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カモミールの効果効能。香りでリラックス、疲労回復効果も高い!

Date:2016.08.05

shutterstock_285288362可愛らしい花を咲かせるカモミール。「植物のお医者さん」とも呼ばれ、育てやすいハーブのひとつでもあります。ほんのり甘い香りで心を和ませてくれますね。

カモミールというとハーブティーを思い浮かべる方が多いと思いますが、ただリラックスできるだけじゃないんですよ。

様々な効果のあるハーブ、カモミールをもっと知って欲しい!女性に嬉しいカモミールの効能を徹底紹介です!


カモミールは歴史のある古いハーブ

カモミールは世界中で最も親しまれてきたハーブかも知れませんね。古代エジプトの時代からすでに薬草として利用されていました。

日本に伝わってきたのは江戸時代であると伝えられています。日本は鎖国をしていましたが、交易のあったオランダとポルトガルからもたらされたようです。

日本では「カミツレ」と呼ばれていた

日本ではカモミールよりも「カミツレ」という名で親しまれてきました。リラックスできるお茶としてよりも薬としての側面が強かったようです。

日本薬局方にも1962年まで「カミツレ花」として記載されていましたから、「医薬品」扱いだったんですね。

カモミールにはジャーマンとローマンの2種類ある

カモミールに種類があることはご存知でしょうか。ジャーマン種とローマン種という種類があります。

ジャーマンカモミール
科名:キク科
学名:Matricaria recutita/Matricaria chamomila
ローマンカモミール
科名:キク科
学名:Anthemis nobilis

ハーブティーとして飲まれているのはジャーマンカモミールです。

ローマンカモミールは精油で利用されることが多いです。ローマンカモミールはお茶にすると苦くなり、あまり美味しくないそうです。

ジャーマンカモミールの精油もありますが、こちらはあまり香りがよくないので使うならローマンカモミールですね。精油についてはアロマテラピーの章で詳しく説明します。

カモミールの健康と美容に対する効果効能

カモミールがリラックスできるだけでなく、私たちの心と体に様々な効果があります。

甘い香りでリラックスできる安眠効果

ジャーマンカモミールはよく「青リンゴの香り」と評されるように、とてもフルーティーな甘い香りがします。この香りに鎮静効果があり、イライラや疲労を鎮めてくれます。

それによって寝つきが良くなる安眠効果も期待できるのです。

  • 疲労がたまってよく眠れない
  • ストレスで寝つきが悪い
  • 寝つきが悪くて寝た気がしない

という時には、寝る前に1杯カモミールティーを飲んでから寝るといいですね。

温かいハーブティーを飲めばお腹も温まり、自律神経の副交感神経が優位になってよりリラックスできるでしょう。

アズレンの抗炎症作用が皮膚や粘膜を守る

自然療法大国であるドイツでは、濃いめに淹れたカモミールティーをマウスウォッシュとして使ったり、歯肉炎や口内炎の治療に使ったりします。

保湿効果も高いので、

  • 入浴剤
  • シャンプー・リンス
  • 化粧水・乳液

など様々なスキンケア用品にも使われています。

カモミールは胃の粘膜を保護する働きもあるので、実は消化器系にもいいんです。

  • 過敏性腸症候群
  • 胃潰瘍

など、ストレスからくる胃腸の不調によいとされています。

カモミールティーでリラックスしながら胃腸を穏やかに回復させるといいですね。

身体を温めるので風邪の初期症状にも

カモミールには身体を温めて発汗させる効果もあるので、風邪の引き始めにおすすめです。

症状がひどくならないうちにカモミールティーを飲んでゆっくり休むことで、風邪の初期症状を緩和する効果が期待できます。

お薬をいやがる小さなお子さんなどには、もしかして風邪かな?と思ったら、飲みやすい温度にしたカモミールティーを飲ませてあげればいいでしょう。

アレルギー症状の緩和にも役立つ

カモミールティーを飲むことで、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果があるとされています。お茶の蒸気を吸い込むだけでも、鼻づまりなどが楽になりますよ。

