カラコンの選び方のコツ、自分の目の形、大きさ、色に合うのはどれ?
Date:2018.05.10
カラコン(カラーコンタクトレンズ)を選ぶ時は、自分が好きな色やキレイだと思う色だけを基準に選んではいけません。
目の大きさも形も一人一人違いますから、好きな色だけで選んでしまうと、はめた時に何となくあわない、イメージと違ったということになってしまいます。
その点は、好きなファッションと似合うファッションが違うということとも共通していると思います。
自分にあっているカラコンを選ぶために気をつけて欲しいポイントをまとめました。これで後悔しないカラコン選びが出来ますよ!
この記事の目次
どんな色がキレイに見える?カラコンの色、デザインの選び方
カラコンて、本当にたくさんの色があって初めて使う時はどれを選んだら良いのか全くわかりませんよね。
何を基準に選べばいいのか、カラコンの基本的なことについてお話しします。
日本人の瞳に馴染みやすい色を選ぶ
いかにも「カラコンを入れています」というような不自然な色にせず、かつ、瞳のツヤ感と透明感を出すためには、なるべく自分の瞳の色に近い色を入れるのが基本です。
日本人なら
- ブラック
- ブラウン
- ヘーゼルナッツ
などの色味がおすすめです。
同じブラウンといっても明るいものからダークなものまであるので、自分の髪色、瞳の明るさなどをよく見て選ぶといいでしょう。
シンプルなデザインの方が馴染みやすい
最近ではグラデーションタイプなどたくさんの色味が入っているものなども出ていますね。
ただ、出来るだけシンプルなデザインの方がカラコンを入れている、ということがばれにくいです。
縁のデザインも考えてカラコンを選ぶ
同じ色味でも、縁があるかないかで印象がかなり変わってきます。
瞳を自然に大きく見せたいなら縁がないものか、細いものの方がいいでしょう。
逆に今日は思いっきり盛りたい、目を大きく見せたいという時は縁ありを選ぶと目がくっきり見えますよ。
レンズの直径(DIA)も大事
レンズには大きさがあります。
レンズ直径はDIA(ダイア)○○mmと表示されているので、自分の瞳(色がついている部分)の大きさに合わせて選びます。
- 14mm:だいたい瞳と同じくらいの大きさ
- 14.2~14.3mm:ひと回り大きいくらい
- 14.5mm:しっかり盛りたいとき
ただこれはあくまでも目安で、その人の目の大きさによって適したレンズのサイズは変わってきます。
あまりに大きいと目を覆ってしまうために目が酸欠状態になります。
着色してある直径の大きさ
レンズの直径とは別に、着色直径という表示もあります。実際に色がついている部分です。
これは黒目の大きさを考えて選びますが、大きければいいというものではありません。
日本人の黒目の大きさは12mm前後が平均なので、だいたいこのくらいの大きさを目安にしてください。
- 12mm台:カラコンとばれないくらいの大きさ
- 13~13.3mm台:自分の瞳よりひと回り大きく見える程度
- 13.4~13.5mm台:やや大きく見える
- 13.5~13.8mm台:からなり大きく見える
- 13.9mm以上:しっかり盛りたい人。ただし元の目が小さいと不自然になる可能性
人の目には美しく見える黄金比率というものがあり、
- 白目:黒目:白目=1:2:1
といわれています。
それも考慮した上で自分の目にあったサイズを選びましょう。
SNSなども参考にしてみる
最近ではSNSにカラコンをはめた写真をアップしてくれている人も増えています。
同じ色味でもデザインやサイズが違うと印象が違ってくるので、どこのメーカーのどの色なのかということをチェックすると、実際の装着感やつけた時の色の変化がイメージしやすいと思います。
私の目の特徴は?目の形に合わせたカラコン選び
カラコンというと色ばかりに目が位置がちですが、好みの色だけで選んではいけません。
まずは自分の目の特徴を知ってそれにあわせたカラコンを選ぶことが大切なのです。
一重まぶたの人
一重の人は、
- 目が小さい
- 目が細い
という印象を変えたいと思っている人が多いと思います。
目を大きく見せるために、普通のカラコン(瞳の色を変えるもの)ではなくて「サークルレンズ」がおすすめです。
色味もブラウンやブラックなどのナチュラルなものが多いので、自然に目を大きく見せてくれますよ。
目の大きさによって適したレンズの大きさが変わってきますが、
- 目が小さめの人は14mmくらい
- 目が大きめの人は14.5mmくらい
がおすすめです。
目を大きく見せたいからとあまり大きなレンズをつけてしまうと、白目が少なくなってしまい不自然です。
自分の瞳よりもひと回り大きなくらいがちょうどいいでしょう。
奥二重の人
奥二重の人はスッキリしたクールな目元が印象的。
でも、目を開けている時は一重に見えるタイプの奥二重だと、もうすこし瞳を大きく見せたい!と思うかもしれません。
そんな時には
- 黒目が大きく見える縁ありのカラコン
- 14.5mm以上のカラコン
などがおすすめです。
黒目を大きめにしても、ブラックではなく濃いめのブラウンにすると可愛らしい印象になりますし、グレー系の色味にするとクールな印象になりますね。
二重の幅が狭い場合
二重ではあるものの幅が狭いという場合、奥二重のように二重のラインが見えづらいという特徴があります。
目を大きく見せるためにはやや明るい色味のカラコンがおすすめです。
