女性のヒゲ処理、正しい方法。いまさら聞けない悩みを解消!
Date:2018.04.27
鏡で自分の顔をじっと見たときに、想像以上にヒゲが生えているのを発見して、ショックを受けた経験はありませんか?
薄い産毛だけでなく、現代女性にかかるストレスやホルモンバランスの乱れによっては濃いヒゲが生えてくることも少なくないのだとか。
恥ずかしいことではないと分かっていながらも、なかなかヒゲ処理の正しい方法について周りに聞くのは恥ずかしい、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな気になるヒゲ処理の正しい方法とNG処理方法をご紹介します。
ヒゲ処理に必要な道具から、アフターケアのチェックポイントまでおさえて、近くで見られてもこわくない口元を目指しましょう!
この記事の目次
思わぬ肌トラブルの原因にも!? 肌を傷つけるヒゲのNG処理方法
ヒゲ処理方法についてのアンケートでは、約80%の女性が「剃る」と回答している一方、「抜く」という回答が多くあります。
ヒゲを抜いて処理している方も多いということが分かりますが、実はヒゲを抜くという行為は絶対にやってはいけないNG行為なんです!
まず、ヒゲを抜いてはいけない理由と、抜く以外のNG処理方法についてご紹介します。
肌荒れリスクの高い毛抜き
ヒゲを抜くのは絶対にやめましょう。口周りはデリケートな肌で、毛を抜くと毛穴にダメージがかかってしまいます。
そのダメージが、
- 埋没毛
- 炎症
- 色素沈着
を起こして、口周りの肌が取り返しの付かない状態になってしまうことも。
- 埋没毛
- 肌の中に毛が埋もれてしまう状態。肌表面が黒くぽつぽつとして見えてしまいます。
毛を抜いて傷ついた毛穴に最近が侵入してしまうと炎症になり毛穴に膿が溜まって小さなニキビのようなものができてしまう場合もあります。
また、毛を抜くことによって口周りの肌がダメージを受けると、メラニン色素が作られて黒ずんだ口元になってしまう可能性まで。
そもそも、毛抜きでは取ることのできない毛乳頭という組織がある限り毛は生えてきます。ヒゲを抜いても同じ毛穴からヒゲはまた生えてくる、ということです。
さらに、女性のヒゲは柔らかい場合が多く、抜こうとしても途中で千切れてしまうこともあり、きれいに処理することができません。安全にきれいに処理したいのであれば抜くのはやめておきましょう。
除毛クリームやT字カミソリの使用
除毛クリームやワックスによる脱毛は肌に負担が大きい脱毛方法です。
基本的に顔に使用NGになっているものが多いので注意しましょう。
また、T字カミソリを使うのもNG行為です。
T字カミソリは口周りのような繊細なカーブの多い部位には不向きで、肌を傷つけやすい道具です。また、カミソリの刃部分の幅が広すぎて怪我の原因にもなりかねません。
ヒゲ処理の正しい方法をチェック!準備からアフターケアまで
ヒゲ剃りのNG方法を知ったら、次に正しい処理方法を見ていきましょう。
基本の手順は、
- ヒゲ処理のために余裕を持って時間を確保する
- 道具などを用意する
- ヒゲを剃る
- アフターケアを行う
の4ステップです。
細かい基本中の基本を守ることで、安全にヒゲを処理することができるのでしっかりチェックしていきましょう!