ただし、花粉症の中でもブタクサアレルギーの方は要注意!ブタクサはカモミールと同じキク科の植物なので、逆にアレルギー症状が出てしまいます。

酸化ならぬ糖化を防ぐカモミールの効果

肌を衰えさせる原因のひとつに「糖化」があるのをご存知ですか?食べ物で摂取した糖のうち、エネルギーとして消費されなかったものが体内のタンパク質と結びつきます。

その糖が肌にダメージを与える「AGE(糖化タンパク質)」という物質を作り出し、肌を老化させるのが糖化のメカニズム。弾力のないたるんだ肌になってしまうのです。

カモミールにはこの糖化を防ぐ働きがあるとして注目が集まっているのです。

糖化を防ぐ働きは、抗糖化成分であるカマメロサイドを多く含むローマンカモミールの方が向いているそうですが、あまり美味しくないのが難点ですね。

カモミールティーの美味しい淹れ方・飲み方

淹れている時からフルーティーな甘い香りで癒されるカモミールティー。美味しく淹れてリラックスタイムを楽しみましょう。

ティーバッグで淹れてももちろんおいしいですが、せっかくですからドライハーブをしっかり蒸して丁寧に淹れてみましょう。

1杯分のお茶の淹れ方

  1. ドライハーブ山盛り1杯に熱湯を150ml入れます。
  2. 3分ほどおいたら出来上がり。

ティーポットを使ってもいいですし、一人分なら茶こしのついたハーブティー用のカップもありますので、それを使うと後片付けも楽ですよ。

もしハーブティーに慣れていなくて飲みづらいと感じたら、

  • ミルクを入れる
  • 蜂蜜をプラスする

などアレンジすると飲みやすくなるでしょう。蜂蜜を入れるとお子さんでも飲みやすくなります。

紅茶とブレンドしても美味しいのですが、こちらはカフェインが入ってしまうので寝る前のお茶よりは3時のお茶に向いていますね。

カモミールをお茶として飲む以外の使い方

様々な効果のあるカモミールティーですが、飲むだけではなく他にも色々と使い道があるんです。

ポプリとして花をそのまま使う

カモミールの精油ほど香りは強くないですが、穏やかなやさしい香りでお子さんにも喜ばれます。

ガーゼや薄い布で小さな袋を作り、その中に乾燥したカモミールを入れて下さい。枕元などにおいてあげるとほのかな香りでリラックスできて、寝つきも良くなるでしょう。

タンスの中など、衣類と一緒に入れておくのもおすすめ。引出しを空けるたびにほんのりと甘い香りがします。

ジャーマンカモミールの湿布剤&化粧水

家で作るハーブの湿布は肌にも優しく、市販の湿布ではかぶれてしまう、という方にもおすすめです。

冷たい湿布は急性の痛み、炎症などに、温かい湿布は慢性の痛み、血行を良くしたい時などに向いています。

湿布の作り方

  1. 鍋に500mlの水を入れて沸騰させます。
  2. 20gのカモミールを入れます。
  3. 蓋をして10分蒸らします。
  4. ざるやガーゼで濾して、その液体を湿布薬として使います。

