果物
- ブルーベリー、ぶどう、プルーン、グレープフルーツ、オレンジ、レモン
- 野菜
- モロヘイヤ、ツルムラサキ、パセリ、香草、タマネギ、ネギ、白菜
- きのこ類
- まいたけ、マッシュルーム
- 肉類・魚類
- レバー(牛、豚、鶏)、うなぎの蒲焼き、魚肉ソーセージ、塩サバ、ブリ
- 穀類
- 玄米、全粒粉(強力粉)、発芽精米
- その他
- カレーやキムチ、トマトソースなど色の濃い料理
豆腐などの大豆製品に含まれるポリフェノールはイソフラボン。女性ホルモンに似た働きがあり、骨粗鬆症や更年期障害の改善に役立つとされています。
また、モロヘイヤ、ツルムラサキ、パセリは毎日たくさん食べたい緑黄色野菜です。カロテンなどポリフェノールとは違う色素も多いのですが、ポリフェノールも含まれています。
このように、ポリフェノールやビタミンB2など、ステインの原因となる食品は健康や美容のためにも毎日バランス良く食べたいものであり、かつあらゆる食品に含まれるので、歯を白く保ちたいからと避けて通ることはできません。
歯みがきの習慣を味方にして歯を白く保とう!
ステインの沈着を防ぐには、やはり日々の習慣が大切です。
白い歯の基本は歯みがきにあり。1回あたり3分が目安。
あなたは1日3回の歯みがきをできていますか?歯を白く保ちたいならやはり基本は丁寧な歯みがきです。
歯みがきのコツはまず、歯を1本1本丁寧にみがくこと。1本あたり20回から30回小刻みにみがき、1回の歯みがきで3分はかけるようにしましょう。
いつも口の中を清潔にすることが大切
また、歯みがきが食後すぐなのか食後30分がよいのかタイミングも悩みどころ。
専門家によっても意見が分かれるところですが、食後すぐに口内の食べ残しをうがいで除去し、30分程度たった頃にブラッシングするのが理想的のようです。
白い歯は健康な歯をつくることから始めよう!
このように、歯に着色汚れをつくる食べ物はありますが、残念ながら食べるだけで歯を白くする食べ物というものはありません。
しかし、歯を強く健康にすることで歯を着色汚れから守ることができます。
食べて歯の主成分ハイドロキシアパタイトを作ろう
歯のエナメル質はその97%がハイドロキシアパタイトという成分でできています。
ハイドロキシアパタイトは主にカルシウムとリンが結びついているもので、歯のほか骨の主成分でもあります。
- 牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
- 乳由来のカルシウムは、他のカルシウムに比べて吸収されやすいカルシウムです。ビタミンDと合わせて食べるとより吸収がよくなります。
- 鮭やきのこ類、イワシ、サンマ、しらす干しなど
- これらはカルシウムの吸収を促進するビタミンDを多く含む食べ物です。特にきのこ類の中ではキクラゲが最も多く含まれます。
さらに、しらす干しやイワシの丸干しなどは骨まで食べられるのでカルシウムも摂ることができ一石二鳥です。
- 玄米
- リンを比較的多く含む食材です。しかし、リンは加工食品にリン酸化塩の形で入っているので、現代の生活では不足することはほとんどありません。
- リンゴ
- 含まれるリンゴ酸が歯の表面に汚れが着くのを防ぐ働きがあります。
ただし、酸は歯を溶かす働きもあるので、量を加減したり食後にうがいをしたりしましょう。
- ブロッコリー
- 歯のエナメル質を守る膜を作る鉄分を多く含む野菜です。
黄ばみが気になる。歯のホワイトニングに挑戦!
日々の習慣が白い歯を作ることをご紹介しました。
しかし、もうすでに歯の黄ばみが気になる、すぐキレイな歯にしたい!という人はクリニックでのホワイトニングに挑戦してみましょう。
1回あたり1万円から10万円くらい
気になる料金は、やはりクリニックや地域によっても大きく違いますが、1回あたり1万円から高いところだと10万円くらいするようです。
また、少なくとも3回程度はクリニックに通うことが必要です。
しかし、プランや歯の状況などによっても料金が変わってくるので、一度気になるクリニックでカウンセリングを受けるとよいでしょう。
手軽にできるホームケアを取り入れて
クリニックでのホワイトニングは確実に成果を得られる反面、お金も時間も必要。二の足を踏んでいる人は、とりあえず手軽にできるホームケアから始めませんか?
歯のホワイトニングにおけるホームケアとは、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う方法です。
今ではドラッグストアなどでも手軽に手に入れることができるうえ、費用もクリニックに通うよりもかなり抑えることができます。
ホワイトニングの効果も長期間使えば使うだけ実感できるようになります。
また、中には荒い研磨剤が入っていて歯を弱くしてしまうものや、
- 漂白剤
- 防腐剤
など身体に取り入れたくないものが入っているものもあります。
よく確認するようにしましょう。
重曹を使った歯みがきはやりすぎに注意
家で簡単にできるホワイトニングとして重曹を使った歯みがきやうがいがいいと聞いたことはありませんか?
食後酸性に傾いた口の中をアルカリ性の重曹で中和して酸の働きを抑える効果を利用した方法です。
重曹を使った歯みがきのメリットとデメリット
重曹を使った歯みがきについては、実は専門家の間でもそのメリットとデメリットについて意見が分かれるところのようです。
実際、強い研磨作用があるので歯の大事なエナメル質を傷つけたり、刺激で粘膜が傷つけられたり、塩分(重曹は炭酸水素ナトリウム)の摂りすぎにつながったりと懸念されることもいくつかあるようです。
その一方で上手に活用すれば次のようなメリットもあります。
- 虫歯を予防する
- 虫歯菌の出す酸を重曹が中和することから虫歯予防の効果があります。
- 歯の表面の汚れをキレイに落とす
- 歯のエナメル質を覆うたんぱく質の膜を溶かす効果があります。濃い重曹は刺激が強すぎるので水で薄め、優しくブラッシングしましょう。それでも弱い口の粘膜にとっては刺激が多いので、使うのは週に1〜2回にしましょう。
- 口臭を予防する
- 口臭の原因のひとつは口内の食べかすです。ティスプーン1杯の重曹を500mlの水で溶かし、食後や歯みがき(普通の歯磨き粉を使うこと)の後にうがいをすることで口臭予防の効果が得られます。
歯を白くしてハッピーな生活を手に入れよう!
食べ物や生活習慣、クリニックや家庭でのホワイトニングなどを経て白い歯を手に入れたら、あなたの心にはきっと次のような変化が訪れると思うのです!
- 前向きになれる
- 気持ちが明るくなる
- 自分に自信がもてる
毎日の習慣とプロの技を使って、イキイキとした白い歯を手に入れましょう!
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