- ライトブラウン
- イエロー
- ライトグレイ
など、明るい色を使うと膨張色になって目が大きく見えるからです。グラデーションタイプのカラーもいいですね。
つり目がちな人
つり目の人は目の印象を柔らかくするような色味がおすすめです。
ブラック、ブラウンなどの濃いめの色よりは、
- グレー系
- アッシュ系
- グリーン系
- オリーブブラウン
などがおすすめです。
自分の瞳の色をワントーン明るくするものをつけることで、優しい印象の目元になります。
縁ありのものだと余計に印象がきつくなってしまうので、縁はぼかしたタイプのものがいいですよ。
たれ目ぎみの人
たれ目の人はつり目とは逆に、大人っぽいクールな印象を与えたいのではないでしょうか。
- ブルー系
- グレー系
などを使うとクールな目元を演出できるでしょう。
元々の目元に甘さがあるので、
- ブラウン系
- ピンク系
の色味もとても似合います。
寄り目ぎみの人
やや寄り目ぎみな人は目が小さく見えたり、顔が大きく見えてしまうことが悩みですよね。
寄り目の人は、
- 縁なしのカラコン
- 細い縁のカラコン
がおすすめです。
あまり瞳をくっきりさせすぎると不自然になるので、縁は目立たせず、ブラウン系のナチュラルな色味が似合います。
また、カラコンを入れた時は、アイメイクはナチュラルにまとめるのがコツ。カラコンを入れながら目元もバッチリメイクしてしまうと、寄り目が目立ってしまいます。
目が離れがちな人
目が離れ気味の人は
- 縁が細いカラコン
- 縁なしのカラコン
で、あまり黒目を際立たせないようにするのがポイント。
瞳を強調させすぎると、余計に目が小さく見えてしまうからです。
縁なしか、縁が細いもので素の瞳と自然に馴染む色味のデザインのものを選ぶと、瞳が立体的に見えます。
切れ長の目の人
切れ長の目の人はつり目の人と同じように、柔らかい印象になる色味を選びましょう。
- グレー系
- アッシュ系
- グリーン系
など寒色系の淡い色味で、縁なしのものがおすすめです。
目が小さい人
目が小さい人は、瞳を大きく見せるために縁ありのカラコンを選ぶといいですね。
ただし、縁ありの時は
- ブラウン系
- グレー系
などナチュラルな感じの色味にしましょう。
ブラックで縁ありだと瞳が強調されすぎてしまうことがあります。
BC(ベースカーブ)も大事
BC(ベースカーブ)という言葉をご存知ですか。
カラコン選びには、色や大きさだけでなく、自分の眼球の丸みを考える必要があります。その丸み(眼球のカーブ)がベースカーブです。
わずかな角度の違いですが、この丸みがぴったりと合っていないと装着した時に違和感があります。
またずれやすくなるなど目のトラブルにもつながりかねないので、眼科で計ってもらい、自分に適したBCのものを選ぶことが大切です。
その他カラコンを選ぶ際に注意したいこと
カラコンはアイメイクと同じような感覚で、簡単に目の印象を変えられる便利なアイテムですが、選ぶ時にはデザインや色以外に、少し注意して欲しいこともあります。
装着期間の違いで選ぶ
カラコンにも使用期間によってワンデータイプやマンスリータイプなどがありますが、自分の使い方にあわせて選ぶようにしてください。
ごくたまにしかつけないのならワンデータイプでもいいでしょうし、夏休みのような長期休暇の間に使おう!と思ったら1週間タイプを買う、というのもいいですね。
いずれにしても装着期間は目のためにも絶対に守って欲しいところなので、ワンデータイプを節約のために数日使う、というような誤った使い方はしないようにしてください。
含水率の違い
カラコンには「含水率○%」という表示があり、これはレンズがどのくらい水分を含むことが出来るかという表示です。
一般的には50%以上が高い、50%だと低いと判断します。
ではどちらがいいのかというと、それぞれにメリットとデメリットがあります。
- 50%以上
- 酸素透過性に優れていてつけ心地が良い。ただ、レンズに含まれいてる水分の蒸発量も多く、涙が多く吸収されてしまうため目が乾きやすい。
- 50%以下
- レンズが瞳から水分を吸収しにくいため、目が乾きにくい。ただし酸素透過率は高含水レンズに比べると低いため、目が酸素不足になる可能性もある。
どちらがいいのか迷った時は、自分の目の乾き具合などを見てもらい、眼科で相談するのが一番でしょう。
カラコンを購入する前は、必ず眼科を受診しましょう
度が入っていないカラコンを選ぶ時にも、必ず眼科を受診してください。
カラコンを選ぶために自分の目のベースカーブを知ることが必要ですし、そもそもコンタクトを装着しても問題ないかどうか、目の健康についても診察してもらうためです。
初めてコンタクトを装着する人は、付け方や外し方も教えてもらえますから、必ず購入前に眼科を受診するようにしましょう。
おしゃれのためとはいえ、カラコンは目に直接入れるものです。トラブルが起きないように、安全性をまず第一に考えてください。
カラコン選びはサイズ選びから。まずは自分の目を知ろう!
目の形、瞳の大きさは皆それぞれ違います。全く同じ人はいないので、好きなデザインや色が自分の目に合うとは限りません。
合わないものを選んで後悔しないように、ベースカーブや瞳の直径などをしっかりチェックしてくださいね!
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