格安SIMとは?高すぎるスマホ料金を安くできる主婦の味方!
Date:2017.08.23
あると便利なスマホ。でも、ドコモやauなどのキャリアスマホの料金は高額です。特に、LINEやゲーム、ネットで調べものをちょこっとするだけという人は、月に6000円も7000円も払うのはもったいないですよね。
動画をよく見るという人でも、「動画を見るのは家にいる時だけ」「自宅にインターネット回線を持っていてWiFiが使える」という人は、動画視聴にスマホ回線は使っていないことになります。実にもったいないです!
格安SIMの利用者は年々増え、サービス内容も充実してきています。対抗するように、キャリアスマホも以前よりは安くなりましたが、値段的には格安SIMにはかないません。
キャリアスマホとまったく同じではありませんし、すべての人におすすめできるわけではありませんが、ニーズや条件が合えば断然お得です!
そもそも格安SIMって何?格安SIMを知ってスマホ料金を大幅節約!
格安スマホ、格安SIM、MVNO。すっかりお馴染みの言葉になってきましたが、ぼんやりとしか理解していない人もいるのでは?
「よくわからないけど難しそう」と、気になりつつもキャリアスマホを使い続けている人は、まずは知ることから始めてみましょう。
格安SIM・格安スマホとは?
スマホを使うには、通信を行うために必要な情報を記録したICカードを本体に挿す必要があります。このICカードのことをSIMカードと呼んでいます。
格安でサービスを提供するMVNOは何社もあります。その中から気に入った通信業者を見つけ、お好みのプランで契約を申し込むと、SIMカードが送られてきます。
その格安SIMカードをスマホに挿せば、格安料金でスマホを楽しむことができるのです。
契約時にSIMカードとセットで新規にスマホを購入することもできますが、このセット購入できる低価格帯のスマホのことを「格安スマホ」と言います。
格安SIMならどのくらい安くなる?
格安SIMには、
- 通話なしの「データSIM」
- 通話もできる「データ・通話SIM」
がありますが、キャリアスマホ同様、通話もできる「データ・通話SIM」プランの料金は1600円程度です。
月に3GBまでという通信制限がありますが、動画は家のWiFiで視聴、外ではLINEやちょっとした調べもののみ、という人なら余裕で足りると思います。
外で動画などをたくさん見たりすると超えてしまいますが、超えたとしても速度が遅くなるだけで使えなくなるわけではありませんし、追加チャージで高速に戻すこともできます。
大容量プランを選んだとしても30GB制限で6000円程度。キャリアスマホよりも安い料金ですむのは間違いありません。
格安データSIMならさらに安い!
データ専用のSIMを使うなら、3GB制限で1000円かかりません!さらにライトなプランを300円しない驚きの低価格で提供する業者も!
キャリアスマホしか使ったことがない人は「データ専用ってどういうこと?」「通話できなければ電話じゃないのでは?」と思うかもしれませんが、ここでいう「通話」は電話回線を使った通話のこと。LINEの無料通話やIP電話など、ネット回線を使った通話はできます。
スマホ利用者の中には、
- 連絡はメールのやりとりだけ。電話を必要としない人
- 音声品質は悪くてもLINEの無料通話やIP電話で十分な人
など、電話回線を使った通話機能の必要性を感じない人もいます。
子供にスマホを持たせる場合、親子間はLINEの無料通話で十分だし、電話回線がない方が下手に長電話されなくていいということで、データSIMで安くあげている人も多いようです。
選択肢が多すぎる!どこの格安SIMを選べばいいの?