ヒゲ処理は時間の余裕がある時に
ヒゲを処理するのに最適な条件は、
- 時間に余裕がある
- すぐにメイクをする必要のない
の2つ。
特に、時間のない朝や出かける前の処理はおすすめしません。急いでいるときれいに処理できないだけでなく、怪我のリスクが高くなってしまいます。
また、ヒゲを剃ったあとの肌はいつもよりデリケートになっているので、すぐにファンデーションなどの化粧品を使用することで炎症を起こしてしまう可能性もあります。
口周りの毛を処理するのは、ヒゲを剃ったあとのアフターケアをする時間も十分に取ることができて、化粧をする予定のない時間帯を選ぶといいでしょう。
準備する道具と化粧品
ヒゲを剃るために準備するものは、
- 顔専用の使い捨てI字カミソリまたは電気シェーバー
- シェービングクリーム
- 化粧水
- 乳液などいつものスキンケア用品
- 清潔なタオル
の5つです。
使用するカミソリや電気シェーバーは特に重要。カミソリを使用するのであれば、使い捨てで新品の顔用I字カミソリを必ず使用してください。
口周りは微妙な凹凸があるため、細かく動かすことのできるI字カミソリが必要です。カミソリは切れ味が良いほうが、安全にきれいに処理できます。
顔使用OKの女性用電気シェーバーを使っても大丈夫ですが、カミソリに比べて深く剃ることができないので、電気シェーバーを使う場合はカミソリより頻繁な処理が必要になってきます。
I字カミソリ | 電気シェーバー |
---|---|
慣れれば簡単&安全 | 肌へのダメージが少ない |
深くきれいに処理が可能 | 深い処理は不可能 |
シェービングクリームも必ず用意しましょう。洗顔フォームや石けんは皮脂を洗い流す力があり、肌を保護するための皮脂が失われると、ヒゲを剃ったあとの肌のバリア機能が低下して肌トラブルを引き起こしてしまいます。
ヒゲを剃ったあとのアフターケアとして、
- 普段使って肌が慣れている化粧水
- 乳液などの保湿液
を使いましょう。
アフターケア用の新しい化粧品を揃える必要はありません。むしろ、慣れない新しい化粧品が敏感になっている肌に刺激となる場合もあります。
なるべく使い慣れた化粧品でアフターケアを行ってください。
ヒゲ処理をする場所と用意
必要な道具を用意したら、剃る準備に入りましょう。
剃る前に気をつけるのは、
- 明るい部屋の鏡の前で処理を行う
- 髪の毛は顔にかからないように
- メイクを落としておく
- 蒸しタオルで顔の肌を柔らかくする
の4点です。
口周りのヒゲがしっかり見える明るい照明があり、顔がよく映る鏡がある場所で剃ります。洗面台や化粧台を使うといいでしょう。
顔に髪の毛がかかる場合は、ヘアゴムやカチューシャなどで髪が顔にかからないようにしておきます。もちろんメイクはしっかり落としておいてください。
次に、蒸しタオルを顔全体に5秒ほど優しくあてます。特に意識して口周りにタオルがあたるようにします。口周りの肌と毛を柔らかくする効果があり、カミソリで簡単に剃ることができます。
ヒゲ処理の正しい手順
ヒゲを剃る基本の手順は、
- シェービングクリームを口周りに塗る
- カミソリを利き手に持つ
- 口周りのヒゲを剃る
です。
ヒゲを剃る場所は主に
- 鼻の下
- 下唇の下からあごにかけて
- フェイスライン
の3つの部分です。部分ごとに毛の生え方が違う場合もあるので、よく毛を見て剃るようにしてください。
- 鼻の下のヒゲを剃る
- 鼻の下のヒゲを剃るときは、上唇に向かってカミソリの刃を滑らせるように優しく上から下に向かって剃ります。
- あごの毛を剃る
- 下唇の下からあごに向かって剃るときも、同じように肌を軽く引っ張りながらカミソリの刃を上から下に動かして剃りましょう。
- フェイスラインの毛を剃る
- フェイスラインのヒゲを剃る場合は、カミソリを持っていないほうの手でフェイスラインを押さえて斜め上に肌を優しく引っ張りながら、カミソリでフェイスラインに沿うように上から下へ向かって沿っていきます。
ヒゲ処理後のアフターケア
ヒゲ処理は、剃ったあとのアフターケアが重要です!ここで気を抜くとせっかくきれいにヒゲが剃れても肌が荒れたり、炎症を起こしてしまうことがあるのできちんとアフターケアを行いましょう。
アフターケアの手順
