試す価値あり!子供の野菜嫌いを治す方法
Date:2018.11.14
成長期の子供の食生活はとても大切です。しかし、ほとんどの子供は好き嫌いがあるものですよね。その中で野菜嫌いな子供は多く、難儀しているママも多いのではないでしょうか。
健康や将来のために何とか食べさせたい!と思うのは親心ですが、子供としてはどうしても食べられないのに、毎回嫌いな野菜が出てくると食事の時間が楽しくなく憂鬱になってきますよね。
子供にとってもストレスなく野菜嫌いを克服するには、どうしても食事を作るママが策を練らなければなりません。家族みんながコミュニケーションをとれる食卓を楽しいものにするために、子供の野菜嫌いを治す方法をご紹介しましょう。
無理矢理食べさせるのではなく、自発的に野菜を食べたくなる方法
無理矢理食べさせても、吐いたり、余計嫌いになったり、料理で遊び始めたり、と良いことは一つもありません。自分で知らない内に食べていた、もしくは食べたくなってしまうようになるのが一番良いですよね。
ここでは、自発的に嫌いな野菜を食べられるような方法をご紹介しています。子供の野菜嫌いに頭を抱えているママは、是非参考にしてみてください。
嫌いな野菜を隠す
もうすでに実践している方も多いかもしれませんが、嫌いな野菜を調理で隠すのです。隠しやすい料理として、子供に人気が高いメニューの上位であるハンバーグやミートソース、カレーなどがあります。
ハンバーグやミートソースなどは、野菜をみじん切りにして入れてしまえば、見た目も野菜の形が残っておらず、ソースで味もごまかせることができるので、嫌いな野菜を隠しやすいですね。カレーも細かく切って入れてしまえば、色や味の濃さから野菜がわかりにくくおいしく食べることができます。
味がわからなくても形がわかってしまい食べることができない場合は、すりおろして混ぜてしまえばわかりませんよ。
家庭菜園で野菜を育てさせる
家庭菜園で作ることができる野菜ならば、一緒に育ててみてはいかがでしょう。苗や種を買ってきて、一緒にプランターやお庭に植えて、どんな風に育って野菜ができあがるのか体感させてみましょう。
毎日水をやり、太陽の光を受けてすくすくと育つ野菜を見て愛着が沸き、育て上げたら食べてみたくなるものです。育つ過程を観察してどんどん大きくなり、実際に料理されて食卓に出てきた野菜を家族みんなに自慢したくなるでしょう。
そして家族が「○○の作ったお野菜、おいしいね。」と言って食べてくれるものなら、自分も食べたくなるに違いありません。その前に「ぼく(わたし)が作ったお野菜だよ、おいしいから食べて!」と自分から家族にすすめるかもしれませんよ。
子供と調理するor調理する過程を見せる
隠すのではなく、あえて嫌いな野菜を一緒に調理したり調理する過程を見せることで、興味を持たせる作戦です。洗うことから始め、切ったり、焼いたり煮たりと子供自身にやらせたり見せるのです。
嫌いな野菜がどんな形をしていて、どのように調理して目の前に現れるのかを順を追って知ることができ、できあがった料理に関心を持つようになります。自分が少しでも携わった料理を「ちょっとでも食べようかな。」というところから始まります。
その日に食べることができなくても次回にもその料理の過程を想像し、徐々に食べることができる可能性が期待できます。積極的に子供と一緒に調理するように心がけましょう。
調理方法や盛り付け方を変えてみる
今までの調理方法や盛り付け方に工夫をしてみましょう。
- 下処理をする
- 玉ねぎやセロリ、人参などの野菜のにおいが嫌いなどの場合は、水にさらしたり、ゆでたりして下処理をしみましょう。また、切り方でも食感や味が変わるので、玉ねぎやキャベツなど繊維の多い野菜の切り方に工夫をしてみましょう。
- 盛り付け方
- お野菜をハート型や星形などにしてみたり、お皿をかわいいお皿に変えてみたり、盛り付けに変化をもたらしてみましょう。また、キャラ弁のように子供心をくすぐる盛り付けをしたら気分が変わって食べてくれるかもしれません。
野菜の大切さを教える
