爪を強くする方法。保湿ケアや食べ物で強く健康な爪へ!
Date:2018.01.10
爪が弱いと、爪が割れたり傷んだりしてしまいます。割れた爪は見た目にもよくありませんし、マニキュアを塗るのもどこか気が引けますよね。
特に指の爪は人目につきます。接客業やPCを使う仕事をしていて爪がボロボロだと、爪を「隠したい」「見られたくない」と思う方もいるはず。
そこで今回は、爪を強くする方法をまとめました。自宅でできるネイルケアや、爪に欠かせない食べ物をご紹介するので、少しずつ爪を強くしていきましょう!
この記事の目次
爪を強くする成分でケア!ベースコートだけ塗るのも効果的
爪を強くする方法として、まずネイルケアを思いつく方は多いはずです。マニキュアを塗る場合、
- ベースコート
- マニキュア
- トップコート
の順番が一般的です。
ベースコートはマニキュアをしていない日にも塗っておくと、爪の負担を防ぐ効果があるとされています。衝撃や熱などの刺激から爪を守る役目もあります。
ベースコートは
- ホホバ種子油やオリーブ果実油などの「保湿成分」
- 海藻エキス、ひまわり種子油などの「トリートメント成分」
- ローズマリーエキスやアボガドオイルなどの「美容成分」
など、爪の状態を改善する成分が配合されているものが多くあります。爪に栄養を補給でき、爪を強くする効果が期待できます。
トップコートは、マニキュアなどのネイルアートを長持ちさせる効果があります。割れ爪や二枚爪を防ぐ成分が入っているトップコートを塗るのも、爪の強化にオススメです。
コートがフタの役目をし、保湿効果も期待できます。爪が柔らかい方や弱い方は試してみると良いでしょう。
弱い爪や割れやすい爪の補強にはネイルハードナーがオススメ!
仕事や家事などで爪に傷がついたり割れやすい方は、ネイルハードナーがおすすめです。ネイルハードナーは弱い爪や割れやすい爪を補強するためのものです。ベースコートとしても使えるものもあります。
ネイルハードナー自体に
- 爪を丈夫にする
- 割れ爪や二枚爪に効果的
- 爪が折れるのを防ぐ
このように爪を強くするという目的があります。そのため爪を保護したり、爪が割れるのを防止する成分が配合されています。
職業柄爪が弱くなりやすい方は、ネイルハードナーを塗っておくと爪が強くなる可能性が高まります。
爪へ成分が浸透するディープセラムは、寝る前に塗ると効果的
爪用のディープセラムも、爪を強くするケアにオススメです。
- ディープセラム
- 爪自体に成分を浸透させ、爪の補修をしてくれるネイルケア液です。成分が爪の内部まで浸透することで爪を強くしていきます。
爪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。ディープセラムには
- ケラチンを結びつける「ケイ素」
- ケラチンの生成に必要な「有機硫黄」
これらの成分が配合されており、爪を強くする効果が期待できます。
配合されている成分は水溶性のため、水に触れると効果が薄まります。毎日寝る前に爪へ塗ってケアすると効果的です。
アセトンは油分を奪う!アセトンフリーの除光液で乾燥を避けて
マニキュアやラメなどでセルフネイルする方は、除光液でネイルを落としますよね。除光液はアセトン入りのものが一般的です。
アセトンの油脂を溶かす働きによって、マニキュアやラメを落とします。しかしアセトンは爪の油分や水分も奪い、爪が乾燥する原因になります。
爪を強くするには、アセトンが含まれていないアセトンフリーの除光液の方がオススメです。爪が白くなりくいというメリットもあり、アセトン入りの除光液よりも香りがきつくありません。
しかしアセトンフリーの除光液によっては、重ね塗りしたマニキュアやラメが落ちにくい場合もあります。力を入れてラメなどを落とそうとすると、爪に傷がつくこともあり負担がかかります。
- ラメや落ちにくいマニキュアは、アセトン入りの除光液
- トップコートや薄く塗ったマニキュアはアセトンフリー
このように使い分けると、爪への負担を減らせます。
アセトン入りの除光液を使う量や回数を減らし、爪の乾燥を防ぐのも大切です。
保湿クリームで乾燥を防ぐ!ワセリンは保湿力高め
爪が乾燥すると、割れたり弱くなったりする原因になると言われています。爪の乾燥には
- アセトン入り除光液を使用し、油分や水分が奪われる
- 食器用洗剤で油分が奪われる
- 加齢
- 寒い時期の湿度の低下
など、様々な原因があります。
爪の乾燥が進んで水分量が減ると、割れたり欠けたりしやすくなります。爪を強くするには保湿がとても大切です。
保湿効果のあるハンドクリームやネイルクリームを爪に塗り、乾燥を防ぎましょう。爪だけではなく、爪の周りの皮膚にもクリームを塗ってください。
- ヒアルロン酸
- セラミド
- スクワラン
- ワセリン
これらの成分は保湿効果が高いとされています。特にワセリンは保湿力が高く、爪に塗ると乾燥を防いでくれると言われています。
キューティクルオイルは甘皮だけでなく、爪周辺の保湿も!