- タオルを顔に押しつけるようにして水気を吸い取る
- 化粧水を手に取ったら口周りを手で包み込んで化粧水を浸透させる
- 口周りの皮膚がもっちりとして十分に水分を吸収するまで手順(2)を繰り返す
- クリームや乳液など保湿剤で肌にフタをする
アフターケアのポイントは、
- タオルでごしごし顔を拭かない
- 化粧水は数回に分けてしっかり肌に浸透させる
- コットンではなく手を使って化粧水・保湿剤を肌に馴染ませる
の3つです。
顔を拭くときは、水分をタオルに吸収させるイメージで、そっと顔に押しつけるようにして拭き取りましょう。
また、化粧水は一度に大量に肌につけるよりも、少量ずつ数回に分けて肌につけるほうが効率よく浸透させることができます。
自分の手の体温を利用して、肌にゆっくりと化粧水を染み込ませるとより効果的。優しく口周りを覆うようにして化粧水をつけてください。
ヒゲ処理前・中・後に気をつけるべき具体的なチェックポイント
正しい処理方法は以上ですが、チェックしておきたい怪我や肌トラブルを防ぐためのポイントもあります。
具体的な剃り方のNG行為はもちろん、ヒゲ処理とは一見関係のないように思える体の調子にも注意が必要です。
ヒゲ処理で気をつけるべき点をおろそかにして、口周りの肌がボロボロになってしまっては元も子もありません。注意点を念入りにチェックしていきましょう。
体調や肌の調子にも気をつける
肌が敏感になっているときには、ヒゲ処理をするのはやめましょう。自分でも気付かないうちに肌のバリア機能が低下していることもあります。
例えば、
- 体調不良
- 生理前・生理中
などはヒゲ処理を避けたほうがいいでしょう。
体調が悪いということは、体の免疫だけでなく肌のバリア機能も低下しています。生理前・生理中も肌が敏感になっている時期なのでヒゲ剃りで口周りの肌が荒れてしまうこともあります。
もちろん、口周りにニキビができている場合もできればヒゲ処理を控えるようにしてください。
必ず、体調や肌の調子が良いときにヒゲ処理を行うようにしてください。
ヒゲの剃り方注意ポイント
口周りの敏感な肌は剃り方によっては、すぐに傷ついてしまいます。I字カミソリを使い慣れていなければ、電気シェーバーを使うようにしましょう。
絶対に避けるべき剃り方は、
- 同じ場所にカミソリの刃を何度も滑らせる
- 毛流れに逆らって剃る
こと。
もし、ヒゲを剃り残してしまった場合は、ピンポイントにその毛付近にだけカミソリの刃が当たるようにカミソリを動かしましょう。
また、正しい毛の剃り方は、毛が生えている方向に沿って剃っていく方法。
より深く剃ろうとして、毛流れに逆らって剃るのは厳禁です。皮膚がたるんで刃が引っかかりやすくなってしまいます。必ず上から下にカミソリの刃を動かしましょう。
ヒゲ処理後しばらくのNG行為
ヒゲ処理後にしてはいけない行為は、
- ピーリング
- マッサージやエステ
- 日焼け
- 手やタオルでごしごし擦る
などがあります。
肌が回復する日数は個人差や体調などによっても違ってきますが、ヒゲ処理後1週間ほどは普段以上にスキンケアを念入りにし、外部刺激を避けるのが賢明です。
ヒゲ処理を頻繁に行うのも厳禁です。ヒゲ剃りをする頻度は3、4週間に1度を目安にしましょう。頻繁に剃ると肌を定期的に傷つけてしまうことになります。
1ヶ月に1度剃って、1週間念入りにケアをする習慣をつけるといいでしょう。
正しいヒゲ処理で近くで見られてもこわくない口元を
ご紹介してきたヒゲ処理の正しい方法を参考に、きちんと注意点に気をつけてヒゲ処理を行えば、安全にきれいにヒゲを剃ることができます。
ただし、自己処理に自信がない場合は迷わずプロに任せるのが賢い選択です。気合いを入れたいデートや同窓会、パーティーなどのイベント前には、プロによるシェービング(ヒゲ剃り)を受けましょう。
自己処理のヒゲ剃りは慣れてしまえば、簡単にできて時間もかからず、コストもあまりかからないというメリットがあるので、プロの技と自己処理を上手に使い分けてみてはいかがでしょう。
ヒゲの正しい処理をマスターして、近くで見られても、もうヒヤヒヤしない口元を手に入れてください!
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