なぜ野菜を食べなければならないのか、なぜ好きな食べ物だけを食べていてはいけないのかを子供に教えます。
「食事で体を作っているんだよ。」から始め、「野菜は、病気をやっつけてくれるんだよ。病気になったらお外でも遊べないし、遠足もいけないよ。」など、子供が好きな遊びができなくなる、イベントに行けなくなる、ということを含めて話します。
好きな食べ物ばかり食べていたら、栄養の偏りがあることも伝えましょう。「好きなお菓子やお肉ばかり食べてたら、元気がなくなっちゃうんだよ。」「野菜を食べないと、うんちが出なくなってお腹が痛くなっちゃうよ。」など、体の不調に関係することを踏まえて話します。
野菜が自分の体にとって大事なことを少しでも理解させ、野菜への興味を引き出せたら「食べてみようかな。」という気持ちが湧いてくるはずです。
家族がおいしそうに食べる
親に好き嫌いはありませんか?同じ料理を食べている家族は、嗜好が似てくるのは当たり前ですが、嫌いなものにも影響があるのです。
親が嫌いな食べ物はあまり食卓に並ぶ機会が少なく、嫌いになってしまう可能性があります。一方、家族が美味しそうに食べているものは子供も安心して食べてみたいなという気持ちに自然になるのです。
野菜ジュースにする
市販の野菜ジュースは果物の味が強く飲みやすい野菜ジュースが多いので、苦手意識をなくすために市販のジュースから始めてみても良いでしょう。本物の野菜の代わりにはなりませんが、あくまでもきっかけとして利用してみましょう。
自宅でミキサーを使い嫌いな野菜を好きな果物と合わせて作る方が、本格的に野菜を摂取できます。バナナが好きな子供ならバナナをベースにジュースを作るとバナナの味が強く残るのでおすすめです。ヨーグルトやはちみつを入れると子供が飲みやすく野菜嫌い克服のきっかけになるかもしれないですよ。
環境を変えてみる
家では食べないけれど、外出先では食べる、祖父母宅では食べる、保育園や幼稚園では食べる、などありませんか?環境が変われば食べる気になるかもしれません。
例えば、お弁当にして公園で食べてみたり、外出先で意識して嫌いな野菜を食べさせるようにしたり、祖父母宅で嫌いな野菜を出してもらったり、保育園や幼稚園での様子はどうなのかを先生に聞いてみましょう。
家では食べないのに、他で食べることができるのなら比較的程度の軽い野菜嫌いに違いありません。そのうちに自然に食べることができるようになるでしょう。
それでも食べないなら、野菜栄養素を他から補充する手もある
いろいろな方法を試して食べてくれなくても大丈夫です。健康体で元気ならば、なんやかんやと野菜からの最低限の栄養は他から摂れているはず。
それでもやはり栄養面健康面が気になるママは、野菜そのものから栄養を摂るのではなく、野菜の代用として気軽に野菜の栄養素を摂取できる方法をつなぎとして利用しても良いでしょう。
あくまでも補助食品としての提案であり、野菜を食べなくて良いわけではありません。野菜を食べるきっかけになったり、親としては多少の安心材料になりますからね。
嫌いな野菜は徐々に減る!食事の時間はハッピーに!
子供は一日一日成長しています。昨日食べられなかった野菜も今日は食べることができるようになるかもしれません。よって、「もういくら作っても食べないし、出すのよそう。」と考えてしまいがちですが、懲りずに出し続ければ、いずれ食べられる日が来るはずです。
成長に伴い味覚も変化し、さまざまなものを食べる経験を積み重ねるに従って、野菜の好き嫌いも減っていきます。焦らずに気長に野菜嫌いを少なくしていけば良いのです。
野菜を食べる食べないで食卓が険悪なムードになるのだけは避けてくださいね。体の成長を気遣うばかりに心の成長を阻害しないように、ママも子供もストレスなくおいしい食事を一緒に摂ることが一番大事な時期です。
笑顔で会話をしていれば、いつの間にか嫌いな野菜を口に運んでいる日が来るはずです。
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