apps(アプレシエ)配合化粧品とは?浸透力の高さが特徴
Date:2019.01.12
「apps(アプレシエ)」という言葉を聞いたことはありますか?
このapps(アプレシエ)という成分は非常に高い浸透力が特徴的で、水と油のどちらにもよく馴染むという性質のために、これまで届けることが難しかった肌内部の真皮層までビタミンCを届けることができます。
そして、より肌の深いところまでビタミンCを届けることができるということは、肌内部から肌のコンディションに働きかけることが可能となんです。
今回は「apps(アプレシエ)配合化粧品の機能や効果」などについて、ご紹介していきます。
この記事の目次
apps(アプレシエ)とはどんな成分?
apps(アプレシエ)とはビタミンC誘導体の1つで、「高浸透ビタミンC誘導体」や「VC100」のような名前でも呼ばれることがあります。
ビタミンCはとても不安定な成分で活性酸素により参加されやすい成分であるため、酸化からビタミンC を守ってくれる他の分子と結合させたビタミンC誘導体という安定した状態で化粧品に配合されています。
このようなビタミンC誘導体には水溶性と脂溶性の二つがありますが、appsはこのどちらにも分類されません。
さらにappsは従来のビタミンC誘導体ではイオン導入器などを使用しなくては浸透させることができなかった肌の真皮部分まで、塗布するだけでビタミンCを浸透させることが可能となっています。
apps(アプレシエ)の機能や効果・効能とは
次はappsがどのような効果・効能を持つ成分であるのかを見ていきましょう。
基本的には他のビタミンC誘導体と同じような機能がほとんどですが、appsでは浸透力の高さによってより効果を実感しやすくなっています。
活性酸素の除去
appsには細胞内に発生した活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は老化を引き起こす原因となる物質であり、紫外線を浴びることなどによって肌内部にも多く発生してしまいます。
このような活性酸素による肌の老化を防ぐためにもappsを配合した化粧品が効果を発揮します。
シワやたるみなどの緩和・改善
appsは通常のスキンケアでは浸透させることが難しい肌の真皮にまでビタミンCを浸透させることができるので、シミやシワ・たるみのような肌悩みにもより効果的に働きかけることができます。
さらにシミやシワのようなエイジングケア的な側面だけではなく、ニキビ跡の改善に役立ったり肌自体のハリや弾力がアップしたりと様々な肌トラブルやお悩みの解消に効果を発揮することが期待できるのです。
コラーゲン合成の促進
appsには肌のコラーゲン合成を促進する働きもあります。コラーゲンは体内に存在しているタンパク質の1つで、肌の張りや弾力などを保つためには欠かせない成分です。
appsは紫外線などのダメージによって発生した活性酸素を除去しながら、コラーゲンの合成も促進してくれるため効率的に肌の張りや弾力を保つことができるのです。
apps(アプレシエ)と他のビタミン誘導体との違い
一般的なビタミンC誘導体とappsでは、効果の部分でも触れたように「肌への浸透力」に大きな違いがあると説明してきました。
このような浸透力の高さはappsが水溶性・脂溶性のビタミン誘導体の長所を併せ持った成分であることに起因し、浸透力の高さは脂溶性ビタミンC誘導体に多く見られる特徴です。
水溶性ビタミンC誘導体の特徴としては、効果の即効性があります。appsもこの即効性を受け継いでおり、短時間で肌に浸透・吸収して様々な効果を発揮していきます。
一方で水溶性ビタミンC誘導体は皮脂を抑える働きがあるため、肌が乾燥してしまったり刺激を感じたりする場合もありますが、appsは保湿力の向上と皮脂分泌を抑えることの両方を叶えてくれるんです。
apps(アプレシエ)配合化粧品を選ぶ時のポイント
appsは化粧品の裏面やラベルの全成分表示では「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」という名称で記載されています。
ビタミンC誘導体が配合されているけれどappsかどうか分からない、というような時にはぜひ裏面の全成分表示を確認してみましょう。
またapps(アプレシエ)の化粧品への配合濃度は1~2%程度が推奨されています。これよりも少ない配合率の場合には、appsが配合されていたとしても十分な効果が得られない可能性があるので注意が必要です。
しかしappsの配合率は記載されていない商品の方が多いことも事実です。そのため、全成分表示で上の方に記載されているかや、他に配合されている成分の効果なども加味して自分に合ったアイテムを選んでみましょう。
apps(アプレシエ)配合化粧品のおすすめ3選
最後にappsが配合されているおすすめのスキンケアアイテムをいくつかご紹介します。
どのアイテムもappsの配合に加えて、それぞれ特色のある処方となっています。ぜひ自分に合ったアイテムを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
【プリモディーネ】シーバムコントロールVCローションⅡ
内容量 100mL 価格 5,400円 (税込み・編集部調べ)
appsが1%配合されている他、8%の水溶性ビタミンC誘導体や高保湿成分のリピジュアなどのこだわりの成分がたくさん詰まった、まるで美容液のような化粧水です。
無添加処方で作られているため、肌への刺激を気にする方や肌が敏感になりやすい方でも選びやすいアイテムです。
トライアルセットも用意されているので、安心して使い始めることができるという点も嬉しいポイントです。
【ドクターシーラボ】VC100エッセンスローションEX
内容量 150mL 価格 5,076円 (税込み・編集部調べ)
エイジングケアへのアプローチを謳っているドクターシーラボのVC化粧水は、appsの他に従来よりも分子量が小さくより浸透しやすいコラーゲンが配合されています。
肌にもっとうるおいを与えたい方や、ハリ・ツヤを意識したエイジングケアに力を入れていきたいといった方にピッタリの化粧水です。
このアイテムもアルコールフリー、香料や着色料などが無添加の肌に優しい処方であることも嬉しいですね。
【ドクターケイ】ケイカクテルVローション
内容量 150mL 価格 7,560円 (税込み・編集部調べ)
appsを含む12種類ものビタミンCが配合されたこのアイテムは、「肌のマルチビタミンサプリ」と紹介されているほど肌への栄養がたっぷりです。
ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分も十分に配合されているため、乾燥が気になるときにもしっかりと肌にうるおいを与えることができます。
価格は少し高めですが、化粧水としてだけではなくブースターやイオン導入用の美容液としても使用できるという、1本で3役をこなせる万能アイテムという価格相応の機能を兼ね備えたアイテムです。
apps(アプレシエ)配合化粧品をアンチエイジングに活用しよう
今回は「apps(アプレシエ)配合化粧品の機能や効果」などについてご紹介してきました。
apps(アプレシエ)は従来のビタミンC誘導体のいいとこどりをした、とても機能的な成分です。
肌に塗るだけでしっかりと真皮部分まで浸透して、肌のアンチエイジングなどに働きかけてくれるため、従来のビタミンC誘導体配合化粧品で満足できなかった方や、より手軽に肌内部まで働きかけられるケアがしたい、という方はぜひ手に取ってみてくださいね。
Sponsored Link