今注目の新美容成分「アロエステロール」に含まれる効果とは
Date:2017.02.17
「肌にハリを与えたい」「年齢を重ねてもずっと綺麗な肌でいたい」という時、今までの場合は外側からのケアがメインでした。
スキンケアで、肌にコラーゲンやヒアルロン酸といったものを与えていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここ最近、外側から与えるだけではなく内側から補ったり、自分でコラーゲンやヒアルロン酸を作るというところに注目が集まっています。それが「アロエステロール」です。
アロエは美容に良いと以前から言われていて、スキンケアにアロエの入ったものや、食べ物でもアロエヨーグルトなどが美容に良いと女性に人気です。
特に、最近注目をされているのが「アロエステロール」です。
このアロエステロール、どういうところが美容に良くてどういう働きをするのか、そしてどうしたら摂取できるのかがよく分からないという人も多いようです。
アロエステロールはアロエベラに含まれる植物ステロール
最近、テレビCMなどでもよく目にする「アロエステロール」ですが、いったい何なのでしょうか?
アロエステロールとは、アロエベラに含まれている5つの植物ステロールの総称を言います。
また、アロエステロールはアロエベラから食品にする段階でなくなってしまうことが多いため、アロエベラの入っている食品すべてにアロエベラが入っているというわけではありません。
アロエステロールには、様々な効果があるため美容業界や美容マニアの間では、その効果に期待の声が上がっています。
アロエステロールは美容に良い3つの理由
「アロエステロールが美容にいいなら、スキンケアに入れてしまえばいいのに」と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、アロエステロールは口から摂取しないとその効果を発揮しません。
摂取したアロエステロールは、腸で吸収された後に肝臓に蓄積されます。その蓄積されたアロエステロールは血液に乗って、体中の組織に運ばれていきます。
そのため、肌に塗ったからといって効果が出るというものではないのです。
そんなアロエステロール、どうして美肌に繋がると言われているのでしょうか。
その1.繊維芽細胞に働きかけてヒアルロン酸やコラーゲンを産生する
実は、人間は体内でヒアルロン酸やコラーゲンを作ることができます。それを作る為に必要なのが「繊維芽細胞」というものです。
この繊維芽細胞、ずっと元気というわけではありません。年齢を重ねると細胞年齢も上がるので繊維芽細胞は衰えてしまい、若い頃のように働かなくなります。
アロエステロールは、その機能が低下した繊維芽細胞に「ヒアルロン酸やコラーゲンを作りなさい」と働きかけてくれます。
繊維芽細胞にアロエステロールを添加した実験では、添加後にはコラーゲン産生量が約2倍、ヒアルロン酸産生量が約1.5倍にまで増加するという結果が出ています。
その2.肌の内側からケアされるので美肌に繋がる
スキンケアなどで外側からケアをした場合、化粧水などに含まれる美容成分は表皮までしか届かないと言われています。
表皮が潤うと、その時はしっかりと潤っている状態になりますが、肌の奥にある真皮は潤っている状態とは言えません。
この真皮にコラーゲンやヒアルロン酸が増えると、肌にパンとしたハリが出て肌ツヤもよくなり美肌へと繋がります。
アロエステロールは真皮にある「繊維芽細胞」に働きかけるので、外側からのケアばかりではなく内側からのケアも大事になってくるのです。
その3.肌の水分量が増えるためバリア機能がアップする
肌の水分量が落ちるとバリア機能も低下するため、乾燥肌や肌荒れといった肌トラブルを起こします。
肌のバリア機能が低下すると、ちょっとした刺激でも肌荒れを起こしたり、紫外線で肌を傷つけてしまうこともあります。
アロエステロールを摂取すると、コラーゲンやヒアルロン酸量が増えるため、肌の水分量も増加します。
そのため、潤いのある肌になりバリア機能もアップします。バリア機能がアップすれば、肌荒れや乾燥肌の予防にも繋がります。
美容だけではない!アロエステロールは健康にも効果的
アロエステロールは美容効果が高いですが、それ以外に健康にも嬉しい効果を発揮してくれます。
特に、女性が気になるダイエットに繋がるような効果が大きく期待できるので、注目したいところです。
その1.体脂肪・血中脂質を減少させる
ダイエットをした時、体重は落ちたけれど体脂肪がなかなか落ちないということありませんか?