粗熱が取れてタオルをつけられるくらいの熱さになったら、タオルを浸してしぼり患部に当てます。温湿布として身体を温め、痛みを和らげます。

そのまま抽出液を冷やして使えば冷湿布が出来ます。目が疲れている時などにもおすすめですよ。

冷たいカモミールのタオルを目に当てると、眼精疲労も回復する上に、香りでのリラックス効果も得られます。

最初に液体を取り分けておけば化粧水として使うことも出来ます。ただし、防腐剤が入っていませんからその日のうちに使い切りましょう。

ハーブビネガーを作って飲む

香りの良いお酢を作ればハーブビネガードリンクとして飲むことも出来ます。簡単で美味しいのでぜひ試してみて下さい。

作り方

  1. 清潔な保存瓶を用意してお酢1カップにカモミールをひとつかみ入れる
  2. 2週間ほど漬け込んだら出来上がりです。

ガーゼなどで濾してお酢だけ利用して下さい。蜂蜜を加えて炭酸で割ると疲労回復にぴったりのジュースが出来ます。

また、フレンチドレッシングなどお酢を使うドレッシングを作る時に、普通のお酢の代わりにこのカモミールビネガーを入れるととてもいい香りのドレッシングができますよ。

このカモミールビネガーは、石けんシャンプーのリンスとしても使えます。

リラックスできる入浴剤としても使える

やさしい香りの贅沢なハーブティー風呂。お肌の弱い方にもおすすめです。

ドライハーブをそのままお風呂に入れてしまうとお掃除が大変になるので、お茶パックなどにドライハーブを大さじ3くらい入れて、お風呂に投入しましょう。

湯船につかりながらパックを少しもみ出してあげるといいですね。使い終わったら絞って捨てればいいので、後片付けも楽チンです。

市販のティーバッグをそのまま使ってもいいですよ。

カモミールのアロマテラピーとしての使い方

ここまではジャーマンカモミールが活躍してきましたが、精油となると香りがいいのはローマンカモミール。

精油としての効能もローマンカモミールの方が使いやすいものが多いのです。

カモミールの精油は採油量が少ないためとても高価な精油ですが、それだけの効能がある精油です。

ローマンカモミールの鎮静効果

甘くやさしい香りは神経の興奮を鎮めて、イライラした気持ちを落ち着かせてくれます。

ティッシュにたらして枕元に置いておくだけで、寝室がほんのりとカモミールの香りに包まれて幸せな気分に。

疲れた時は香りをゆっくり吸い込むようにして深呼吸をすると、寝つきが良くなりますよ。

1滴で十分リラクゼーション効果の高い精油です。

アズレンの濃いブルー・ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールはローマンカモミールほど精油としての使い道はあまりないんですね。というのも効果もローマンの方が高く、香りもいいからです。

ジャーマンカモミールは濃い青い色をしています。これはハーブを蒸留する過程でできる色。

ハーブティーを淹れても青くなりませんよね。蒸留した時にだけ出てくる青なので、「アズレンブルー」とも呼ばれます。

髪のツヤを良くする効果

日本でも「カミツレ」としてヘアケアに使われてきました。

カモミールには髪のツヤを良くする働きがあるので、シャンプーやリンスなどヘアケア用品にもよく使われていますね。

きれいな黒髪のために、椿油にカモミール精油を加えてヘアオイルとして使うのもおすすめです。

かゆみを抑えてくれる鎮掻痒作用

冬になると乾燥肌でかゆくてたまらない!なんてことはありませんか。そんなときにはカモミールのジェルが役に立ちますよ。

かゆみ止めジェルの作り方

  1. 水溶性ジェル小さじ1にローマンカモミール、ラベンダーを1滴ずつ入れます。
  2. かゆみを感じるところに塗って下さい。

オイルを使わずジェルで精油を薄めて使うと、すーっとなじんで塗りやすく、精油の浸透率も良くなります。ぬってしばらくするとかゆみが治まってきますよ。

生理痛を緩和するなど女性の不調に

通経作用といって、生理不順を正常化させる働きや生理痛を緩和する働きがあります。元々学名の「Matricaria」は子宮を意味するラテン語に由来するもの。

はるか昔から、女性特有の症状に使われてきたのです。

カモミールには別名「マザーハーブ」という呼び名があるほど、古くから女性の為の薬として親しまれてきました。

生理前のイライラやだるさなどPMS(月経前症候群)にも有効ですし、更年期障害の諸症状を緩和するのにも役立ちます。

使い方

  1. 水溶性ジェル小さじ1にローマンカモミールとクラリセージを1滴ずつ入れます。
  2. よく混ぜて、お腹などに塗って下さい。
  3. その後に植物オイル(ホホバオイルなど)でゆっくりマッサージすると血行も良くなって痛みも和らぎます。

香りを嗅ぐだけでなく、身体に塗って精油の成分を浸透させた方が効果は高くなります。

カモミールを使う際の注意ポイント

様々な効能をもつカモミールですが、一部の方は使う際に注意が必要です。

妊娠初期は使用を避けること

通経作用は子宮の中のものを押し出す作用です。生理に関する不調を改善するのには役立ちますが、妊娠初期には使わないようにしましょう。

※知らずに使ってしまったとしても、それが原因で流産などの事故が起きたという報告は今のところありません。ただ、妊娠初期は身体もデリケートになっているので使わない方が無難です。

キク科アレルギーの方は使用を避けること

キク科アレルギー、ブタクサアレルギーの方はカモミールは残念ながら避けた方が良いですね。くしゃみなどアレルギー症状が出ることがあります。

入浴剤などカモミールが配合されているものを使うのは大丈夫かもしれませんが、ハーブティーとして飲んだり、アロマテラピーでの利用は避けた方が無難です。

無農薬のものを使いなるべく早く使い切る

口に入れるものですから当然ながら無農薬のものを使いたいですが、無農薬ということは虫の卵などがついている可能性もあるわけです。

飲む時は熱湯に入れますから健康に問題はないのですが、ずっと放置しておくと虫がわくことがあります。ドライハーブを買ったらなるべく早く使い切りましょう。

カモミールでリラックスした毎日を

カモミールの利用法は様々ありますが、どれも難しいものではありません。お茶でもアロマテラピーでも、取り入れやすいものから試してみて下さい。

おなかにもいいし、肌にもいい、女性に優しいハーブです。寝る前のリラックスタイムに香りを楽しんで下さい。

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