そんなに安くてお得なら、こぞってみんな格安SIMに乗り換えるはず!でも、格安SIMの利用者は増えてはいるものの、まだまだキャリアスマホの方が人気です。
それは「いざ!格安SIM!」と思っても、どこをどう始めていいかわからなかったり、調べなければいけないことがいろいろあって面倒になったり。簡単に始められないからではないでしょうか。
キャリアスマホの場合、どこのスマホにしようかと迷っても、たかがしれていますが、格安SIMの場合は回線業者がたくさんありすぎて、どこをどう迷えばいいのかさえわからなくなります。
自分で用意したスマホを使いたい場合
格安SIMを申し込む際、スマホを一緒に購入してセットで申し込む方法と、SIMカードのみを申し込む方法とがありますが、
- 今使っているスマホに格安SIMを挿して使いたい
- 中古のスマホなど、自分で気に入ったスマホを用意して使いたい
など、SIMカードのみを単体で申し込もうと思っている人は、少々面倒です。
自分で用意するスマホが、契約しようとしている通信業者の提供するSIMカードを使えるかどうか、調べる必要があるからです。
大手携帯会社で販売されているキャリアスマホは、
- auの端末はauの回線
- ドコモの端末はドコモの回線
- ソフトバンクの端末はソフトバンクの回線
でしか使えないようにロックがかけられています。
ロックは簡単に解除できます(ネットで解除申請すれば無料ですが、店頭でお願いするとお金を取られます)が、購入から一定期間経たないとロック解除できないなど条件があるので、まずはそこを調べる必要があります。
用意した端末がドコモのものであれば問題ありません。ドコモの端末はドコモの回線を使用している通信業者なら、ロックを解除しなくてもそのまま使えるからです。MVNOの大半はドコモの回線を使用しているので、格安SIMも選びたい放題です。
auやソフトバンクの端末は、どの通信業者を選ぶにしてもロック解除は必要です(auの端末をau回線を使った通信業者で使用する場合なども)。
auやソフトバンクの端末の場合、格安SIM選びはとても楽です。選択肢があまりないからです。auやソフトバンクの回線を使っている通信業者は少ないのです。
ロックを解除すれば、ドコモ回線の通信業者でも使える機種はあるのですが、周波数帯の違いなどから電波が届きにくかったり、一部の機種では接続できないという報告があったりと、あまりおすすめではありません。
選べる通信業者が少ないため、料金体系もドコモほどライトで格安なものはありませんが、
- UQ mobile(au)
- Y!mobile(ソフトバンク)
は回線速度に定評アリ!速度重視の人はうれしいかもしれません。
MVNO各社は、たいてい使用できる端末について、動作確認状況をサイト上に掲載してくれています。
スマホ本体も一緒に購入!スマホ&SIMカードをセットで申し込む場合
ややこしいのはイヤ!あれこれ調べたりは面倒!そんな人は、スマホも一緒に購入するのが簡単です。
節約したくて格安SIMにするのですから、まだまだ使えるスマホがあるのに新規でスマホ本体も購入するのはどうかと思いますが、そろそろ買い替え時だなと思っているならセット購入がおすすめです。
スマホとのセット購入であれば通信業者はどこでもよくなってしまい、選択肢が多すぎて逆に困ってしまいますが、
- ライトユーザーであれば、価格が安くてライトなプランがある会社
- ヘビーユーザーであれば、大容量や無制限のプランがある会社
- 家族みんなで使うなら家族で割引になるプランがある会社
- 設定や使い方に自信がない人はサポートに力を入れている会社
- 電話をよくかける人は、電話カケホーダイプランのある会社
など、MVNO各社カラーが異なりますので、自分が何を求めているのか、何が重要なのかを明確にすれば、選択肢も狭まってくると思います。
- 動画はほとんど見ない
- 自宅のWiFiが使える
- スマホではメールやLINEだけ。高速の通信は必要ない
などのライトユーザーは、1GB制限のものや低速回線のライトなプランを選べば、さらに料金を下げることも可能です。
FREETELには500MBまでなら999円、500MBを超えて1GBまでなら1199円と、使用量に合わせて自動で料金を変えてくれる「使った分だけ安心プラン」があるので、毎月の使用量が一定でない人、どのくらい使うかわからない人には便利です。
LINE株式会社が運営するLINEモバイルには、LINEの通話やトークが使い放題の「LINEフリープラン」があります。
LINEで通話しても、重い画像データをアップしても、通信データがカウントされないので制限を気にせず使用できます。
データSIMなら通信制限1GBで540円/月(通話SIMなら1296円)!通話もメッセージのやり取りもLINE中心という人にはうれしいプランです。
あなたのスマホライフに最適な会社を探してみてください。
格安SIMに向かない人もいる!何ができて何ができないのか確認を
格安SIMへ移行する人が増えてくる中、格安SIMや格安スマホに関するトラブルも増えているといいます。
格安SIMでスマホを利用する場合、キャリアスマホと同様にはできないこともあります。
何ができて何ができないのか、しっかりと理解した上で、格安SIMを検討するようにしましょう。
格安SIMでもできること、格安SIMではできないこと
契約する会社により差異はあるのですが、全体的に見て、以下のようなできる・できないがあります。
- MNP(番号ポータビリティ)の利用
- キャリアと同等の回線品質
(業者によっては混雑する時間帯の速度が著しく落ちる場合があるので注意)
