唇が乾燥してしまう12の原因。1年中カサカサ荒れてない?
Date:2017.05.02
冬はもちろん、夏でも唇がカサカサ乾燥したり、荒れてしまうという女性が少なくありません。
リップを塗っているのに乾燥して皮が剥けたりする、とお困りではありませんか?
でも唇は身体の他の部分より乾燥しやすい場所なんです。どうして唇は特に乾燥しやすいのか、その原因をまとめました。
唇が乾燥して荒れてしまう12の原因
カサカサしているだけだと思ったら、実は病気が隠れていることも。
そのまま放置しないためにも、まずはなぜ唇が乾燥しやすいのかという原因を知っておきましょう。
1.皮脂が少なく乾燥する
唇は汗をかいたり、皮脂が浮いたりしませんね。それもそのはず、唇には汗腺や皮脂腺がないのです。
私たちの肌は適度な汗と皮脂が混ざり合い、皮脂膜を作ります。皮脂膜とは天然のクリームとも呼ばれ、肌の潤いを保つために不可欠なものです。
ところが唇にはこの皮脂膜が出来ないわけですね。外敵刺激に対して全くの無防備なので、
- 水分を保ちにくい
- 乾燥しやすい
という状態になってしまうのです。
2.加齢による水分量の低下
身体がカサカサになるのは、残念ながら顔だけではなく唇も同じです。
唇だけでなく、同時に口の中も乾燥しやすくなっているなら、加齢による水分量の低下が原因かもしれません。
3.外気の乾燥の影響を受けやすい
空気が乾燥すると唇も乾燥しやすいですよね。真冬の湿度が低い時だけでなく、室内にいても乾燥することがあると思います。
- エアコン
- 暖房器具
- 湿度の低下
など、季節を問わず唇が乾燥する環境が整っています。
適度に加湿器を使うなどして、唇を乾燥から守りましょう。
4.紫外線の影響で乾燥してしまう
日焼けをするのは肌だけではありません。もちろん唇も日焼けします。日焼けをすれば皮膚の水分が失われて乾燥しますから、唇も紫外線対策が必要なんです。
でも、唇まで日焼け止めを塗っている人はあまりいないでしょう。唇の日焼け対策についてはこちらの記事も参考にしてください。
5.口呼吸をしていることが原因
風邪や花粉症などで鼻が詰まっている時はどうしても口呼吸になりがちですね。
起きている時なら点鼻薬を使ったり鼻をかんだりして対処できますが、寝ている時はそうもいきません。
口呼吸がなぜ唇を乾燥させてしまうのかというと、呼吸をする時に空気が唇の上を通るからなんです。
呼吸をするたびに空気に触れて水分が蒸発していくために、水分不足になりやすいのです。
6.唇を舐めるクセ
顔に化粧水を塗ったままだと水分が蒸発する時にさらに肌の内側の水分まで失われてしまう、ということをご存知でしょうか。
唇を舐めるというのはまさにこれと同じことで、湿らせるために舐めているつもりでもそれがかえって唇を乾燥させる原因になるのです。
唾液が蒸発する時に唇の水分も失われてしまいますし、せっかく保湿のためにリップクリームを塗っても落ちてしまいますね。
7.ついついこすってない?唇の摩擦
唇は皮膚が薄いので、摩擦にとても弱いのです。
- 食事の後にごしごし拭く
- メイクを落とす時にゴシゴシこする
- 激しく歯磨きをする
- 寝ている間に枕や布団で擦れる
- ピッタリしたマスク
このような日常の習慣が唇を傷めて、乾燥させているのです。ちょっとした刺激でも唇には大きな負担になります。
顔だったらしわやシミの原因になるからとゴシゴシこすったりしないですよね?唇はそれ以上に優しく扱う必要があります。
8.合わない口紅やリップクリーム
唇も合わないものをつければ荒れてしまいます。唇は面積が狭いせいか、肌に合わないものをつけていても気づきにくいのかもしれないですね。
顔だとかゆくなったり赤くなったりするので気づきやすいのですが、いつもつけている口紅やリップの成分が合わないために荒れてしまっている可能性もあります。
また、メイクだけでなく、歯磨き粉の成分も刺激になってしまうことがあるんです。
9.唇についた汚れなどが原因
清潔さを保たないと荒れてしまうのは唇も同じです。食べ物もついたままにするとそれは汚れになりますから、食後は必ず優しく拭きましょう。
酸っぱいものや辛いものは特に刺激を与えやすいので気をつけてくださいね。
また、口紅やリップクリームが残っているのも良くありません。メイクは、肌にとっては汚れでしかないので、用が済んだらしっかり落としましょう。
10.胃腸の不調など体調不良
唇は粘膜で出来ていますが、胃に続く消化器の入り口ともいえる場所で、内臓の不調が現れやすいところなのです。
特に胃腸の調子が悪い時には変化が現れやすく、ストレスなどで胃の調子が悪い時に唇が荒れてしまう人も多いでしょう。
身体からのサインですから、決して放置することのないようにしてください。
11.不規則な食事や栄養不足
唇は皮膚が薄く、食事の影響も出やすい部分です。
- ジャンクフードやインスタント食品ばかり食べている
- 暴飲暴食
など、食生活に乱れがあると唇も荒れてきます。
たんぱく質やビタミンが不足しているとカサカサになります。特に、
- βカロテン
- ビタミンB2
- ビタミンB6
などが不足していると粘膜に影響が出ます。
- 緑黄色野菜
- レバー
- 魚介類
- 牛乳
などが不足していないか、食生活を見直してみましょう。
12.乾燥ではなく口唇炎
このような症状は出ていませんか。
- 唇が炎症を起こしている
- 赤く腫れている
- 唇が裂けて血が出る
もしかしたらそれは、ただの乾燥や肌荒れではなく、「口唇炎」という病気かもしれません。
- 接触性口唇炎(口紅や食べ物などのアレルギー反応)
- アトピー性口唇炎
- 剥離性口唇炎
- 光線口唇炎
などがあります。
顔よりももっとデリケートな唇
唇は面積が小さいことと、口紅などで隠れてしまっているために荒れていることが思っているより目立たないため、ついついケアを怠りがちになります。
でも、荒れてしまう原因は今回ご紹介したようにたくさんあるので、口紅やグロスで隠さなくても自信の持てる唇になるように、日々のスキンケアの中で唇も一緒にケアして欲しいと思います。
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