キューティクルオイル(ネイルオイル)も爪の乾燥を防ぐ効果があります。キューティクルとは「甘皮」のことで、爪の根元にある皮です。
キューティクルオイルは爪の甘皮の保湿を考えて、保湿成分や美容成分が配合されています。甘皮だけではなく爪周辺にも塗り、保湿しましょう。
保湿ケアの前に手や爪は清潔に!手袋で保湿効果アップ!
保湿クリームやキューティクルオイルを塗る前は、手や爪を清潔にしておきましょう。
就寝前に保湿クリームやオイルを爪へ塗り、薄手の手袋をはめて寝ると保湿効果が高くなると言われています。爪が乾燥しやすい方にはオススメですよ。
マッサージで血行促進!保湿ケアの後はマッサージする習慣を
爪の根元や周辺に保湿クリームを塗ったら、指でマッサージしましょう。爪をマッサージすると爪周辺の血行が良くなり、爪に必要な栄養素が行き渡りやすくなります。
爪の根元、甘皮周辺は爪の成長を促すツボがあると言われています。甘皮の周辺を指で10秒ほど押しましょう。保湿をしながら爪の血行が促進され、爪を強くする効果が期待できます。
「除光液を使ったら、必ずクリームを塗ってマッサージ!」と一連の流れを習慣にして、忘れずに爪のケアをしましょう。
力を入れての爪切りや深爪はNG!爪切りはお風呂上がりに
爪切りで爪を切る際、力を入れて切っていませんか?爪は何層にも重なってできており、強い力で爪を切ると層に段差が生じる可能性が高くなります。段差が生じたところから
- ひび割れ
- 二枚爪
の原因へと繋がり、爪が割れやすくなります。
切れ味の悪い爪切りを使っていると、強い力を入れて爪を切ってしまいます。割れにくい、強い爪にしたいのであれば、切れ味の良い爪切りへ替えてください。
お風呂上がりの爪は柔らかく、爪切りに向いています。乾燥していると爪が割れやすく、あまり向いていません。
爪を切る際は力を入れて一気に切るのではなく、端から少しずつカットしてください。爪の白い部分は1mmほど残すように切りましょう。くれぐれも深爪は避けてください。
いくら保湿クリームを塗ったりマッサージをしていても、深爪を続けては爪を強くするのは難しいです。少しだけ爪を切りたいなら、爪切りは使わずに爪ヤスリで整えるのもオススメです。
爪を切る際は「スクエアオフ」!爪の強度が高まる形
爪の形には丸みを帯びた卵型や、角ばった形など様々なものがあります。爪を強くするには、スクエアオフという切り方が適していると言われています。
爪の根元から先端までが同じ幅のスクエアと呼ばれる切り方は、先端の両側が角ばっています。両側の角を丸くしたのが、スクエアオフです。
- 爪が小さい
- 爪が弱い
このような方に向いており、爪を強くする方法としてもオススメです。
爪切りなどで爪を真っ直ぐに切ったら、爪ヤスリで角を削ります。
スクエアオフなら爪が直線な上、先端が丸いため何かに引っかかる心配も少なく、爪の形で1番強度があるとされています。
爪を強くしたいのであれば、スクエアオフで強度を高めましょう。
ゴム手袋をして食器洗いを!食器用洗剤は乾燥の原因に
爪が弱くなる原因の1つに、乾燥があります。食器用洗剤は皿や鍋などの汚れを落としてくれますが、肌の油分や水分も奪い取っています。爪の油分や水分が減ると乾燥し、爪が弱く割れやすくなります。
界面活性剤と呼ばれる成分が多く含まれている食器用洗剤は、洗浄力が高く、頑固な汚れも落とせます。しかし爪の油分を必要以上に落とし、乾燥が進みます。
- 界面活性剤の割合が低い洗剤を選ぶ
- ゴム手袋をして食器を洗う
このように食器を洗う際の爪への乾燥を防ぎ、少しでも負担を減らしましょう。
界面活性剤の割合は、食器用洗剤に成分表示に記載されています。割合が40%以上だと「台所用合成洗剤」と表示されます。飲食業などでどうしても界面活性剤の割合が高い洗剤を使わなければならない場合、ゴム手袋を使うのを勧めます。
足の爪を強くする上での注意点。爪水虫や靴選びに要注意!