- キャリアメールが使えない
- 年齢認証ができない(LINEのID検索が使えない)
- 電話の通話料金が割安ではない
- サポート体制が十分ではない
LINEが主流とはいえ…キャリアメールが使えなくなる問題
ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアメールが使えません。代わりにGmailなどのフリーメールなどを使うことになります。
フリーメールが嫌な人、キャリアメールがどうしても必要な人には、おそらくこれが一番の問題ではないかと思います。
格安SIMを使用する人が増えたおかげで、今までキャリアメールでなければ登録できなかったものも、一部「GmailはOK」など格安スマホユーザーを考慮してくれているところもありますが、キャリアメールでなければならないサービスも未だあります。
家族や友人にキャリアメールでしか、やりとりできない人がいる場合も面倒です。Gmailを迷惑メールから除外してもらう設定は少しややこしく、それをお願いするのは気が引けます。
キャリアメールを失っても格安SIMにしたいかどうか、連絡方法や使用しているサービスについて確認をとる必要があります。
どうしてもキャリアメールを手放せない、でも安く上げたい、という人は、ガラケーと格安スマホの2台持ちという手も。ガラケーを電話とメール専用にし、スマホは格安データSIMにすれば、2台合わせても3000円以内におさめることは可能です。
LINEのID検索が使えない!?格安SIMでも年齢認証するには
格安SIMを使用すると年齢認証ができず、LINEのID検索機能は使えません。相手に検索してもらうことも、こちらから検索することもできません。
「ふるふる」や「招待」機能を使えば友達登録できるので、どうにもならないほどの問題ではありませんが、検索機能を使いたい人も中にはいると思います。
どうしてもLINEのID検索がしたいのであれば、格安SIMはLINEモバイルで決定です。LINEアプリの運営会社であるLINEモバイルを利用すれば、LINEの年齢認証が可能。ID検索できるのです!
LINEモバイルは通信速度も評価が高く、ドコモ端末利用者にとってはかなりオススメです。
今後のカケホーダイプランに期待!LINE無料通話やアプリを上手に利用して
通話料割引には弱い格安SIMですが、最近はアプリによる通話で5分以内、10分以内なら何回でもカケホーダイというオプションプランが主流になりつつあります。
長電話する人にとっては、それでも不十分ではありますが、楽天モバイルでは2380円/月で何分でも何度でもカケホーダイプランを提供しています。これから、他の会社でもカケホーダイが増えていくことを期待したいですね。
電話をする相手が、普段LINEでやりとりしている家族や友人のみというのであれば、LINEの無料通話機能を使うことでお金をかけずに通話できます。
ただ、LINEの無料通話やIP電話などはお金がかからなくてよいのですが、音声品質はよくありません。
自宅のWiFiで通話する分には問題なくても、外出中、混み合う時間帯に電話しようとしてつながらない、などイライラすることも。
「楽天でんわ」などの通話アプリを使えば、カケホーダイのオプションをつけなくても、10円/30秒と通常の通話料の半額になります。電話番号もそのまま使えます。
調べてもよくわからない!誰かに相談したい!ならショップへ
格安SIMを利用するにあたって、もうひとつ大きな問題となっているのが、大手キャリアショップのように手厚いサポートがないということ。
トラブルがあってもネットで検索したりして自分で調べられる人は、格安SIMでも十分にやっていけますが、何かあるたびにショップへ足を運んであれこれ質問したり、お願いしたりするタイプの人は、サポート力の弱さに戸惑うかもしれません。
有料オプションとして、
- 初期設定サポート
- 電話や遠隔操作でのサポート
- 出張サポート
などを行っている会社もありますが、通常の電話などの相談は混み合っていて、待たされることも多いようです。
直接相談に乗ってもらいたい!じっくり話を聞きたいという人は、
- イオンモバイル
- Y!mobile
などショップ展開に力を入れているところへ。
たまたま自分の家の近くに楽天モバイルのショップがあるなら楽天モバイルでもよいので、一度足を運んでみては?
「格安」ばかりを求めないで、自分に合ったプランを
料金の安さだけに引かれて、後先考えずに適当に乗り換えてしまうのは危険です。自分は何ができるのか、何を求めているのかを明確にした上で、お得になるプランを見つけてください。
もし、調べものが苦手で難しいことはよくわからないなら、料金の安さよりもサポートがしっかりしている通信業者を選ぶようにした方がよいでしょう。
逆に、調べることが苦でなく、ある程度のことは自分で解決できるならば、自分のスマホ利用に合ったプランをなるべく安く提供してくれるところはどこか、実際のところ評判はどうなのか、など、調べた上で納得のいく契約を。
ただ、これは大手キャリアでもあることですが、すごくお得なキャンペーンなどの場合、欄外などに小さくて読みにくい文字で都合の悪いことが書かれている場合があります。
初年度は格安なのに、実は2年目、3年目と料金が跳ね上がったりするなど、よくよく注釈を読んでみないと本当にお得かどうかわからないものも。
契約を考える際は、すみずみまでしっかり読んで内容を検討してくださいね!
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