体重が落ちても体脂肪が減っていなければ、筋肉量が落ちているということになるので、体にはよくありません。
体脂肪を落とすには運動が1番効果的ですが、アロエステロールには体脂肪を減らす効果もあります。
アロエステロールの脂肪蓄積予防効果を調べるため、肥満モデルにアロエステロールを3か月間摂取させ、CTで内臓脂肪・皮下脂肪の量を調べました。
すると、何もしない人に比べて内臓脂肪・皮下脂肪両方とも脂肪が減っていたという結果が出ました。
また、8週間アロエステロールを摂取する実験を行ったところ、体脂肪率が減少したという結果も出たそうです。
その他、肥満モデルにアロエステロールを毎日摂取させ、1か月後に血液検査をしたところ、次のようなものが減少していました。
- 中性脂肪
- 総コレステロール
- 遊離脂肪酸
- 血中脂質
毎日アロエステロールを摂取することで、脂質の代謝を促してくれるので生活習慣病の予防にも繋がります。
その2.血糖値の上昇を抑制するため糖尿病の予防に繋がる
ご飯を食べると、血糖値が上昇します。この血糖値の急な上昇が脂肪を溜め込む原因となるため、太りやすい体になってしまいます。
そのため、最近では血糖値を上げないために炭水化物を抜くという人も増えています。
アロエステロールを食事前に摂取すると、炭水化物を食べても急激に血糖値が上がらないため、血糖値の上昇を抑えることができます。
また、血糖値が急激に上がるのを抑えるため糖尿病の予防にも繋がります。
アロエステロールを摂ることによって改善されること
アロエステロールを摂ることで、肌状態が改善されると言われています。では、どういう症状が改善されるのでしょうか。
その1.紫外線などによる肌の光老化予防
肌老化の原因の1つに、紫外線によるコラーゲンやヒアルロン酸の破壊があります。
紫外線を浴びすぎると、肌のコラーゲンやヒアルロン酸が破壊されるため皮膚水分量が減り、カサカサの老化した肌になってしまいます。
アロエステロールには、コラーゲンやヒアルロン酸を産生する力があります。
そのため、紫外線を浴びても肌のコラーゲン・ヒアルロン酸が減らず皮膚水分量も保つことができるので、肌の光老化を予防することができます。
その2.乾燥予防、保湿効果
肌に欠かすことのできないコラーゲンやヒアルロン酸は、加齢や紫外線によって壊れてしまいます。すると肌の潤いも悪くなり、乾燥しやすい肌になってしまいます。
アロエステロールは、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促してくれるので、皮膚水分量を保つことができます。
皮膚水分量が高いと、保湿力の高い潤いのある肌になり乾燥を予防することができます。
その3.シワの予防・改善
シワはコラーゲンはヒアルロン酸といった肌のハリ成分と、肌の水分量が高いと予防できると言われています。
しかし、毎日の生活で紫外線を浴びることで肌の水分量やハリ成分は減ってしまいます。
また、今あるシワもアロエステロールを摂取することで、改善が期待できるとも言われています。
その4.くすみ、肌のごわつき予防
紫外線を浴びるとヒアルロン酸やコラーゲンを壊すだけではなく、「表皮肥厚」といって肌の表面が固くなってしまいます。
これは、紫外線を浴びることで肌のターンオーバーが正常に行われなくなり、余分な角質などが溜まって起こる現象です。
余分な角質が溜まると肌全体のトーンが悪くなり、それがくすみに繋がります。
アロエステロールは紫外線にも強いので、紫外線による肌のごわつきやくすみも予防してくれます。
また、表皮肥厚を抑制してくれるため、肌の表面が固くなるのも予防してくれます。
その5.たるみの改善・予防
肌のハリは、繊維芽細胞とコラーゲンが結びつくことで生まれます。このどちらか1つが欠けると、肌のハリは失われたるみに繋がります。
コラーゲンは年齢と共に減少し、紫外線を浴びることでも減ってしまいます。繊維芽細胞が働いていてもコラーゲンが少ないため、年齢とともにたるみが出てきます。
アロエステロールには、ヒアルロン酸やコラーゲンを産生する働きがあります。また、繊維芽細胞とコラーゲンの結びつきを強くする働きもあります。
その他、光老化も予防するため、たるみの改善・予防が期待できます。
アロエステロールは特定された食品でしか摂取できない
肌にいいことだらけのアロエステロール、こんなにいいのであれば毎日摂取したいですよね。
実は、アロエステロールはアロエの中にごく少量しか入っていません。7.5トンものアロエベラの葉に含まれるアロエステロールはわずか1gです。
また、食品の製造過程でアロエステロールが損なわれてしまうことも多く、アロエベラを使用した商品全てに含まれる成分ではないのです。
そのため、森永乳業から発売されている「アロエステ」というヨーグルトやヨーグルトドリンクを飲むのが、確実にアロエステロールの効果を得られる方法です。
http://aloesthe.jp/
以前はあまり見かけませんでしたが、今ではコンビニやスーパーでも販売されています。
内側から肌ケアをしたいという人は、いつものケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。
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