指は足と比べると露出が低く、あまり気にしない方もいるかもしれません。しかし爪が弱いと歩くのに支障が出る可能性もあります。
ここからは、足の爪を強くする上で気を付けたいことに絞ってご紹介します。
足を清潔にして爪白癬を防ぐ!通気性を良くして湿気は避ける
足の爪を強くするために気を付けたいのは、爪水虫とも呼ばれる爪白癬(つめはくせん)です。
- 厚くなる
- 白濁する
- もろくなる
爪白癬になると爪にこれらの症状が現れ、爪の質が低下します。爪白癬を防いで爪を強くするには、清潔にしておくのが大切なポイントです。具体的には
- 同じ靴を毎日続けて履かない
- 足は毎日洗う
- 爪白癬の人が使ったバスタオルやスリッパ、バスマットを使わない
このように足を清潔にし、爪白癬になるのを避けましょう。
爪白癬の原因とされる白癬菌は、カビの1種です。湿気を好むため、足を乾燥させるのも大切です。足は靴や靴下で通気が悪く、湿気が溜まりやすいので要注意です。
- 通気性の良い靴を履く
- 足を洗ったら、水分をしっかり拭き取る
上記のように足の湿気を防ぎ、水分が残らないようにしてください。
足の保湿にはノンオイルでケアを!油分は白癬菌のエサに
足の爪は油分が白癬菌のエサになりやすく、保湿する場合は注意が必要です。
手の爪ならご紹介したように保湿クリームがオススメですが、足の爪にはノンオイルのローションやジェルが良いとされています。油分が含まれているクリームやオイルは、白癬菌のエサになる可能性が高いためです。
足の乾燥が気になる場合、保湿ケアは手と同じにせず、ノンオイルのものを塗るようにしましょう。
足の爪もスクエアオフ!丸く切るのは巻き爪になりやすい
爪を切る際、スクエアオフなら強度が高いとお伝えしました。足の爪もスクエアオフが適しています。
スクエアオフで両端を丸く切り、爪のヒビ割れや引っかかりを防ぎ、爪を強くしていきましょう。
自分の足のサイズに合う靴を!きつい靴は爪に負担がかかる
足の爪を強くするには、靴選びも大切です。
- つま先が細い
- きつい
- ヒールが高い
このような靴だと、足の爪に余計な負担がかかります。指先に体重がかかり、爪が変形してもろくなる場合もあります。
自分の足のサイズに合う靴を選び、爪へのダメージを減らしましょう。きつい靴下も履かないようにしてください。
女性はヒールやパンプスなど、足の爪へ負担がかかる靴が多いので注意が必要です。デザインやファッション重視ではなく、自分に合ったサイズのものを履いて爪への負担を軽減しましょう。
爪を強くする食べ物を摂取しよう!タンパク質は不可欠
爪を強くするためには、食事も大切です。爪の主成分である「ケラチン」はタンパク質です。タンパク質が不足すると爪に重要なケラチンができず、強い爪を保つのは難しくなります。
タンパク質は
- 肉
- 魚
- 卵
- 乳製品
- 豆腐、納豆などの大豆製品
などに含まれています。野菜や麺類ばかりの食生活だとタンパク質は不足しやすいので、注意してください。
タンパク質を多く取るメニューとして、
- 鶏ひき肉、卵を使ったそぼろ丼
- 肉や豆腐を入れた豆乳鍋
がオススメです。爪を強くするためには食事に肉か魚を取り入れ、タンパク質を取るようにしましょう。
ビタミンAは爪の乾燥を防ぐ!油と一緒だと吸収率が高まる
ビタミンAは爪の乾燥を防いでくれる栄養素です。不足すると乾燥が原因で爪が弱くなる可能性があります。
ビタミンAを含む食べ物には
- レバー
- ウナギ
- ニンジンやピーマン、カボチャなどの緑黄色野菜
などがあります。
ビタミンAは、油と一緒に摂ると吸収率が高まると言われています。
- レバーとほうれん草のソテー
- カボチャのサラダ
このように油で炒めたり、油を含むマヨネーズを加えるのがオススメです。
亜鉛を摂取して細胞を活性化!食品添加物は亜鉛の吸収を阻害
亜鉛には細胞を活性化させ、爪の新陳代謝も促してくれる働きがあります。
- 牡蠣
- ウナギ
- レバー
- 大豆製品
などに含まれています。亜鉛が不足すると爪が伸びにくく、弱くなる可能性も高まります。
- 牡蠣フライ
- レバニラ炒め
亜鉛を含むメニューには上記が挙げられます。特に牡蠣はオススメで、5個ほど食べると1日に必要な亜鉛を十分摂取できます。
亜鉛はダイエットやインスタント食品に頼るなど、偏った食生活でなければあまり不足することはありません。
食品添加物は亜鉛の吸収を妨げてしまいます。添加物の多い食品に頼っている人は「亜鉛を摂ろう」と意識するよりも、ファーストフードやコンビニ弁当を減らす方が重要です。
細胞を繋げるコラーゲンはビタミンCやケイ素と一緒に摂取を!
