アトピー肌のメイクのコツ。肌への負担を減らしてメイクしたい!
Date:2018.08.20
かゆみや赤みを伴い、辛いアトピー肌。できれば化粧品やクレンジングは使いたくないけれど、外出時や仕事など、メイク必須の場合ももちろんありますよね。
また、症状が比較的軽く、普段からメイクしたい!という場合。もちろん、メイクをすることで気分も良くなったり、外出が楽しみになったりもしますが、「基礎化粧品はどれでも使って大丈夫かな?」「ポイントメイクはしても大丈夫?」
などなど、アイテムひとつとっても、アトピーの症状が悪化してしまわないか心配になりますよね。
今回は、アトピー肌や敏感肌に悩んでいる、または季節の変わり目でちょっとお肌のコンディションが…、という女性へ、できるだけ刺激を与えずにできるメイクの方法やアイテムを紹介します。
アトピー肌さんのメイクのコツ
アトピー肌さんのお肌は、個人差はありますが少しの刺激でかゆみや赤みが出やすかったり、水分量が足りずにカサつきがちです。
まずは必ず、自分の肌に合うものか、テスターを使用したりパッチテストをしたりしてから使用するようにしましょう。
ベースメイクは保湿&低刺激がカギ
アトピー肌さんがメイクをするにあたり、重要なのがお肌の下地づくり。必ず化粧水や乳液でたっぷりと保湿をしてから、ベースメイクをするようにしましょう。
保湿のあとには、敏感肌用・低刺激タイプの下地でベースを作ることが大切です。
UV効果のある下地を使えば紫外線対策にもなりますが、SPF値の高いものはお肌への負担が大きいので、
- SPF10から20
- PA+ から PA++
程度のものを選ぶようにしましょう。
また、1本で下地からファンデまで兼ねる、オールインワンのBBクリームなどもありますが多機能ゆえに含まれる成分も多くなりがちです。
選ぶ際は、敏感肌用や無添加・低刺激などの表示をチェックし、肌に合うかどうか試しましょう。
アトピー肌さんが下地に使う場合は、塗って隠すことでカバーするBBクリームよりも、色を補正したり、光の反射などで肌をきれいに見せるCCクリームのほうが
お肌への刺激が少なく、お肌をきれいに見せることができるのでおすすめです。「塗っている感」を出さずナチュラルに仕上がるのもメリットのひとつですね。
ファンデーションはリキッドよりもパウダリーを
アトピー肌さんがファンデーションを使用する場合、リキッド状のものよりも、パウダリーファンデを選んだほうがメリットが多いです。
塗ると肌に密着して、マットに仕上がるのがリキッドファンデーションの長所ですが、毛穴をふさいでしまい、肌トラブルのモトとなりがちです。それに比べてパウダリー状のファンデーションは
- 肌への密着度は弱い
- 落ちやすい
- 薄づきで軽い仕上がり
に仕上がります。崩れにくさや赤み等のカバー具合はリキッドに劣りますが、お肌への負担はぐっと減ります。
厚塗り不要!ポイントメイクで顔映え!
目の周りやまぶた、唇や口の周りにあまり症状がない場合は、ポイントメイクも効果的です。
- アイライン・ブロウは固いペンシルタイプを避ける
- フィルムタイプのお湯でオフできるアイライナーを使う
- マスカラもお湯でオフできるものをチョイス
上記であれば、しっかりアイメイクを楽しみつつも、専用のリムーバーが不要ですのでオススメです。まぶたまわりに少しカサつきがある場合は、パウダーではなくクリームのアイカラーを使用したほうが優しいテクスチャーで使用感も良く、ツヤが出ます。
唇は必ず保湿効果のあるリップクリームで下地を作り、その上から口紅やグロスをポンポンと重ねるようにしましょう。
症状が酷くない場合は唇のラインをペンシルで書くとハッキリ見えますが、口周りの皮膚が乾燥している際は唇の中央に色とツヤを乗せるだけでもOK。
クレンジングはこすらず、優しい処方のものを
アトピー肌さんがメイクをする場合に、メイク以上に気を付けて欲しいもの、それがクレンジング。
落としやすいメイクアイテムを選ぶことも大切ですが、クレンジング選びもとても大切。「メイクを落としきらなきゃ」と、
- 洗浄力の強いオイルクレンジングや拭き取りクレンジングを使う
- 熱いお湯ですすぎをする
- パーツをゴシゴシと指でこすり洗いをする
上記は、お肌に必要な水分や油分も奪ってしまったり、乾燥や肌荒れの原因となりますので避けましょう。
- 肌に刺激のないクリームやミルククレンジングを使う
- すすぎはぬるま湯でしっかりと
- 必要以上にこすり洗いをしない
上記で、お肌への負担はかなり軽減されます。
メイク前に必ず注意して欲しい、肌のコンディション
これまで、アトピー肌さんのメイク方法について説明をしてきましたが、かゆみや赤み、じゅくじゅくするなどのアトピーの症状がある場合、まずメイクをしてもいいかどうか医師へ確認をし、そのうえで行いましょう。
症状が軽く、メイクをしたほうが気分も明るくなる場合は是非お肌と相談しつつ、メイクを楽しんでくださいね。
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