タンパク質の1種であるコラーゲンは、美肌成分としてよく知られています。コラーゲン入りの化粧水やジェルを使っている方もいらっしゃるでしょう。
コラーゲンは細胞と細胞を繋げるのに欠かせません。皮膚や血管だけではなく、爪にもコラーゲンがあります。
爪を強くするためには、コラーゲンの摂取も大切です。爪に問題がある方へコラーゲンを摂らせたところ、もろくなった爪が改善したという報告もあります。
コラーゲンは皮や骨などを形成しており、
- 手羽先や手羽元
- 豚足
- 牛すじ
- 鮭
などに含まれています。爪だけではなく美肌にもオススメの成分なので、女性なら食べておきたいですね。
コラーゲンの合成にはビタミンCが必要です。ビタミンCがないとコラーゲンは作られないので、2つを一緒に摂取するようにしましょう。
- 手羽先のトマト煮込み
- 鮭のマリネ
上記のレシピなら、コラーゲンもビタミンCも摂取できてオススメです。
ケイ素はコラーゲンを束ね、爪を強くする働きがあるとされています。ケイ素が不足すると爪がもろくなりやすいため、強い爪を作るには大事な成分です。ケイ素は
- 大麦や玄米などの雑穀類
- ノリ、ワカメ、昆布などの海藻類
- じゃがいも
に多く含まれています。コラーゲンと合わせて積極的に食べるようにしましょう。
強い爪に鉄分は不可欠!吸収率が高いヘム鉄で効率的に摂取
鉄分には、血液中に酸素を運ぶ役目があります。鉄分が慢性的に不足すると貧血になるのは知られていますが、爪にも悪影響を与えます。
- 割れやすくなる
- 弱くなる
- 白く濁る
- 反り返る
鉄分が不足すると、爪にこのような症状が現れることがあります。特に爪が反り返っている場合は鉄分不足だと言われているため、要注意です。
爪を強くするには鉄分の摂取が不可欠ですが、女性は月経で鉄分が不足しがちです。意識して鉄分を摂取するようにしましょう。
鉄分は体内の吸収率が高いヘム鉄、低い非ヘム鉄の2種類に分けられます。
- レバー
- マグロやカツオなどの赤みの魚
- ひじき
- 小松菜やほうれん草
- 大豆製品
などに多く含まれています。貧血気味だったり、爪に何か症状が現れたりしている人は吸収率の高いヘム鉄の方が効率的に鉄分を摂取できます。
- レバー炒め
- マグロのステーキ
- ひじきの煮物
このようにレバーや赤みの魚を食事のメインにしたり、副菜でひじきなどを取り入れたりしましょう。
鉄分は体内への吸収率が低いのも特徴です。
- コーヒー
- 緑茶
- 紅茶
これらに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害してしまいます。食事の1時間前後は避け、食事中は控えるようにしてください。
食べ物だけで鉄分を補うのが難しい場合は、サプリメントを活用するのも良いでしょう。
保湿ケアや栄養素の摂取を心がけ、強く健康な爪を目指そう!
爪を強くするには、乾燥を防ぐことが大切なポイントです。ネイルケアやクリームなどで保湿しましょう。爪を強くする成分が入ったベースコートやネイルハードナーもぜひ活用してください。
爪がもろくなっている方は、食器用洗剤や履く靴にも気を配りましょう。爪を切る際は、スクエアオフで爪の強度を高めるのがオススメです。
ケラチンの主成分であるタンパク質を始め、強い爪を保つためには食事も大事です。ビタミンAや亜鉛など、ご紹介した栄養素を意識して摂取しましょう。
アセトン入り除光液や白癬菌などの注意点にも気を付けつつ、爪を強くするケアや食事を心がけ、強く健康な爪を目指してくださいね!
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